タイトル:「異世界食堂」第五話
放送局:テレビ東京、BSジャパンほか
放送期間:2017年7月4日~9月19日
アニメーション制作:SILVER LINK.
キャスト:店主:諏訪部順一、アレッタ:上坂すみれ、クロ:大西沙織、等
視聴したVOD:dアニメストア
とあるオフィス街近くの商店街にある「洋食のねこや」、定休日はオフィス街が閑散とする土日。
可愛らしい三毛猫が描かれた扉の奥にあるのは、ごくごく普通の洋食屋さん。
しかし洋食のねこやには、他の洋食店とは違う秘密があった。
7日に一度の土曜日。
そこは異世界の住人でにぎわう「異世界食堂」になるのです。
今回のメニューは「カツ丼」と「プリンアラモード」
「カツ丼」はまだ異世界食堂が開店して間もないころのお話ですね。
ライオンの姿をした獣人、魔族のライオネルが異世界食堂をはじめて訪れた日のお話です。
「プリンアラモード」では、公国の姫君が登場。
2話で紹介した達筆なメニュー表の秘密が明らかになりますよ!
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あらすじ
【ライオネル】
異世界食堂にやってきたお客にメニューを渡すアレッタ。
しかし客人、ライオネルはメニューを見ることなく「カツ丼」を注文する
アレッタは店主にカツ丼しか食べない理由を問いかける。
すると店主は爺さんに聞いた話だが、と前置きしたうえでライオネルの過去を話始める。
数十年前、魔族の力が弱まったころ、ライオネルは一人のハーフエルフに倒された。
ハーフエルフの名は、剣神アレクサンデル。
かつて魔王を倒した四英雄の一人です。
アレクサンデルに倒されたライオネルは、魔王の一族が収める都の闘技場に送られてしまいます。
帝国の契約し、法と知恵を持って魔族を統率するため、領内で悪逆非道を繰り返したライオネルを拳闘奴隷として、見せしめに使うことを考えたのです。
【牢屋の中に異世界食堂の扉】
ライオネルの相手は、ライオンのような体に蝙蝠のような羽をもった、マンティコマ。
自分よりも体が細いアレクサンデルに負けたライオネルは、本当に勝てるのか不安になります。
そこへ異世界食堂の扉が現れました。
ライオネルは牢屋の中に扉があることに首を傾げましたが、「どうせ長くはない」と言いながら扉を開くのでした。
【先代店主】
扉を開いた先にはまばゆい光が。
「いらっしゃい」とライオネルを出迎えたのは、若かりし日の先代店主でした。
先代店主は新しい客は珍しいと言い、ライオネルの質問に「ここは洋食のねこ屋つぅ料理やだ」と答えます。
ライオネルは闘技場になぜそんなものがあるか不思議に思いますが、「金がないならツケでもいいぜ」という先代店主の言葉に甘え、そのまま食事をしていくことにします。
注文を聞く店主に、「とりあえず肉を食いてえ、あと」そして少し言葉を濁しながら「戦いに勝てそうな…」と言えば、先代店主は笑顔で「おう!まかせておけ」と言って厨房の奥へ消えていきました。
【カツ丼】
蓋つきのどんぶりを見てライオネルは首を傾げます。
先代店主は「カツ丼」だと説明。
「カツは俺たちの国の言葉で、勝つ。勝利って意味がある」と続けます。
戦う男の飯と言えばこれ、と言って蓋を開けると、そこには美味しそうなカツ丼の姿が。
ライオネルはフォークを掴み、まず卵でとじられたカツを食べます。
カツの美味しさにライオネルは目を見開いて、雄たけびを上げそうになるのを抑えます。
そしてカツの下にご飯があることに気が付きます。
次はご飯だけを食べ「まぁまぁか。要するにかさましってことだろう。」と考えたところで、ライオネルは閃きます。
【カツ丼という料理】
カツ丼とご飯を一緒に食べます。
今度は声を抑えることなく、ライオネルは吠えました。
カツだけでは味が濃すぎるし、ご飯だけでは味気ない。
カツ丼とはご飯と一緒に食べるからこそ、美味しい料理であることに気が付いたのです。
ライオネルはどんぶりを持ってかっ込みます。
【カツ丼おかわり】
添え物の漬物やみそ汁も堪能したライオネルは、まだ食べたいが金がないことを悔やみます。
