『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 第7話』のあらすじ・ネタバレ・感想~地獄の沙汰も金次第~ | VODの殿堂

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『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 第7話』のあらすじ・ネタバレ・感想~地獄の沙汰も金次第~

   
 

タイトル:キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series『歴史のある国』
放送局:AT-Xほか
放送期間:2017年10月6日~12月22日
アニメーション制作:Lerche
キャスト:キノ:悠木 碧/エルメス:斉藤壮馬/シズ:梅原裕一郎/陸:松田健一郎/ティー:佐倉綾音/師匠:Lynn/相棒:興津和幸 ほか
視聴したVOD:dアニメストア(2017年12月11日時点では無制限で見放題)

今回はキノの強さの秘密のカギを握る人物、師匠とその相棒のお話です。

キノの師匠は、鬼のように強い人物で、若いころはキノと同じように旅人だったのです。
第7話では師匠と、その相棒の男性が訪れた、立派な時計塔のある国での出来事が語られます。
一見治安がよさそうな国ではありましたが、なんと権力者による汚職が絶えない所でした。
汚職警官の罠にはまり、投獄されてしまった相棒を見捨て出国する師匠は、その国でとんでもないことをしでかします。
原作を読んでも、そしてアニメで見ても、大笑いすること間違いなしです。
淡々とした師匠と、相棒の活躍に注目してください。

『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu
dTV
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ

【昔々】

「キノ?撒き割りは?」

ウッドハウスのテラスにいたエルメスが、こそこそと移動するキノに声をかける。
ゴーグルを装着したキノは、カノンを構えて家の中に入っていく。
家の中では、ソーセージを焼く人物が一人。
キノはその人物を背後からこっそり覗き込み、深呼吸してから襲いかかる。
しかしカノンを構えたキノの先には誰もいなくなっており、ソーセージ―がおいしそうに焼け続けるだけだった。
ふと、キノのこめかみ付近に、パースエイダー向けられた。

「残念でした。」グレーの長い髪をした女性が、呟いた。

その光景を、キノはホットドックを食べながら思い出していた。

「どうしたのキノ?まるで砂でも食べているみたいな顔をしているよ。」ホットドックを加えたまま動かないキノに、エルメスが尋ねる。

「いや、このソーセージは美味しいよ。冷めても十分美味しい。ただ…。」

「ただ?」

「師匠のことを思い出したんだ。」

その言葉に、エルメスが「珍しいね。」と言葉を返す。
キノは訓練で返り討ちにされた過去と、その後師匠から旅の話を聞いたことをエルメスに話す。

「大きくて立派な時計塔がある国の話でさ、この近くにあるみたいなんだよ。」

【師匠と相棒】

ボロボロの小さな車で旅をする師匠と相棒。
相棒が師匠に声をかける。

「そろそろ次の国に着きますが、手持ちの宝石をその国で売りましょう。食べ物と燃料も残り少ないですし、現金も要りますよ。残りは交換し易いように、砂金にでも替えましょう。」

「仕方ないですね…でも…。」

「なるべく高く売る、ですね。解ってますよ。」

【立派な時計塔がある国】

立派な時計塔がある国へ入国する二人。
一見治安がよさそうな国の中に、相棒は「こういう国では高く売れますよ~。」とご機嫌だ。
しかし師匠は、街中に警官が多いことに眉をひそめている。「この国の警察は、軍隊も兼ねた警察軍ですかね?」

相棒が師匠に問いかける。

「私の経験上、こういう国では油断してはいけません。」

「治安ですか?」

「いいえ、権力の側に、です。国の中では、いつも以上に大人しくしましょう。」

師匠の言葉に相棒は頷く。

「じゃあ師匠は、ホテルでのんびりしていて下さい。昼には戻りますから。」

【不穏な気配】

ホテルから外の様子をうかがう師匠の視界に、警察車両が映り込む。
師匠はそのまま警察庁舎へ連れて行かれてしまった。「というわけで、あなたの恋人は違法薬物所持の現行犯で逮捕された。」

