「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」第25話のあらすじ・ネタバレ・感想~川尻しのぶの初恋~ | VODの殿堂

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「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」第25話のあらすじ・ネタバレ・感想~川尻しのぶの初恋~

   
 

タイトル:「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」第25話
放送局:TOKYO MX他
キャスト:東方仗助:小野友樹、広瀬康一:梶裕貴、空条承太郎:小野大輔、虹村億泰:高木渉、川尻造作:森川智之、吉良吉廣:千葉繫、川尻しのぶ:嶋村侑など
視聴したVOD:dTV(2018年12月27日時点では視聴可)

承太郎が、瀕死の重傷を負って動けない状況で、殺人鬼吉良が現れ1人で戦う康一。
吉良は、康一を執拗に追い詰めていきます。
しかし、承太郎や駆け付けた仗助、億泰に助けられ、今度は吉良を追い詰めます。
吉良は、シアーハートアタックの影響を受ける左手を自ら切り落とし、顔を変え別人に成り済まして消えました。
今回、吉良の家に手掛かりがないか調べる仗助たち。
引き出しに、大量の爪が入った瓶を見つけます。

「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」第25話のあらすじです。

『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
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※配信状況は2019年10月25日(金)時点のものです。

あらすじ第25話 アトム・ハート・ファーザー

吉良の新しい家

ある家で女が話す。

「あのつまんない男と知り合ったのは、私が短大の時。この地方じゃ結構上のランクの大学に行ってたし、友人たちが“物静かでカッコいい”って羨ましがるもんだから、優越感ってやつで付き合ってたら・・・子供ができた」
そこへ、小学生の男の子が帰って来る。

「ちょっと早人、“ただいま”は?」と言う女。
男の子はめんどくさそうに「ただいま」と言って自分の部屋に入る。
「主人は悪い男ではない。大酒食らうわけでもないし、仕事だって給料は安いけどちゃんと行ってる。私は恋を知らないで結婚した女。あいつが帰って来たわ。『飯、風呂、寝る』の単語しかしゃべらない、つまんない男が」
郵便受けには、“川尻造作、しのぶ、早人”という3人の名前がある。
男が帰ってきて「夕食は?」と聞く。
女は「あ~ら、帰ってたの?気づかなかったわ。今日は忙しかったからそれしかないの。でも好物だったわよね」と言う。

(頭に来たかな?怒る勇気があるなら怒ってみな。どうせいつものようにモグモグ食うだろうけどさ)と思ってニヤつく。
男は、杜王町ラジオを付けて料理を始める。

慣れた手つきでネギを切り、片手で卵3個を割りフライパンに落とす。
女は驚き「何やってんの?」と聞く。

杜王駅から車で15分の、以前吉良が住んでいた家を調べる仗助たち。
承太郎が、机の引き出しからアルバムをみつけて見ている。
仗助が覗き込んで「アルバムっすか?面影ある風っすね」と言う。

「吉良吉影。1966年1月30日、杜王町生まれ。身長175、体重65。血液型A型。両親が年を取ってからの子供で、父親吉廣は奴が21歳の時に病死、母親もその後老け込んで死んだそうだ。1988年D学院文学部卒、S市内のカメユーデパート入社。93年より杜王町支店勤務。前科なし、結婚歴なし、特に親しい友人なし。恋人なし、手術経験なし。指紋や歯形、手術跡から奴をみつけるのは不可能だ」と承太郎。
仗助が「特徴のない情報っすねぇ」と言う。

承太郎は「見ろ、このトロフィーや賞状。全て3位。決して目立たず妬まれずバカにされず、こいつは、人前で自分の長所や短所を出さない男だ。もちろんわざとだ。高い知能や能力を隠す。トラブルに出くわさないためだ」と言う。
仗助が「机の引き出しに、瓶をたくさん集めてんですけど」と引き出しを開ける。
「中に削り節みたいなもんが入ってんなぁ。それに数字が書いてある」と仗助。
承太郎が爪切りを見つけ「どうやら爪のようだな」と言う。
「うわぁぁぁ、誰の爪だよ」と、瓶と爪を放り出して叫ぶ。

爪収集

15年前から集めているようで、ノートにデータを詳しく書き込んでいる。
承太郎が「成長に従って殺人衝動が抑えきれなくなっていったんだろう。このデータは占いだ。吉良吉影は爪の伸びる長さで自分の体調を占ったらしいな。もちろん、殺しの体調だ」と言う。
仗助が「今年は6月で既に20センチ以上も伸びている」と驚く。
その時、机の上にあるポラロイドカメラが“カシャッ”と作動する。
仗助と承太郎は「この家の中に誰かいる」と警戒する。

