タイトル：さくらももこ劇場　コジコジ　第31話　やかん君　ザルとしての一週間
放送局：TBS
声優：コジコジ・青木静香
次郎・高乃麗
ゲラン・西原K太
ハレハレ・天神有海
ジョニー・池田桂子
やかん君・秋山じゅん
カメ吉・上別府仁資
コロ助・石塚堅
頭花君・石川大介
うめばち姫・雪絵れな
うさ子・石田よう子
ペロちゃん・大塚智子
スージー・ TARAKO
ブヒブヒ・千葉進歩
トミー・徳永悦子
正月君・田中伸幸
閲覧したVOD：U-NEXT（2019年1月31日までは視聴可）

やかん君は、物知りじいさんから自分はやかん人間であることを教えてもらいます。
安心したやかん君は、後日けがをしてしまいました。
この時やかん君は、やかんの蓋を紛失し、金具が取れてしまったため、金具屋へ向かいます。
金具屋で1週間の治療が必要だと告げられたやかん君は、しばらくの間、やかんの代わりにザルの顔で生活することになってしまいました。
このやかん君の状況を見たクラスメイト達は、全く別人のやかん君になってしまったため、とても驚いていました。
果たしてザルの顔になってしまったやかん君は、どのような日々を過ごすのでしょうか！？

『さくらももこ劇場　コジコジ』配信先一覧
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※配信状況は2019年10月17日（木）時点のものです。

～あらすじ～

ー道端ー

うめばち姫は学校を休んでいたため、やかん君の顔がザルになったことを知らなかった。
うさ子と学校へ向かっている途中、うめばち姫はやかん君のことを聞き驚く。

ー3年インコ組（セキセイ）ー

顔がザルになったやかん君は落ち込んでいた。
頭花君は、そんなやかん君を元気づける。

「ザル君おはよう♪」

この時コジコジがこう言いながら、やかん君に挨拶する。
頭花君はコジコジを注意するが、やかん君はコジコジの言う通りだと口にする。

「ザルとしての日々を、ザルらしく生きることにするよ」

やかん君はこう言いながら、無理に開き直る。
この後、次郎とコロ助、頭花君はやかん君をザル君と呼ぶのは失礼な気がするということを話していた。

「じゃあ、ザル様って言うのはどお？」

この時コジコジがこう提案するが、却下される。
コジコジと次郎、コロ助と頭花君は、やかん君の話を続ける。

「あ、また僕の噂かい？」

この状況で、やかん君がこう言いながら現れる。

「一思いにみんな、ザル君って呼んでくれりゃぁいいんだ・・・」

やかん君は、あちこちで自分の噂話をしていることを説明し、皆に迷惑をかけていることに対し申し訳なさを感じた後、こう言って落ち込む。

「やかんに戻るまでの間、僕はザルなんだ！！！」

そしてやかん君が力強くこう言い放ったため、次郎とコロ助、頭花君は驚きながらザル君と呼ぶことを決意する。

ー学校の中庭ー

うめばち姫とうさ子、ペロちゃんはやかん君を心配していた。

ー3年インコ組（セキセイ）ー

やかん君はカメ吉に元気づけられていた。
この状況を見ていたハレハレとジョニーは、改めて自分達の友情を再確認する。

ー道端ー

コジコジと次郎、コロ助とカメ吉、やかん君は一緒に帰っていた。
ザルになってしまったやかん君は、お茶を沸かすことが出来ないため、役立たずな自分になってしまったことを落ち込んでいた。

「あ！ペロちゃんだ！」

この時コロ助がこう言ったため、やかん君は横を向く。
ペロちゃんが歩いているところを目撃したやかん君は、ザルの中から蕎麦が出てくる。

「おいおい！ザル蕎麦じゃないか！」

次郎はこう言いながら驚く。

「あー！おいしい！」

この状況でコジコジはこう言いながら、やかん君のザル蕎麦を食べる。
そして食べているコジコジを見た次郎とコロ助、カメ吉もザル蕎麦を食べる。
この時やかん君は、ザルとしての1週間も皆の役に立つことができるため、喜ぶ。
一方ブヒブヒとスージーは、そんなやかん君を陰から見て、金儲けをしようと企んでいた。

ーやかん君の家ー

やかん君は、ブヒブヒとスージーに立派な蕎麦屋になりたいから、店員になってくれとお願いされる。
この時やかん君は、ブヒブヒとスージーの話に乗せられてしまい、やることにする。

