「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第121話のあらすじ・ネタバレ・感想~大仁さん、これからが踏ん張りどころです~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第121話のあらすじ・ネタバレ・感想~大仁さん、これからが踏ん張りどころです~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第121話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、堀之紀など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)

サラリーマンの大仁は、何も仕事がない「夢任課」に移動になります。
すっかりやる気を失くした大仁は、喪黒に相談するとステキな女性・真知子を夢任課に派遣してくれます。
真知子のおかげで、やる気を取り戻す大仁は・・・?

「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第121話のあらすじです。

『笑ゥせぇるすまん』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
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hulu 視聴ページ
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ第121話 何もしない課

突然の移動

営業でバリバリ働いていた、大仁芳雄(おおひとよしお・34歳)は、突然仕事がない「夢任課」へ移動になる。

大仁は、辞令を持って「課長、これはどういうことですか?」と訴える。
課長は「どういう事ってそういう事だよ。君もよく頑張ったから、ちょっと楽させてやろうという、お偉方の親心だ。夢任課は残業もないし、家族も喜ぶぞ。今夜は君の送別会だ。パーッとやろう」と言う。

送別会の2次会で飲む大仁と同僚。
「なんで?どうして僕が夢任課に行かされるんですか!夢任課という所は、番外地と呼ばれている所ですよ。なんで?なんで僕が?・・・。」とつぶれてしまう大仁。
同僚たちが口々に言う。
「こいつもこれで終わりだな」
「営業で若手のホープだったが、あんまり目立つとろくなことないな」
「もう、こいつと付き合うのよそうぜ」

大仁が、酔っぱらってふらふら歩いていると、喪黒にぶつかる。
「荒れてますなぁ」と言う喪黒。
大仁は「荒れちゃ悪いかー!」とつっかかる。
喪黒は「お酒は、楽しく飲みたいですなぁ」と言う。

公園のグローブジャングルに乗って話す2人。
大仁は、夢任課に異動になった事を話す。
喪黒は「行ってみたら案外いい所かもしれませんよ。それでもまだご不満でしたら、私がいい身の振り方をお教えしましょう」と言う。
大仁は「ええ?あなたは?」と聞く。
喪黒は、名刺を渡し「申し遅れましたが、私セールスマンです。いつか、あなたのお役に立てるでしょう」と言って去っていく。

仕事がない

夢任課へ行く大仁。

そこは、エレベーターのない地下5階にあった。

「あの、田所課長ですか?営業から配属になった大仁です」と挨拶をする。
課長は「ああ君が大仁くんか。営業から来たなら退屈かもしれんが、すぐ慣れるから、のんびりやりたまえ。じゃ、私は居眠りするから」と言って寝る。

細井は、始業ベルが鳴ると「仕事だ仕事だ」と、新聞の記事を切り抜き、スクラップブックに貼っていく。
大仁が「あの、手伝いましょうか?」と声をかける。
細井は「結構です。これは、私が暇つぶしでやってるんです。ここでは、会社の仕事は、何もやらなくていいのです。好きなことを何でもやって下さい。田所課長はずっと寝てるし、梅原くんは一日中絵を描いてるし、尾崎くんはゴルフの練習。

ずっと酒を飲んでる坂尾さん、2人マージャンをやってる人もいる。あの2人はマージャンをやりすぎてここに回されたんです」と話す。
大仁が「細井さんは、なぜここに?」と聞く。
「そんな事、どうだっていいじゃないですか。ここに来る前、有能だろうが無能だろうが、今じゃ会社にとっては余剰米みたいなもんですから。君も早く暇つぶしを見つけることです」と言う細井。
大仁が立ち上がると「どこへ行くんです?」と細井。
「ちょっと営業覗いて来ます」と言う大仁。
細井は「ダメダメ。勤務中は、トイレ以外この部屋から出たらダメですよ。それに営業に行っても誰も相手にしてくれませんよ」と言われる。
5時になると、サッサと帰る夢任課の社員たち。
唯一残っていた坂尾が「どうです?その辺で1杯」と言う。

