「異世界食堂」第12話(最終回)のあらすじ・ネタバレ・感想【お腹いっぱいごちそう様!二期待ってます】 | VODの殿堂

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「異世界食堂」第12話(最終回)のあらすじ・ネタバレ・感想【お腹いっぱいごちそう様!二期待ってます】

   
 

タイトル:「異世界食堂」第12話
放送局:テレビ東京、BSジャパンほか
放送期間:2017年7月4日~9月19日
アニメーション制作:SILVER LINK.
キャスト:店主:諏訪部順一、アレッタ:上坂すみれ、クロ:大西沙織、等
視聴したVOD:dアニメストア

とあるオフィス街近くの商店街にある「洋食のねこや」、定休日はオフィス街が閑散とする土日。
可愛らしい三毛猫が描かれた扉の奥にあるのは、ごくごく普通の洋食屋さん。
しかし洋食のねこやには、他の洋食店とは違う秘密があった。
7日に一度の土曜日。
そこは異世界の住人でにぎわう「異世界食堂」になるのです。

いよいよ異世界食堂最終回です。
異世界食堂の肉の日は、いつもの味噌汁がとん汁に変わる。
年に数回、あるかないかわからないとん汁にお客さんたちは心踊るのでした。
洋食屋なのに、特別メニューがとん汁??って思いますが、ちゃんと洋食屋さんらしい仕上がりになっていましたよ!!
最後はどんなお話で締めくくるのか、異世界食堂最終回の感想を見ていきましょう。

『異世界食堂』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年10月27日(日)時点のものです。
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あらすじ

【特別メニュー】

大きな鍋をかき混ぜる店主。
料理が完成したころ、アレッタが廃墟にある異世界食堂の扉から出勤してきます。
挨拶もそこそこに、アレッタはいつもと違う料理の匂いをかぎ分けます。
店主は「とん汁の匂いだな」と笑顔で教えます。
そして「今日は肉の日だからな。味噌汁の代わりに出すんだ。」という店主の言葉にある「ニクノヒ」という言葉に首をかしげるアレッタ。
そこへクロも出勤してきます。
声を出して挨拶をするクロに、店主は驚いた様子ですが、アレッタは何事もなかったように明るい声であいさつを返します。
店主は今日は忙しくなると言いながら、朝の賄を用意します。
アレッタの賄はモーニング。
しかしアレッタの視線はまだ見ぬ料理、とん汁の鍋に。
アレッタは店主にとん汁を食べたいと、もじもじとしながら言うと、店主は夜の賄でもいいか?と聞き返します。
するとアレッタは顔を真っ赤にしながら、モーニングを食べるのでした。

【4人の英雄】

東大陸には4人の英雄がいました。

聖人レオナルド
大賢者アルトリウス
剣神アレクサンデル
誰よりも強い神の加護、高い魔力、剣の腕を持った英雄ヨミ

彼らは力を合わせて、何百年も終わらなかった魔族との戦いに終止符を打ったのです。
その代償に彼らは英雄ヨミを失った。

それは70年ほど前の話でした。

【久しぶりの再会】

アルトリウスの元に、懐かしい顔が現れる。
剣神アレクサンデルだ。
変わらぬ姿のアレクサンデルと、年老いたアルトリウス。
アルトリウスはわざわざ訪ねてきた理由を聞きます。
アレクサンデルは「相変わらず話が早くて助かるよ」と前置きし、「異世界にある食堂ってやつにいってみたい」と本題を切り出します。
アレクサンデルは知り合いに、異世界食堂でアルトリウスのような人物を見たことがあると聞いたと続けます。
「ちょっと食べてみたいものがあるんだ。連れてってくれよ。」
アルトリウスは異世界食堂へ案内することを了承しますが、夕刻まで待つように伝えます。
異世界食堂には、アレクサンデルと再会すると少々面倒なことになる客人もいるからだった。

【同時刻:異世界食堂】

異世界食堂ではいつもの客人たちが、思い思いに自分の好きな料理を楽しんでいた。
それと一緒にとん汁も注文する。
クロは客人には変わらず念話をしていますが、店主には直接声をかけて注文を伝える。
アレッタもとん汁のおかわりを伝えます。
異世界食堂のとん汁には、バターが使用されているので、バター抜きを注文する客人もいます。
店主は注文通りにとん汁を用意。
アレッタは注文された清酒のおかわりを用意する。
店主もアレッタもクロも、忙しそうに店の中を動き回っていた。

