『はたらく細胞』第13話(最終回)のあらすじ・ネタバレ・感想~世界のために走れ!!~ | VODの殿堂

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『はたらく細胞』第13話(最終回)のあらすじ・ネタバレ・感想~世界のために走れ!!~

   
 

タイトル:はたらく細胞 第13話(最終回) ー出血性ショック(後編)ー
配信サイト:TOKYO MXほか
アニメーション制作:david production
キャスト:赤血球:花澤香菜/白血球(好中球):前野智昭/キラーT細胞:小野大輔/マクロファージ:井上喜久子/血小板:長縄まりあ/ヘルパーT細胞:櫻井孝宏/制御性T細胞:早見沙織/樹状細胞:岡本信彦/記憶細胞:中村悠一/B細胞:千葉翔也/好酸球:M・A・O/マスト細胞(肥満細胞):川澄綾子/先輩赤血球:遠藤綾/肺炎球菌:吉野裕行/ナレーション:能登麻美子 ほか
視聴したVOD:dアニメストア(2018年10月22日時点で視聴可)

新人赤血球として、体の中で働き始めた赤血球も、ついに新人教育をまかされるようになりましたね。
働き始めた当初は、細菌に襲われたりもしましたが、白血球と出会い、体の仕組みを学び、たくさんの細胞たちと仲良くなり、いろんな経験を積んできたのです。

彼女はよく迷子になるし、ドジでおっちょこちょいなところがあって、まだまだ優秀な赤血球とは言えないかもしれません。
優秀な後輩赤血球と、どちらが仕事ができるかと聞かれれば、軍配は後輩に上がるでしょう。
しかし、誰よりも赤血球としての仕事に誇りを持っているのです。

第13話は引き続き【出血性ショック】がテーマです。
頭部の損傷により、大量の血球が失われ、世界は暗闇に閉ざされます。
後輩赤血球は、「世界が終わる」と言って、酸素を運ぶのを諦めてしまいますが、赤血球は諦めません。

自分の仕事とはなにか、この世界を守るために何ができるのかと、懸命に走り続ける赤血球をはじめ、多くの細胞たちの姿をご覧ください。

『はたらく細胞』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu
dTV
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。

あらすじ

世界の終わり

誰もいない街に辿りついた白血球は、誰かいないか叫び続け、ガレキの隙間に落ちた細胞を発見したのである。

「教えてくれ!ここらの血球たちは、まさか、みんな!?」

「そ、そうだよ…僕は見たんだ!何万、何十万、何百万、いや!!もっとたくさんの血球が、あっという間に傷口に向かって、吸い込まれるように飛ばされていくのを…。」

さらに、その状況はまだ続いているらしい。
出血は未だに収まる気配を見せず、このまま血球たちが失われ続ければ、一般細胞たちが生きていくために必要な酸素を運搬する者はいなくなるのだ。

「肺やら分泌系やら、体中の組織細胞が色々やるだろうけど、こればっかりはどうにもならない!そのうち、体中が冷たくなって…やがて末端の方の細胞から、ジワジワと酸欠で死んでいくはず…。」

「この世界はもう…っ、終わりなんだよぉぉぉぉ!!」

赤血球の仕事

同じ頃。酸素を運んでいた赤血球も異変を感じ取っていた。

「細胞さん!」

赤血球の前に現れたのは、息苦しそうに首を押さえて倒れ込んだ一般細胞だ。
彼らは酸素が届かず、息苦しさに喘いでいたのである。

「待ってて下さい!新しい酸素を持ってきますから!」

赤血球は運んでいた酸素を置いて、再び血管の中を走りだす。
その途中、後を追いかけていた後輩赤血球があることに気が付いたのだ。

「先輩!なんか仲間の姿、見えなくないですか!?」

「そ、そういえば…。」

本来であれば、血管の中はたくさんの赤血球たちが流れているはずなのだ。
しかし、今は赤血球たちしかおらず、周囲の組織もボロボロ。
さらに、肺に戻ると多量の酸素が用意されているのに、運搬する赤血球が圧倒的に少ないという事実を目の当たりにしたのである。

