カードキャプターさくら『クロウカード編』第20話のあらすじ・ネタバレ・感想~突撃娘は婚約者~ | VODの殿堂

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カードキャプターさくら『クロウカード編』第20話のあらすじ・ネタバレ・感想~突撃娘は婚約者~

   
 

さくらのクラスに新しく転校生がやってきます。
転校生の名は【李苺鈴】と言って、小狼の自宅で会った女の子でした。
苺鈴は「小狼は私の婚約者よ!」と言って、クラスメイトをけん制します。
その中でも、先日苺鈴がプレゼントした小狼のTシャツを着ていたさくらに対して厳しい目を向けているのです。
苺鈴の目にタジタジになるさくら。

そして夜、格闘家が襲われるという事件が起こります。
クロウカードの仕業だと考えたさくらは、封印に出掛けていくのですが、そこには小狼と苺鈴の姿がありました。
苺鈴もクロウカード集めに協力するというのですが、苺鈴には魔力がまったくありません。
しかし格闘技の腕前はピカイチです。
小狼は強力な味方を得たことになります。

はたしてさくらは、小狼と苺鈴のペアより先にクロウカードを封じることができるのでしょうか?

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あらすじ

【転校生、李苺鈴】

今日から新学期。
さくらは完成した宿題と、小狼に借りたTシャツを持って学校へ向かう。
教室にはすでに知世が席についており、挨拶もそこそこに、話題は昨日のことになる。
昨日小狼の家に現れた謎の少女は、怒りにまかせてさくらと知世を追い出してしまったのだ。

締められた扉の向こうでは、「なんで女の子がここにいるの!!」という叫び声と、一生懸命釈明する小狼の声が聞こえていた。

「あの女の子、どなたでしょう…?」

「わかんない。」

そこに小狼が登校してくると、なぜかどんよりとした表情をしているのである。

さくらはTシャツを返しながら、「なんか顔色悪いよ?大丈夫?」と声をかけるも、小狼の表情は全くすぐれなかった。
そこに担任がやってきて、このクラスに新しく転校生がやってくると言うのだ。

転校生として現れたのは、昨日小狼の家にいた女の子。
名前を李苺鈴と言って、小狼の従妹で香港からやってきたそうだ。
さくらが苺鈴について、小狼に話しかけようとすると、苺鈴が教壇から駆け出して2人の間に割り込む。

「小狼は私の婚約者なのよ!!」

その言葉にクラスは騒然。
小狼は深い深いため息をついたのだった。

昼休み。
中庭で友達と一緒にお弁当を食べるさくら。
話題はもちろん小狼と苺鈴のことだった。
苺鈴の【婚約者】発言に、みんな驚いていたのである。

そこへ疲れた表情の小狼と山崎がやってくる。
2人はお昼を食べるために食堂へ向かうようだが、後からお弁当を持った苺鈴が追いかけてきた。
暴走気味の苺鈴に、小狼はなんとか苦言を呈そうとするも、マイペースな苺鈴はどこ吹く風。
苺鈴はいつまでたっても香港に返ってこない小狼を追いかけて、日本にやってきたのである。
そしてクロウカードを集めるまで帰らないと言う小狼の言葉を聞いて、キッとさくらを睨み付ける苺鈴。

「よし!あの子に負けないように、小狼を手伝うわ!!まかせて!2人で力を合わせれば無敵よ!」

小狼の話を全く聞かない苺鈴に、小狼はますます頭を抱え込む。
その様子を遠巻きに見ていたさくらも、苦笑いだった。

その後、苺鈴は何かにつけてさくらをライバル視するようになる。
体育の授業で綺麗に側転をしてみせる苺鈴は、自分より上手にできる子はいないと自信満々だった。
しかし、さくらも苺鈴に負けないくらい綺麗な側転でクラスメイトを湧かせたので、苺鈴の目はどんどんつり上がっていった。