【受け継いでゆく】

サラはアレッタにとん汁の話を聞き、メンチカツと一緒にとん汁をお願いする。
そこへハインリヒが来店し、とん汁を食べられることを喜ぶ。
とん汁のことを知っているハインリヒに首をかしげると、タツゴロウに教えてもらったと答える。
いつもの席で照り焼きと清酒、とん汁を楽しんでいたタツゴロウは、その光景を見て笑うのだった。

【懐かしい味】

たくさんあったとん汁はおろか、ご飯もなくなりつつあった。
それだけ大勢の人は、肉の日を楽しんでいたのです。
アレッタはサラとハインリヒの元に、とん汁とライスを運ぶ。
二人はいつもより豪華なスープを食べながら、故郷の味を思い出すのであった。
そして久しぶりに帰ろうか、という気持ちになったのです。
そして客人たちは、それぞれ自分の好きな料理ととん汁を堪能して帰っていくのでした。

【賄い】

ランチタイムが過ぎたころ、アレッタとクロは賄いを食べます。
今日のアレッタの賄は、エビフライを卵とじにしたどんぶり。
「美味しい!!」と声を上げるアレッタは、その料理について「エビフライとカツ丼を一緒に食べているようだ」と言います。

【とん汁】

【アレクサンデル異世界食堂へ】

約束通り、夕刻にアレクサンデルを異世界食堂へ案内するアルトリウス。
いつもより遅くにやってきたアルトリウスを、店主もアレッタも心配していたのだった。
アルトリウスはチラリと店内に残された、アーデルハイドがいたであろう形跡を見ながら、「今日は連れがいてな」と言い、背後にいたアレクサンデルを見る。
なれなれしい態度のアレクサンデルに、若干店主は困惑するが、「若い子はこのくらいのほうがいい」と、謝罪するアルトリウスに返します。
アレッタは今日は肉の日だと伝え、注文を聞きます。
アルトリウスはいつもどおり、アレクサンデルは「コロッケをおくれ!」と言います。
アルトリウスは「コロッケが狙いであったか」と言いながら、空いている席に座ります。
しかしコロッケは帝国にもあるのでは?と問いかけると、アレクサンデルは「そっちはもう食べた」と答え、この店のものは別物、と言いかけたところでクロの存在に気が付きます。

【敵に回してはいけない者】

気配の薄いクロに気が付いたアレクサンデルは、こっそりとアルトリウスに「あのエルフの女、やばくね?」と顔を青ざめさせながら問いかけます。
いくら女好きと名高いアレクサンデルであっても、「あれはやばい。絶対敵にまわしちゃいけない物だ」と震え上がります。

【コロッケ】

そこへアレッタが明るい声で生ビールとロースかつ、そしてコロッケを持ってきます。
アレクサンデルは喜々として、ナイフをコロッケに入れます。
軽くサクッと音がするコロッケは、帝国で売られているコロッケとはまるで別物でした。
もちろんそれは味も別物で、ビールと一緒に食べながら、とある人物を思い出します。

【コロッケと呼ばれた男】

初代皇帝ヴィルヘイム。
帝国にあるコロッケは、ヴィルヘイムがこだわって作らせたものだったのです。

【懐かしい名前】

コロッケをそのまま食べ続けるアレクサンデルに、アルトリウスは苦言を呈します。
「コロッケはソースが命だぞ」と言って、ソースを差し出します。
ソースをかけて食べるコロッケは全く別物で、あっちの世界にもないことを残念がります。
するとアルトリウスは「こっちの世界のソースは、あっちの世界ではまだまだ作られないだろうと、ヨミの奴も言っておった」と。
実はヨミは邪神の暴走の影響で、異世界へと飛ばされていた。
そして異世界に孫までいることが、アルトリウスの口から語られます。
そこまで聞いたアレクサンデルは、店主こそがヨミの孫だという結論にたどり着きます。
とはいえ、剣も魔法も使えなさそうという感想を述べるアレクサンデルに対して、ヨミは「料理の腕だけは受け継いでほしい」と笑っていたことを教えます。
楽しいことなど何もないと言っていたヨミが、生きていて、楽しくやっていたことを知ったアレクサンデルは「そっか…」と言い、アルトリウスと一緒にヨミが生きていたお祝いとして飲み明かすことに決めた。

