ガンダム Gのレコンギスタ 第25話のあらすじ・ネタバレ・感想「恋とは友情よりも重いものなのか?」 | VODの殿堂

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ガンダム Gのレコンギスタ 第25話のあらすじ・ネタバレ・感想「恋とは友情よりも重いものなのか?」

   
 

タイトル:ガンダム Gのレコンギスタ 「死線を越えて」
放送局:MBS・TBSほか
放送期間:2014年10月2日~2015年3月26日
アニメーション制作:サンライズ、MBS
キャスト:ベルリ・ゼナム/石井マーク、アイーダ/嶋村侑、ラライヤ・アクパール/福井裕佳梨、ノレド・ナグ/寿美菜子
視聴したVOD:dアニメストア(2017年10月30日時点では無制限で見放題)

衝撃的な父親の死にアイーダは涙を零します。
しかし悲しむ時間はわずかで、すぐに次の戦いの火蓋が切られました。
ただアイーダは孤独ではありません。
唯一の肉親であるベルリや、ノレドとラライヤという存在もいます。
そして父親がアイーダに託してくれたメガファウナも残ってました。
アイーダは、父に代わって旗艦指揮を執ることとなるのです。

ついにフルムーン・シップ争奪戦に乗り出す各勢力。
パイロットとして戦場に出るマニィは、マスクと共にベルリと戦う決断を下しました。
最終決戦に向けて動き出した戦場は、人をどんどん狂わせていきます。
はたしてこの戦争はどのように終結するのでしょうか?

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※配信状況は2020年4月1日(水)時点のものです。

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あらすじ

【戦術的後退】

ダベーで戦場を観察していたジュガンは、「あんなビラビラしたビームを見たことがあるか?ごほごほっ」と水を喉に詰まらせながら、ユグドラシルのビーム性能に戸惑いを隠せない。
その隣では、ダベーを操作する部下が通信を受け取っていた。

「撤退!?帰れってことですか?」

突然の命令に声を上げる部下。
クンパがキャピタル・アーミィに撤退命令を出していたのだ。

「戦術的後退ってことか?」

ようやく呼吸を整えたジュガンが呟いた。

【狂気】

クノッソスで今後の方針を話し合う艦長とマッシュナー。
艦長はドレッド艦隊がほぼ壊滅状態で、作戦を続けることはできないと言いますが、マッシュナーには撤退する気はない。

「フルムーン乗っ取りを仕掛ければ、我々はガランデンの下をくぐりぬけなければならないが、我々を追っているサラマンドラが、ガランデンとやり合ってくれる。そうなれば我々が勝ちにいける。」

マッシュナーのこじつけのような作戦に難色を示す艦長。

「うまくいくってロックパイが言ってるんだよ!」瞳孔を開き、ロックパイの名を出すマッシュナーに、「それでは地球に引っ張られるんだぞ!」と作戦の欠点を指摘する艦長。

「引っ張られないよ~に加速!」そういうマッシュナーの狂気を誰も止めることができず、クノッソスはフルムーン・シップ乗っ取りに出撃してしまった。

【父親】

戦闘区域を抜け、メガファウナのモビルスーツ部隊と合流したベルリたちは、G-ルシファーコックピットに合流していた。
ケルべスは先の戦いで失くしてしまったG-ルシファーの、スカート・ファンネルの予備の準備や、バッテリーや水の玉の補給準備をするために、先にメガファウナと合流することに。

