タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第117話(スペシャル版)
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、山口勝平など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
高校生の茂手内は、今まで全くモテた事がなく、友達からもいつもバカにされています。
そんな茂手内に喪黒は、恋のキューピットの弓矢と、恋が成就するというペンダントをプレゼントします。
茂手内は、大好きなアイドルのポスターに弓矢を放つと・・・?
今回もスペシャル版になっています。
どんなお話になっているでしょうか?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第117話のあらすじです。
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あらすじ第117話 大恋愛
憧れの人
“君のような素晴らしい人を、僕一人の物にするのは罪悪だ。僕は君を愛していればこそ、君と別れなければならないんだよ”
“オスカー”
“さよなら、僕の愛しい人”
“オスカー、行かないで・・・オスカー!・・・・・さよなら、私の青春”
高校生の茂手内蛾次郎(もてうちがじろう・17歳)は、全くモテないが恋愛に興味があり、レディースコミックを見て勉強している。
「モテナイ、何見てるんだ?」と、友達2人が来る。
茂手内は「何でもないよ」と、慌てて隠して逃げる。
途中の、瓶・缶専用のゴミ箱に投げ込み、逃げようとするがこけてカバンの中身をぶちまける。
それを見た友達が「何でぇ、教科書とノートしか入ってねぇじゃねぇか、モテナイ」とからかう。
「僕はモテナイじゃなくて茂手内(もてうち)だって言ってるだろう」と言いながら、本を入れる茂手内。
友達は「いいじゃねぇか、女にモテないんだから、モテナイって名前が合ってるぜ」と言う。
もう一人が「そう、“名は体を表す”って言うからなぁ」と言う。
すると、喪黒の大きな声で「モテナイさん」と呼ばれる。
ゴミ箱から「ここは、瓶・缶専用のごみ箱ですよ」とレディースコミックを持った喪黒が現れる。
友達が「あ、レディースコミックじゃねぇか」と急いで取りに行く。
「『オスカー』『さよなら、僕の愛しい人』ってか?モテナイ、自分がモテないもんだから、こんなの見てモテた気分に浸ってたんだな?」と、レディースコミックをめくりながら言う。
茂手内は「違うよ、それ僕んじゃないよ」と言って走って逃げて行く。
「嘘つけー」と、追いかける友達。
夜、自分の部屋にいる茂手内は、壁に貼ってあるアイドル・松本スズ子のポスターを見てウットリする。
翌日、友達にからかわれながら帰っている茂手内。
その前方に現れた美少女。
友達が「おお、去年の校内美少女コンテストグランプリ、小町よし子ちゃん」と言う。
友達2人が声をかけるが、あっさり断られる。
そこへ「よし子くん、待った?」と、去年の校内美少年コンテストグランプリ、源光(みなもとひかる=あだ名・光源氏)が来る。
2人はつき合っているようだ。
ああ、困った
公園のベンチで、レディースコミックを見ていた茂手内。
虚しくなって、瓶・缶専用のゴミ箱にレディースコミックを投げ入れて、行こうとする。
「もしもし、ここは瓶と缶専用だって言ったでしょ。モテナイさん」と、ゴミ箱から喪黒が出て来る。
茂手内は、本をひったくって「僕は、モテナイじゃなくて“もてうち”だ!あなたは一体?」と言う。
喪黒は名刺を渡し「オーッホッホ、こりゃ、失礼しました。私、セールスマンです。よろしかったら女の子にモテない、あなたの心の隙間をお埋めしましょうか」と言う。
名刺を投げ捨て「余計なお世話ですよ」と言って、走り去る茂手内。
翌日、光源氏と友達2人が来て、光源氏の誕生日パーティーに女子を同伴して来るように言われる茂手内。
光源氏達は、「どうせ同伴してくる女の子なんていないだろう」という嫌がらせから誘ったようだ。
それを感じ取った茂手内は、ポケットから松本スズ子の写真を取り出し「スズ子ちゃーん」と呼ぶ。
松本スズ子は、明日のスケジュールをマネージャーに聞いていた。
マネージャーは「明日は、“オドロキカメラ”という収録があります。スズ子ちゃんがモテなさそうな男子に、いきなり告白して相手の反応を見て笑うっていう番組です」と言う。
スズ子「でも、いたずらカメラだってわかったら、ガッカリしちゃうわ。何だか可哀そう」と言う。
同伴する女子に困った茂手内は、よし子と仲良しのブスナンバーワンのガチャコを誘うが、あっさり断られる。
ガチャコは「私ならブスだから断らないと思ったんだろうが、私にも選ぶ権利はある」と言ってのける。
え?いいんですか?