「肺はこんなに呼吸して、酸素を取り入れてる…なのに!それが体中に行き渡らない!」

肺では残されたわずかな赤血球たちは、酸素を細胞たちに届けるために一生懸命働いていた。
だがその数は足りず、荷物を分けるので精一杯のようだ。

「うんしょ!!」

絶望的な状況に、後輩赤血球の足は止まるが、赤血球は再び荷物を抱えて走り出す準備をしていたのだ。

「っ…先輩!!」

「驚いてる場合じゃないよ、早く運ばなきゃ!細胞さんたちが待っているんだから!!」

そこには教育係としてどうしたらいいかわからず、おどおどしていた赤血球の姿はない。
彼女は決して止まらず、後輩赤血球を連れて体中の細胞に酸素を運搬し続けたのである。

しかし、状況は全く改善されず、逆に悪化してばかりだった。

「傷口付近の血管はこちらです。あ!飛ばされないよう気をつけて下さい!」

血小板の誘導により、赤血球たちは荷物を背負って道なき道を歩いて行く。

足を踏み外せば、奈落の底。
二度とこちらの世界には戻ってこれない危険な場所を、赤血球たちは懸命に酸素を持って進み続ける。
しかし、ゆっくりではあるが確実に酸素を運ぼうとする現場の姿が、全く見えていない者がいた。

「クソっ!どうなっとるんだ。血管を通過する赤血球の数が、かつてないほど少ない!」

数値しか見ていない男性は、バックアップという名目で強引に血圧を上げて赤血球たちを後押ししようと考えたのだ。

『アテンション、血圧上昇中。アテンション、血圧上昇中』

血圧が上がったことにより、細い道を歩く赤血球たちが押され始める。
その結果、ある悲劇が起こったのだ。

「危ない!!」

血小板の悲鳴が上がる。

「傷口あるのに血圧上げるなバカぁぁぁぁ!!」

そんな叫び声と共に、多くの赤血球たちが奈落の底へ消えていく。

血圧を上げるように指示を出した司令部では、自分たちのミスのせいで少ない赤血球が減少したことでパニックに陥る。

一方、血圧上昇による転落を逃れた後輩赤血球は、次々といなくなる仲間をみて、涙と震えが止まらなくなっていた。

「振り向いちゃだめ!後輩ちゃん!!もうちょっとだから、頑張ろう!ね!」

赤血球は後輩赤血球を励ましながら、真っ直ぐ配達先に向かって歩いて行く。
しかし、赤血球たちが酸素を運び続けても、状況はまったくよくなることはなかった。

「吹雪!?」

進行方向は雪で覆われており、どこが道かわからなくなっていた。
それでも、赤血球は酸素を運ぶために歩き続ける。

「先輩、待ってください。この雪じゃ!!」

「でも…行かなきゃ。私たちだけでも酸素を運ばないと…細胞さんたちが死んじゃう!頑張って!後輩ちゃん!」

赤血球は懸命に叫んだが、後輩赤血球の体力は限界で、寒さでかじかんだ手が動かず荷物と一緒に座り込んでしまったのだ。

「後輩ちゃん!!」

赤血球は慌てて駆け戻り、倒れた後輩赤血球に手を伸ばす。
しかし、その手は払いのけられてしまった。

「いい加減にして下さい!ちょっとは周りを見て下さいよ!私たちがどうこうしたところで、この状況が変わると思いますか!?」

優秀な後輩赤血球は、たくさんいるはずの赤血球がいなくなってしまったのか、原因に心当たりがあったのだ。

「そうやって先輩は後輩にカッコいいところを見せようと思って、意地張って、頑張ってるだけなんでしょ?無意味ですよ!知らないんですか!? 出血性ショック死!」

「血液の3分の1が失われたら、身体は死ぬんです!この身体はもうダメなんですよ!」

大粒の涙を溜め、叫び続ける後輩赤血球の頬を赤血球が両手でむにっと包み込む。

「私は最後まで酸素を運ぶよ!それが私たちの仕事なんだから!」

そう告げるや否や、赤血球は重たい酸素を持って再び雪道を歩きはじめる。

「先輩!待って!もう、やめて下さぁぁぁい!!」

後輩赤血球は叫ぶが、赤血球は決して振り返ることはなかった。

(手が重い…足も重い。みんな、待ってる。早く、早く届けなきゃ、この酸素を。)

赤血球の脳裏に、それぞれの現場で頑張る細胞たちの姿が浮かんでは消えていく。

(みんな…頑張ってる…私も…やらなきゃ…っ!)