写真が出て来ると、仗助と承太郎の背後に吉良の父親が写っている。
「杉本鈴美の例もあるから、魂のエネルギーとなって居ついてるってこともあり得るぜ。見ろよこの表情、とっとと帰れってツラしてるぜ」と言う承太郎。
その時、電話が鳴る。
勝手に受話器が上がり「早く電話に出んか、このウスノロが!」と声が聞こえ、仗助のあごにぶつかって来る。
吉良の父親は「帰れって言いそうなツラだと?逆だマヌケ!わしの顔は、お前らをこの屋敷から絶対帰さないという決意だ。息子を追う者は死んでもらう」と言う。
向こうの部屋を調べていた康一と億泰が、騒がしいこっちを覗きに来る。
「どうかしたかよ?何騒いでんだ?」と聞く億泰。
「どこに隠れてる?出てこい、この幽霊親父!」と言う仗助。
承太郎が「仗助、こいつは隠れていない、写真の中で動いているんだ。こいつ写真の中で電話してるぞ。そしてさっきは、写真の中から受話器を投げつけた」と言う。
写真の中の親父が「こ~ろ~す~。わしの愛する息子を追跡する者は、こ~ろ~す~」と歩き出す。
康一が「仗助くん、幽霊なら僕らのスタンドで攻撃できるよ。露伴先生はヘブンズドアーで鈴美さんの記憶を読んだもの」と言う。

仗助はすぐにクレイジーダイヤモンドで写真を破るが、破った場所が実際の承太郎や仗助を傷つけていく。
承太郎が「ヤバい、写真へのダメージは俺たち自身に戻って来るぞ。早く直せ仗助。バラバラに吹っ飛ぶぞ」と言う。
慌てて元に戻す仗助。
それを見ていた親父が「そうか、お前らも息子と同じような力を持っているのか」と言う。
仗助は「億泰、おめぇの出番だぜ、ザ・ハンドで親父の所だけ削り取ってくれ」と言う。
「おう、任せときな、仗助」と走り出す・・・が、窓にぶち当たって失敗する。

仗助が「壁だ、見えない壁があるっすよ」とパントマイムのような恰好をする。
親父が「やっと気づいたね、それは写真の枠だ。わしは、写真の中に生きる幽霊。わしの写っている写真の空間を支配できる。カメラを使って魂のエネルギーを写真の中に閉じ込められるからだ。それがわしの能力。その部屋は写真の中、写真を傷つければ魂のエネルギーも傷つきダメージはお前たち自身に返っていくのだ」と話す。
億泰は「写真の中だぁ?俺の目の前に見えてるじゃねぇかよ~」と言う。
親父は「頭の悪い奴は考えなくていいぞ。この2人を殺したら次はお前らを閉じ込めてぶった切ってやる」と言って包丁を手にする。

心理負け

写真の中で親父が仗助に包丁を突き付ける。
「承太郎さん、無敵のスタープラチナで何とかして下さいよ~」と言う。
承太郎は「仗助、俺はもうあきらめたぜ。親父の攻撃を止めるのは不可能らしい。スタープラチナで時を止めてもどうすることもできない」と言う。
「何言ってんすか、承太郎さん!」と叫ぶ。
しかし、写真の中で仗助と承太郎の首を包丁で切る親父。

承太郎は「親父を止めるのは諦めた、しかし、自分が写っている写真を支配すると言うのなら、こいつだけカメラに撮って1人だけにすればいい・・・ってとこかな?」と親父1人をカメラで撮る。
「なにぃ?このわしの攻撃から逃れるなんてチキショー」と悔しがる親父。
「仗助こいつに何か言ってやれ、決めのセリフをバシッと」と言う承太郎。
仗助は「お前なんか全然怖くなかったぜ、バーカ!」と言う。

親父が写真から出てこれないように親父1人の写真を半分に折ってテープで巻いて柱に貼り付ける。
「億泰くんと康一くんはこの部屋、俺たちは右側を探そう」と承太郎。
親父は、写真の中で「息子を守れなくなる~チクショー、あれがもし、こいつらに渡ったら~」と嘆く。
そして「息ができない・・・苦しいよ~、お願いじゃ、ちょっぴりでいい、テープに穴を開けて息をさせてくれ~」と、写真の中から演技をする。
康一が「僕閉所恐怖症だから、息ができないって気持ちわかるな~」と気の毒がる。

億泰が「うるせぇな~いいだろう、いっぱい開けてやるよ。画鋲付きだけど」と画鋲をさしていく。
「チキショー、何しやがる。こっから出しやがれこのクソガキが~」と言う親父。
億泰は「カッカッカッカ、出たな本性が。その画鋲は取れねぇな」と言う。
親父は「画鋲?見えないが、今わしは柱にいるらしいな。いいこと思いついたぞ。お前のおかげでここから逃げだせるいい手をな。それじゃ、あばよ」と言う。
ドンドンドン!
「なんだ?今の音は?」と言う億泰。
それきり、シーンと静かになる親父。
康一が「億泰くん、逃げたんじゃ?」と焦る。
「承太郎さん、逃げられた」と、承太郎に報告する康一。
億泰は焦って「俺のせいっす。こいつ画鋲で何かしやがった」と言いながら写真を柱から取ってテープをはがす。

