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桜蘭高校ホスト部・・・他の部活動よりも、まともなように感じないこの部で、学校唯一の庶民・ハルヒは日々お金持ち達の中で頑張っています。
最初は何も知らなかったハルヒですが、様々な出来事を通じて、少しずつホスト部員達のことを知ることができ、充実した日々を送っています。
そんないつもと変わらないホスト部に、いきなり男子生徒が登場し、ハニー先輩と決闘をすることに！しかもこの状況に驚いていたのは、まさかのハルヒだけ。
それもそのはずで、実はこの男子生徒は、ハニー先輩の弟・チカだったのです。
そんなハニー先輩の弟チカは、いったいどんな人なのでしょうか？
ラブリーすぎるハニー先輩に対し、弟のチカがどう思っているのかも今回のストーリーの注目ポイントですよ！

～あらすじ～

ーホスト部部室ー

ホスト部部室に、ハニー先輩を呼んで欲しいと男子生徒が現れる。
そしてハニー先輩を見つけた途端、蹴りを入れるがあっさり交わされてしまう。

「チッ！」

驚くハルヒだったが、れんげが登場し実況を始める。

「おお、やってるなあ」
「せめて場所を選んでほしかったな」

他のホスト部員達も登場し、この状況を見学する。
いきなり武器を取り出され、ハニー先輩はその武器で飛ばされてしまうものの、相手の足元には影縫いが・・・！

「くっ・・・いつの間に」

あっさりと無傷状態で、ハニー先輩は勝利を手にするのだった。

ーーー手裏剣って・・・

ハルヒはハニー先輩の技に呆れている時、試合が終了しれんげは去る。
この男子生徒は埴之塚靖睦（通称：チカ）と言い、ハニー先輩の弟だということを知り、ハルヒは驚く。

「光邦、いつも言ってるけど学校では俺に近づくなよ」

そう言い残し、ホスト部部室を後にするチカ。
実は弟であるチカは、ハニー先輩が強いことは認めているものの、甘いもの好きとぬいぐるみ好き、そして自分を律しない埴之塚家に相応しくない状況が、気に入らないのだった。
チカがいなくなったあと、窓の外を見て考えてるハニー先輩。
この様子が心配になり声をかけるハルヒ。
この時、環は余ったケーキをハニー先輩にどうするのかを尋ねる。

「食べるーーー！！」

さっきのチカの言葉は気にせず、いつも通りケーキを間食するハニー先輩。

ーーーやっぱりここのみんなは、いろんな家の事情を抱えてるんだな。

少し呆れつつ考えるハルヒだった。
実はハニー先輩は高校1年の時、空手部主将を務めていたが、このルックスもあり周囲の目は厳しいものがあったのだという。
だがそれでも、父親の教えに従いハニー先輩は努力していたと、環と双子に説明を受けるハルヒ。
かわいいものグッズの封印や、男らしいカバンの持ち方、そして男らしい食事メニュー（肉中心）を取り入れるなど・・・。
だが、無理をしていることは周囲にばれており、部活中は部員達から社交辞令で、鬼主将だ、男らしいなどと気を遣われて言われていたのだった。
それでも社交辞令であるということは知らず、この言葉を聞いてハニー先輩は喜んでいたのだという。
そんな状況で空手部を続けていたハニー先輩だったが、部室のドアからうさぎのパペットがのぞき込み、思わずついていってしまう。

「こんにちは、埴之塚先輩！」

うさぎのパペットを持っていたのは、環だった。
ここで環に、かわいらしい小物たちと甘いケーキをエサに、ハニー先輩はホスト部に勧誘されたのだった。
そしてハニー先輩は自分の父親と戦い、父親を倒し空手部を辞め、ホスト部に入部したのだという。
一方、弟のチカはハニー先輩のような型破りさはなく、家風をしっかり守るタイプなため、結果的にこうなってしまったのだった。

