カードキャプターさくら『クロウカード編』第6話のあらすじ・ネタバレ・感想~きっと優しいお母さんだったのでしょう~ | VODの殿堂

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カードキャプターさくら『クロウカード編』第6話のあらすじ・ネタバレ・感想~きっと優しいお母さんだったのでしょう~

   
 

怖い話が大好きな友達、奈緒子と一緒に、さくらたちは幽霊が出るという噂がある森へ出掛けていきます。
お化けが大嫌いなさくらは、ビクビクと震えながら森の中を歩いていると、噂の幽霊を目撃してしまいます。
女の人の幽霊を見たさくらは、その幽霊が亡くなったお母さんではないかと考えたのです。

「もしかしたら、何か言いたいことがあるのかもしれない。」

さくらはお母さんの声を聞くために、知世とケルベロスを連れて、再び森の中へ足を運びます。
果たして幽霊の正体は本当にお母さんなのでしょうか?

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あらすじ

【おばけの噂】

日が沈んで暗くなる中、学校の裏にある森の中を、さくらの友達の奈緒子が歩いていた。
ふと、目の前に光る球体を見つけたので、奈緒子は後を追ってみることにする。
どんどん森の奥へ進んでいくと、森の出口で球体が止まる。
そして大きく光りはじめると、その中心から一つ目のお化けが…。

「ほぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

奈緒子の話を聞いていたさくらは、悲鳴を上げる。
怖い話が苦手なさくらは、「その話、やめようよ…。」とガクガクと震えながら言った。
しかし奈緒子の話を共に聞いていたい千春は、「その話が本当か確かめて見ない?」と提案。
ついて行きたくないさくらは、「森の奥は崖になってるから危ない。」と言って、千春を必死に止めようとするが、千春はすでに行く気満々。
さくらは行かないという選択肢を取ることができず、通りかかった知世に「一緒に来て!」とお願いすることになる。

夕方、奈緒子を先頭に、利香、千春、知世、さくらの順番で森の遊歩道を歩く。
さくら以外のみんなは、特に怖がる様子もなくスタスタと森の遊歩道を歩いて行く。

「ねぇ、もうすぐ私のお母さんの誕生日なんだけど、プレゼントどんなのがいいと思う?」

歩きながら、千春はみんなにお母さんのプレゼントの相談を持ちかける。
5人の中で一番大人っぽい利香が、「お菓子作りが好きだから、可愛いケーキ皿とか?」と答える。

「ねぇさくらちゃん!どう思う?」

千春は、少し離れたところを歩くさくらに問いかける。
その問いかけを聞いた友達たちは、「あっ…。」と表情を曇らせるが、千春も自分の失言に気が付いて口をサッと押えた。

「あぁ!気にしないで!」

さくらは両手を振って、何でもなさそうに笑いかけた。
それから、さくらたちは昨日奈緒子がお化けにあった場所に辿りつく。
不気味な雰囲気に、さくらは知世の背中にしがみつきながら歩いていた。

「ここだけど…。」

奈緒子があたりを見回すが、特に変わった様子はなかった。
しかし一番後ろにいたさくらが、何かの気配を感じて後ろを振り向くと、昨日奈緒子がみた光る球体がいた。

「ほぇぇぇぇぇぇっ!?」

さくらが悲鳴を上げると、光る球体が大きく光り女の人の姿が見える。
一目散に逃げ出したさくらたちは、森の遊歩道まで戻ると、口々に何を見たか話し始める。

さくら「髪の長い女の人が!!」

千 春「もやもやして、とんがった耳の!!」

奈緒子「目が一つでグルグルの!!」

利 香「ピンクで口が裂けて牙が!!」

知  世「大きな肉まん…」

「ほえ?」

最後の知世の言葉に、さくらは目をまん丸くして首をかしげる。
知世が見た物は、他の子とは違って大きな肉まんだったそうだ。

【お母さん】

夜お風呂に入りながら、さくらは先ほどの話をケルベロスに聞かせる。
ケルベロスは、クロウカードは怖くないのに、お化けを怖がるさくらに首を傾げながらも、全員が全く違うものを見たという発言が気になる様子。
クロウカードにそのようなカードがあったどうか思い浮かべてみるが、思い当たるものは見つからなかった。

