白いシルクハットに白いマントをまとい、右目のモノクル(肩眼鏡)がトレードマークの怪盗キッド。
『まじっく快斗1412』は、作者の青山剛昌の代表作『名探偵コナン』にたまに登場する怪盗キッドが主人公です。
実は原作『まじっく快斗』の方が『名探偵コナン』よりも早くに「週刊サンデー」でコミック連載が始まり、現在も不定期連載されている作品です。
そして、アニメ『まじっく快斗1412』は、2014年に毎週土曜日に放送されているアニメ『名探偵コナン』の30分前の時間枠で半年間に渡って全24話、放送されました。
『名探偵コナン』同様、『まじっく快斗1412』でもコナンと怪盗キッドとの対決があり、第10話、第11話、第16話、第21話は、『名探偵コナン』に登場したシーンが怪盗キッド目線で描かれています。
『名探偵コナン』の中で謎の多い怪盗キッドですが、この作品を見れば怪盗キッドの日常や怪盗としての仕事ぶりが詳しくわかりますよ。
目次
アニメ『まじっく快斗1412』配信先一覧表
アニメ『まじっく快斗1412』を配信している動画配信サービスは以下の通りです。
見放題作品なので、お試し期間を利用して全話視聴することができますよ~!
『まじっく快斗1412』配信先一覧 | |||
動画配信サービス | 配信状況 | 見放題 | 配信先 |
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ストーリー
この物語の主人公である高校生の黒羽快斗は、昼はマジックが得意な高校生の顔、夜は怪盗キッドの顔を持つ人物。
初代怪盗キッドの父親の後を継いだ快斗が二代目怪盗キッドとなり、父親を殺した謎の組織が探し求める”ビッグジュエル・パンドラ”を破壊するために怪盗活動を繰り返します。
犯行予告状を送りつけ狙った獲物を華麗に盗み出す怪盗キッドは、得意なマジックと変装を駆使して、次々に世界中の名だたる宝石の怪盗予告をしていきます。
基本的に宝石類の怪盗を繰り返し、回を追うごとに謎の組織と彼らが探し求める”ビッグジュエル・パンドラ”に近づいていくストーリー展開。
命をかけて怪盗を続ける怪盗キッドの日常と心情を描き、彼の本来の目的と信念を感じられる、怪盗キッドが主人公の物語です。
主な登場人物
黒羽快斗(CV.山口勝平)
世界的なマジシャンである父親譲りの天才的なマジックの才能を持っています。
父親の残した言葉「ポーカーフェイスを忘れるな」という言葉を守りつつ、父親の無念を晴らすため二代目怪盗キッドとなります。
黒羽盗一(CV.池田秀一)
快斗の父親で世界的なマジシャンでしたが、8年前に事故死しました。
初代怪盗キッド。
黒羽千影(CV.富沢美智恵)
快斗の母親で、昭和の二十面相である怪盗淑女(ファントム・レディ)と呼ばれた元女怪盗。
現在は、海外で悠々自適に暮らしています。
中森青子(CV.岩居由希子)
快斗の幼馴染で、快斗といつも痴話げんかのような言い合いをしています。
『名探偵コナン』の蘭の位置づけですが、蘭よりも子供っぽい言動が多いですね。
怪盗キッドを追う刑事の中森銀三を父親に持ち、快斗が怪盗キッドであることは知らず、怪盗キッドを憎んでいます。
中森銀三(CV. 石塚運昇)
中森青子の父親で、長年怪盗キッドを追う警部。
寺井黄之助(CV.肝付兼太)
以前は黒羽盗一の助手でしたが、盗一の死後しばらく怪盗キッドを演じていました。
現在は、黒羽家近くのバーを経営しながら怪盗キッドの補佐をしています。
白馬探(CV.宮野真守)
警視総監の息子であり、怪盗キッドと対決する高校生探偵。
キザな性格で自分の知能や能力に自信を持っています。
快斗と青子と同じ高校に通う同級生で、快斗を怪盗キッドだと疑っています。
小泉紅子(CV.喜多村英梨)
快斗と青子の同級生であり、快斗が怪盗キッドであることを知っています。
赤魔術を使う魔法使いで、唯一自分の虜にならない快斗を振り向かせるために、あらゆる手段を使います。
スネイク(CV. 大塚芳忠)
謎の組織からビッグジュエル・パンドラの捜索を命じられている人物。
キッドにはあしらわれることが多く、それほどの脅威となっていません。
スパイダー(CV. 浪川大輔)
謎の組織が怪盗キッドを殺すために差し向けた刺客。
表向きはマジシャンとして活躍しており、手強い相手。
怪盗コルボー
ラスベガスで怪盗を始め、全身真っ黒な衣装をまとい怪盗キッドにそっくりな容姿を持っています。
最終回では快斗の父親である黒羽盗一に変身して現れましたが、正体は未だ不明。
怪盗キッドとは?