警察官から説明を受けた師匠は、「恋人ではなく、同行人です。」ときっぱりと否定。
相棒は地下の留置場に監禁されているらしい。

「地下もあるのですか。ずいぶんと大きな警察なのですね。」

師匠が言葉を発すると、偉そうな警察官は大げさな動きで説明を始めた。

「ここはかつてこの国に、王がいたころの宮殿でな。時計塔は文化遺産として保護されているほど、歴史ある建物なのだ。今は色々な政府機関の合同庁舎として使われているが…ま、管理権を持っているのは我々だ。実質ここは警察本部だな。」
そう言って大声で笑う警察官に、「全く思ったとおりでした。」とポツリと呟く師匠。

「状況はわかりましたが、ごらんのとおり旅の者です。あなた様の権限で、国外退去処分の温情をいただけない物かと思います。」

警察官は身を乗り出して「いくらなら出せる?」と問うので、師匠はサラサラと紙に金額を書き、警察官に提示する。

「それっぽっちでは話にならん。あなたもすぐに出国した方がいいぞ。警官に買収を持ちかけたことは黙っておいてやろう。」

警察官の言葉を聞いた師匠は、「そうさせて頂くことにします。」と、相棒を置いて出国する決意を固める。

「最後に一言、お別れを言う事は出来ますか?」

師匠の申し出を断る警察官。
違法薬物所持は重罪のため、面会をさせることはできないと言うのだ。
師匠は胸ポケットをあさり、そっと袖の下を警察官に渡した。

【腐敗】

地下の留置場にて、面会する師匠と相棒。
相棒は師匠が来てくれたことに、格子越しに涙する。

「あれほど非合法なことはするなと言ったのに…。」

「そんな!濡れ衣ですよ!」

呆れ口調の師匠に対し、相棒は慌てて否定の言葉を発する。
しかし師匠に置いて行かれることを知った相棒は、牢獄で肩を落とした。

「そんなぁ…、俺は今まで悪いことなんか、何一つしないで生きてきたのに!」

そんな相棒の嘆き越えを聞いていた警察官は、「これからは、ポケットの中には気を付けることだ。」とニヤニヤとしながら言い放った。

その言葉を静かに聞いていた師匠と相棒。
相棒はおもむろに顔をあげて、師匠にある言葉を残す。

「姐さん!俺の鞄で、今まで中身見せなかったのがあったでしょう?あれを路銀の足しにでもして下さい。高く売って下さいよ!買った時は銀貨434枚もしたんですから!」
相棒の涙ながらの言葉に隠された意味に気が付いた師匠は、「わかりました。そうします。」と願いを聞き届ける。
それを確認した相棒も、こっそり笑みを浮かべ、怪しまれないように膝をついて別れを惜しむ演技をする。

留置所の外で相棒の所持品を受け取る師匠は、宝石の類がなくなっていることを指摘。
すると違法薬物を購入する資金だとして、証拠品として没収されたという説明がされる。
嘘くさい説明をする警察官を冷めた目で見つめる師匠は、「そうですか。」とだけ返し、相棒の所持品をホテルへ持ち帰る。

ホテルについた師匠は、相棒の荷物の中から鍵のついた箱を取り出すと、【434】とダイヤルを回してロックを解除。
箱の中には、サイレンサー、プラスチックナイフ、ワイヤー、毒物カプセルなどの暗殺グッズがたんまり入っていた。

「まったく…あの人は前に何をやっていたんでしょうね。」

時計塔の鐘がなるころ、警察官の元に「女性が出国した。」という知らせが入る。
警察官は、「再入国はさせるなよ、いろいろと面倒だから。」と報告に来た部下に言葉を返す。

「はい。それと、政治家の先生方と会食中の長官から『ご苦労だった。後で分け前は送る』との事です。」

この国の警察という組織は、どうやら腐敗しきっている様子だ。
残された相棒の処遇を訪ねる部下に対し、警察官は「あとで賽をふって決めるか。」とあくどい笑みを浮かべたのだった。