自宅に帰ったさくらは、ケルベロスに苺鈴のことを相談。
体育の授業の後も、ずっとずっと苺鈴に睨まれて、さくらはとても怖い思いをしたそうだ。

【通り魔事件】

夕食の席で、さくらはふと新聞に目を向ける。
最近、友枝町では通り魔事件が発生していたのである。
しかしただの通り魔事件ではない。
襲われるのは、格闘技などを行っている実力者ばかりなのだ。

「さっきニュースでもやってましたよ。友枝中央公園で、また格闘技有段者が襲われる事件が発生しましたって。」

通り魔は金銭などは盗まず、ただ格闘技経験者を狙って事件を起こしているそうだ。
さらに奇妙なことに、犯人は妙な格好をした女の子だという証言がでている。
藤隆たちの会話を聞いていたさくらは、あることに気が付く。

(妙な格好の女の子ってことは…も、もしかして…。)

【闘ーファイトー】

「はぅ…やっぱりこうなっちゃうのね。」

ペンギン大王の前で、さくらは苦笑いを浮かべるが、やはりさくらが考えた通り友枝中央公園の中からクロウカードの気配がするようだ。

「では格闘家の方たちを襲った妙な格好の女の子というのは…。」

「クロウカードよ!」

知世の言葉に続いて、言葉が投げかけられた。
振り返ると式服に着替えた苺鈴の姿がある。

「あなたたちもカードを探しに来たのね?」

「え?じゃあ貴方も…?」

「私が捕まえて小狼に渡すの。カードは小狼のものよ!」

負けん気が強い苺鈴の言葉に、さくらは困惑した笑みを浮かべる。
そこへクロウカードが姿を現したのだ。

「さくら!アイツは【闘ーファイトー】のカードや!」

【闘】のカードはお辞儀をすると、すぐにさくらと苺鈴に襲い掛かる。
戦い専用のカード【闘】は、より強い相手に戦いを挑む性質を持っているそうだ。
格闘技なんてやったことがないさくらは、どうやってカードを封印しようか困惑するが、【闘】の標的はどうやら苺鈴のようだ。

「さぁ!かかってらっしゃい!!」

突進してくる【闘】の攻撃を簡単にいなす苺鈴。

強烈な蹴りで【闘】をノックアウトしてしまった。
【闘】を倒せたことで、苺鈴は自分がさくらよりも優れた人間だと誇る。
しかし相手はクロウカード。
すぐにダウンから復帰し、再び苺鈴に襲い掛かった。
一度倒せた相手だからと、苺鈴は余裕で【闘】の相手をする。
その余裕が隙を生み、【闘】に攻撃を防がれ、逆に地面に叩きつけられてしまった。
絶対絶命のピンチだったが、苺鈴に追撃が入る前に小狼が【闘】を蹴り出すことに成功したのである。

「小狼!!」

自分の危機を小狼が救出してくれたことを喜ぶ苺鈴。
しかし苺鈴の嬉しそうな顔とは違い、小狼は眉を吊り上げていた。

「来るなって言っただろう!!」

どうやら小狼と苺鈴は別行動だったらしい。
小狼はスッと手を出す。

「羅針盤、ウェイに使わせただろう!!」

「……もう!黙っててって言ったのに!!」

実は苺鈴には魔力がまったくない。
そのためクロウカードの居場所はもちろん、魔法も魔術も使うことができないのである。
つまり羅針盤を使うことができないので、代わりに世話役のウェイに頼んでクロウカードの場所を見つけてもらったのだ。

「李家では、ほんまめずらしいで~。」

小ばかにしたようにケルベロスが言葉を発する。
図星を指された苺鈴は、しぶしぶ羅針盤を小狼に差し出す。
実は羅針盤を使用できたウェイでも、クロウカードの居場所を正しくキャッチすることはできず、苺鈴はさくらたちを見つけたからこそ【闘】の居場所に立ち会うことができたのだ。

