タイトル：「ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダースエジプト編」第28話
放送局：TOKYO MX他
キャスト：空条承太郎：小野大輔、ジョセフ・ジョースター：石塚運昇、モハメド・アヴドゥル：三宅健太、ジャン・ピエール・ポルナレフ：小松史法、イギー：福圓美里、チャカ：勝杏里、アヌビス神：松本保典など
視聴したVOD：dTV（2018年11月14日時点では視聴可）

書物の神トトのボインゴ、創造の神クヌムのオインゴという兄弟に毒入りの紅茶を飲まされそうになったり、承太郎に化けて車に爆弾をセットされそうになりました。
しかし、ポルナレフとジョセフは、持ち前の楽観的な性格で笑い飛ばして、自滅に追い込みあっさり消し去ります。
今回は、花京院のお見舞いに行くジョセフたちは、失明の心配もなく傷もすぐに良くなると聞いて、ホッと一安心します。
しかし、ポルナレフの前に新たな敵が？

「ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース」第28話のあらすじです。

『ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース　エジプト編』配信先一覧
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※配信状況は2019年10月25日（金）時点のものです。

あらすじ第28話　「アヌビス神」その1

もてもてイギー

回復したアヴドゥルも一緒に、花京院のお見舞いに行く。

「瞳の所を斬られたのではないから、傷はすぐに治るらしいです。数日したら包帯が取れるから、君たちの後を追うよ」と言う花京院。
病院の受付で、ポルナレフがアラビア数字に文句を言っていると「キャー可愛い！」と黄色い声が聞こえてくる。
入り口で、看護師に囲まれているイギー。

「何なの？このワンちゃん、ガム噛んでるわよ。誰か待ってるのかしら？」
「お行儀いいわねぇ」

ポルナレフが「なんだ、モテモテじゃねぇか」と寄っていく。
「もしもし君たち、その犬から離れるんだ。その犬は一見チャーミングそうに見えるが、基本的に人間をナメくさってるんだ」と言う。
それを聞いて気を悪くしたイギーが、たちまちポルナレフの顔面に飛びつき、おならをぶちかます。
看護師たちは「かっわい～。仲良しなんですね」と言う。
ジョセフたちに、先に行かれ慌てるポルナレフ。
イギーは、ニヤついてもう一発お見舞いする。

ジョセフは「エジプトは古代からナイル川を境に、日の沈む方向に死者を葬ったらしい。だから全ての町はナイルの東側にある。西側にある建造物は全て墓か死者にまつわるものだそうだ。敵はどこから来るかわからないがな」と話す。

川沿いの道を家族と行くチャカという男。
チャカは少し遅れて一番後ろを歩いている。
「おい、チャカ早く歩け！もたもたすんじゃねぇ」と怒る親父。
そのとき、チャカが刀を拾う。
前を歩いていた親父が「刀だ、なんだ落とし物か？」と取り上げる。
「売り飛ばしたらいい値がつきそうだぜ」と、刀を抜いてみるが全く抜けない。
2人がかりで抜いてもビクともしない。

刀に意思がある？

「ヒィィィ」
無理やり抜こうとした男たちの手が切れる。
チャカが「俺にも触らせてくれよ」と抜いてみると簡単に抜ける。
その刃はとても美しく、水に濡れたような素晴らしい日本の刀のようである。
チャカの父親が「こりゃすごい拾い物したぜ、おい、よこせ」と、無理やり取り上げた拍子に、刀が父親の胸を刺す。

「何しやがる・・・？」と倒れる父親。
「父ちゃんが後ろに立ってたんだ、俺のせいじゃない」とチャカ。
もう一人も刀が勝手に動いて刺される。
残る一人が「この刀、何か変だぞ。まるで意思があるように・・・？」と驚く。

『落ち着け、落ち着くのだ、チャカよ。大したことないのだ。俺の名はアヌビス神。冥府の神、墓地の守護神を暗示するカードのスタンド。お前は私の本体だ。私を使って殺すのだ』
と声が聞こえた。
チャカの顔が変わり「親父もこいつも死んで当然の野郎さ。おめぇもぶった切ってやりたくなったぞ」と言って男の体を牛ごと真っ二つに斬るが、牛は切れずに男だけが切れる。
「ジョースターを殺せ、ポルナレフをぶった切れ、承太郎を真っ二つにしろ」と言うアヌビス神。

コム・オンボ神殿に寄り道するジョセフたち。
ポルナレフを残してトイレに行く3人。
ジョセフにもらったガムを、イギーにひったくられイギーを追いかけて遺跡の方まで行くと、後ろから同じ歩調でついて来る者に気づくポルナレフ。