けれども、これまで後輩を連れ、いつもより多い酸素を運び続けた赤血球は雪の上に倒れてしまう。

「せんぱぁぁぁい!!」

「ダメな先輩で…ごめんね…。」

救世主

しかし、そんな彼女たちのもとに救世主は現れたのである。

(まぶしい…。)

「でーじょうぶか?」

赤血球の前に、見たことがない赤血球が現れたのである。

「ど、ど、ど、ど、どちら様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

意識を飛ばしかけていた赤血球も、むくりと体を起こして叫び声を上げる。
いつの間にか吹雪は収まり、周囲はたくさんの赤血球で溢れかえっていたのだ。

「はずめまして。なしてこげなにヘトヘトなん?雪まみれだべ。」

近くにいた女性赤血球が、赤血球の頭を撫でながら倒れていた理由を尋ねる。

「あ、あの、実は、大きな傷口があって…色々頑張ったんですけど、酸素の配達員が足りなくて…。」

ホッとしたのか、赤血球は涙をぽろぽろこぼしながら状況を説明。

「え!それじゃあ、このまんまだとオラたちのこの身体、終わっちまうだか!? わけも分からず連れて来られたと思ったら、理不尽過ぎるだぁぁぁ!」

どこからともなく現れた赤血球たちは、慌てて集合して状況を伝達。

「元々の職場は違えど、仕事は一緒。おらたち全員でこの酸素ざ…運ぶどぉぉぉ!!!」

「おぉぉぉぉ!!!」

【どこからともなく現れたこの赤血球たちは、あっという間に身体の隅々まで酸素を行き渡された。】

「酸素、お届けに参りました!遅れまして、申し訳ありませんでした!」

【突然現れた大勢の赤血球たち。そして各細胞の頑張りにより、出血性ショックによる危機は回避出来たのであった。】

「やっと届けられた~…。」

体中を走り続けていた赤血球は、フラリと体が地面に向かって傾いていく。

「おっと。」

「あ!」

「よお、お疲れさん。」

そんな彼女を受け止めたのは、白血球であった。

2人は喜び合う人々から少し離れた場所に立ち、今回の騒動についてポツリポツリと話始めた。

「どれくらいの血球たちが、失われてしまったんでしょう。」

「正確な数字はわからんが、とても数え切れないだろうな。」

「あの新しい赤血球さんたちは、どこから来たんでしょうね。」

「さあな。だがおかげで助かった。」

赤血球たちの正体

「おらたち、ある日突然見たこともねえ筒状のもんに吸い込まれて、なんかよく分かんねーけど、ぐーるぐる回転させられて、ひゃっこい部屋で寝かされてほんでまぁ…。」

「気が付いたら、ここに居ただよ。」

「へぇ、不思議ね。」

「前の身体とは別のところだけんど、身体ん中でまた働けてうれしいよ。」

突如現れた赤血球たちは、すでにこの身体に馴染んだようで、今までいた赤血球や細胞たちともうまくやっていけそうであった。

「やたら馴染んでますね。」

「どこから来たんだろうな、ほんとに。」

先輩と後輩

「せんぱーい!先輩!!」

「あ、後輩ちゃん。」

白血球とほのぼのとお茶を飲んでいた赤血球の元に、鬼気迫る後輩が駆け寄ってくる。

「今回の新人研修…。」

「ありがとうございました!」

後輩赤血球はスッと頭を下げたのである。

「私、今までずっと自分のこと、優秀な方だと思ってたんですけど…あ、事実そうなんですけど。」

「あ、うん。」

「仕事って、それだけじゃないんだって言う大事なことを今回先輩に教えて頂きました。」

「仕事は知識だけじゃなく、経験と…あと、熱いハートが大事ってことを。」

そう語る後輩赤血球の言葉に、赤血球の胸がジンと熱くなる。
そして、そんな2人を見守る白血球も、赤血球の努力が報われ一安心したようだ。

後輩の言葉に涙が止まらなくなった赤血球は、タオルでゴシゴシを顔を拭いてから再び後輩赤血球に向き直る。

「ダメな先輩で申し訳ないけど、これからもよろしく…ね?」

「あ、どうもよろしく…どちら様ですか?」

なんと、赤血球が涙を拭いているうちに、後輩赤血球は別の赤血球の元に向かっていたのである。