「アダムさんとハッパにはどやされるぞ。」と冗談交じりに話すケルべスに、「戦ったんですよ!」と反論するラライヤ。

ケルべスは肩をすくめながら、「言っとくよ。」と言いながらメガファウナへ向かった。

「このインナー、乾かしてくれてありがとう。」コックピットの後ろでカーテンを引き、汗を拭いていたアイーダ。

「ここのヒーター効くんですよ。」とラライヤが答え、ベルリもノレドからもらったウェットシートを持って汗を拭きにカーテンの後ろへ向かった。

コックピットの後部座席に座ったアイーダに、ラライヤはそっと「お父様のこと、ご愁傷様でした。」とお悔やみを伝える。

「ありがとう。」と返すアイーダは、ジッと遠くを見つめながら語り始めた。

「父は軽率だったんです。時代に迎合しようとしすぎて、組織の持つ力関係に負けた人なんです。」アイーダの話をベルリもカーテンの奥でじっと聞いている。

「地球に這いつくばっていたようなアメリア人が、ヘルメスの薔薇の設計図に踊らされて、『イノベーションだ。』『宇宙の革新だ』なんて…。」

アイーダの言葉は最後まで続かなかった。

『それで、宇宙海賊まで突っ走ったってこと…?』着替えを終えたベルリは、アイーダを見つめながら心の中でそう感じた。

コックピットでモニターを確認していたラライヤは、各勢力がイノベーションをめざし、フルムーン・シップ争奪戦が始まったことを察知。

「そうか、僕らも急がないと!」

「そ、そうしましょう。」

ベルリたちは、戦いに備えメガファウナへ急いで帰還する。

【マニィ出撃】

「バララに手柄を取られっぱなしでは、このジーラッハが可哀そうです。」

そう言ってマニィは、ジーラッハで出撃するための準備をしているが、フラミニアはマニィの出撃に反対の様子。
しかしマニィは「戦場の様子が気になる」と、出撃の理由をこじつける。

『バララに手柄を立てられたらルインを、取られちゃうじゃない!』

フラミニアの静止を振り切り、マニィはついにジーラッハで戦場に向かって出撃していった。

一方マスク達と共に戦場に出たジット団は、地球人やトワサンガ人の攻撃に備えて戦闘配備へ。
クノッソスはマッシュナーの作戦通りに、ガランデンをくぐる作戦を決行中。
その動きを察知したクリムも、メガファウナよりも先に勝利を収めんとして、戦闘区域へ突入していった。

【父が残してくれたもの】

『このメガファウナだって、父が残してくれたもの。』メガファウナへ帰還したアイーダは、コックピットでそう考える。
コックピットを降りたラライヤは、そのままデッキまで飛んでいく。
デッキの窓際には、ドニエル艦長がアイーダを待っていた。

「旗艦の指揮を執るのは、姫様です。」ドニエル艦長の思いがけない言葉に、「そんな…っ。」と涙をこぼすアイーダ。

「そのために、ビーナス・グロゥブにまでいらっしゃったのでしょう。」

「そんなの無理です!」

「姫様の義務なんですよ。そのために我々はできる限りのお助けをいたします。」

窓を拳で叩くドニエルは、アイーダのために厳しい言葉を続ける。

だがアイーダの涙は止まらず、ステアに助けを求める。

「私にはできないよ、ステア。」

「あんたにはできるんだよ!!」ステアも大粒の涙を流しながら、アイーダに檄を飛ばした。

【怖い】

格納庫では、G-ルシファーの武装の補充が急ピッチで行われていた。

「遅いんだよみんなは!ラライヤは格納庫に入って!」とハッパの檄が飛ぶ。

G-ルシファーに搭乗していたラライヤとノレドは、声をそろえて「怖い~!」と悲鳴を上げるのだった。

「G-セルフとアルケインのバッテリー交換も同時にやるんでしょう!!」とハッパの叱り飛ばす声は続いていた。

【マッシュナーの最後】

ガランデンにたどり着いたマニィの目の前では、すでにクノッソスとの戦闘が始まっていた。
クノッソスのマッシュナーは「何でマスクはいつもいつもジャマをするんだ!」と叫びながら、めちゃくちゃな指示を部下にあたえていた。