そこへ先代店主が「カツ丼のおかわり!」と言って、カツ丼を持ってきます。
ライオネルは驚いて店主を見つめると、「お客さんの食いっぷりからして、一杯じゃ足りないかと思ってね。これ以上いらないなら俺の昼飯にするからいいけどよ。」と笑います。
ライオネルは「もちろん食うぜ!」と言い、再びどんぶりを持ちます。
先代店主は「もう一杯食うか?金ならある時払いの催促なしにしといてやるぜ」と言うと、ライオネルは「もちろんだ!ありがてい」と言って、カツ丼を堪能します。
【ライオネルという男】
ライオネルはカツ丼を最終的にカツ丼を5杯食べました。
「ずいぶんと世話になった」「また来る」と先代店主に礼をいい帰ろうとすると、先代店主は「早く5杯分のツケを払ってくれよ」と言って見送ります。
異世界食堂の扉をくぐる前の、弱気なライオネルはもうどこにもいません。
自慢の大きな剣を持ち、カツ丼代を稼ぐために戦いに赴きます。
闘技場はすでに満員。
大きな歓声の中試合が始めると、ライオネルはマンティコマに切りかかります。
逃げるマンティコマのしっぽをつかみ、壁に叩きつけるとそのまま首に剣を突き刺します。
師子王誕生の瞬間でした。
【いつの日か】
ライオネルはたった1年で自分が売られた金額を稼ぎだし、20年以上負け知らずの師子王として君臨した。
アレッタはその話を聞いて、「おお!すごいですね!」と声を上げる。
「じゃあ今ハーフエルフの人と戦ったら、勝てますかね?」という言葉に、店主は「さぁ、どうだろうな。」と答えます。
アレッタは「こんなにカツ丼食べてるんだから」と言って、いつの日かハーフエルフに勝てる日を思って笑います。
【メニュー表】
ある日アレッタはメニュー表を見てあることに気が付きます。
「マスター、このメニューって普通のと、デザートで書いてる人違いますよね?」
店主は字が読めないはずのアレッタが気が付いたことに驚きますが、アレッタは形が違うことや異世界食堂で提供されるメニューをすべて覚えていると主張します。
店主はアレッタが本当にメニューを覚えているかテストすると、アレッタは笑顔でメニューの詳細を答えて見せるのでした。
【公国の魔女姫ヴィクトリア】
最初のお客はロースかつ、大魔術師アルトリウス。
アルトリウスはアレッタが持つメニューを見つめながら、語り始めます。
異世界の東大陸には、公国という国があり、そこには一人の姫がいた。
ヴィクトリアは人間同士の間に生まれた姫であったが、ハーフエルフだった。
ハーフエルフはいわば先祖返りのようなもので、何千年かの間に紛れ込んだ、エルフやハーフエルフの性質が出ることが原因とされています。
ハーフエルフに生まれると、普通の幸せを望むことができません。
何故ならエルフ譲りの強い魔力と、人間譲りの頑丈さ、そして100歳を超えるまでは10代の若々しい姿を保つからです。
【魔女姫の休日】
公国の姫であるヴィクトリアも同じで、彼女はその強い魔力をもって、王国の大魔術師アルトリウスの弟子となり、公国の表舞台に出ない代わりに豊富な研究資金をもって公国の魔女姫として日々研究に邁進していた。
そんなヴィクトリアも研究を休む日がある。
7日に1度、自室に召喚している異世界食堂へ赴く時だった。
この日はすでに王である弟家族と食事を済ませた後だったので、「軽いものなら入るか」と言って異世界食堂へ出かけていくのでした。
【メニュー表】
丁度エルフであるフォルダニアが変えるタイミングで、ヴィクトリアが異世界食堂を訪れる。
「いらっしゃい」と声をかけると、「うん、来た」と言って席に着くヴィクトリア。
メニューを渡すアレッタは、ヴィクトリアを見てエルフ族だと勘違いします。
しかしヴィクトリアが注文したのは「プリンアラモード」だった。
料理が届くまでメニュー表を見つめるヴィクトリア。
実はメニュー表の文字は料理をアルトリウスが、デザートをヴィクトリアが書いていた。
デザートを追加するときに、どのような料理か食べてもらってから説明を書いてもらう必要があったのだが、アルトリウスは甘いものが苦手だったので、弟子であるヴィクトリアを店主に紹介したことがきっかけでした。