そのとたん、写真から紐が出て写真が飛んで行く。
「騙されたな、マヌケ。わしの心理勝ちってとこじゃな」と写真の中にいた親父。
仗助が隣の部屋で弓と矢を見つける。
そこへ写真の親父が来て矢を紐で釣って奪う。
「吉影のキラークイーンを引き出した、この矢。肝心なのはこの矢なのだ。この矢は絶対に渡さん」と言って、天井の隙間に消えて行く。
親父は、カラスに紐を巻き付けてそのまま飛んで行く。
仗助は「吉良の親父が俺たちに見つけられたくなかったのは、あの弓と矢だったんだ」と言う。

妻が初めて恋をした

承太郎な「弓と矢か、なるほどな。DIOたちがなぜ短期間にあれだけのスタンド使いを集められたのか、これでわかった。奴らは何組かある弓と矢で世界中に仲間を作っていたんだ。たぶん、吉良の父親はエンヤという老婆から手に入れた。億泰の兄形兆は、のちに別の弓と矢を手に入れ、この街にやって来た。スタンド使いはスタンド使いと引き合うらしいからな」と言う。

親父は、空を飛びながら「吉影よ、今どこにいるんだ?お前は少年の頃から女を殺さないといられない性格。でもそれがお前の幸福と言うのなら守ってあげるよ。だってわしのたった一人の息子だものなぁ」とつぶやく。

川尻家では、川尻造作に成り済ました吉良が料理を作って食卓に出す。

妻が「どういう風の吹き回しなの?あんたが料理する・・・できるなんて。これ2皿?あんたの料理を私に食べろって言うの?バカじゃない?」と言う。
造作は、ソファに座って爪を切り始める。
妻が「ちょっと、爪なんて後になさいよ。それに昨日の夜も切ってなかった?伸びが早いのね」と、言いながら食卓について料理を食べ始める。
「あら、美味しいじゃない。この料理」と驚く。

翌朝、猫が出入りしている窓が閉まっていて、猫が入れなかったと怒る妻。
シャワーをしている造作に文句を言いに行く。
猫が異様に怒り出す。
「どうしたの?猫ちゃん、何興奮してるの?」と言う妻。

造作は「猫は水が嫌いなんだよ。悪かったよ、二度としないよ」と言う。
「何か変、あいつどこか変だわ。昨晩も急に料理を始めるし、今も電気シェーバーじゃなくカミソリでヒゲを剃ってた。すぐカミソリ負けするくせに」
その時、インターホンが鳴る。
「お宅、先月分の家賃まだ払ってねぇよなぁ、今月分とで26万円。今すぐ払いなよ」と言う大家。
妻が「早く金庫から持ってきてよ。金庫の番号あんたしか知らないんだから」と言う。

造作は「朝からご苦労様です、大家さん。今ちょっぴりばかり持ってるお金が少なくてね」と言う。
大家は「ああ?ふざけんてんじゃねぇぜ。てめぇの給料安いくせにこんな立派な家を借りようってのか?贅沢なんだよ、トンチキ!分相応ってもんがあんだろうが」と怒鳴る。

その間に、キラークイーンが大家の後ろに回り、鍵を小さい爆弾で開けて金を取る。
造作は「いや、勘違いしないで下さいよ。ちょっぴりばかりって言ったのは五十数万円しかないって意味でしてね」と金を見せて数え始める。
妻は、目を見張る。

「先月と今月、それに2ヶ月分の前払いしかできないなぁ、これでいいかね?」と金を渡す。
大家の態度が一変し「そりゃあもう、どうもありがとうございました。ウッヒッヒ」とお辞儀をして帰っていく。
妻が「あんた・・・今のお金、大家から取ったのね。どうやって取ったのかわからないけど、大家のカバンから盗んだのね」と言う。
(普通ならこういう場合、怯え、こんなゲス男と軽蔑するだろう。でも私は夫のこの行動を、この盗みを・・・私はこの人のことを十数年一緒に生活して初めて・・・この人を、何てロマンチックなの?と思った)つづく

感想

吉良が新しく成り済ました男は、川尻造作という妻に疎ましく思われていた男ですね。
子どもも、あまり子どもらしくないというか、ゲームばかりしているようなタイプに見えました。
川尻造作という男、今までは夕食がカップラーメンでも、文句も言わず黙って食べていたようですが、吉良はいつも同居人の“手”にお料理作ってあげていましたもんね。
まぁ、食べるのは自分だけなんでしょうけど。
吉良の父親の幽霊・吉廣が出て来ましたが、親父も幽霊でありながらスタンド使いですね。
親父は、わりとひょうきんな感じでした。
でも、息子が女を殺さずにいられない性格でも、たった1人の息子だから守ってやるって、それはおかしいですよね。
普通の親なら、警察に引き渡して「死刑になっても仕方ない、罪を償え」と言うと思うんですが。
守ってやるってことは、万が一証拠が残っていたら、隠してやるから安心しろってことでしょうか。
吉良、今の川尻造作は、また次々と女を殺して“手”と暮らしたいと思うんですが、妻と子が家にいたらそれもなかなか難しくなるんじゃないんでしょうか?
自分の部屋だけで楽しむしかできませんよね。
妻さん、殺されなきゃいいなぁと思います。
次回、吉良吉廣は、息子の味方になるスタンド使いを探して奔走します。

 

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