「それもロックパイの指示だってのか!?」と叫ぶ艦長。

「そりゃそうでしょ!」と返すマッシュナーは正常ではなかった。ジーラッハのマニィは、「ルイン先輩、お手伝いします!」と言って戦場へ飛び込んでいく。

戦場ではクンとチッカラによって、クノッソスのモビルスーツが次々と落とされていく。

「さすが、ビーナス・グロゥブの技術はすごい。が、死にもの狂いの人間は怖いぞ!」

マスクは新型モビルスーツ、カバカーリーをクノッソスへ向ける。

「トワサンガ人は、月だけ見てりゃいればいいのだ!!」

カバカーリーによってダメージを受けるクノッソスの中では、「撃ち落とせって言ってんでしょ!」と怒号が飛び交っている。

その中でマッシュナーは、「そうだよロックパイ!加速をかければいいんだよ!」と、一人現実が見えていなかった。
カバカーリーの止めにより、爆発するクノッソス。

「一緒だねぇ~~!」マッシュナーは恍惚とした表情を浮かべ、クノッソスのクルーともども爆散していった。

【キャピタルの大人たち】

「私はここで降りますが、法皇様はこのまま地球へおかえりください。」

と法皇に別れをつげ、ウィルミットは、戦争に怯える職員を励ますために残るという。

「ごきげんよう。」とあっさりと法皇と別れるウィルミットに、法皇は唖然とした表情で「ごきげんよう。」と手をニギニギ。「クンパ大佐の作戦なんですって…。」と職員から説明を受けるウィルミットは、「地球での決戦に持ち込むなんて、ナンセンスでしょ!」と厳しい表情を浮かべる。

軍事基地の司令室では、クンパ大佐がジュガンを諌めていた。
ジュガンはあとはサラマンドラをつぶすだけだ、と主張するが、クンパはメガファウナの存在を主張。

「メガファウナには、まだ私の息子がいるんじゃないんですか?」

と口論する二人の間に入って、資料を奪い取るウィルミット。

「現在はその件を考慮している時間はない!大佐、カシーバミコシから運び出した耐熱フィルムのコーティングで、ブルジンは前世紀レベルの大気圏突入ができるのだな?」ジュガンの言葉を肯定するクンパ。その言葉を聞いたウィルミットは『やはり地球で戦争を…。』と確証を持つことになる。

【重力】

サラマンドラはジーラッハにより、危機に陥っていた。

「マニィ、よくやってくれた!接近戦に大型は不利だ、後退していいぞ。」

突破口を開いたマニィを後退させるマスク。
ビーナス・グロゥブで建造されたモビルスーツ同士が檄しくぶつかりあう。
その間にガランデンとサラマンドラは地球へ降下していく。