ー3年インコ組（セキセイ）ー

ブヒブヒとスージーは、1杯200円の立ち食い蕎麦屋をオープンさせる。
クラスメイト達は、この状況を見てざわついていた。
この時ブヒブヒが、やかん君にペロちゃんの写真を見せたため、やかん君のザルの中から蕎麦が出てくる。

「おいしそうだな！1杯もらおうかな！」

この状況を見た頭花君は、スージーにこう言ってザル蕎麦を買ってしまう。

「おいしい！これが1杯200円なんて安いなぁ！」

頭花君は、こう言いながらザル蕎麦を食べる。
頭花君の後に続き、ゲランもザル蕎麦を買って食べる。
ゲランが食べた後、他のクラスメイト達もザル蕎麦を買って食べる。
この時ブヒブヒに、ザル蕎麦を食べているペロちゃんを見せられたため、やかん君はザルの中には納まらない量の蕎麦を出し続けてしまう。
お陰でクラスメイト達は、蕎麦のタダ食いを初めてしまう。

「ブヒブヒ、スージー、みんな喜んでいるよ！よかったじゃないか！」

この状況でやかん君は、ブヒブヒとスージーにこう話す。

「蕎麦の量もコントロール出来ないようなザルなんて、くだらないね！さっさと捨てちまいなぁ！」

一方スージーは商売にならなくなってしまったため、やかん君に怒りながらこう言い放つ。
やかん君はショックを受けてしまう。

この時カメ吉がスージーを怒るが、スージーはそんなカメ吉に暴言を吐き、ブヒブヒと教室を出て行ってしまう。
ショックを受けているやかん君は、カメ吉と頭花君に励まされた後、クラスメイト達にも励まされる。

「ありがとう皆、俺、俺・・・ザルとしての残りの日々を一生懸命頑張るよ！！」

やかん君は、こう言いながら元気になる。
この後カメ吉は、お茶のことも忘れないでほしいとやかん君に伝える。

「お茶のことは忘れないでね」

この時ペロちゃんも、やかん君にこう話しかける。

「うん！お茶のことは、絶対忘れないよ！」

やかん君が顔を赤くしながらこう答えた後、ザルの中に、茶蕎麦が出来上がる。
出来た茶蕎麦も美味しかったため、クラスメイト達は満足していた。
そして1週間が経過し、やかん君が元に戻る日がやって来る。
クラスメイト達は、そんなやかん君を惜しむ。

「やかん君、ザルとしての1週間、ご苦労様でした！」

この時ペロちゃんがこう言ったため、やかん君は茶蕎麦を出す。
これで茶蕎麦は食べ収めになるため、クラスメイト達で最後に茶蕎麦を食べる。

ー野原ー

コジコジと次郎、コロ助とカメ吉、頭花君は、やかん君を待っていた。
この時ザルからやかんに戻ったやかん君が現れ、皆ホッとする。

「やかん君、ペロちゃんでござるよ」

早速やかん君に沸騰してほしいと思っていたコジコジは、こう言いながらペロちゃんの顔真似をする。
やかん君が沸騰したため、コジコジとカメ吉は喜びながらお茶を飲む。
いつもは緑茶を出していたやかん君だったが、今回は蕎麦茶を出していた。

「ええぇぇぇ！」

やかん君はショックを受けてしまう。

この後カメ吉も、ショックを受けて涙を流していたため、次郎とコロ助、頭花君はぎょっとする。

～感想～

ザルになったやかん君は、本当に立派でしたね！
皆の役に立ちたいという気持ちがとても強いやかん君は、ザルになってもしっかりとこの気持ちを貫き通しました！
一方そんなやかん君の気持ちを利用し、ブヒブヒとスージーはまた金儲け・・・。
しかも教室の中で蕎麦屋を開いて、1杯200円でやかん君の出した蕎麦をザル蕎麦として販売するなんて・・・なかなか凄いですよね（笑）
やかん君のザルから出てきた蕎麦は、とてもおいしかったのでクラスメイト達に好評でしたが、結局ブヒブヒとスージーは、うまく金儲けをすることができず、最後は教室を出て行ってしまいました。
ブヒブヒとスージーがこのまま金儲けをしていたら、とても腑に落ちない展開になっていたので、この展開はとても良かったなと感じました！
そして1週間が経過し、ようやくやかん君が元の姿に戻ることが出来て本当によかったです。
案外ザルの姿でもしっくりきているなーなんて観ていて思ったので、やかん君ではなく、本当にザル君というザルとしてのメルヘンの国の人物がいてもいいなと感じたほど、ザルになったやかん君は個人的にとても印象に残りました。
さて、そんなやかん君のピンチを無事乗り越えたメルヘンの国では、一体どんな展開が待っているのでしょうか・・・！？