「亜人」コミック2巻のあらすじ・ネタバレ・感想〜理不尽な人体実験からの救出、亜人同士の戦い | VODの殿堂

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「亜人」コミック2巻のあらすじ・ネタバレ・感想〜理不尽な人体実験からの救出、亜人同士の戦い

   
 

タイトル:「亜人」第2巻
作者:桜井画門
登場人物:永井 圭 ・海斗 ・戸崎 優 ・下村 泉・田中 攻次 ・佐藤 ・永井 慧理子・中村 慎也
観覧した電子書籍:マンガボックス

亜人である事が発覚した高校生永井圭。
日本で3番目となる「亜人」という事もあり世間は永井を捕まえようと躍起になる。
幼馴染の海斗に助けられるも、迷惑をかけられないと思い1人で行動をする選択をする永井。
その直後、「帽子」と呼ばれる佐藤から永井の妹 慧理子を連れ去ったと連絡が入る。
永井は、佐藤に会う為にバイクで走る…
と、言うところで第1巻は終了でした。

果たして、佐藤は何を企んでいるのか?
第2巻も 気が抜けない展開になりそうですね。

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【あらすじ】

FILE:06 心機一転

永井は佐藤が指定する場所にむかう。
呼び出された神社には佐藤と思われる帽子を被った男の横にはもう1人の男が…。
男の手にはナイフが握られている。
そのナイフは佐藤に向けられ腹部を切りつける。
が、しかし亜人である佐藤の身体はみるみるうちに復活。
佐藤は永井に自分も亜人であると言う事を実際にわかってもらう為にそのような行動を起こしたのだった。
永井はもう1人の男に目を向けどこかで見たことがあると感じる。
その顔をみた永井は、国内第2番目の亜人と言う報道を思い出す。
しかし田中は捕まっていたはずと不思議に思う。
佐藤は永井に仲間にならないかと持ちかける。
その前に永井は妹慧理子の安否を問うと、突然佐藤が土下座をし、慧理子はすでに解放されている事、永井と連絡を取るためにとった手段とはいえ申し訳ないことをしたと謝罪。

その態度に、永井は佐藤に対しての警戒心に疑問を持つ。
さらに佐藤は、亜人は人間より人間らしく静かに暮らすことを望んでいるという。
しかし、もし永井が理不尽な目に合えば田中を救い出した時のように君を必ず救い出すと違う。
不信感を持ち佐藤に接してきた自分が間違っていたのかと感じる永井。
だが頭のいい永井は、どのようにして田中を救い出したのかなどの疑問も持つ。
そして、黒い物体の存在について佐藤に問う。
その時、どこからか麻酔銃が発射され永井に命中。
薄れゆく記憶の中、早くも自分の居場所が突き止められたのかとかんがえるのだった。
しかし、実際には佐藤たちの仕業だった。
人間社会界と決別できていない永井を人間に復讐心を抱かせるようにする方法、それは田中と同じように実験材料として扱われる事であると、佐藤は永井を人間に差し出す。

FILE:07 003

永井が麻酔から覚めるも、何かに視界を奪われていることに気づく。
鼻以外は包帯で全身を巻かれた状態。
額部分には003の番号。

国内で3番目に亜人であるとされる永井は人間たちに捕獲され実験室のベッドに拘束されている。
戸崎は警察署の前に倒れていたという永井を、佐藤に裏切られたのか?と思うもサンプルが手に入った事は結果的に良しと判断、それ以上の事は考えていない様子。
永井は、声が発せられないように声帯を切除されている。
実験とは名ばかりとも思われるような行為…腕や指を切り落とされる永井。
その痛みの反応の仕方で何度生き返ったか分かるという。
ガリッ、実験室のガラスに傷がはいる。
その音に気づき、以前から傷が入っていたかと問う実験者にマジックミラー越しの戸崎は「前からあったものだ」と。
しかし、本当は黒い物体の仕業である事を戸崎は知っている。
部下であり亜人である下村に黒い物体が見えているか、何をしているか伝えて貰っているためである。
永井がこれだけ痛みつけられながらも、黒い物体を使って反撃してこないことに戸崎は疑問を持つ。
実験室では、休憩に入るということでとりあえずトドメをしておけという声。
視界は奪われている永井だったが声は聞こえ、自分が殺されてしまう事を知る。