「マスク大尉が見えないよ?」と慌てるチッカラ。

「足元に下りたろ。」と返すクンは、自分達の足元にジーラッハとカバカーリ―がいることが見えていた。

「あいつら重力は気にならないのかい?股がスースーするのに。」

低軌道をいとも簡単に進む2機に、チッカラは驚きの声を上げる。

「チッカラ 何おじけづいてんだ!」

「おしっこでそう!」

震えるチッカラに檄を飛ばすクンも、内心では怖がっている様子だ。

「き、気合を入れよう!せ~の!」と掛け声をかけるクン。

「「んっ!!」」

【女の戦い】

気合を入れたクンとチッカラは、上空にG-セルフ、G-ルシファー、アルケインの姿を確認する。

「アメリア軍として、フルムーン・シップを乗っ取る気か!?」

クンはマズラスターのライフルを構え、チッカラと共に迎撃に出る。

「索敵モニター、真下から2機。ベルはまっすぐ前方のガランデンへ行って!」

G-ルシファーで空域を観測していたノレドが、マズラスターとジャスティマの存在をキャッチ。

「出撃前の命令どおり、ベルリは ガランデンを説得する。」とアイーダもベルリの背を押す。

しかしベルリはジット団のモビルスーツかもしれない、となかなかガランデンへ向かうことを躊躇する。

「姉貴の!私の命令でしょ!!」

とアルケインで強引にG-セルフを押し出し、マズラスター・ジャスティマ VS G-ルシファー・アルケインの戦闘が始まった。

【マスク・マニィVSベルリ】

ガランデンに接近するG-セルフを攻撃するムカデのようなビーム。

「これってマニィじゃないよな!?」

ジーラッハの攻撃を避けるベルリが叫ぶ。

「ベルリ、お願いだからルインのために負けてやって。」しかしジーラッハに搭乗しているマニィは、容赦ない攻撃をG-セルフにしかける。

ジーラッハの攻撃をかわし続けるG-セルフ。

「ベルリ、マニィのためにやられてやってくれ!」

マスクはG-セルフの背後から、カバカーリーで襲撃。
だがG-セルフのトラクタービームによって出力を奪われ、G-セルフに引っ張られてしまった。

「ベルリはいっぱい良い目にあってきたんだから、残りの運は私たちにちょうだいよ!」

捕えられたカバカーリーを見て、マニィは涙ながらに叫ぶ。

「もう残っている艦は2隻だけなんだから、戦うのはやめられるでしょ!」
ベルリはマスクに向かって懸命に思いをぶつける。
その後方ではサラマンドラに向け、ガランデンが砲撃戦を仕掛けていた。

「貴様はいつも圧倒的な力をもらって、ぬくぬくとしてクンタラを見下す!」ベルリに対する憎悪が爆発しているマスク。

「殺し合って恨みだけを生んだって…っ」

互いの主張を一方的に主張しあう二人。

【大気圏突入①】

ガランデン・サラマンドラ、双方の戦艦が大気圏突入へ備える

「クレッセント・シップがくれた耐熱フィルムって、ほんと大丈夫なんですか?」と心配するサラマンドラの兵士。
艦長は「大丈夫だから、本艦にも塗ったんでしょ!」と言葉を返した。

外で戦うモビルスーツ部隊も、続々と戦艦へ帰還する中、ミックとクリムはまだ戦っている最中だった。
サラマンドラへ帰るというミックに対し、「おじけづいたのか?」とからかい口調のクリム。
しかしミックは焦ったような声で、「この高度、地球に引っ張られてるんですよ!」と言い放つ。

「なにぃぃぃ!?」と盛大に慌てはじめるクリム。

アルケインとG-ルシファーもメガファウナへ。

「もう落ちています!メガファウナに合流しないと。」

ラライヤはまだ攻撃を続けているアルケインを押してメガファウナへ向かう。
アイーダたちと戦っていたクンとチッカラも、ガランデンへ帰還し大気圏突入へ備えることになる。

「大気圏突入に備えろ!」とG-セルフに投げ出されるカバカーリー。
その下では、ジーラッハがどんどんと高度を下げて落下していた。

「大気圏突入だと!?マニィは!?…マニィ!コントロールができていないぞ!」

「大気圏突入のための耐熱マニュアルがないんです。」

ジーラッハの中で慌ててマニュアルを探すマニィは、若干パニック気味だ。

「後ろ向きになって!」と指示を出すマスクは、マニィと二人、モビルスーツで大気圏突入を決行することになった。

【大気圏突入②】

G-セルフによって、無事にメガファウナへ帰還するアルケインとG-ルシファー。

高度が下がりすぎた結果、サラマンドラに帰還できなかったクリムとミックも、モビルスーツで大気圏突入を試みていた。
2機はいい角度で大気圏に突入。

しかしミックは後ろに控えるサラマンドラが気になっていた。

「サラマンドラは、何で逆噴射をかけないんだ!」

「本艦はクレッセント・シップでコーティングした耐熱フィルムで守られているし、メガファウナより改良されておるのですぞ。」とミックの言葉に反論する艦長。

しかしミックの表情は非常に厳しい。

「艦体に傷はないな?形が複雑なのは、気にならないか?…大尉ぃ…。」

不安そうな声を上げ、先行するクリムのダーマを見つめるミックに、朗報がもたらされた。

「冷却装置が分かったぞ!ミック来い!」

「クリム大尉!」

トリニティはダーマに向かって懸命に手を伸ばした。

【大気圏突入③】

「マニィ、よくやった。私がよしと言ったら逆噴射をかけろ。」

後ろ向きになったジーラッハと背中合わせになるカバカーリー。

「耐熱フィルムはあったのだが、うまくいくかどうかはやってみなければ分からん!」

マスクを外すルイン。

「俺とマニィが一緒に助かるためには、この方法しかないと思った。失敗したら一緒に死ぬことになる。」「いいわよ、ルイン。」マニィの言葉を聞いたルインは、決心を固める。