お風呂から上がったさくらは、夕食を食べるためにダイニングへ行くと、テーブルに飾ってある母の写真が変わっていることに気が付いた。

「この写真大好き!」
その写真は、母がまだ16歳のころのものだった。
さくらの母、撫子は中学生の時からモデルの仕事をしていて、雑誌に掲載されたものや藤隆が撮影したものなどがすべて保管されており、藤隆は定期的に写真を交換しているのだった。

「お母さん、綺麗だね。」

さくらの言葉に、藤隆も笑顔で頷いた。

「世界一優しくて、綺麗で、素敵な人だよ。」

撫子はさくらが3歳の時に亡くなっているため、さくらにはほとんど母の記憶はない。
けれど、藤隆や桃矢が母のことを教えてくれるので、さくらは母のことが大好きだった。

【幽霊】

夕食を食べると、藤隆は学会のため出張に出てしまった。
残されたさくらが洗い物をしていると、知世から電話がかかってくる。
そして千春が別の部員と森に出向き、再び幽霊を目撃したという話を聞いたそうだ。

「うっ…うう…っ」

しくしくと涙を流すさくらは、森の遊歩道に立っていた。
知世特製のバトルコスチュームを纏い、傍にはケルベロスとカメラを構える知世がいる。
知世が心配そうに声をかけると、「大丈夫じゃないけど…怪我した子もいるんでしょう?」と言葉を返すさくら。
千春の話では、現れた幽霊にパニックになった子たちが、転んだり怪我をしたらしいのだ。
もしも幽霊ではなく、クロウカードの仕業なら捕まえなくてはならないと、さくらは怖いのを我慢して森にやってきたのである。

さっそく光の球体を探そうと動き出した時、目の前に目的のものが現れた。
さくらは【翔】のカードを使って、光りの球体を追いかけると、最初に見たときと同じく崖の所で大きく光りはじめる。
さくらは杖から降りて、ギュッと杖を握りしめると、今度ははっきり幽霊の姿を見ることができた。

「お、お母さん…?」
「本当に…お母さん…?」

しかし幽霊はさくらの問いかけに答えず、ただ微笑んでいるだけだった。
さくらは笑みを浮かべて、幽霊の母をじっと見つめる。

後から追ってきた知世とケルベロスは、さくらの様子がおかしいと駆け寄ろうとするが、バリアのようなものに弾き飛ばされてしまった。

幽霊がスッと手を伸ばすと、さくらはフラフラと幽霊に向かって歩きはじめる。

「さくらちゃん!そっちは崖!!」

知世が声を張り上げるが、さくらの耳には届いてなかった。
さくらの足が崖の外へ。

「さくらちゃん!!」

落下していくさくらに知世が叫び声を上げると、何かがさくらの手を掴んだ。
「さくらちゃん!さくらちゃん!!」

知世の悲鳴に、たまたま通りかかった雪兎が上を見ると、さくらがゆっくりと落ちてきていた。
雪兎が慌てて駆け寄ると、さくらは何かに守られているかのように、ゆっくりと雪兎の腕の中に納まる。

【もしお母さんなら】

雪兎の家で目を覚ましたさくらは、雪兎から運ばれるまでの顛末を聞かされる。
知世はボディーガードたちが迎えに来たようで、ケルベロスも知世が預かっているそうだ。
ホッとしたさくらは、再び布団に入って微睡み始める。
雪兎に優しく頭を撫でられながら、先ほど見た幽霊の話を話し始める。

