「進撃の巨人」第48話のあらすじ・ネタバレ・感想~キース教官の密かな思い~ | VODの殿堂

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「進撃の巨人」第48話のあらすじ・ネタバレ・感想~キース教官の密かな思い~

   
 

タイトル:「進撃の巨人」第48話
放送局:NHK総合
キャスト:エレン・イェーガー:梶裕貴、ミカサ・アッカーマン:石川由依、アルミン・アルレルト:井上麻里奈、ジャン・キルシュタイン:谷山紀章、ハンジ・ゾエ:朴璐美、エルヴィン・スミス:小野大輔、ヒストリア・レイス:三上枝織、リヴァイ:神谷浩史など
視聴したVOD:dTV(2018年10月16日時点では視聴可)

ケニーたちアッカーマン家は、歴代の王が記憶を操れないという理由から迫害を受けていました。
かつての王ウーリは、「許してほしい」とケニーに頭を下げ、ケニーもウーリの力になることを約束し中央憲兵に入ったのでした。
その頃ケニーは、死んだ妹の息子リヴァイを引き取り、地下街での生き方を教えます。
一方ヒストリアは、戴冠式を終え女王を即位します。
今回は、記憶の中で父と会っていた調査兵団の男を思い出し、キース教官と会うエレン。
キース教官は、エレンの両親の話をし始めます・・・。

「進撃の巨人」第48話のあらすじです。

『進撃の巨人』Season3(アニメ)配信先一覧
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※配信状況は2019年10月23日(水)時点のものです。

あらすじ第48話 傍観者

ヒストリアがやりたかったこと

ヒストリアは牧場で、子供達を追いかけている。
それを眺めているエレン、アルミン、ジャン。
アルミンは「なんか思ってた女王様と違うね」と言う。
ジャンが「王冠被ったのは、2ヶ月前か。今じゃ孤児院の院長の方が板についてきてる」と言う。

アルミンは「巷じゃ“牛飼いの女神様”って言われてるらしいよ」とほほ笑む。
ヒストリアは即位後、地下街の孤児や困窮者を集めて面倒をみていた。
エレンは「これが女王になったら、やりたいことだとヒストリアが言っていた」と話す。

ヒストリアとエレンが、並んで荷物運びをしていると、ミカサが2人の前に立ちはだかる。
「エレンは実験で疲れている」と言って、エレンの荷物を取り上げて肩に担ぐ。

エレンの硬質化の能力は、“地獄の処刑人”というマシーンの開発に成功する。
囮の人間が巨人をおびき寄せ、首を突っ込んだら上から大きな棒が落ちて、巨人のうなじにダメージを与えるというもの。

見事巨人を仕留めると、大喜びのハンジ。

「いいぞぉ、これなら兵士が戦わなくても巨人を倒していける。日中フル稼働で巨人伐採しまくりだ。“地獄の処刑人”の誕生だぁ!」
そう言ってエレンを見ると、鼻血を出している。
リヴァイが「おそらく巨人の力を酷使しすぎたんだろう。硬質化の実験ばかりだったからなぁ」と言う。
ハンジは「すまない・・・エレン」と謝る。
エレンは「謝らないで下さい。早く武器を揃えて行きましょう。シガンシナ区に」と言う。

母親以上に厳しいミカサ

104期生の夕食に、憲兵団から調査兵団に異動したマルロが同席する。
コニーが「じゃ、お先に。明日は調整日だから自分の村に帰ろうと思う」と席を立つ。
サシャがみんなに「コニーのお母さんを元に戻す方法、ないわけじゃないんですよね?」と言う。
アルミンが「これから巨人の解明が進んでいけば、いつか・・・。」と言う。
エレンが「俺たちが戦っている相手は何なんだろう?巨人ってのは、悪夢にうなされ続ける人間ってことなのか・・・。」とつぶやく。
考え込むエレンに「おしゃべりは、食べ終わってからにしなさい」と言うミカサ。ジャンが「お前が思い出さなきゃいけないのは、洞窟で記憶が蘇った時、親父さんと会ってたという調査兵団の男だろう?思い出すように教官の頭突きでも食らえ」と言う。
「それで思い出せるんなら・・・。あれ?」と言うエレンは、キース教官が子供の頃に見た調査兵団の団長と同一人物だと気づき立ち上がる。
翌日、コニーを除くリヴァイ班とハンジで、キース教官に会いに行く。
ハンジは「私たちも会うのは久しぶりだ」と言う。

教官室に行くと、サシャは訓練兵時代に怒られた記憶が蘇り椅子に座らず立っている。
エレンは「話して下さい。知ってること全て」と言う。
キースは「エレン、お前は母親とよく似ている。だが、瞳の奥に宿す牙は、父親そのものだ」と言う。

