タイトル:アイカツ!3rdシーズン 第105話 ーはじけるヒラメキ☆ー
放送局:テレビ東京ほか
アニメーション制作:サンライズ
キャスト:大空あかり:下地紫野/氷上スミレ:和久井 優/新条ひなき:石川由依/星宮いちご:諸星すみれ
視聴VOD:dアニメストア(2018年8月20日時点で視聴可)
小さいころから芸能界で生きるアイドル新条ひなきは、あかりよりも人気が高く知識も豊富なのに、なぜかあかりを眩しそうに見つめています。
マンネリ化した自分に悩んでいると第104話で語ったひなきですが、それ以外にも大きな悩みを抱えていたのでした。
ひなきが抱える大きな悩みとはどのようなものでしょう。
あかりはひなきの新しい扉を開くきっかけを与えることができるのでしょうか?
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あらすじ
特訓
早朝、あかりの元にジョニー別府から「学園マザーがお呼びだ。」という連絡が入った。
学園長はポンポンクレープキャンペーンガールとして、あかりに今後のスケジュールを伝える。
「まずは明日のポスター撮りをしっかりね。ポンポンクレープは、これまでもポスターが注目をあつめてきた。」
ポンポンクレープのポスターは全国に貼られるため、新人アイドルとしては名前を知られるチャンスなのである。
「悔いのないように頑張りなさい。」と背中を押されたあかりは、緊張した面持ちでスミレとひなきの元へ。
ポンポンクレープガールとしての仕事は、あかりにとって初めて自分でチャンスを掴んだ大きな仕事である。
歴代のポスターはどれも可愛く、そしてキャンペーンガールに選ばれたアイドルたちはトップアイドルの道を駆け上がっていた。
そんなプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、「私も頑張らないと!」と力むあかりの頭を、ひなきがポンポンと撫でて「大丈夫だよ。」と声をかける。
「今のあかりちゃんをみんなが選んでくれたんだから、あかりちゃんらしいのが一番だと思う!」
「とはいえ、準備はしておいたほうが安心だよね!」
ひなきはポーズの参考になればと思い、自分の母親に資料を送ってもらうことを提案。
彼女の母は雑誌編集長で、そういった類の資料をたくさん持っているそうだ。
3人はさっそく資料を参考にしつつ、【おいしそうって思ってもらえるポーズ】を考えるため実践してみることに。
「さぁ、これですよ!」
ひなきが用意したのは小さなトランポリンだ。
ポンポンクレープのポスターは、いつもトランポリンで飛びながら撮影をしているらしく、あかりはさっそくドーナツを手に跳び始める。
あかりのポーズはアクロバティックで、その斬新な姿にカメラを向けるひなきの目がキラキラと輝いていた。
「お疲れ、あかりちゃん。」
「うん!あ、でももう一回やってみる!新しいポーズひらめいちゃった。試してみたいんだ!」
前を向いてどんどん進んでいくあかりに、「いいね、あかりちゃんのアイカツ。」とひなきはポツリとつぶやく。
「あかりちゃんのその感じ、ほんといいって思っちゃった。私も本当はもっとあかりちゃんみたいに…。」
そこで、ひなきのアイカツフォンが鳴りはじめる。
ひなきは午後から仕事が入っているらしく、慌ただしく2人に別れを告げて体育館を出て行った。
悩み
寮に戻ったあかりとスミレは、ひなきが何か悩んでいるのではないか、と考えはじめる。
「アイカツについて何か悩んでたりするのかな?」
「もしそうなら、力になれたらいいね。」
しかし、今はポンポンクレープガールに集中するようにスミレは助言し、あかりは気分転換をするためランニングへ向かうと、同じくランニング中のいちごに出会ったのである。
いちごはオーディションに合格したことを祝福したあと、「前の日にもちゃんと走り込みするなんて頑張ってるね。」とあかりを褒める。
「あ、それはあの…ポスターのポーズを考えすぎて頭がぐちゃぐちゃになっちゃったり、ひなきちゃんのことが気になったりで…。」
「ひなきちゃんって、新条ひなきちゃん?」
あかりといちごは場所を移動して、少し話をすることに。
「もしかしたらひなきちゃん、何か悩みがあるのかもしれません。でもひなきちゃんは仕事だったり、私は練習だったりで話せてないから気になってるんです。」
「そっか。お互い忙しくて話したりたりできないとき、アイドルはお仕事を頑張るしかないね。」
「お仕事は頑張ります!大事ですから。」
「うん、お仕事を頑張れば、誰かを元気にすることができるかもしれない。それってアイドルのすっごくいいところだと思わない?」
いちごは、まず目の前にある仕事を頑張るようにアドバイスしたのである。
「星宮先輩!あ、あの実は…先輩に会いたいなって心のどこかで思ってて…そしたら会えてすっごく嬉しいです!」
あかりの言葉に、いちごは笑みを浮かべたあと「わかるよ。」と言葉を発する。
「ここで私も、月明かりの下で美月さんと会えたとき、嬉しかったから。」
「いつも応援してるよ。」
「あ、ありがとうございます!」
その後、いちごと別れたあかりの元にジョニー別府が現れて、ポスター撮りのあとひなきが出演するイベントに間に合うことを告げたのである。
「新しいリップグロスのお披露目イベントでライブをするんだ。」
(ひなきちゃん、そんな大事なイベントの前なのに練習付き合ってくれたんだ。)
「行きます!連れてってください!!」
ポスター撮り
いよいよポスター撮り当日。
あかりはクレープを持ってトランポリンに上がる。
「いきます!」
(もっとやっちゃえ!おいし~!!)
