「鳥籠ノ番」コミック3巻のあらすじ・ネタバレ・感想〜黒辺の考える癖の理由、鳥籠城からの脱出は可能なのか?〜 | VODの殿堂

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「鳥籠ノ番」コミック3巻のあらすじ・ネタバレ・感想〜黒辺の考える癖の理由、鳥籠城からの脱出は可能なのか?〜

   
 

タイトル:「鳥籠ノ番」第3巻
作者:陽東 太郎
登場人物:黒辺 銀、金森 楓、白鷺 雲、鵜川 悠介、鳩谷 蒼、鷹原 ゆま、白鷺 雪、郭 公晴、雀野 小雀
観覧した電子書籍:マンガボックス

女子高生の白鷺雲を探す為、集まった黒辺たち同級生6人。
目的地は、閉園になった遊園地にある鳥籠城。

そこに、一歩足を踏み入れると、引き返すことができないゲームが始まるのです。
引き返すのは、ルール違反。
生死をかけた、ゲームが始まります。
途中、白鷺雲の姉、雪と同級生の郭たち4人も合流。

ゲームの首謀者、青い梟とは誰なのか?現在、生き残っているのは、8人。
無事、全員で鳥籠城から出られるのか?
そして、行方不明の白鷺雲を見つける事はできるのか?

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【あらすじ】

♯11 楽園ノ謎

黒辺は「白鷺は人を試すような行為を極端に嫌ってた」

「その白鷺が、そんな事をする筈はない」と断言します。
その言葉に郭は「白鷺が、黒辺に見せていた面だけで判断するのは意味がない」と、冷たく言うのです。

「じゃあ、何なら意味があるんだ?」と黒辺は、自分に問いかけるかの様に言い、いつものように、ブツブツと自分の考えを呟き始めるのです。
そして、最終的に「どこまで相手の事を知っていても、意味なんてない」
「だから、俺の見た白鷺を信じるしか無い」と言います。

その黒辺の言葉に、全員が沈黙となるのです。

突然、ゆまが立ち上がり、「犯人捜しより、結局はフクロウ野郎をみつけないと意味がない」と沈黙を切り裂きます。

そして、雪に「こんな変な空気を壊すのがあなたのキャラでしょ?」
「それとも、本気で妹の雲が犯人なのかも?って落ち込んだ?」と言うのです。

雪は「妹の雲を、黒辺以上に信じてる」と言います。
そして雪は、ワザと自分を元気づける為、ゆまが言ってくれたと感じるのです。

とりあえず、先に進む事にした、黒辺たち8人。
たくさんの扉がある中から、一つの扉の前に立ちます。
そして、「烏の子」の本に書かれている「星形の窓に…飛び込んだ」と書かれた文章をヒントに、星の印が付いている扉を選ぶのです。

扉の先は、暗くながい廊下が続いています。
黒部は長い廊下を歩きながら、白鷺に告白された日の事を、思い出すのです。

長い廊下の先には、扉があります。
その扉の上方には、おなじみの鳥の像があるのです。
雪は、皆に扉を開ける事の同意を得、ノブを掴みます。

扉の向こうは、今までとは違い、自然いっぱいの温室だったのです。

そこには、沢山の水鳥がいます。
そして、その鳥たちが一斉に「タマゴ、サガシテ」
「オネガイ」と言い始めるのです。

8人は、草の影にかくれた薄緑色のタマゴを見つけます。
タマゴに付いているボタンに触れると、上部が蓋の様に開き、中に矢印が書かれてあるのです。
タマゴに書かれた矢印の示す方向には、また同じようにタマゴがあります。

雪は「今までの様に、鳥が説明やヒントをくれるなら、矢印の先に何か手掛かりがあるのでは」と言います。
そして、二手に分かれ探すことにするのです。

郭と鎖が繋がれている鳩谷。
鳩谷は、聞かなければ何も言わない郭に「この部屋で分かっている事はないのか」と聞きます。
郭は、ただ鳥の言葉を頼りに、タマゴを見つけ矢印に従うだけで、次の部屋に進めるのはおかしいと感じているのです。
そして「これは、選択なのか?」と言うのです。