選ばれし者

「人類の利になり得ない話なら聞いてくれ。傍観者に過ぎない私の思い出話を」

<キースの回想>
20年前、ウォール・マリアのシガンシナ区の門外にグリシャが立っていた。
キースはなぜ壁外にいるのか聞いてみたが「何も覚えてないが私は医者だ。この壁の中のことを教えてくれ」と言う。
酒場に行き、キースが説明すると「少なくとも壁内の人たちは、貧富の差こそあれど壁の中は平和なんだね」と言う。
キースは「あんたも、この狭い壁の中でメシと酒にありつけたら満足な部類らしい・・・世界がどれだけ広いかなど考えたこともない・・・。」と言う。
グリシャは「あなたたち調査兵団は、この壁の誰よりも賢く勇気がある」と言う。

そこへ、酒場で働いているカルラが来て「また調査兵団への勧誘かい?」と聞く。
グリシャは「いやぁ、調査兵団は、もっと特別な選ばれし者でないと」と言う。
キースは(選ばれし者?そうだ、私が調査兵団の団長に選ばれれば、もっと成果が出せる。そうしたら皆が私を認めるだろう)と思いながら、カルラをチラッと見る。
その頃、町に伝染病が流行り、カルラとその両親も病に倒れる。

グリシャが伝染病から町の人たちを救い、カルラと結婚することになる。
奇しくも同じ頃、キースが調査兵団の団長に任命される。
壁外調査で、多くの死者を出しボロボロになって帰ってきたキースを、人々は非難する。
エレンを抱いたカルラに「死ぬまで続けるんですか?」と言われ、逆上したキースはカルラを罵倒する。
「酒場で、男に愛想を振りまくだけの者に何がわかる?」
そして、エルヴィンに「次の団長を頼む」と言うキース。
(俺は、選ばれし特別な人間なんかじゃなかったんだ・・・。)

劣等感

シガンシナ区の壁が超大型巨人に破られ、トロスト区にも危険が迫る中、グリシャに呼び止められるキース。

(ああ、お前だったな。お前の一言で俺は、自分が特別な人間だと勘違いしたんだ)
少年になったエレンがハンネスに助けられ、グリシャが往診に来ていたトロスト区に逃げて来る。
「父さん、母さんが巨人に食われた・・・。」と言うエレン。
グリシャは「エレン、母さんの仇を討て」と言って、どこかに連れて行こうとする。
キースが「待て、お前が討てばいいだろう。お前は特別だからな。その子も選ばれし者じゃないかもしれないぞ」と言う。
グリシャは「この子は私の子だ。どうか頼む、関わらないでくれ」と言って山の方へ行く。

暫くして山の中に光を見たキースが行ってみると、エレン、ミカサ、アルミンが倒れているのを発見し、避難所に連れて行く。
エレンの胸には、地下室の鍵がかかっていた。
<回想終わり>

ハンジが「あなたが一線から退いた理由は、特別じゃないとか、どうでもいい劣等感からですか?現実から逃げるな」と言う。
エレンは「やめて下さい、ハンジさん。僕は、特別でも何でもなかった。特別な父親の息子だった、それだけです」と言う。
キースは「お前の母さん・・・カルラはこう言っていた。“特別じゃなきゃいけないんですか?私はそうは思いません。少なくともこの子は、偉大になんてならなくていい。見て下さいよ、こんなに可愛い。だからこの子はもう偉いんです。この世界に生まれて来てくれたんだから”」

エレンたちは、訓練所を出発する。
それを見送るキースは(お前は、父親が願ったように自らの命を燃やし、壁の外で燃え尽きるのだろう。私は、何ひとつ変えることのできない、ただの傍観者だ・・・。)と思う。

エレンが訓練兵になってすぐ、エレンの姿勢制御訓練用のベルトに細工をして、なかなか合格できないようにしたのはキースだった・・・。つづく

感想

キース教官の昔話の回でした。
エルヴィン団長の前の団長だったんですね。
キースが言う“”特別な人”って、カルラに選ばれるかどうかってことが重要だったのかなと思います。
調査兵団の団長としての評価より、ただ好きな人に選ばれたいと思っていたのでしょう。
酒場でカルラをチラチラ見ていましたから。
ちょっとキモイ。
キースがグリシャを、“特別な人”だと認めたのもカルラと結婚できたからですよね。
それで、カルラの子供であるエレンが訓練兵としてやってきた時も、それが憎らしくて姿勢制御訓練用のベルトに細工をしていたなんて、驚きです。
第3話に遡って見なくてはならないんですが、そんな前の出来事が今、明かされました。
あの時、ベルトが壊れていたとわかっても、そこまで思わなかったです。
ただ物語的に、すぐに合格するより、色々あって合格した方が盛り上がるからそうしたのかなぁぐらいにしか思っていませんでしたよ。
カルラの若いころってめっちゃきれいで、エレンはカルラにそっくりですね。
カルラの母親としての言葉、よかったです。
「特別じゃなくても、偉大じゃなくてもいい、この世界に生まれて来てくれたことだけでこの子は偉いのよ」ってセリフ、正に無償の愛ですね。
次回、シガンシナ区出発前夜、壁外の世界の存在を知った彼らは、期待と懸念を胸に人類の行く末を祈ります。

 

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