【潜入】

出国した師匠は、相棒の所持品を使って、再び国内へ潜入する準備をしていた。
暗視スコープを覗き込む師匠は、暗闇でも動物の姿がはっきり見えるそれに対し「なるほど…これは、面白いものですね。」と笑みを浮かべている。
一方留置場にいる相棒は、備え付けのベッドの上に寝転がって、「も少し掛かるかな?」と師匠をゆっくり待っていた。

【計画】

誰もいない静かな路地で、次々と発火するゴミ箱。
それはさまざまな場所で発生し、時計塔周辺の街は火を消す消防隊や、住民を避難させる警察官で、路地は一気に騒がしくなった。

師匠の姿を確認した相棒は、ゆっくりと起き上がり「来てくれると思いましたよ、師匠。」と声をかける。
騒動によって手薄になった留置場へ、警察官の姿を借りた師匠が潜入してきたのだ。「全く手のかかる弟子です。」

「油断して、すみませんでした。」

師匠がもってきた警察官の服に着替える相棒は、今後の作戦を師匠に質問。

「今から国の外へ出るのは無理でしょう。」

「確かにそうですが…、どうしましょう?」

「あなただったらどうします?」

師匠の問いに、相棒は「そうですねぇ…。」と少しの間考える。
それから「一度潜伏をして、探す人間が疲れ果てた3日後にこっそりと出国するか、短期的に激しい攻撃をして一気に出国する。」という答えを出した。
しかし師匠の答えは違うようだ。

「だいぶ良い線ですが、惜しいですね。三日後云々はとても正解です。ただ潜伏は違います。」

「では?」

「暴れます。たまには、自分の最高の実力を出してみたいでしょう?高い所からの景色はなかなかですよ。」「あぁ…。」師匠の言葉の意味を察した弟子の目に、怪しい光が宿った。

【それから?】

「で、そのあとどうなったのさ?」とキノに話の続きを促すエルメス。

「それからね、二人はまず武器庫へ行ったんだ。師匠が作り出した騒ぎで、みんな建物から逃げ出していたからね。二人は悠々と台車いっぱいに、武器と弾薬を詰み込んだ。」

「うわー!おっそろしー!まさに【踊れマンボー】だね!」

「そうだね、エルメス。」

キノはエルメスの間違いを指摘することなく、穏やかな微笑みをエルメスに向けていた。
何ともいえない空気が流れる中、エルメスは続きをキノに促す。

「二人は食料庫に行って、同じように食料と水を台車に積んだ。」

その後師匠と相棒は、時計塔の屋上にすべての荷物を運びこんで、一基しかないエレベーターのワイヤーを切断。
騒ぎを終結させて、警察官がかえってきたころには籠城が成功しており、高い時計塔から警察官たちを次々狙撃していった。
「片っ端から殺していったの?」

「違う。そこが師匠のすごいところだ。殺さなかったんだ。」

二人は膝や脛など、ライフルで撃たれたとしても致命傷にならない部分だけを撃ちぬいていくことで、相手が「開けましたので、どうぞお二方お通り下さい。」と戦意喪失し、城門を開けるのを待つことにしたのだ。
そのために見晴らしがよく、国の重要機関である場所に立て籠もり、さらに死者がでていないことで、相手の恐怖心が増す方法を師匠は選択した。
さらに濡れ衣で投獄されていた相棒が、燃えに燃えた結果、突撃してきた警察官は全員病院送りとなったことも、恐怖を助長する要因なる。

「そして師匠たちが手紙を封筒に入れて落とした。もちろん警察の備品を使ってね。」

【籠城の日々】

『拝啓、吹く風もどこか冷たくなって参りましたが、警察の皆様に於かれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。さてこの度、私達極悪人若干二名は、この場所を死に場所と認め、矢尽き弓折れるまで、力の続く限り精一杯立て篭もり、思う存分に暴れる所存であります。何分にも未熟な二人で御座いますが、今後共宜しく御指導、御鞭撻下さいますようお願い申し上げます。敬具』