ガチャコにも断られ、同伴する女子をどうしようか考えながら歩いていると、霧の中から突然“変奇堂”という骨董品屋が現れる。
「なんだろう?」と思い、入ってみる茂手内。
見たこともないような人形や、切手、置物が不思議な雰囲気を醸し出している。
茂手内の目に留まったのは、ハートの形の弓矢とペンダントのセット。
店主が来て「気に入りましたかな?その弓矢を相手の写真の胸に射抜き、このペンダントを相手と自分がかければ、たちどころにその恋が叶いますぞ。今ならたったの10万円じゃ」と言う。
「ええ?10万円?そんな、無理です」と言って立ち去る。
喪黒が見ている。
途方に暮れて岸壁にいる茂手内。
「モテナイさん」と喪黒が来る。
茂手内は「僕はモテナイじゃなくて、“もてうち”ですって言ってるでしょ。何なんですか」と怒っている。
喪黒は「実は先日のお詫びに、これをプレゼントしたいと思いまして」とさっき“変奇堂”で見たハートの弓矢とペンダントのセットを出す。
「え?それはさっきの・・・いいんですか?そんな高いもの」と聞く茂手内。
喪黒は「私は、これであなたの心の隙間が埋まれば満足です。とにかく試してごらんなさいな」と言う。
茂手内は、途端に機嫌よくなって「どうもありがとうございます」と言う。
家に帰った茂手内は、さっそくポスターのスズ子の胸に弓矢を射る。
翌日、道を歩いているとスズ子のポスターがあり、じっと見る茂手内。
そこへ、“オドロキカメラ”で収録中のスズ子が声をかける。
「あなた、スズ子のこと好き?」と聞くスズ子。
茂手内は「あ、スズ子ちゃんにそっくり」と言う。
スズ子は「私、本物の松本スズ子よ」と笑う。
後悔しませんね?
「本物?」と言う茂手内の頭から湯気が出る。
スズ子は「私、毎日忙し過ぎて嫌になって逃げてきたの・・・私も普通の女の子みたいにデートがしたくて。今、あなたを見てピンと来たの。この人こそ、私が探していた人だって」と茂手内の手を握る。
茂手内は「うひょ~」と感激してピンク色になる。
「スズ子ちゃん、こ、これを」とペンダントの片方を渡す。
スズ子は首からかけて「わぁ、ステキなペンダント。ありがとう」と言う。
その途端スズ子の心臓がドキンとして、顔が赤くなる。
「どうしたのかしら?スズ子、君のことがすごく好きになってきたみたい」と茂手内の手を取る。
「スズ子さん、明日、僕と友達の誕生パーティーに行ってもらえませんか?」と聞く。
スズ子は「もちろん、いいわ。その代わりスズ子の事ずっと愛してね」と言う。
その時、「はい、そこまでー」と、“オドロキカメラ”のプラカードを持った男が出て来る。
スズ子はスタッフが連れて行く。
車に乗ったスズ子に「スズ子さん、今のは嘘?」と聞く茂手内。
スズ子は「嘘じゃないわ、私を信じて」と言う。
車は、走り去る。
バー“魔の巣”で、喪黒にスズ子との出会いを話す茂手内。
喪黒は「番組はいたずらでも、彼女の告白は本物かもわかりませんよ」と言う。
「でも、僕じゃスズ子ちゃんと、つり合いが取れませんから。ちょっとでも、いい夢を見させてもらって感謝しています」と言う茂手内。
喪黒は「これは夢ではありません。現実です。恋に上下の隔てはありません。あなたは、彼女の愛に答えるべきです。ドーーーーン」と指をさす。
光源氏の誕生日パーティーの日、「お誕生日おめでとう、光くん」と、着飾ったよし子が言う。
茂手内の友達が「茂手内の奴、やっぱり来なかったな。駆けずり回っても一緒に来てくれる子が、見つからなかったんだろ」と話している。
その時「遅くなってごめん。約束通り、2人で来たよ」と茂手内の声。
みんな、茂手内を見てビックリする。
「ええ?」
「今、人気絶頂の、松本スズ子ちゃん!」
「どうして?信じられない」
スズ子が「信じようと信じまいと、私達、愛し合った仲なんです」と言う。
スズ子のオーラが光り輝いている。
そこへ、スズ子のマネージャーが来て「スズ子ちゃん、5時からスターテレビの予定でしょ?」と血相変えてやって来る。
