「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第99話のあらすじ・ネタバレ・感想~小宮さんの心を溶かしたみそ汁~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第99話のあらすじ・ネタバレ・感想~小宮さんの心を溶かしたみそ汁~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第99話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、小林清志など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)

喪黒に勧められ、何もかも捨てて夜行列車で旅に出たサラリーマンの小宮。
旅先で立ち寄った居酒屋の美人女将と親しくなり、一緒に暮らし始めます。
そんな小宮に、喪黒は家に連絡を入れるようにと言ってきます・・・。

「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第99話のあらすじです。

『笑ゥせぇるすまん』配信先一覧
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※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ第99話 夜行列車

長居はしません

サラリーマンの小宮友雄(こみやともお・41歳)は、夜行列車に乗る。
とある駅で降りた小宮は、1軒の居酒屋を見つけ入ろうとする。

しかし、電気が消え女将が“かなこ”と書かれたのれんを終いに出て来る。
小宮はがっかりしながらも「もう看板ですか?」と声をかける。
かな子は「え、ええ」と返事をする。
「そうですか・・・あの、長居はしません。1杯だけ飲ませてもらえませんか」と言う小宮。
かな子は、ほほ笑んで「どうぞ」と言ってくれる。
ホッとした小宮は、笑顔になり店に入って行く。

かな子が「こちらへはお仕事ですか?」と聞く。
「いえぇ、何もかも捨ててふらっと旅に出てきたんですよ」と言う小宮。
かな子は「ひとり旅だなんて、羨ましいこと」と言う。
小宮は「いやぁ、私はひたすら仕事仕事の人間でしたから、いきなり旅に出ても戸惑うばかりで・・・。」と言い、さっき喪黒に言われたことを思い出す。

ご主人の浴衣

<回想>
「申し遅れましたが、私こういう者です。あなたのような心の隙間でお悩みの方をお救いするのが、私の仕事なのです」と言う喪黒。
小宮は「いやぁ、僕の心に隙間なんてありません。ちゃんとした勤め先もありますし、妻も子供もいるし」と言う。

喪黒は「でも今は、会社や妻子を捨てて気ままに旅が出来たらと、思ってるのでしょ?あなたの目がそう語ってますよ。夜行列車に乗るのです。どこでも気の向いた所でお降りなさい。そこできっと心が洗われる経験をするはずです。さぁ、小宮さん」と言う。
小宮は「どうして私の名を?」と聞く。
「どうして?なぜ?なぁんて考えていられるほど、人生は長くないですよ。さぁ、行くのです。ドーーーーン」と指をさす。
<回想終わり>

かな子が酒を注いでくれる。
「実に楽しいなぁ、あなたのような美しい方とお酒が飲めるなんて」と言う小宮。
かな子は頬を染めて「まぁ」と言う。
小宮は「こういう出会いが旅の醍醐味なんでしょうね」と言う。
かな子は「東京の方は、口がお上手ね」と言う。
時計を見て「おっと、こんな時間か。長居しないなんて言ってとんだお邪魔を。じゃ、お勘定を」と言う小宮。

外まで見送るかな子は「あの、どこかお泊りのあてがあるんですか?」と聞く。
小宮は「旅館を探します」と答える。
かな子は「こんな時間ですし、もうどこも閉まってますよ」と言う。
「そいつは弱ったな」と立ち止まる小宮。
かな子は「夜は冷えますし、よろしかったら2階に泊まって下さいな。お客さんのこと信用してますから。こんな商売していたら、それくらいの見分けはつきますわ。遠慮なさらずにどうぞ」と言う。
小宮は、温かい気持ちになる。

風呂から上がり、浴衣姿の小宮を見て「まぁ、よくお似合いですこと」と言うかな子。

「ほんとにすいません」と恐縮する小宮。
「亡くなった主人の浴衣なんです。もう5年になるかしら?船の事故で。・・・子供でもいれば・・・。」と言うかな子。
小宮は仏壇の写真を見る。

いつしか小宮は

小宮が「おはようございます」と居間へ行くと朝食の用意がしてある。
「あり合わせですけど、召し上がって下さいな」とご飯をよそってくれるかな子。

ご飯にみそ汁、さんまの塩焼き、納豆、生卵、漬物。
小宮は、ハッとする。

いつも無言で食べていたトーストと目玉焼きじゃあない・・・。
ガツガツ食べる小宮は「いやぁ僕は長いこと、こういう朝食に飢えていたんですよ」と言う。
かな子は「まぁ、お口のうまいこと」と言う。