「お母さんに、会ったんです。崖の上で…。あれ、お母さんの幽霊かな…?」

さくらの話を、雪兎は微笑みながら黙って聞いていた。

「昔、お兄ちゃん言ってたの。幽霊が出てくるのには、理由があるんだって。お母さん、どうしてあんなところにいたのかな…?」

そう言いながら、考え込むように天井を見つめるさくらに、雪兎は優しく言葉をかけた。

「でもね…もしお母さんなら、さくらちゃんを危ない目に合わせたりするかな?」

「お母さん…。」

さくらはそのまま眠りについた。
しばらくして、桃矢がさくらを迎えにやってきた。
雪兎は、さくらが「お母さんに会った。」と言っていたことを教える。
撫子の幽霊には、桃矢も会ったことがあるそうだが、学校の裏ではなかったし、ずいぶん昔の話だそうだ。

「こいつが幽霊やお化けがだめになったのは、俺のせいだからな。」
小さいころから幽霊を見ることができた桃矢は、さくらに見えるものすべてを語っていたらしく、そのせいでさくらは極度のお化け嫌いになってしまったらしい。
さらにさくらは幽霊を見ることはできないが、感じることができる体質だったため、余計に拍車をかけたのだ。

「お母さん、今もよく見るの?」

「いや、俺が中学上がったころには、いなかった。…やっぱ、母さんがいなくて寂しいのか…?」

桃矢が背中でぐっすり眠るさくらを見つめる。
しかしその言葉は、笑顔の雪兎によって否定された。

「ただ…会えるなら会いたいと思うのは、しょうがないかも。」

それから「さくらちゃんにも、いろいろあるんだから、今日のことは叱らないように!」と言い含めた。

【決意】

翌日、学校を休んださくらの元に、知世がお見舞いにやってくる。
ケルベロスもさくらを助けることができなかったと、落ち込んでいた。

「ごめんな…わい、なんもできへんで…。」
お詫びとばかりに渡された花に、さくらは顔をほころばせる。

「しかし…いったいなんだったのでしょう?あの光は…。」

知世の呟きに反応したさくらは、枕元にある撫子の写真を二人に見せる。

「お母さんがいたの…あの森の中に。」

「でもみんなが見たのはバラバラでしたわ。女の人を見たのは、さくらちゃんだけです。」

ケルベロスは、腕を組んである決断を下す。

「今回はやめた方がいいな。」

光る球体の正体が、クロウカードなのか幽霊なのか定かではないが、ケルベロスを弾き飛ばすほどの力があることから、今のさくらが戦うのは危険だという判断だった

「カード探しを頼んだんは、ワイやけど…さくらに大怪我さしたり泣かしたりするんは嫌や!」

ケルベロスの言葉に、さくらの瞳に涙が溜まってうるうると輝きはじめる。
それをごまかすように、ケルベロスをギュッと抱きしめる。

「でもやっぱり行ってみるよ。」

さくらは、もしクロウカードなら封印しなければいけないし、お母さんの幽霊なのであれば、何か自分に伝えたいことがあるかもしれないと考えたのだ。

【幻ーイリュージョンー】

さくらは再び森の遊歩道に立った。
もちろんケルベロスと知世も傍にいる。
カメラを回す知世が真っ先に光の球体を発見すると、今回は3人とも撫子の姿が見えていた。

「写真とおんなじや!けど…なんで今度はみんなおんなじもんが見えるんや?」

さくらは撫子に「何故ここにいるの?」と話しかけるが、相変わらず撫子は微笑みながらさくらに手を伸ばすだけだった。

「お母さん…寂しいの?私に一緒にいてほしいの?」

遠くへ去ろうとする撫子に、さくらは手を伸ばす。

「あかん!!その先には崖がっ!!」
ケルベロスがさくらを止めるために飛び出すが、また見えない壁に阻まれてしまった。

「待ってお母さん!お願い、行かないで!!お母さん!!」

さくらが懸命に手を伸ばすが、撫子はどんどん遠ざかっていく。
それでもさくらが手を伸ばしたとき、足を滑らせて崖の下に落下。
さくらは、涙をこぼしながら「どうして…」と呟いたが、落下する途中に雪兎の言葉が脳裏に蘇った。

『もしお母さんなら、さくらちゃんを危ない目に合わせたりするかな?』

(違う!お母さんはこんなことしない!!)