チャカ、ド素人なのに

「おい、ずい分と肝っ玉がでかいじゃぁねぇか、こんな人の多い所で攻撃しかけてこようなんてよ。しかもおめぇのように本体を見せてストレートに戦いを挑んでくる敵はよ。名乗りな」とポルナレフ。
チャカは「名はチャカ、冥界の神アヌビスのカードを暗示するスタンド使い。ポルナレフ、お前の命もらい受ける」と言う。
「かかってきな、アヌビス神とやらのスタンドでな」とポルナレフ。
しかし、チャカは剣を持って自分が戦う体制を取る。

ポルナレフは、チャリオッツを出し、様子を見るが剣の握り方や構えがド素人なのに、何かおかしいと思う。
柱の後ろに隠れるが、チャカの剣は、柱を越えてポルナレフを斬る。
そうこうしているうちに、敵がどの柱の陰に隠れたのかわからなくなる。
ポルナレフは、柱のてっぺんに上がり「さぁ、チャカちゃんよ。これでどうだ？かかってこい」と言う。
チャカは「クックックックック」と笑い声がし、すぐ横の柱が倒れて来る。
「柱そのものだって、切断できるんだぜ。死ねポルナレフ」と上から斬ろうとするチャカ。

その時、チャリオッツが剣針を投げる。
首に刺さって、倒れるチャカ。
「危なかったぜ。承太郎にも秘密のチャリオッツの奥の手だぜ。最も1本しかねぇから、かわされたら剣がなくなるんで、本当にヤバい時しか使わねぇけどな」と言う。
チャカのそばに行き「死んじゃいねぇが、リタイアだな」とつぶやく。
チャカが使っていた剣が落ちていて、拾ってさやから出す。
「おかしい、さやに収まってるぞ。偶然入ったのか？この刀すげぇ美しいぜ」と、キラキラ輝く刃を見て酔ったように抜こうとする。
その時「ワンワンワン」「そこにいたのか」と、承太郎たちが来て我に返るポルナレフ。
次にさやから出そうとした時は、かたくて抜けなかった。

店主が操られ

ホテルでイギーが刀を見て吠えつくので、警察に届けに行くと言うポルナレフ。
ジョセフが「ここは敵地だから、絶対に1人で行動するな」と言い、承太郎がついて行くことに。
床屋で散髪してもらうポルナレフに「とっとと警察に行かなくていいのか？」と聞く承太郎。
「まぁいいじゃないか。あ、親父、この刀そっちに置いといてくれ、どう見ても凶器だからなぁ」と店主に刀を渡す。
髭剃りになり「いて、親父ぃ、そのカミソリ切れ味悪いぜ。ちゃんと研げよ。散髪の中で一番いいとこなのに」と文句を言う。
「そうすか、すんません」と言ってカミソリを研ぐ店主。
承太郎は、居眠りを始める。
ポルナレフも、蒸しタオルを顔にかけられている。
店主は、ポルナレフのタオルをはずして泡をつけて剃り始める。
目を閉じたまま「おお、いいねぇ。今度はよく切れるじゃねぇか。気持ちいいぜ」と言うポルナレフ。
「それはよかったですね」と店主。
ポルナレフは「トレビアンだぜ、あごの下も頼むぜ」と言う。
「あごの下だな？ポルナレフ」と言う・・・男。
「なにぃ？」と目を開けて驚く。

男は「俺だよ、マヌケ、アヌビスの暗示のスタンドさ」と言う。つづく

感想

チャカという全くのド素人を、スタンド使いに仕立て上げていたんですね。
おかげでチャカは、家族を失い自分も瀕死の重傷を負ったようですが、その後はどうなったんでしょうね。
気の毒です。
本体が、動けなくなったらスタンド自らがポルナレフを殺しにきたようですが、スタンドって本体と同じような体調だったと思うんですが・・・。
本体より元気なスタンドって一体？
ポルナレフも、さっさと警察に持って行けばいいものを、わざわざ刃物を持つような床屋に行くなんて。
よく出来ています。
賢いイギーが、刀を見てけたたましく吠えていたのに、だぁれも何にも言わないし。
「何かおかしい・・・？」と普通は思うでしょう。
そんなこと言ったら身も蓋もないんですけどねぇ。
ジョセフもポルナレフに「1人で行動するんじゃない」と言いながら、ポルナレフを残して3人でトイレに行ったりするし。
イギーは、絶対ポルナレフが大好きですね。
おそらく、このメンバーの中で一番好きでしょう。
好きでなければ、あんなにすぐに飛びついたりしないと思います。
おならをするのも、安心感があるからじゃないでしょうか。
普段の顔は、ほんとに可愛いワンちゃんです。
さて次回、床屋で絶体絶命のポルナレフは、刀が本体？スタンド？と疑います。