「じゃあやるぞ。耐熱フィルムを開いたらマニィの方で逆噴射全開だ!」

「はい、ルイン!!」

「いくぞ、マニィ!!逆噴射、ブレーキ!!」

「いきます!!」

【大気圏突入④】

メガファウナへG-ルシファーとアルケインを帰還させたベルリは、大気圏突入中にもかかわらず、周囲の警戒に飛び出してしまった。

「やっぱりだ。G-セルフのパーフェクトパックの兵器の力は…。」

タッチパネルを操作し、大気圏突入に備えるベルリ。

「ブレーキのアサルト!コピペ!」

コピペシールドがG-セルフの前に展開され、ベルリはそのまま敵を追うことに決めた。

【ギアナ高地へ】

大気圏グライダーを操作するウィルミット。

「ギアナ高地方面でよろしいのですね?」

後部座席には「ありがたいですな。」と礼を言うクンパの姿があった。

二人は大気圏グライダーに乗り、ギアナ高地へ向かう。

「ジュガン司令とご一緒なら、あのブルジンに乗れましたのに。」

「私はただ物事を観察するだけの傍観者ですから。」

そう答えるクンパに対し、眉をひそめたウィルミットは、『ブルジンを呼び戻したのは大佐でしょうに。』と心の中で忌々しそうに呟いた。

【ブルジンとサラマンドラ】

ウィルミットとクンパを乗せた大気圏グライダーを見送るブルジンのジュガン。

「現在アメリア軍のメガファウナとサラマンドラは、ギアナ高地方面に降下中である。諸君のウーシァ部隊は、ランゲバインの機動力をもって、追撃中のガランデンをよく助け、アメリア軍を撃破していただく!なお本艦は耐熱フィルムと同時に、バッテリーも充分にあるから、音速越えはしない!」

と高らかと宣言する。

一方大気圏突入中のサラマンドラは、減速するタイミングが遅く音速越えをしてしまっていた。
艦体に傷があったサラマンドラは、大気圏突入に耐えられず、あちこちから火が出ていた。