カッと目を見開いたさくらは、体勢を立て直して【翔】のカードを使用する。
崖の上に戻ったさくらは、撫子の姿を借りた何かの前に立った。

「あなたはお母さんじゃない!誰なの?」

さくらの言葉に、撫子の姿が乱れた。
「その模様に身覚えあるで、やっぱりクロウカードや!」

「汝のあるべき姿に戻れ!クロウカード!!」

封印されたカードは、【幻ーイリュージョンー】のカードだった。
【幻】は、その人が見たいと思ったものを見せるカードのため、お化けを見たときみんな違った姿が見えてしまったのだ。
先ほどさくらたちが同じものを見ることができたのは、撫子の写真を見たこと、撫子が現れるだろうと思っていたことが影響していたそうだ。
そしてケルベロスが弾き飛ばされたのは、さくらの【母親に会えてうれしい】という気持ちが、それだけ強かったからだとケルベロスが説明した。

「よかった…お母さん、ここに一人ぼっちじゃなくて…。」

カードを握りしめたまま、さくらは流れ落ちる涙をぬぐった。

「会えたら嬉しいけど、でも、空の綺麗なところにいてくれたほうが、もっと嬉しいもん。」

さくらは遠い空を見つめて、母への思いを馳せる。

【心配】

日曜日の朝、さくらはクラブに行くため、慌ただしくリビングへ降りてきた。
新聞を読む桃矢に挨拶をしたあと、撫子の写真を見つめる。

「お誕生日おめでとう、お母さん。大好きだよ!」

新聞から目を視線を外した桃矢は、さくらを見て目を見開く。
穏やかな笑みを浮かべたままさくらを見送った撫子は、桃矢に声をかける。

『今回は、ちょっとだけ心配だから来たの。でも、もう大丈夫ね。』
そう言い残し、撫子は消えていった。

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感想

ごく普通の家庭に育ったさくらでしたが、実はお兄ちゃんも、お母さんも幽霊などが視える人たちだったということが原作で語られています。
お母さんの実力がどの程度なのか、定かではありませんが、お兄ちゃんの力はかなり強いようで、その力は続編の『さくらカード編』で重大な役割を担います。
少しだけお話すると、お兄ちゃんはさくらのことがとても大切で、これから多くの苦難を乗り越えなくてはいけないことを知っています。
だったらもう少しわかりやすく心配してあげればいいのに、と思うのですが、こればかりは性格なのでどうしようもないのでしょう(笑)

当時、第1話を視聴したとき、【お母さんが亡くなっている】という設定には、かなり衝撃を受けました。
今は一人親家庭も多いので、特に驚くことでもないと思いますが、当時は一人親家庭はとても珍しかったからでしょう。
それでもあれだけ明るい性格で、家事も一生懸命頑張れるのは、優しいお父さんとお兄ちゃんに囲まれて生活していたからでしょう。
さらに藤隆さんの愛も素晴らしいと思います。
新しい愛を見つけることも素晴らしいとは思いますが、藤隆さんが撫子さんに向けている愛って、とっても前向きな愛だと思うのです。
ただ大好きだった人が亡くなっているというだけで、大切な子供たちと幸せな家庭を築いて、そして撫子さんに愛を囁く行為は、とても素敵だと思いました。
ちなみにお父さんだけで桃矢とさくらを育てているのには、少し複雑な過去があるのですが、それは第16話で明らかになります。

さて今回捕獲したクロウカード【幻】ですが、なかなか手ごわい敵でした。
小さい時に別れてしまったお母さんの姿を見たら、さくらが「話をしたい」「傍にいてほしい」と願うのは当たり前です。
それでも、「これはお母さんじゃない!」と【幻】の力を振りほどいたシーンには、思わず涙がでそうになりました。
やはり親という視点になってみると、昔のアニメも少し違った視点で視聴することができますね。

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