近くのバーに来た坂尾と大仁。

「あなたはどうして夢任課に?」と聞く大仁。
坂尾は「私は、酒の上での失敗ですからしょうがないんですが、細井さんは運が悪かったんですよ。あの人、正義感が強くて昔、組合の委員長に担ぎ出されて、会社と真正面からやり合ったんです。その結果がここですよ。あの中で細井さんが一番古くて10年です。特赦があると、勤務年数の古い順にまともな課に転属になるんですよ。わが社の前年度の収支は、うなぎ上りですからねぇ。それで、次の特赦があると、細井さんの番だと喜んでるんです」と話す。

コンパニオン真知子

大仁が酔っぱらって歩いていると、また喪黒にぶつかる。
バー“魔の巣”に来た2人。
大仁は「もう、あんな所にいられません。会社の仕打ちは許せない、僕のプライドはズタズタです」と言う。
喪黒は「まぁまぁ、ここらでちょっと休みなさいという神の思し召しかもしれませんよ。もう少し辛抱できませんか?」と言う。

大仁は「辛抱なんて出来ません。出来ません、出来ません、出来ません!」と机を叩いて嘆く。
「じゃあ、私があなたの夢任課での仕事を、楽しく張りのある物にして差し上げましょう」と言う喪黒。

翌日、夢任課に女性がやって来る。

「田所課長、喪黒福造さんの紹介で、今日から夢任課のコンパニオンを務めさせて頂きます。小町真知子です。」と挨拶をする。
真知子は、大仁に名作映画のビデオを持って来る。
「うわぁ今まで忙しくて映画なんて観る暇なかったから、これから有り余る時間は映画観賞といくか」と言って喜ぶ大仁。
真知子は「あの、細井さん?何かご用があれば言いつけて下さい」と言う。
細井は怒って「結構です!」と言う。
大仁は真知子に「細井さんは、近々この課を出ていくことになってますから、気にしなくていいですよ」と言う。
梅原が「あのぉ、真知子さん、絵のモデルになってくれませんか?」と手を上げる。
「まぁ、光栄ですわ」と言う真知子。

モデルが終わったら尾崎のゴルフをする上での姿勢指導や、田所課長の耳掃除などみんなの喜ぶことをしてやる真知子。
みんな、部屋を片付けたり掃除をして、明るくきれいな課になる。

真知子が来たことによって、細井を除いてみんながイキイキと過ごすようになる。

バー“魔の巣”で喪黒にお礼と報告をする大仁。
「そりゃ、良かった。しかし、彼女は夢任課に派遣されたコンパニオンだということを、忘れないで下さいねぇ。夢任課全体を明るく楽しくするのが仕事です。決してご自分の都合だけで、彼女に近づいたりしないで下さい」と言う喪黒。
大仁は「ええ、わかってます」と言う。

翌日、真知子は「あの、細井さん、これ、日刊紙やスポーツ紙をジャンル別に分けておきました。これから毎日ご用意致します」と机の上に置く。

細井は、手で払いのけ「余計なお世話だ!これは、私の趣味なんです。手伝いは要りません」と言う。
「どうもすみませんでした」と謝る真知子。
自分の席に戻った真知子に「彼はもうすぐ出て行くんだから気にしなくていいよ」と言う大仁。
真知子は「でも、私、何か力になりたくて」と言う。

悲しい辞令

辞令が下りる。
田所課長が管理室に異動、細井さんは夢任課の課長に昇進。
机の整理をしながら「いやぁ、夢任課の勤務年数から言っても次は、細井くんだと思っていたんだがねぇ」と言う。

「管理室に行かれても、頑張って下さいよ。課長」とみんなが課長の机の周りの集まる。
課長は「ありがとう、これからは課長に昇進した細井くんを中心に・・・あれ?細井くんはお休みかぁ。珍しいなぁ」と、細井の机の見る。
大仁と真知子も、細井の欠勤に不安を感じる。

翌日、朝刊を見て愕然とする大仁。
細井が自殺!!