その時、田中の声が聞こえる。
永井に「トドメを刺そうとしている相手を殺してしまえ」と。
様々な光景を思い出す永井。
しかし海斗の事を思い出した瞬間、そんな事は出来ないと思いとどまる永井。
思いとどまる永井に田中は何故やめてしまうのか?もう誰も助けに来ないかもしれないぞと問う。

「海斗だけには嫌われたくない、裏切りたくない」と…。
そして永井は、たったひとつしかない命を懸けて自分を助けてくれた海斗に自分は命をかけることが出来ない…それと引き換えに出来る事は「命を賭ける以外のこと全て」だと。

どこまでその気持ちで耐えていけるのか、と言う田中の言葉を聞きながら永井は死んでしまう。

ハッと意識が戻る…実験台の上。
永井は復活している。
又実験が始まるのだった。
痛みを与え続けるという言葉を耳にし、身体に力を込める永井だった。

FILE:08 blindness

永井と同級生の中島啓介、彼は身近な人が亜人だったという事で考える。
他の友達が永井の事を話しているのを聞き、納得がいかない。
以前、永井が教室で努力を惜しまず勉強をしている姿を見たことがある中島。
何故そこまで必死に勉強をするのか?との問いに永井は妹の慧理子が闘っている治療法がない病気をどうしても治したいという。
その姿を知る中島は、亜人だからという周りの考えにどうしても賛同できずにいた。
その事が原因で中島は彼女にも振られてしまうのだった。
そして彼は亜人差別撤廃協会という団体に連絡を取る。
戸崎たち国は亜人擁護をし、それが自分たちの障害になるかもしれないという事まで知っておくために全てのメールやネットを調べている。
その中に、中島啓介の名前もある。
亜人擁護思想人物として政府に認定されてしまうのだった。
その頃、永井は容赦ない実験をうけている。

場所が変わり、ホテルの一室。
怪しげな相手、猫沢と取引をする佐藤。
猫沢が差し出したものは銃などの武器、佐藤が交換に差し出したものそれは、肝臓や腎臓などの臓器だった。
永井を救出するための武器の調達、こんなリスクを冒してまで永井を助ける価値はあるのか?と問う田中に佐藤は一言「ないよ」と言ってのける。

永井の救出は最優先事項ではないとも…田中は呆気にとられてしまう。

FILE:09 キルタキュラー

永井が実験を行われている研究所に一台の車がやってくる。
亜人研究のため渡米していた生物物理学者で亜人研究の第一人者てあるオグライクヤが来日してきた。

同じころ、佐藤と田中による永井救出が開始されるのである。

研究所のテレビモニターでオグラがやって来た事をしる戸崎。
しかし、戸崎は好意的ではない。
その時、モニターに映る警備員らしき男から佐藤らしき侵入者ありとうける。
佐藤は永井を見捨てたはず、と思っていた戸崎は驚く。
テレビモニターには佐藤の姿が…。
戸崎は仲間が何十人犠牲になろうとも佐藤を捕まえる指示を出す。
麻酔銃で眠らすことさえ出来ればと指示を出す。
佐藤には無数の麻酔銃が浴びせられる。
心臓部分に複数の麻酔銃が命中、次の瞬間佐藤は自分自身で頭部に銃弾を撃ち込む。
一瞬何が起こったのか分からない相手をよそに佐藤は復活し相手に銃弾を撃ち込む。
死ぬ事で、身体が復活する亜人の特性を有効に利用するわけだ。
その光景を別室で見ている戸崎たち。
そこにオグライクヤがやってきて黒い物体について説明を始める。