アナウンサーの声で読み上げられる二人の声明文。
さらにアナウンサーの言葉は続き、夜に突入作戦が決行されることが告げられた。

「そりゃあ、間抜けだね。」

エルメスが呆れ口調で言い放つ。

「うん。師匠もそう言っていた。『報道のお陰で警察の動きが良く解って助かった。』ってさ。」

その後二人の立て籠もりは、三日三晩続いた。

ぐるっと警察に囲まれる時計塔。
拡声器をもった警察官が中央に立つ。

「聞こえるかそこの二人!貴様らに逃げ道は無い!望み通り、そこが死に場所だ!もしそこで死ななかったら、市中引き回しの後で絞首刑にしてやる!覚悟するんだな!」警察官は二人に声を荒げるが、最後の言葉を発した瞬間、帽子がライフルによって狙撃されてしまった。

少し距離を取って、時計塔を囲む警察。
盾をもった部下に守られた警察官が、再び拡声器で二人に向かって言葉を発する。

「お前たちは完全に包囲されている!大人しく投降した場合、命だけは助けてやろう!」
再びライフルによって狙撃されるが、今度は距離があり、分厚い盾に守られていることもあって、警察官は余裕の笑みを浮かべる。
しかし何度も的確に狙撃されたことにより、盾の防御が崩壊。
部下たちは警察官を見捨て、遠くへ逃げ去っていった。
夜になり、照明で照らされる時計塔。

「君たち何か言いたい事はあるか?寛容な我らはそれを聞こうではないか!」

その言葉を言いきるや否や、次々と照明が撃ち落されていく。
どんどん暗くなる時計塔周辺では、警察官たちの悲鳴が上がっていた。
翌朝、時計塔を囲む警察官がいなくなり、数名の警察官に守られ、覇気のない警察官の声が二人に届く。

「おはようございます。お二方にお伝えします。もし出国を希望されるのでしたら、それを喜びを以て認めさせて頂きたく思います。」
だが返答は否であり、今度は相棒が放ったバズーカにより車が大破。
爆発によって飛ばされたドアが、警察官の前に突き刺さる。
ついに白旗を掲げ、両手を上げた部下たちと共に時計塔の前に赴く警察官。

「お願いします…本当に心からお願いしますから、もう止めて…。」しかし弾丸の雨が襲い、部下たちは散り散り逃げていく。

「助けて…もう、やめて…。」白旗を持った警察官はついに倒れ込んでしまった。

「そこまで言うのでしたら、ここで死ぬのを諦めて、大人しく国を出ても良いですよ。」

師匠は拡声器を持って声をかけると、「ほ、本当ですか!?」と警察官が飛び起きる。

「で?いくら出しますか?」

師匠の突拍子もない言葉に、「いっ…?」と言って言葉が続かない。

「いくら出しますか?」
師匠はダメ押しとばかりに言葉を発する。
警察官は慌てて白旗に金額を書いて提示。

「ここに書いた程度ではどうでしょう??」弾丸が答えの代わりに返ってくる。

「もっと出せまーーす!!」

【歴史のある国】

その後師匠たちは、政府から金を巻き上げ、無事に出国をしたそうだ。
キノが話終わるころ、立派な時計塔が視界に入る。
話しに聞いていた通り、八角形の建物に囲まれた立派な時計塔だった。
だが話とは違って、時計塔の周辺では家族連れが和やかに過ごしていた。

「キノ、あそこ。石碑がある。」石碑に近づいたキノは、内容を読もうとするが、文字が小さくて読みにくいものだった。
そこに杖をついた老人と子供が現れ、「それは、我が国を救ってくれた二人の勇者を記念して建てられた碑ですよ。」と教えてくれた。
キノは老人にどんな話か尋ねると、老人は快く、勇者の話を語り始める。
以前この国は、政治腐敗が横行しており、警察も悪行を働いているような国だったそうだ。