帰り支度をした小宮は「僕は見知らぬこの町で、人の心の温かさに触れました。あなたには本当に感謝しています。ありがとう。ですから何かお礼がしたいんですが」と話す。
かな子は驚いて「お礼なんて、私はそんなつもりで・・・。これからどこか行くあてがあるんですか?」と聞く。
小宮は「何も考えてません」と答える。

「それなら、ここにいらして下さいな。あなたがいたいだけ、いつまでも」と優しく言うかな子。
小宮はそれを聞くと、かな子の手を取り「ありがとう、ありがとう」と涙を流す。

それから小宮は、魚の仕入れにも一緒に行き、店を手伝うようになる。

かな子とも、深い関係に・・・。

小宮は、1人で仕入れに行った帰り、突然呼び止められる。
「小宮さん、こんな所にいたんですか?」と言う喪黒。
驚いた小宮は「あ、あなたはいつぞやの」と言う。
喪黒は「そろそろ家に連絡を入れた方がいいですよ。連絡しなさい、いいですね!」と言って立ち去る。
小宮はちょっと嫌な顔をするが、家に電話をかける。

喪黒の人助け

中学生の娘が出て、妻が倒れて入院したと言われる。

娘が1人で途方に暮れている・・・帰らなければ・・・と考える小宮。

しかし、かな子のことを思うと、心が張り裂けそうにつらい。
小宮は手紙を置いて出て行く。
『ぼくは、帰らなくてはならない。だまって行くことを許してほしい。本当にありがとう。小宮』

駅に着いた小宮に、雪だるまから出てきた喪黒が声をかける。

「小宮さん、お帰りですか?列車は大雪で運休ですよ」と言う喪黒。
小宮は「妻が倒れたんです。娘を1人にはしておけません」と言う。
喪黒は「オーッホッホ、私にお任せ下さい。何とか致しましょ。ドーーーーン」と指をさす。

喪黒が、小宮のために特別に用意した蒸気機関車がやってくる。
それに乗り込む小宮。

ホームに目を向けると、泣いているかな子の姿が。
急いで窓を開ける小宮。
だが、汽車は動き出し2人は無言の別れを果たす。

小宮のマフラーが外れ、かな子のところに飛んでいく。

列車が見えなくなるまで見送るかな子。

蒸気機関車の運転席に座っている喪黒は「どんな人生にも、出会いがあれば必ず別れが来るのです。しかし、人様の心の隙間を埋めるのにも、少々疲れました。私の心の隙間、埋めてくれる人いませんかね~?え?やっぱり、いない?オーッホッホッホ」と笑う。

感想

こんな悲しい物語に出会うとは・・・。
小宮さんは、会話のない家族に少し嫌気が差して、夜行列車の時刻表を見ていたら、喪黒さんに心の中を見透かされたんですね。
出て行こうなど、そこまでの思いはなかったのに、喪黒さんが背中を押してしまったんです。
そして、偶然立ち寄った居酒屋の女将のかな子さん、またキレイな人です。
かな子さんもまた、ご主人を5年前に亡くされて寂しいところでした。
そんな2人が、恋に落ちるのに時間はかかりません。(笑)
でも、幸せな時間は本当に、短かったです。
会話のない家族でも、妻にとったら大事な夫だったはずです。
夫に出て行かれて、どれほどの心労が重なったのか想像ができますよね。
結局倒れて、娘が泣いていたらほっとけずに帰って行く小宮さん。
小宮さんにとったら、苦渋の選択でしたね。
喪黒さんに家に連絡を入れなさいと言われて、素直に連絡をした小宮さんは、えらいと思います。
そこに、喪黒さんも感動して、臨時の汽車を出して帰らせてくれたんでしょう。
かな子さんも、そんな小宮さんだからこそ、愛しく思えてずっと見送ったんだと思います。
ちょっと続編ができそうな、お話ですね。
何年かして娘も独立して、妻も元気になって小宮さんが自由になった時、かな子さんに会いに行く、みたいな。(笑)
高倉健さんの映画みたいです。
さて次回は、自分をイジメる者、友達、犬や猫に至るまで、全ての内容と回数をメモしている男の子のお話です。
ひどい相手には、処刑という名目で制裁を加えるのですが、喪黒は一体どうするのでしょうか?

 

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