「え、あれ!?後輩ちゃん、どこー!?」

「あんたー!!無事だったのぉぉぉぉ!!」

【優秀な後輩と新たに増えた膨大な数の仲間たちに、早くも翻弄される赤血球であった。】

はたらく細胞

「すみません、まだ工事中でーす!ご迷惑をお掛けしています!」

出血性ショックの被害はまだまだ残っているが、身体の中は平穏を取り戻しつつあった。
後輩赤血球も独り立ちをし、赤血球はまたいつもように迷子になりながら配達先に向かう日々を送っている。

「あれ…あれ!?」

「よう、赤血球。こんなところで何してんだ?」

「白血球さん!」

地図をくるくる回しながら、あたふたする赤血球に白血球が声をかける。

「まさか、道に迷って…。」

「そ、そんなことないですよ?成長しましたよ!」

「いや、地図逆さまだけど…。」

「え、こ、ここ!ここに丁度届けるところだったんですよ!!」

赤血球が適当な方向を指さした瞬間、白血球のレセプターがピンポーンと音を立てる。
そして、目の前を白血球に追われる緑膿菌が通過していった。

「赤血球、頑張れよ。」

「はい!」

「抗原発見!!」

「白血球さんも頑張ってくださーい!」

そう言って白血球を見送ったあと、赤血球は一般細胞に酸素を届けるのだ。

「お待たせしました!こちら、本日分の酸素になります!」

【今日も細胞たちは、元気に働いています。】

感想

「はたらく細胞」、ついに最終回を迎えてしまいました。
2018年夏アニメで最もおもしろかったアニメにランクイン間違いなしと言われたアニメだけあって、最初から最後まですごくおもしろかったです。

最終回は、第12話に引き続き【出血性ショック】のお話です。
これまで「はたらく細胞」というアニメでは、細菌やウイルスに感染した一般細胞が倒されるシーンはあっても、赤血球など、健康な細胞たちが害されることはありませんでした。
しかし、出血性ショックでは仲間たちが次々と外の世界へ流されていき、多くの仲間が失われてしまいました。
アニメを視聴していて、一番心が抉られたのは、白血球が一般細胞から状況を聞くシーンですね。
外の世界へ流されていく赤血球たちの顔が怖くて、原作でこの後の流れを知っていても鳥肌が立ちました。

あと、今までは白血球がメインキャラとして立ち回ることが多かったのですが、出血性ショックは赤血球のための話でしたね。
赤血球(AE3803)だけではなく、赤血球は体のために重要な細胞なんだっていうことがよくわかりました。
あと、迷子になるし、ワタワタしているし、いつまでたってもドジな赤血球ですが、誰よりも赤血球という仕事を理解していることがよく表れていて、くじけそうになる後輩を励ましているシーンは胸に響きましたね。

「はたらく細胞」という作品に出会い、健康について改めて考えるようになりました。
このアニメがなければ、小さなすり傷ができるだけでも身体の中では大変な事が起こっていることや、ガン細胞が誰でも毎日できていることなどを知らずに生活していたと思います。
そして、最終回では輸血について学ぶこともできました。
赤血球や血小板だけというふうに、成分だけ輸血できると聞いたら、ちょっと献血言ってみようかと思ったりしたのですが、私の体内で仲良しになった細胞たちが、生き別れになるのも罪悪感がわきますね(笑)

ちなみに、「はたらく細胞」はまだまだ原作が連載中です。
シリーズ作品としては、「はたらく細菌」「はたらかない細胞」「はたらく細胞BLACK」などがあります。
特に「はたらく細胞BLACK」は、他のシリーズ作品と違い内容がダークで、白血球や赤血球など、細胞たちの死が描かれたりしており、読むのになかなか覚悟が必要な作品ではありますが、「はたらく細胞」よりも健康を意識したい人にオススメですよ。

「はたらく細胞」は原作で温存されたストーリーもたくさんありますし、ぜひ2期を期待したい作品です。
またいつか、赤血球や白血球、そして可愛い血小板に会える日を楽しみにしています。

 

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