「でもこれで、チカちゃんに本当に嫌われちゃったね」

落ち込むハニー先輩に対し、埴之塚ブラザーズ仲直り大作戦に取り掛かることを決める環だった。

ー空手部部室ー

ーーセイッセイッセイッセイッ！！

「１０分休憩！」

一方チカは、空手部主将として部を仕切っていた。
そんなチカに対して、部員達は本音で鬼主将だと感じていた。

「だけどさ、実力的にはやっぱお兄さんの光邦さんには、遠く及ばばないんだろう？」

こう話す部員に空手の技を仕掛けるチカ。

「俺のいるところで、兄さんの話はするな！」

チカの追っかけの女子達にも、ハニー先輩と可愛さを比較され、余計にイライラする。
そして休憩中であるにも関わらず、次の稽古に入るのだった。

「これは、単なるコンプレックスですな」

このチカの姿を隠れてみていた双子は、こう判断する。

「ありきたりでつまんないの、別な遊び探そう～」

こう言って、双子は去ろうとするが、環に注意されてしまう。

「僕いいんだ、チカちゃんに嫌われても、元気にすくすく育ってくれればそれで・・・」

そして遠い目でこう話すハニー先輩。
この時、ついにチカがハニー先輩たちの存在に気づきやってくる。

「この宇宙人！」

ハニー先輩に向かって、宇宙人と呼ぶチカに対し、ハルヒは注意する。

「俺は兄さんが強いから、宇宙人扱いしているんじゃない」

日頃から夜ご飯を食べた後、食後のデザートとして、ホールケーキを1人で3個食べてしまうハニー先輩の姿や、夜中に大量のケーキを食べる姿を見て、こう思うようになったのだという。

「はっきり言って、怖くないですか！？怖くないですか！？」

こう力説するチカの方が、正しいように思えるホスト部員達。
そしてハニー先輩が宇宙人のような状況になってしまったのは、環のホスト部勧誘の言葉が引き金だということを知り、根本的な原因は環だということも判明するのだった。
「チカちゃん、ごめんね・・・チカちゃんがそこまで甘いものが嫌いなんて」

ちょっと違う視点から、謝るハニー先輩に対し、呆れるハルヒと環。

「男らしく、埴之塚流でケリをつけよう！！」

そしていきなり男らしい雰囲気を出し、ハニー先輩はチカにケリをつける決闘を申し込むのだった。

ー学校の草原－

「俺が勝ったら・・・」
「少なくとも、夜中にケーキを食べるのは辞める」

勝ったら夜中にケーキを食べるのは辞めるという条件に、チカも納得していよいよ決闘開始！
ホスト部部室で繰り広げた決闘の逆バ―ジョンで、試合は進んでいく。
宇宙人と言いながらも、何だかんだ武道の上ではハニー先輩を尊敬しているチカ。
そんなチカのために、ハニー先輩もこのことを踏まえて決闘しているのだった。

「この勝負は心配ない、光邦は靖睦にわざと負けて勝負を譲るつもりだ」

ハニー先輩のことなら何でもわかるというモリ先輩は、こう話す。

「かくごぉぉぉぉ！！」

だが、手加減なしでハニー先輩は、チカを倒してしまう。
この様子を見て、深く落ち込むモリ先輩。

ーーーケーキの方が、弟の愛よりも勝るのか！

チカに勝利し、喜んでいるハニー先輩を見て、怖ろしさを感じるハルヒだった。

～感想～

ハニー先輩に、弟いたの！？
まず自分の中では、ハニー先輩に弟がいるということが、予想外すぎてびっくりしました（笑）
しかもあのラブリーなハニー先輩とは、真逆のタイプの弟・チカですからね。
本当に弟？なんて勢いで、ハニー先輩よりもしっかりしている雰囲気で大人っぽい～なんて。
ですがよくよく考えると、ハニー先輩がそもそも別枠な感じの存在ですよね。
可愛いキャラといいますか、ラブリーキャラですから。
そう考えると、チカが普通な設定なのかなと。
そんなチカですが、やっぱりハニー先輩のように顔はイケメン設定で、ここはさすが兄弟なんだな～なんて納得というか、安心しました。
そして新たに今回のストーリーで判明した、ハニー先輩の家でのケーキの食べっぷり！
絶対にこれは、普通の人ではできない食べ方ですよね。
そしてこれだけ食べても、全く太らない。（というか、小さいハニー先輩（笑））
チカがハニー先輩のことを宇宙人だと言い、それに対してホスト部員達が納得するのも理解できるなーなんて、思わずこの部分は納得してしまいました。
そんなチカに対し、最後は決闘でモリ先輩の予想を裏切り、堂々と勝利を収めるハニー先輩・・・。
このハニー先輩の強さをみて、人は見た目じゃないな！なんて思いました。
そんな個性的なキャラクターが集うホスト部が、次はどんな活動をするのか・・・次もますます楽しみです！

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えりかこ

慌ただしいながらも女子的おしゃれライフ目指してます！ゆったりと気になるドラマやアニメを、おいしいものを片手に観て楽しむ時間が大好きです。