そして「スピーカー付きの首輪をしているのはアヒルだけ」と言います。

話しながら、歩く二人は白鳥を見つけるのです。
そしてその白鳥にも、スピーカーが付けられ「ワタシノタマゴハ、イジメラレル」と言います。
その言葉を聞いた郭は、何かに気づき「早くしないと手遅れになる」と、鳩谷に言うのです。

♯12 家鴨ノ卵

鳩谷は郭に「手遅れ」について理由を聞きます。
郭は「話すが、責任は取らないよ」と言うのです。
「手遅れになったら困る、教えてくれ」と言う鳩谷に、郭は「この部屋は、みにくいアヒルの子なんだ」と言います。

郭は「アヒルはタマゴを探してと言っているが、白鳥は『探せ』とは言ってない」
「それには触れてはいけない」
「白鳥は『タマゴはイジメラレル』と言った、つまり近づけば、何らかの危害を加えられる」と言うのです。

そして「この部屋の選択は、アヒルのタマゴだけを選ぶこと」と、郭は断言します。

その頃、ゆまと雀野は、今までのとは明らかに大きさも、色も違うタマゴを見つけるのです。
ゆまは、今までのタマゴと同じようにあるボタンを押そうとします。
その時、後ろからやって来た鳩谷が「触るな」と叫ぶのです。

驚き振り向くゆまに、鳩谷は近づき、怪我がなかったか聞きます。
鳩谷は、ゆまが無事だった事に安心するのです。

郭は、その横で震える雀野に気づきます。
雀野は、大きなタマゴのボタンを押していたのです。
そして、開いたタマゴには、大きく×が示されています。
次の瞬間、木に固定されていたボーガンの矢が、鳩谷の背中に突き刺さるのです。

郭は、その場に集まった他の仲間に、経緯を話します。
雪は、鳩谷と郭はを繋いでいた鎖を外すのです。
そして「鳩谷君の事は、ゆまに任せた」と言い、鳩谷とゆまの鎖を繋ぎます。
雪は「自分たちが早く脱出し、鳩谷を助けに来る」と言い、ゆまも同意するのです。

もう一度、二手に分かれ、矢印を示しているタマゴを見つけ、辿っていくことにします。
しかし、結局のところ行きつくのは、×印の付いた白鳥のタマゴがある同じところなのです。

その間もずっと、黒辺はブツブツと言いながら、何かを考えています。

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♯13 一本ノ矢

雪たちは、同じ場所に帰ってきた事に何の意味があるのか考えます。
郭は「そもそも、その前の部屋で間違った扉を選択し、×印が行き止まり=ゲームオーバーではないか」と言うのです。
雪は、そんな回りくどい事はしないと、考えます。

その時、今まで黙っていた楓が、言いにくそうに「白鳥のタマゴを開けても、何も状況に変化がない」
「でも、ひとつだけ増えたものがある」と言うのです。
そして「それは、矢だ」と言います。

鳩谷に、刺さっている矢になんかのヒントが示されていると考えたのです。
それを聞き、雪は、すぐに確かめようと走り出します。
そんな雪を止める様に、楓は「待ってください、しかし、もし、その矢…」と何かを言いたげにするのです。

それを察した郭が「矢の柄や羽に何もなかった時、矢尻を確かめずにいられるか」
「そして、矢尻を見るためには、どうしなければならないのか」と言います。
矢を抜くことで、鳩谷の命に危険が及ぶ危険があるのです。
更に、ゆまの命にも、関わってきます。

雪は「見えるところだけ、確認しよう」と言うのです。
郭は、「そんな事をしに行けば、ゆまに理由を聞かれ、自分たちが考えていたことが知られてしまう」と言います。
その言葉に雪は、雲を探したいと強く思う自分が【矢を抜けば、何か分かるかも知れないと言う可能性】を放棄できるのか?と、自問自答するのです。

その時、黒辺が「矢は、関係ない」と言います。

そして、今までの経緯をブツブツと喋り始めるのです。
「矢印の先には地面しかない」
「モチーフはみにくいアヒルの子」
「完全に白鳥のタマゴを無視していいのか…開ける必要は無いけど、存在する意味はある」
周りの誰もが、黒辺の独り言を、ただ聞いています。

