「亜人」コミック4巻のあらすじ・ネタバレ・感想〜亜人が集まり佐藤の報復計画が開始される | VODの殿堂

電子書籍

「亜人」コミック4巻のあらすじ・ネタバレ・感想〜亜人が集まり佐藤の報復計画が開始される

   
 

タイトル:「亜人」第4巻
作者:桜井画門
登場人物:永井 圭 ・海斗 ・戸崎 優 ・下村 泉・田中 攻次 ・佐藤・オグライクヤ・中野 攻・曽我部
観覧した電子書籍:マンガボックス

何とか研究所と佐藤から逃げだことができた永井の行方は?気になるところです。
さらに、佐藤が計画を立てる人間に対する報復が進んでいくようです。

さらに新しい亜人たちも登場するのも目が離せないですし、これから先この亜人たちがどのようにこの物語に関わっていくのか、と言うのも見逃せないポイントですからね。
そして佐藤から逃げ延びた永井は一体どこに逃げ何をしているのでしょうか。

スポンサーリンク

【あらすじ】

FILE:15  ファイター

佐藤の呼びかけに数名の亜人があつまる。
そこに、佐藤のIBMが集まった7名を佐藤が待つ場所へ案内する。
集まった中の一人が、仲間になったわけではなくあなたが亜人の権利をどう訴えるのか説明を聞きたいと佐藤に問いかける。
佐藤は「プランなんて物はなく出来ることを精一杯するだけ、大量虐殺する」と返答。
反対派は帰って貰っていいと言う佐藤に、消防士の秋山はふざけたことはさせない必ずやめさせるという。

佐藤は初めから反対をした者たちは捕らえるつもりだった様子。
秋山はもう一人の反対者中野攻とともにその場から逃走を試みるも、佐藤達に捕まってしまう。
自身のIBMで中野だけは庇い、佐藤が行おうとしていることを止めさせるよう託し逃走させるのだった。

傷つき動けない秋山だったが、「国内2番目に亜人と認定された田中に佐藤のやり方で亜人の権利を認めさせるのは間違っている、政府が亜人の特別な力を知っていて伏せているのはパニックを避けたい為だ」と、さらに「もしそれが分かってしまうと全国民同意の亜人狩りが始まってしまいそんな事になれば俺達は本当におしまいだ」と訴える。
秋山の言葉を聞く田中の表情はこわばるのだった。

FILE:16  逃亡者

戸崎と厚生労働省で部下である曽我部が、佐藤が亜人に集合をかけた場所のテレビ映像を確認している。
その時に、横切るIBMが見えていると推測される動きをする男(中野攻)に目をつける。

中野は電車に乗り自宅マンションに向かう。
自宅マンションで顔見知りの主婦が、中野が血だらけになっているのを心配し救急車を呼ぼうかというが中野は大丈夫と断る。
部屋に入ると、戸崎が準備した男たちが待ち構えている。
銃を向けられるも咄嗟に回避し、飛び降りようとする中野の足を一人の男がつかむ。
離さないと死ぬぞと言う中野の言葉に、何かを感じ手を放す。
中野は電線に向かって落ち、電線を切り落とし追っ手がひるんでいる間に逃走。
その光景を車内から眺めていた戸崎は車で中野をはね、麻酔銃を構えた。
突如、中野の背後に救急車が現れる。
中野は断っていたのだが、心配した主婦が呼んでいたため救急車に乗せられ中野は難をのがれる。

病院に運ばれた中野は、一度は死亡するもすぐに復活。
身体が復活する際に黒い物質がじゅわじゅわと上方へあがっていくのをしる。

そして、それと同じものを逃げる際に電車の窓から見たことを思い出し、その方向にも自分と同じ亜人がいると確信する。
慌てて病院から逃げだし、黒い物質が見えた方向へと向かうのだった。
そして辿り着いた山の中で永井と永井のIBMに会う。
中野の姿をみたIBMが突然中野に襲い掛かる。
永井はやめるよう指示、思い通りに言うことを聞かないIBMにあきれる。
困ったことになったと中野に目をやると、中野の身体から黒い物質が出ていることに気づき彼も同じ亜人であること察する。
中野は名前を名乗り、研究員を突き落としたとニュースではながしているがあれは助けていたと言い出す。
佐藤達から逃げて来たこと、そして佐藤を止めるのを手伝って欲しいと永井に頼むのだった。

永井は分かったとあっさり引き受けるも、内心は邪魔な奴が来たと考えていた。

FILE:17  ダブルチーム

山の奥に入り、おにぎりを食べる二人。
永井は、この場所は静かでようやく手に入れた自分にとってのセーフゾーンだと言う。
田舎に来ると誰も自分の顔を知らないと。
そして、佐藤と本当に闘うのか?と中野にきく。
やるしかない…と言いかけた中野は体に異変を感じる。
冷たい表情で「僕の居場所を知ったお前を野放しにできない」と、食べ物に毒を仕込み中野を動けない状態にする永井。
不死身である亜人を無力化する永井の策である。