「何をやってるんだ…。」

「もう少し減速すれば…。」

クリムとミックの目の前で、サラマンドラは爆散してしまった。

【ガランデンVSメガファウナ】

無事に大気圏を突破したガランデンは、まだ大気圏突入中のメガファウナに砲撃を決行。

「しまった!当たるなメガファウナ!」

大気圏を抜けたG-セルフから叫ぶベルリ。

「そそっかしい艦長だ。」

ルインもガランデンの砲撃を確認。
マスクを着用しながら、大気圏からの離脱を待つ。

ガランデンからの砲撃をキャッチしたギゼラは、ステアに合図を送る。
ステアは副長の指示を待ち、「メインカット!降下!」と叫びながらガランデンの砲撃を見事回避した。

【それぞれの】

「減速して大気圏に入るのが精一杯。こんな高性能機をもらって僕は何をやってんだ!」自分に喝を入れるベルリ。

クリムとミックも無事に大気圏を突破し、空気抵抗が大きいダーマを放棄することを決めるクリム。

「いきなり実戦でダハックですよ?」

「誰が操縦していると思っているんだ?」

「天才クリムでしょ?」マスクとマニィも大気圏を突破し、先行するG-セルフをキャッチした。

「よし、一撃でしとめてみせる。それが友人であった者への礼儀だと思っている。」カバカーリーのライフルを構えるマスク。

「そうしてやってください。そのための手伝いはします。」

マニィもマスクの意見に同調した。

「単独で大気圏突入を成し遂げたG-セルフの高性能。そんなものをベルリのような選ばれた者に持たせておくのは、危険なのだよ。」

マスクの元にクンとチッカラが合流する。

「クン!地球ってさ、あったかいね!」と嬉しそうなチッカラ。

「キア隊長…。これが本物の土の色ですよ。緑も見える!」
クンはキアの写真を大地に向ける。

いよいよ最後の戦いが始まる。

感想

恋って恐ろしいものです。
まず今回で離脱したマッシュナーですが、彼女は悪い意味でニュータイプに覚醒してしまいました。
ロックパイの最後の声を聞いてしまったせいで、ロックパイの残留思念のように取りつかれたのか、思い込んでしまったのか…。
真意は定かではありませんが、恋の相手を失ったマッシュナーは、生き残らなくてよかったのかもしれません。
ただその犠牲が艦隊一隻というのは、少々犠牲が多すぎると思います。

そして同じくルインに恋をしたマニィも、ついにメガファウナの敵として台頭します。
マニィはノレドと仲が良くて、ベルリとも友好的な関係を築いていましたし、メガファウナでビーナス・グロゥブまで旅をして真実を知ったはずです。
だからこそ「何でも願いをきく」と言ったマスクに対して、「ベルリと友達になってください」という願いを言ったのでしょうけど、結局彼女の中で大事だったのはルインで、ルインのためならベルリも、最終的にはノレドも殺してもいいと思ったのでしょうね。
人を殺してしまったことを、最後まで悩み続けていたベルリとは大違いです。
いくら戦争をしているからとはいえ、マニィには正直ベルリと敵対する理由はありません。
敵対する勢力に身を置いているとはいえ、ベルリを倒すのは、「ルインのため」なのです。
それはマスク、ルインにも同じことが言えるのか、「マニィのために負けてやってくれ!」と叫ぶ二人に気持ち悪さを感じてしまいました。
ようするに、二人はもしベルリを殺してしまったとしても、それは「誰かのためだった」のでしょう。
こういう思考が一番危険です。
さらにラストでは、「一撃でしとめてみせる。それが友人であった者への礼儀だと思っている。」と言うマスクですが、友達じゃないのではと突っ込んでしまいました。

ただベルリ・ゼナムという少年は、ガンダムの主人公らしくない少年です。
卑屈でもないし、誰かに嫉妬することも、悪口を言うこともなくて、さらに女性関係が非常にクリーンです。
最初はアイーダ・ラライヤ・ノレドの間をフラフラするのではないかと思いましたが、結果的にアイーダはお姉さん、ラライヤにはケルべスとリンゴ、ノレドもベルリに恋心は抱いているのでしょうが、G-ルシファーに搭乗してから恋に恋する女の子ではなくなってしまいました。
つまり歴代ガンダムの主人公に課せられた負の部分は、すべてルイン・マニィ・バララが請け負った形になります。
彼らの家庭環境は定かではありませんが、クンタラという差別される人種だったということから、これまであまりいい思いはしていなかったでしょう。
ベルリにおいては、クンタラを差別するような描写はありませんし、あえていうならクンタラだと馬鹿にする同級生の話題を反らすなどの気遣いができる少年です。(2話)
ただ運行長官の息子で、将来が約束されていて、しかも飛び級ができる優秀な生徒です。
それなのに嫌味な部分がなく、ルインたちにも普通に接しているからこそ、ルインはベルリを憎んだのかもしれませんね。
それでも「将来独裁者になる!!」というのは、さすがに被害妄想すぎるし、マニィの「ベルリはいっぱいいい思いをしてきたんだから」って言うセリフも共感はできません。
特にマニィはレイハントン家のことを知っているわけですし、ベルリは恵まれている部分はあっても、苦労の方が多かったと思います。

いよいよ次回、最終回を迎えるわけですが、かつての友逹(とは知らないけど)のルイン・マニィと檄闘を繰り広げるベルリ。
さまざまな勢力を巻き込みながら拡大する戦争を、どのように終結させるのでしょうか。
さらにベルリがバララのように、マニィに止めを刺すようなことがないことを祈ります。

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