オグラは黒い物体の事をIBMと呼び、それは人の目には見えないが人の体をしたもの、霊的なものなのか?という質問に「物質」だというのだった。

佐藤は永井の元にたどり着く。
田中救出直後、助けに来たと言葉をかけられた田中は涙を流すも憎しみにあふれた眼をしていた。

同じ言葉を永井にかけるも、永井は申し訳なさそうな表情で「お手数をおかけしてすみません」と佐藤に答える。

その姿を見て、佐藤は永井の仕上がりは失敗だと感じる。

まとめと感想

亜人は亜人である人に接触する事でどのように生きていけば良いのか知ることができると行動を起こした永井君ですが、その相手にまんまと騙されてしまうわけです。
そこが、永井圭の人間らしさなんでしょうねー。
佐藤の罠とは知らず、研究所でひどい実験を行われながらも人を殺める事を踏みとどまるシーン…。
海斗に嫌われたくない、死ぬ事が出来ないとなると何をもって1つの命と引き換えにするか?
そんな事、考えた事もないわけでが、永井が出した「死ぬ事以外の全て」を引き換えにしないと割に合わないと言った所は、アラフォーおばさんも泣いてしまいました。

佐藤に助け出され〔全て佐藤が考えたストーリーによってなのですが…〕、これから先その事実を知った永井はどう行動するのか、佐藤や田中と同様に人間に復讐し支配しようとするのか?気になる所です。

2巻にはあまり出て来ませんでしたが、戸崎とその部下で亜人でもある下村の動きもこれから見逃せなくなってくるはずです。

2巻には最後に日本で第1号とされる中村慎也事件の物語が載せられています。
ちょこっと、そこにもあらすじとして触れておきますね。
中村慎也事件なんてワードがこれからも登場してくる筈ですから…。

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~外伝~ あらすじ

FILE:00 中村慎也事件

大学生の中村慎也はバイク事故をおこす。
永井と同様にその時始めて自分自身が亜人である事を知る。
事故現場に目撃者はいない、誰にも見られていないのであれば証拠を残さなければいい。
ちぎれた右腕を回収し、自宅に戻る。
ネットで亜人について調べる中村。
~最初の亜人は某国の戦場で発見、その後も数匹発見される。
そのような生き物がいるという事で世界中がパニックになるも、不死である事以外人間とはなんら変わりがなく危険性がないとされパニックには落ち着く。
がしかし人類進化のための貴重な研究対象として見られることなる。
一部では亜人を捕獲し国や闇の組織に売るという亜人狩りと呼ばれる行為も出るようになる~
こう言った情報を知った中村は、捕まったら永遠に研究材料とされる事に恐怖を覚える。
事故を起こしたバイク事故の処分も問題なくできたものの、持ち帰った右腕の処分だけができてない…。

中村が大学を休んでいるのを心配して友達の裕介がアパートを訪れる。
裕介の姿をみた途端、なぜか涙が流れる中村。
その姿をみて何があったのか?と心配する裕介に亜人である事を話そうとするも出来ず、裕介を帰らす中村だった。
翌日右腕をもちどう処分するか考え町を歩く中村。
前方に黒い物体がみえる。
自分自身がおかしくなったと、パニック状態で走り出す中村。
走行中の車の前に飛び出してしまいそうになる腕を掴み助けくれたのは裕介だった。
万が一、裕介に売られたとしてもそれなら仕方がないと亜人である事を言おうとした時、亜人管理委員の木戸とその仲間が現れる。
なぜ自分が亜人であるとバレたのか…考えている中村の前に差し出されたのはヘルメットを被ったままの自分自身の頭部だった。

事故の瞬間頭部がなくなっている事に気付いていなかった中村。
木戸が中村捕獲のため銃を撃つも、中村を庇うように裕介が立ちはだかる。
裕介は中村をかばい撃たれる、その光景に誰もが同様するが木戸は「成果を出せば、この事はもみ消せる」と言い放つ。
中村自身撃たれるも、複数の黒い物体が木戸達に襲いかかる。
亜人は不死と言うだけと聞いていたが、中村はその中でも別種と呼ばれる亜人なのか?と思うが、時すでに遅しでその場にいた亜人管理委員全て殺されてしまう。
裕介に庇ってもらった中村は逃走。

中村慎也事件をこの後任されるのが戸崎であった。
戸崎は亜人の協力者に該当しそうな案件を思い出す〔ここでは触れられていないが後に部下となる下村の事であると思われる〕。

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~外伝~ 感想

2巻には本編とは別にFILE:00 中村慎也事件という物語が入っています。
これまでにも中村慎也事件というワードが出ていて、それってどんな事件?と思っていた人も多いはず。
今後も、必ず関係してくるに違いありません。
どのように入ってくるのか…期待しておきましょう。

 

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