咄嗟に、中野は駆け出し崖から飛び降り状態をリセットするのだった。
しかし永井もそこで諦めない。
中野が話を聞いてほしいという言葉に耳を傾けず攻撃にはいる。
ひたすら、殺さずに無力化して動きを止める事だけを考える永井だった。
結果、中野は意識を失い気づくと投棄されたトラックの荷台に閉じ込められた。

本当に佐藤をそのままにしておくのかと言う中野に、世界では戦争や貧困で理不尽な死に方をしている人が沢山いるのに何故、日本にいて助けようとしないのか?日本のどこかで他人がどうなろうと知ったことではないと冷たく言う永井に、中野はあの時何故研究員を助けたのかと逆に問い返す。
その質問に永井は「利用価値の有無、あの研究員は亜人の理解者である上に政府側に属しているという事でポイントが高い為、数回死んで助ける価値がある」と冷たく無表情に答え中野は怒りをあらわにする。

佐藤率いる亜人グループは、新たな作戦に出る。
インターネットを利用し、新たな攻撃を開始すると動画を発信する。
参戦を迷っている亜人のためにも圧倒的戦闘力を見せつけるという。

FILE:18 フリンジ

戸崎ら以外には死んだと思われているオグラはIBMについて話すよう暴力を受けている。
オグラはその相手にタバコが吸いたいと言うも無視される。

佐藤のネット配信により政府は会見をひらくが、亜人に対する人体実験はないと言い張る。
標的にされているグランド製薬会社は亜人の人体実験に関与しているのではないかと言う質問にも否定する。
その様子を見ていた戸崎達亜人対策班の会議に大臣から要請を受けたと言う戸崎の後輩である曽我部がやってくる。

曽我部は戸崎を監視し、その行動を上に報告するため呼ばれており、問題があった場合は曽我部が責任者になるという。
佐藤が何か行動を起こすとされるまでの時間は48時間、それまでに結果を出さないと戸崎は地獄行きだと言われてしまう。
戸崎は監禁しているオクラから有益な情報を得るために、オグラの手にナイフを突き刺す。
オグラはそんな事で情報を話すことは無い、話をする条件はたったひとつだと言う。
その条件とは、タバコを持ってこいと言うとても簡単な要望だった。

タバコを吸ったオグラはIBMの性質につて話し始める。
IBMは10分程度で消滅、1日に出せるのは1~2体、そして雨の日にはIBMは動かしにくくなると説明。
その内容を戸崎は対策委員会で述べるのだが、研究員からは科学的根拠に欠けると反論をうける。
しかし曽我部は戸崎の意見に従うべきだと言うのだった。
その様子を曽我部は大臣に報告、亜人について多くの情報を知る戸崎の発言にオグライクヤが生きている事を大臣と共に確信。
アメリカ側であるオグラに手を出している戸崎を上手く使えばいいと、戸崎の勝手な行動で行った事にし、最終的にはすべての責任を取らすと話しをするのだった。
その二人の話を戸崎の部下、下村が自身のIBMを使い聞いているとも知らず。

FILE:19  派手に行こうぜ!

佐藤と仲間4人は計画を実行に移す。
グランド製薬では社員を帰宅させるべきと言う意見に社長はIBMの存在も疑い、もしいたとして何が出来るのかと拒否。
会社ビルの外では多くの警察が配備されている。
その頃、佐藤は計画を実行するべく飛行機にのり離陸が始まると席を立ちコクピットに向かい機長らを殺害。
自らが飛行機を操縦し旅客機をグランド製薬ビルに墜落させる。

その光景を仲間が離れたビルの屋上から撮影。
墜落し炎が上がる中、スリル満点と笑顔で出てくる佐藤の姿がそこにはあった。
その光景を、遠くから仲間のひとりである田中は複雑な表情で見つめるのだった。

まとめと感想

4巻では永井自身の登場はやや少なめでした。
田舎の山奥の山中さんと言うおばあさんの家に居候させてもらっているのですが、どのような経緯でそこに住むようになったのかは今の所不明です。
永井のIBMと何か訓練を行っているのか分かりませんが、もう一つの存在がある事を受け入れているように感じましたね。
今回から登場する新しい亜人の中野は一見幼馴染の海斗に似ていると感じたのは私だけではないと思います。
永井はまだ中野を邪魔な存在とし、監禁状態においていますがこの先中野は永井にとって大きな存在になっていくのだろうと予感します。
静かな生活を送っている永井にとって自分の存在を知る人間と言うのは、有益ではないと分類してしまうのでしょうね。
このような永井の心がいつか変化していく事を切に望んでしまいます。
亜人管理委員の戸崎も風向きがよろしくない方向に進んでいるようです。
何が何でも亜人に関する情報を手に入れたいという思いが暴走しすぎない事を願います。
そして何より悪人の佐藤は、恐るべき行動を起こしました。
佐藤の1番目の仲間であり、政府の人体実験から助けてもらった田中は佐藤の行動を複雑な表情で見ているのが気になります。
助けてもらった恩もあるでしょうし、非人道的人体実験を受け助けて貰った直後は人間に対する復讐を望んでいたと思います。
しかし、今はどうなの?と感じます。
私がそうあって欲しいと思っているからなのか、その辺も5巻以降の楽しみとして見ていきたいと思います。

 

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

この記事も読まれています

PAGE TOP