どんな厳重な警備も突破し悠然と夜空に消えていく姿や、泥棒ながらも紳士的な品格がありイケメンであることに、ファンが多いキャラクターです。
世間からは、「月下の奇術師」や「平成のルパン」とも呼ばれています。
神出鬼没で高い知能を駆使してさまざまなものを盗みますが、目的のものではないとわかったら所有者に戻す、変わった泥棒。
なぜなら、父親を殺した謎の組織が探し求める不老不死が得られるという伝説のビッグジュエル・パンドラを、先に見つけ出して破壊することが目的だからです。
マジックの才能を存分に発揮した盗みのテクニックを持ってはいますが、性格にムラがありピンチに陥ることも。
アニメ『名探偵コナン』では、キザでクールなイメージの怪盗キッドですが、『まじっく快斗1412』では、エッチでコミカルなキャラクターなんですよ。
名探偵コナンと怪盗キッドの関係性
怪盗キッドは、アニメ『名探偵コナン』ではコナンにとって宿敵ともいえる存在です。
また、探偵と怪盗という推理作品ならではといえる関係ではあるものの、作中においては協力し事件を解決することもありますよね。
アニメ『名探偵コナン』の中では、怪盗キッドの正体を知るものは誰一人としていません。
探偵VS怪盗という点を思えば、推理作品のあるあるに感じるのでは?
しかし、実は怪盗キッドとコナンの因縁は、父親の代か続いていたものなのです。
快斗の父親である初代怪盗キッドと新一(コナン)の父親である小説家の工藤優作は、何度も対決しておりお互いをライバルとして認める関係だったのです。
彼らは、父親たちの関係を継いだ形でのライバルであり、ほぼ毎回引き分けという対決も他に凶悪な敵がいる場合は、協力し合う場面もある不思議な関係。
お互いの正体については、怪盗キッドはコナンが新一だということに気付き新一に変身してコナンを救うこともありましたが、コナンは怪盗キッドの正体はわかっていないようです。
いつか、コナンのほうで怪盗キッドの正体に迫るシーンが出てくるかもしれませんね。
快斗(怪盗キッド)と工藤新一の声優が同じ
快斗(怪盗キッド)と工藤新一の声優は、両方とも山口勝平さんです。
両者の顔が似ている上に声が同じなので、新一にしか見えずややこしいと思っているのは筆者だけでしょうか(笑)
どちらもメインキャラクターであるのに同じ声優さんにしたのは、単純に快斗と新一の顔が似ているからという安易な発想からだとか。
また、『名探偵コナン』には新一がめったに出演しないので、山口勝平さんが不満を漏らしたという話をご本人がラジオで言っていました。
演じ分けは特にしていないそうで(やっぱり!)、怪盗キッドと新一との違いはやはりわかりませんね。
『まじっく快斗1412』では、新一は出てこないので安心です(笑)
1412の意味
タイトルの”1412”って何だろう?と思いますよね。
「怪盗キッド」は愛称であって、「怪盗1412号」が警察がつけた正式名称で国際犯罪者番号なのです。
なぜ「怪盗キッド」と呼ばれるようになったのかというと、新聞記者が殴り書きした「1412」を、工藤新一(コナン)の父親である工藤優作が「KID」と読み間違えたことがきっかけで、「怪盗キッド」と呼ばれるようになったとのこと。
筆者も書いてみましたが、なるほど…見えなくもないです(笑)
まとめ
怪盗キッドが『名探偵コナン』に登場するたびにかっこいいなぁと思っていましたが、筆者も正体は知りませんでした。
『まじっく快斗1412』は、怪盗キッドも新一と同じ高校生であることや怪盗活動に深い意味があることなど、怪盗キッドについての知らない情報がたくさん詰まっているんですね。
しかも、『名探偵コナン』よりも早い誕生とは驚きでした。
2019年現在でもコミック『まじっく快斗』は未完のままで、”ビッグジュエル・パンドラ”も見つかっていません。
怪盗キッドの人気も高いため、今後も『名探偵コナン』には登場すると予想はできますが、怪盗キッド主演の『まじっく快斗1412』の続編アニメ化も期待したいですね!
アニメ『まじっく快斗1412』のあらすじ・ネタバレ一覧
アニメ『まじっく快斗1412』全24話のあらすじ・ネタバレを知りたい方はこちらから!

ヨガインストラクターもしている連ドラ好きな2児のママです。観たいドラマは録画してCMとばして観るのがおすすめ!最近では、横浜流星くんのドラマにハマってます。
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