いくつもポーズを決めているうちに、あかりはパクリとクレープにかぶりついてしまった。
「いいよ!それいい!!」
カメラマンの言葉に、あかりはパッと表情を明るくする。
そこからは撮影は順調に進み、あっという間に時間は過ぎていったのである。
ひなきの悩み
一方、ひなきはイベントスタッフと打ち合わせ中。
ひなきが選んだコーデや曲目をみたスタッフから「王道のチョイスですね。やはり新条さんにお願いすると、すごく安心です。」と告げられ、一瞬表情を曇らせていた。
ひなきは最初は違うコーデを選んでいたのだが、今回のイベントでは派手すぎると判断して変更していたのだ。
そんなひなきの元へ、あかりとスミレがやってくる。
あかりはひらめいたポーズでポスター撮りがうまくいった事を告げ、練習に付き合ってくれたことへの感謝の言葉を告げた。
「やっぱりあかりちゃんのその感じ、いいなって。」
「昨日もそう言ってたね。」
「うん、まぶしかったんだ。ドカーンってやれちゃうあかりちゃんが。」
ひなきはあかりのように、アイカツでもっと弾けたいと思っていたのだ。
「私、芸能界の仕事をしたいと思ったのは、結構小さいころなんだ。」
彼女の母はファッション雑誌の編集長、父はカメラマンという家庭で育ち、ともに仕事をしたいと芸能界に飛び込んだのである。
その時、ひなきは父と「ひとつひとつのことを頑張っていくんだぜ。」と約束していたのだが、いつの間にか心が弾けなくなってしまっていた。
原因は4年前。
雨の中、野外で公開収録が行われたとき、ひなきはステージに溜まった雨水にすべり転倒してしまったのだ。
その後、彼女は病院に運ばれ大事には至らなかったのだが、その後の撮影でひなきがジャンプをしたりするたびにスタッフが心配するようになったのだ。
「それはすごくありがたかったんだけど…心配かけちゃうのがすごく申し訳なかった。スタッフさんたちは安心してお仕事を進めたいはずなのにね。」
それから、ひなきは新しく何かやりたいと思っても、スタッフに迷惑をかけてしまうのではないかと考えてしまい、動けなくなってしまったのだ。
「私、あかりちゃんに言ったよね。」
『あかりちゃんらしいのが一番だと思う。』
「でも私の方こそ、私らしくないのかも。」
しかし、ブレーキをかけず走っていくあかりをみて、ひなきも再び弾けたいと思うようになったそうだ。
そんな話しをしているところに、ポンポンクレープの仮ポスターが送られてきた。
「最高!いいね、食べちゃうなんて新しい!!」
仮ポスターをみたひなきにエンジンがかかる。
「このあかりちゃんを見たら私、勇気湧いてきたよ!私も私らしいアイカツしていけるかも。」
そう言いながらアイカツカードを仕舞ったファイルをひなきはめくりはじめる。
ひなきは最初に自分が考えたコーデと曲で、ステージに立ちたいと思ったのだ。
「今からの変更は迷惑かもだけど…アイディア、スタッフさんに聴いてもらいたい!」
新しい新条ひなき
ひなきの提案はスタッフに通り、新しい新条ひなきのステージが始まる。
(ありがとう。久しぶりに本当に熱いアイカツだ!)
フィッティングルームに駆け込むひなきがセットしたのは、【ViVid Kiss】のスマイルドワーフコーデ。
歌うのは新たに提案した【Good morning my dream】。
ひなきのステージは大成功。
スタッフからも大絶賛され、彼女は久しぶりに熱いアイカツを楽しむことができたのだ。
そして、そんなひなきの元へ両親がやってくる。
「パパ!ママ!サンキュー、来てくれて!」
「ひな、何か変わったか?のびのびしたって言うか、いいことでもあったのか?」
「新しいアイカツ、始まったのかも!」
ひなきはそう言ったあと、「今紹介するから、新しい友達!」とあかりとスミレの元へ。
「素敵な友達ができたみたいね。」
「ああ。」
感想
ポンポンクレープのポスター、すごく可愛いですね。
思わず食べちゃった!とのことですが、美味しいクレープならキャンペーンガールが食べている姿を見せた方が絶対いいと思いました。
こういう食べ物系の撮影は、現実でも多いですが、一口食べるたびに新しいものを用意するスタッフは本当に大変でしょうね。
今回のポンポンクレープは、不安定な食べ物を持ってトランポリンを使うわけですから、クレープを用意する苦労が見えて気の毒になってしまいました。
そして、いちごが先輩していましたね。
第1シーズンでいちごが美月と話をしていた場所で、今度は美月の立場でいちごがあかりにアドバイスする姿は少し感動しました。
ちゃんと先輩してるんだな、という我が子の成長を見守る親の気持ちになっていました。
最後にひなきの悩みについてですが、すごく難しい問題だと思います。
定番と取るか、マンネリと取るかってどんなことにもあると思うんです。
誰かに何かを見せるということは、それが見たいから見に行っている人もいるし、マンネリだと感じている人もいるわけですから、ひなきが葛藤する理由もよくわかりました。
それから、一度小さい子が病院に運ばれるようなケガをしたら、スタッフも心配になりますし、難しい問題だからこそ、彼女は長年苦しんでいたんでしょう。
明るくてみんなを元気にできるひなきですが、その裏の苦労が本当に切なくて今後はあかりやスミレと一緒に楽しくアイカツをしてほしいと思いました。
ひなきの悩みも解消され、これからあかり・スミレ・ひなきは様々なアイカツにチャレンジしていくことになります。
次回はハロウィンがテーマで、3人はスペシャルステージの出場権をかけてお菓子集めに奔走します!

小学生と幼児のママ。常に娘のコスネタを模索中。育児のストレスはアニメ鑑賞と妄想でリカバリー中。今のブームは型月&刀剣乱舞。
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