そして白鳥のタマゴを前にし「矢印の先には、地面しかない」
「でも、地面はある」と言い、黒辺はタマゴを持ち上げます。
すると、地面が扉の様に持ち上がり、そこには下に続く階段があったのです。

鵜川は「鳩谷を、背負って行く」言います。
そんな鵜川に「鳩谷はここに置いていく」
「そして、私もここに残る」と、ゆまは言うのです。

ゆまは鳩谷を動かすことは、危険であると感じていたのです。
ゆまは「とっとと、出口見付けて、救急車で助けに来て、待ってるから」と、雪たちに言います。

そのほうが良いと感じた雪たちは、鳩谷とゆまを置き、先に進むのです。
ゆまは、立ち去る楓を呼び止め「私も、たぶん鳩谷も、あなたの事を恨んだりしてないから」
「だから、気に病む必要は無いけど、気にしてるなら必ず脱出して助けに来てよね」と言うのです。
そして黒辺に、首を絞めたことを謝り「いろいろ、ありがとう」と素直に言います。

6人が居なくなり、二人きりなったゆまと鳩谷。
ゆまは、鳩谷を裏切った理由を言います。
「死ぬかもしれないと思った時、絶対に生き残ろうと思った」
「でも、鳩谷は頭も悪く、体力も決断力もない」
「そして、人を裏切れない」
だから、自分が絶対に脱出して、助けを呼びに行こうと考えての事だったのです。

それを聞き、鳩谷は「ゆまに嫌と言われても、嘘だと思っていた」と言います。
ゆまは、鳩谷に「死なないでよね」
「わたしのこと、ころしたら…ゆるさないから」と、いつもの口調で、泣きながら言うのです。

そんなゆまに「よかった、いつものゆまだ」と鳩谷は言います。

♯14 過去の罪

雪は、黒辺に「そんなに考えるのは、ただの癖なの」と聞きます。
黒部は、一瞬無言になるのです。
そして「癖です、でも原因はあります」と母親の話を始めます。

12年前
黒部の母は、若くして黒辺を産み、シングルマザーでした。
母親は、口が悪く、少し粗い性格でしたが、誰にでも壁を作らず接します。

幼い黒辺は、ある日母親に「なんかあったときは、オレがおかーさんをまもるよ」と言うのです。
母親は「お母さんはお母さんが守るから、銀は銀自身をちゃんと守んな」

「何かを守るのは、もっといろんな人と触れ合ってからで遅くない」と幼い黒辺に言います。

5年前
黒辺と母親は、現在住んでる町へ引っ越して来ました。

二人で買い物途中、ひとりの男性に出会います。
いつもは、誰とでも気さくに話す母とは違う、見たことが無い顔に黒辺は気づくのです。

母は黒辺に、昔の友達だと説明します。

その3か月後の夜、母と黒辺が眠る部屋に、見知らぬ男の姿があるのです。

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♯15 過去ノ罰

幼い黒辺は、いなくなる母に「待って」と手を差し出します。
それは夢の中の出来事だと、目を覚ます黒辺。
目を開けた黒辺は、自分に包丁を振り上げている男に驚き、咄嗟に逃げるのです。
母親は、黒辺の声に目を覚まします。

黒辺と母、そして男は向かい合い、動きません。
母は黒辺に「銀…、わかってるね?」とだけ言うのです。

黒辺は、その時「母さんは、窓に近い」
「二人で一か所に集まったらもたついてしまう」と考えるのです。

そして母が「逃げろ」と叫ぶと同時に黒辺は、玄関に向かい走ります。

しかし、幼い黒辺は男に服を掴まれ捕まるのです。
次の瞬間、男の手が離れたと感じた黒辺は、外に逃げます。

商店街の路地で、震えながら座り込む黒辺に、商店街で出会った男が声をかけてきます。
一瞬、安心する黒辺を、男は押し倒し首を絞めるのです。
その時、巡回中の警察が通り、黒辺は助かります。

自宅に来た男は、黒辺の父の依頼を受けていました。
黒辺の父は、企業の社長令嬢と再婚していたのです。
彼は、母親が隠し子の存在をネタに、自分を強請ってくると勝手に思い込み殺人の依頼をしていたのです。