ヴィクトリアは1枚しか書いていないはずの文字が、いくつもあることを不思議に思っていました。
【プリンアラモード】
キラキラと輝くプリンアラモードに頬を緩めるヴィクトリア。
スプーンを手にして、まずは生クリームから食べます。
次はフルーツ、アイスクリームと順番に食べ進め、最後はお楽しみに取っておいたプリンを一口。
プリンの滑らかな食感と、カラメルの苦みに顔をほころばせます。
食べ終わったヴィクトリアはお会計のため、アレッタを呼ぶ。
そして店主にいつものお土産をお願いして、異世界へ帰って行った。
【エルフなのにプリン!?】
ヴィクトリアが帰ったあと、アレッタはプリンアラモードには牛乳やたまごが使用されていることに気が付きます。
そして「エルフ族なのに!?」と驚きます。
ヴィクトリアはハーフエルフであることを悔いてはおらず、むしろ長い期間異世界食堂でプリンアラモードを楽しめること、そしてそれを保管する術を研究することができるからだと、アルトリウスは語ります。
ヴィクトリアが持ち帰ったのはプリン。
冷蔵庫がない異世界で、プリンを保存するための魔法をヴィクトリアはずっと研究していたのでした。
感想
根性悪い!!!
昔からかもしれませんが、CV.櫻井のキャラはどうしてこうも性格がよろしくないんでしょうか(笑)
ただこの剣神アレクサンデルにもいろいろあるんですけどね!
ここで彼が登場することも、ある意味で今回の異世界食堂におけるフラグでしょう。
さてではAパートカツ丼の感想に入りましょう。
ライオネルはアレッタと同じ魔族です。
何故魔族が人間に嫌われているかという理由も判明しましたね。
一度人間を滅ぼそうとしていた時期があるからです。
その魔王を倒したのが剣神アレクサンデルを含む四英雄でした。
先代店主はなかなか肝っ玉が座った人だったのですね。
ライオネルの前にどの程度客人がいるのかわからないので、もしかしたら見慣れていたのかもしれませんが、あんな大きな剣をもった獣人が現れたら腰を抜かせるような気がします。
ただ本当にいい人だなと思いませんか?
お金がないっていうライオネルにお腹いっぱいご飯を食べさせてあげるんですから。
しかもなんだか思いつめた表情で来るわけですから、回収できるかどうかわからないのに。
このあたりの性格を店主は受け継いだのでしょうね。
またカツ丼のご飯をかさましと言われたのはちょっとびっくりしました。
原作者は外国人にインタビューでもしてるんでしょうかね?
そして次に登場するのはヴィクトリアです。
CV田村ゆかりですよ!!
幼女から大人の女性までおまかせ!な声優さんで、私すごく好きなんですが、ヴィクトリアにぴったりでした。
ちなみに私は原作も読んでいるのですが、いまいちエルフ族とハーフエルフのことがよくわかっていません。
結局エルフ族とハーフエルフだったらどっちが強いんでしょうか?
あと今回アレッタが驚いていたように、卵とか牛乳を食べることができるんですかね?
エルフ族はたぶん食べるのも無理そうですが、ハーフエルフの味覚はどちらかというと人間に近いと考えていいのかな?
しかし軽くだったら入るか、で選んだ料理がプリンアラモードとは驚きです。
どちらかというとパフェの方が、軽いと思うのは私だけでしょうか?
そもそもプリンアラモードってあまり食べないですね。
実際洋食屋さんでもあんまり置いていないような…。
久しぶりにどこかでプリンアラモード食べてみようかな?
さて次回は「サンドウィッチ」です。
これまで登場したキャラクターが勢ぞろいするお話で、原作を読んでいる人間としてはなかなか面白い話で人気も高いので、アニメではどのような演出になるか期待が高まります。

小学生と幼児のママ。常に娘のコスネタを模索中。育児のストレスはアニメ鑑賞と妄想でリカバリー中。今のブームは型月&刀剣乱舞。
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