「そんなある時、正義感溢れる旅人が民衆に代わり、立ち上がったのです。それから二人は民衆の力を背に、この建物にたった二人だけで陳情に訪れたのです。そして二人の熱意に打たれた我が国の政治家や警察高官は、それまでの行動を甚く恥じ、以降悪いことをしなくなったのです。お陰で今のこの国は、とても豊かで幸せなのでした。めでたしめでたし。」

なんとこの話は歴史の教科書にも掲載されているそうだ。

「話は変わりますが、その足はどうされたんですか?この国のご老人、特に男性は、杖を突いている方が多く見受けられますが。」

キノの指摘に、汗をかいてあさっての方向を向く老人。

「いやぁ…なんででしょうねぇ…。」

その言葉にキノはふっと笑みを浮かべる。
それから老人と子供に別れを告げる一人と一台。

「はたしてどちらが本当だろうね?」

「わかってて言ってるだろう?エルメス。」

「うん。でもなんか前向きな国だね。前向きなことはいいことだよ。」

エルメスは城門に向かって走り出し、「でも、お師匠さんがまた来たらどうするんだろう?」とポツリとつぶやいた。
キノはギュッとブレーキを握り、バッと背後に見る。

「大丈夫、いないいない。だから前を向いて走ってよ。」

狼狽えるキノを宥めるエルメスに、「う、うん。」と返事を返し、再びキノは走り出した。

感想

師匠が登場する話は、とんでもない話が多いので、原作ファンでも好きな人が多いです。
キノは好んで人を殺しません。
その理由は師匠ほど欲が強くないからです。
師匠はかなりお金にうるさい人物ですから、歴史のある国でも最終的にたんまり、貰える物を貰って国を去っていったのですから、なかなか豪胆な人物であることがよくわかるのではないでしょうか?
第5話で、キノが森の人というパースエイダーを大事にしていたことを覚えているでしょうか?
森の人をキノに託した老人が、この相棒ではないかと考えられています。
とはいえはっきりとその描写はありませんので、真実は原作者のみが知ると言った状態です。

しかし、まさか師匠と相棒の過去をモノクロとセピアで映像化するとは、面白い試みでした。
過去の話だとすぐに分かるので、粋な演出だと思います。
第7話で一番おもしろかったシーンは、やはり時計塔に立てこもった後の交渉場面でしょう。
現代社会でも言えることですが、どうしてニュース番組ってなんでもかんでも報道しようとするのでしょうね。
「夜に攻撃予定です。」なんて言ってしまったら、敵は喜々として防御を固めるに決まっています。
報道の自由とはよく言いますが、それは今言わない方がいいと思われる外交的な話も、どんどん報道してしまっているので、SNSで世界とつながっていることを忘れているのかな?っていつも思ってしまうのは、私だけなのでしょうか?
そして、師匠たちと交渉にあたっていた警察官も、喧嘩を売る相手を完全に間違えていましたね。
最初は強気に交渉にあたっていましたが、最後は白旗まで掲げたのに、「いくら出せますか?」と現金まで奪われてしまいました。
とはいえ、完全にブーメランで言葉が返ってきただけなので、自業自得なんですけどね。

師匠と相棒は、キノの旅の中で、最も危険な人物でしょう。
歴史のある国で行った行動を見る限り、まるで戦車が意思を持って旅をしているような二人だと思いました。
ただこういう思考のキャラって好きです。
シズのように正義感溢れる若者も素敵ではありますが、シズの場合、いかんせん正義感が強すぎるのと、思想が凝り固まって空回りしてしまうという問題点があります。
次回「電波の国」では、キノと別れた後のシズと陸、そしてティーの旅路のお話になります。
この回は本当にまったくキノが出ないのでは…?
シズのから回る正義感と、陸とティーのふんわりコンビに癒されたいと思います。

 

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