そして、母親はあの部屋で、ナイフで刺され死ぬのです。

幼い黒辺は「なんで?お母さんは、逃げろって…」
「自分の事は、自分で守る」
「窓の方に逃げた方がよかったのか」
「もっと大きな声で叫んでたら、母さんは…」と考えるのです。

黒辺は、そんな幼いころの話を雪たちに聞かせます。
そして「それ以来、何か決断しようとすると、いろんな考えが浮上し、止まりません」と言うのです。

雪は黒辺に「自分の選択が、間違ってたのかと、悩み続けているの?」と聞きます。
黒辺は「考えても、過去は何も変わらない事に気づかされた」
「この先、後悔することが無いように、考えられる選択肢は全て考えてから決めたい」と言うのです。

雪たちは、黒辺の話を聞けて良かったと思うのです。

黒辺は、事件の後、母が親しくしていた近所の人たちに助けられ、生活している事を考えます。
ふとその時、住んでいたアパートの前に立っていた女性の事を思い出すのです。

すると、話をしながら進んでいた6人の目の前に、大きな扉が現れます。

♯16 本当の道

扉を開けた先の部屋は、初めに通った、大きな天秤の鳥籠がある部屋です。

同じ部屋に帰って来た事で、鵜川と雀野は悲観的になるのです。
そんな中、雪は「皆、落ち着こう」と言います。
そして「まだ、道はある」と言うのです。

雪は「壱の籠が下に、弐の籠が上に行くように乗った」
「でも、体重のバランスが変われば上下が逆転する」
「降りた後の道は、実際は4つある」と言います。

雪は、この場所以外で、選択を間違ったとは思えないと考えます。
しかし、本当に今までの事が無駄骨だったのか、と言う事にも何か引っかかるものを感じるのです。

雪は郭に「どう思う?全部言って」と言います。
郭は笑みを浮かべながら「僕や雀野はたまたまですけど…雪さんたちは違うんじゃあないですか」と言うのです。

そして「誰かに、強引に誘導されたんじゃあないですか」と続けるのです。

雪は、ここでどの様に籠を選んだか思い出します。
そして、ゆまが黒辺の首を絞め、強引に籠に乗り込んだ事を思い出すのです。

更に、郭は「僕は、鳩谷も怪しいって思います」と言います。
鵜川は、ゆまと鳩谷を犯人扱いする郭に、殴りかかろうとするのです。

そんな鵜川を雪は制止し、郭に「他には?」と問いかけます。

郭は「同じ場所に戻った前提で話をしているが、別の部屋かもしれない可能性もある」
「これは、僕の頭で考えられる範囲の話」と言うのです。

そして「僕の意見としては、彼がさっきから漏らしている選択肢が、一番おもしろいと思いますよ」とブツブツ呟く、黒辺の方を見ます。

その黒辺は、みんなに何かを話しだすのです。

その様子を別室で観ている、白装束で梟の面を付けた人物。

黒辺は、最後に「青い梟の居場所がわかりました」と言うのです。


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感想

かなり、終盤に近付いている感じがします。
黒辺がなぜ、色んなことを考えているかが分かりました。
切ない話ですよね。
幼い黒辺は、母の教え通り自分の身を守る為、全力で逃げたのです。
幼い子供に「お母さんの事を守る」なんて言われたら「ありがとう」なんて喜びそうですけどね。
黒辺の母親は、そうではなく、子供が迷わず、生きるための選択が出来るよう教えていたのだと思います。
子供は素直ですから、母親が言う事は信じ守ります。
黒辺は、母親自身も自分の身を守って逃げてくれると思ったのでしょうね。
しかし、母親はそんな簡単に子供を見捨てるなんてできないです。

皆で先に進むとともに、何となくお互いを思いやる気持ちが生まれてきている様に感じます。
ゲームが始まった時は、嫌なシーンが満載なのか?と思ったのですが、そんな事は少ないですね。

青い梟の正体は、本当に誰なんでしょう。
ゆまと鳩谷が、犯人でないことを願うのは私だけではないと思います。
6人が無事、鳥籠城から脱出し、二人を助け出してほしいと願います。
欲を言うなら、亡くなったと思われる咲や桃洲も、本当は生きていたら良いのにと、思うのですが…。

さて、次巻は最終巻です。
ここに来ても、全く最後の予測がつかない私です。

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