「クロウカード集めは遊びじゃないんだ!さっきみたいな危ない目に合うこともある。」

「さっきは油断しただけだもん…。」

「その油断が命取りになるかもしれないんだぞ!」

小狼の説教に、苺鈴はしょんぼり。
その時、苺鈴の背後から再び【闘】が襲い掛かり、苺鈴を庇った小狼が蹴り飛ばされてしまった。

「小狼!!」

苺鈴は小狼を蹴り飛ばした【闘】をきつく睨み付け、そのまま拳を【闘】に叩きつける。
その間にさくらが小狼に近寄り、無事を確認したあと、苺鈴と【闘】の戦いに目を向ける。

「強いね、苺鈴ちゃん。」

「しかしクロウの作ったカードに勝てるか…。」

小狼の予感は的中。
クロウカードであるがゆえに、【闘】に疲れは存在しない。
徐々に疲弊していく苺鈴は、追い詰められていく。
さくらは苺鈴を助けたいが、【闘】を封印するために、【闘】と戦って勝つしか方法はないと言う。

「いつかの、パワーのカードと同じですわね。」

ビデオを撮影していた知世がポツリと呟く。
それを聞いたさくらに、一筋の光が見えた。

「すべての力をこの杖に託せ!パワー!!」

【闘】は苺鈴に止めを刺そうと拳に力を入れるが、さくらが「待ちなさい!!」と間に入る。
パワーの力を宿した杖を振り上げたさくらは、そのまま【闘】に殴り掛かる。
残念ながら【闘】に回避されてしまうも、杖を振り下ろした先の地面は大きく凹んでしまっている。
パワーの力を借りたさくらにも、十分勝機が見えた。

「さくら!後ろや!!」

「あぁぁぁぁ!!来ないでぇぇぇぇっ!!」

叫びながらも、さくらは大きく杖を後方に向かって振り下ろした。

後頭部に杖が直撃した【闘】は昏倒。
その瞬間を逃すことなく、さくらは杖を構え直す。

「汝のあるべき姿に戻れ!クロウカード!!」

【闘】を無事に封印することができたさくらは、ホッと息を吐きだす。
しかしそれもつかの間、小狼に助け起こされた苺鈴が、キッとさくらを睨み付ける。

「確かにちょっとはできるみたいね…でもクロウカードを集めるのは小狼ですからね!!」

ビシッとさくらを指さす苺鈴と、ため息をつく小狼。

「なんだか人間関係が複雑になってきましたわね。」

「これもカードキャプターの試練のうちや。」

「そうなんですの??」

「うーん…たぶん。」

知世の指摘に冷や汗をかくケルベロス。
ギリギリと睨み付ける苺鈴に、さくらはただただ苦笑いを浮かべるのであった。

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感想

前回登場した謎の女の子、李苺鈴は小狼の婚約者でした。
小学4年生で婚約者って思うでしょうが、李家は香港の名家です。
婚約者がいてもおかしくないのです。

さて、苺鈴は大好きな小狼がいつまで経っても香港に帰ってこないので、連れ戻すために日本にやってきました。
しかし小狼は、クロウカードを集める役目を担って日本にやってきたわけですから、苺鈴が迎えに来たからといって帰るわけにはいきません。
だからこそ苺鈴は、クロウカード集めを手伝うと言い出したのでしょう。
でももう少し小狼の話に耳を貸してほしいと思います。

私がカードキャプターさくらを初めてみたのは、小学6年生のときです。
さくらとはほぼ同年代だったので、苺鈴が大嫌いでした。
大好きな人の近くにいたいという気持ちはよくわかりますが、それでもあの強引さと、小狼に近づく女の子は全員敵という様子に、好感を持つのは難しいでしょう。
しかしクロウカード編、さくらカード編、そして劇場版を視聴すれば、苺鈴は大好きな人の幸せをちゃんと願うことができるいい子だってわかるんですけどね。
しばらくは、少々にぎやかな苺鈴と付き合っていきましょう。
小狼も最初は嫌な奴でしたが、さくらと関係を築いているうちに、良きライバルになりました。
苺鈴も、必ず「この子いい子だなぁ…。」と思う瞬間が来ますので、その時をお楽しみに。

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