【ヴィルヘイムとアーデルハイドとアレクサンデル】

晴れ渡る空の下、アーデルハイドが息を切らしながら坂道を登っていく。
久しぶりにヴィルヘイムおじい様とひいおばあ様のお墓参りに行く、と張り切っていた。
その墓を訪れたアレクサンデル。
実はアレクサンデルは、ヴィルヘイムの父親であった。
昔一度だけ寝たことがある姫、アーデルハイドとの間に生まれた子供で、旧帝都から二人を逃がすだけで精いっぱいだった過去を悔いていた。
花を手向けながらヴィルヘイムには、異世界食堂のコロッケを食べたことを報告し、アーデルハイドには涙ながらに謝罪する。
そこへアーデルハイドが訪れる。
一緒にいたメイドが声をかけることを咎めるが、アーデルハイドは「ヴィルヘイムおじい様と、ひいおばあ様のお墓をこうして墓参りに来てくださった方をむげにしてはいけません。」と。
次にアーデルハイドがお墓の方を向いたときには、すでにアレクサンデルの姿はなく、花だけが墓に手向けられていました。

【先代からの】

最後のお客が帰ったあと、流石に疲れた様子の3人。
たくさん用意したとん汁もからっぽになっていました。
ふとアレッタは肉の日のとん汁も、サービスでつけていたことに気が付きます。
あんなに豪華なスープをただで出して大丈夫なのかと心配するアレッタに、店主は安心させるように語ります。
「料理屋のサービスは、金じゃなくて料理でやれ!」
肉の日のサービスは先代からの遺言のようなものだったのだ。
それにみんながおいしそうに食事を食べることが、店主にとって喜びだったのです。
そして3人は賄いを用意し始めるのでした。

感想

まずは12話の感想から。
とん汁美味しそうでしたね。
とん汁って和食のイメージが強い料理で、何で洋食屋の肉の日にとん汁なんだろうって思っていたんですが、異世界食堂のとん汁にはバターが入っています。
私も実際にアニメ鑑賞後にやってみたのですが、いつものとん汁と違って洋食テイストになってとってもおいしいですよ!
まさか異世界食堂を見ていて、新しいレシピに出会うことになるとは(笑)
皆自分の好きな料理を食べているのですが、とん汁をハフハフ言いながら食べているので、もう視聴中にお腹が空いてたまりません。
今日の晩御飯はとん汁にしましょう。
つぎにコロッケ。
実はヴィルヘイムさんのお話って、小説でもあまりないんです。
だからアニメでも登場人物に関係する人として出てくるのですが、まさかアレクサンデルが父親だとは思いませんでしたね。
そもそもハーフエルフで、たぶんアルトリウスと同じか、それより年上なので、子供が死んでいてもおかしくない年齢なのでしょうが、ひ孫と一緒に立ってもおかしくない見た目は羨ましい!!
そして原作を読んでいるにもかかわらず、全然気が付いていなかったのですが、アーデルハイドって名前同じなんですね。
イラストで出たアーデルハイドと似ているような印象でしたし、アルトリウスはもしかしたらアーデルハイドと会わせたいような、会わせたくないような複雑な心境だったのかもしれませんね。

異世界食堂を見終わって

異世界食堂終わっちゃいましたね。
諏訪部さんホイホイされて見始めたアニメでしたが、原作もアニメも大満足な終わり方でした。
さて、異世界食堂のいいところは、私たちが当たり前に食べることができる料理を、当たり前じゃない人達が食べることによって、新しい発見を教えてくれるところですね。
味が想像できるので、「あ~確かに」と頷きながらみることができました。
また異世界人同士のつながりが見えているのに、深く語らないで見ている人に想像させる余裕がある部分も、最近にアニメにはないゆとりだと思います。
そして何と言っても、主人公が誰というわけではないところがいい。
一応私もこの感想を書く上で、店主、アレッタ、クロをメインキャストとしています。
もちろんこの3人が12話通して登場するので、主人公と言ってもいいのかもしれませんが、セリフほとんどありませんよね
^^;
どちらかといえば、異世界食堂は客がメインのお話でした。
原作はまだまだストックがありますし、肝心の異世界に何故繋がるのか、という疑問が解消されていません。
12話では店主が異世界人の孫ということがわかったので、おばあさんが関係しているのですが、何故異世界食堂を始めたのか、などの謎を含めて2期でもう一回やってほしいアニメですね。

 

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