スズ子は「もうタレントは辞めたの。私、本当の愛を選んだのよ。あなたも私を愛して下さるわね?」と茂手内を見つめて言う。
茂手内は、泣いているマネージャーを見て「スズ子さん、せっかくだけど君の美貌と才能はファンみんなの物なんだ。僕一人で独占する事は出来ないよ」と言う。
「ええ?じゃぁ、約束はどうなるの?嘘だったの?」と泣きそうなスズ子。
茂手内は「そうじゃない、僕だって君と別れるのはつらいんだ。君のような素晴らしい人を僕一人の物にしてしまうのは罪悪だ。僕は君を愛していればこそ、別れなければならないんだよ」とキッパリ言う。
スズ子は泣きながら「蛾次郎・・・。」とつぶやく。
茂手内は、後ろを向き「さよなら、僕の愛しい人」と言って、歩き出す。
スズ子は「蛾次郎、行かないでぇ。蛾次郎ー・・・さよなら、私の青春」と涙を流す。
見物していたよし子、ガチャコ、他の女子達が「ステキ~」「カッコいいー」と蛾次郎に寄って行く。
蛾次郎は、もみくちゃにされて、ヘラヘラと嬉しそうに笑っている。
見ていた喪黒は「いやぁ、最後はカッコよく決めてくれました。私も、ちょっと予想外でした。しかし、モテモテになるっていうのもちょっとつらいもんなんですがねぇ。『さよなら、私の青春』オーッホッホッホ」と笑う。
感想
茂手内くん、寸劇っぽくカッコつけてましたが、本当にスズ子さんと別れて後悔しないんでしょうか?
せっかく恋焦がれていた人と両想いになったのに、レディースコミックを地で行くとは・・・?
ここで別れたら、もうスズ子さんとは復活できないですよ。
最後にモテてた女子の中に、スズ子さんが入っていたのは、不思議ですね。
不思議と言えば、また謎の骨とう品屋、“変奇堂”が出て来ました。
喪黒さんが使った道具は、ここに集結しているようです。
値段がめちゃめちゃ高そうですが。
10万円もする弓矢やペンダントは、高校生の茂手内くんには、なかなか手が出る代物ではありません。
そこは、ちゃんと自覚して諦めて帰ってきたところが、喪黒さんの心を動かしたのかなと思います。
もし、悪い事を考えて、手に入れたとしたら、今回のようなハッピーエンドには、ならなかったでしょう。
それに、今回の「ドーーン」は、茂手内くんが諦めようとしているところを、喪黒さんが背中を押してあげたように見えます。
弓矢とペンダントの効果で恋が成就したのに、その恋を全うしなかったら、どうなるんでしょうね。
なにか、祟りがあったりして・・・?
さて次回は、いつも同僚にイジメられている男のお話です。
喪黒に呪いの人形をもらった男は、人形に同僚の写真を貼って・・・?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
このお話も印象に残っていました。
原作は別の話のようですが、誘惑に負けなかっただけではなく、実は内面が素晴らしかった故のハッピーエンドでしょう。
最後に女優の子も混じっていたのは、まだこの娘との縁も切れてはいないというか、道具ではなく本当に好意を抱かれたという事かもしれませんね。
個人的にはまだまだ女優の子とのハッピーエンドもあり得るのかなと思ってますw
しかし、喪黒さんはひと時の夢としてあきらめた少年(本来ならばここで終わってもいいはず)に「ドーン!」して、誘惑を継続したわけですが
それすらはねのけるとは想像すらしていなかったでしょうね。道具による恋を受け入れたら、きっとバッドエンドになっていたでしょう・・・
喪黒さんは、誘惑に翻弄される人間の愚かさを楽しんでいる節がありますが、意外と誘惑に負けずに幸せをつかむ例も嫌いではないのかもしれませんね。
そうですね、道具に頼ることなく両想いになったら、それは紛れもなく本物の恋ですね。
そうなることを、お祈りしています(笑)
クラスに必ずいるモテないくん内気でラブレター出しても自分の名前書けないでみんなの笑い者そんなある日憧れの女の子は人気アイドルドツキリで騙されるいつもなら涙の結末が幸せにモテないくんがモテモテに大人になっもモテないくんはモテないままのねと思ったらこれは驚き今は放送出来ないのが残念