『赤丸商事の細井茂さんが自殺しました。遺書には、“次の特赦までは、もう待てない”と書かれており自殺の動機については、謎が深まっています』と書かれている。
「細井さんが?!」と叫ぶ大仁。
会社に行くと、いつもと変わらぬ風景だが、細井の机の上に花と写真が飾られていた。

真知子が、泣きながら廊下に走って行く。
大仁が後を追う。
真知子は「細井さんには、夢任課の10年は長すぎたんですね。私は何の力にもなれなかった」と言って泣き崩れる。
大仁は「そんな事はない、君は一生懸命やってくれた。僕だって君がいるからこそ希望を取り戻して、頑張れたんだ。細井さんの事は仕方がないよ」と言う。
真知子は「私はもう夢任課のコンパニオンでいる資格はないわ」と言って走って行く
大仁は、また後を追い「そんな、夢任課は、夢任課は・・・いや僕は、真知子さん、君がいなければやっていけない。ずっと僕のそばにいてほしいんだ」と肩に手を置こうとする。

「そうはいきませんよ。彼女は夢任課のためのコンパニオンですからね」と、振り向いた顔は喪黒だった。
「あ、喪黒さん」と驚く大仁。
喪黒は「大仁さん、あなた自分の都合だけで、真知子さんを夢任課に置いておきたいのですね?」と聞く。
「いや、それは・・・。」と口ごもる大仁。
喪黒は「なぜ彼女に、細井さんを無視させたのですか?彼女は、細井さんの力になれなかった事に対して、大変責任を感じています。もう、ここには来ませんよ。あなたは、この夢任課で我慢我慢の生活を続ける事になるでしょう。永遠に。ドーーーーン」と指をさす。

夢任課は、元の、いやそれ以上に暗く汚いやる気のない課になっていた。

そして、大仁は新聞の記事をひたすら切り集め、スクラップブックに貼っている。
不気味に笑いながら・・・。

外から見ている喪黒は「どうやら彼は、細井さんの後を引き継いだようです。となると、彼は細井さんと同じ運命を辿るのでしょうか?あなたは、どう思われます?オーッホッホッホ」と笑う。

感想

「何もしない課」なんて、いいな~と単純に思ってしまいました。
好きなことして、定時に帰ったらいいなんて・・・。
それで、お給料もらえるんだから、こんないいことはないと思うんですが。
他のバリバリ仕事しているところからは、離れているから見られないし。
課長からして、一日中寝ているんだから、細井さん以外は好きなことして結構自由に楽しんでましたよね。
大仁さんが行くまで、このメンバーの中で一番つらい思いをしていたのが細井さんです。
元々正義感が強い細井さん、組合のリーダーになったばっかりに会社にたてついたとみなされて、夢任課に配属されて10年。
今度の特赦では、やっと自分が夢任課から出る番だと思っていたのに、出るのは田所課長だったんですねぇ。
どんなにショックだったことでしょう?
お先真っ暗と思っての自殺だったんでしょう。
本当に、お気の毒に思います。
真知子さんは、一生懸命やったと思います。
でも、最初に細井さんに接したときに、「結構です」と強く言われたんですよね。
そのときに、「あ、この人は慎重にことを運ばないとダメだ」と思わなかったんでしょうか。
ちょっと軽率すぎたような気がします。
さて次回は、会社でも家でもバカにされている、うだつが上がらない男のお話です。
男は喪黒から“邯鄲の夢枕”をもらいます・・・。

 

コメント

  • コメント (2)

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  1. アバター
    • カイサ
    • 2018年 10月 26日

    この話やナマケモノ、幻の遊園地、リストラの男、マボロシガイシャは就活生に色々な意味でオススメできない話ですよね。反面教師という意味ではオススメは出来ますけど。

  2. きなこっち
    • きなこっち
    • 2018年 10月 27日

    カイサさん、コメントありがとうございます。
    正にその通りだと思います。

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