タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第94話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、平野正人など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
息子のビデオをコンテストに応募しようと考える加手井ですが「おじいさんと一緒」というテーマにがっかりします。
おじいさんがいないから無理だという加手井に、喪黒は大久保という老人を派遣します。
息子はすっかり大久保になつき、本当の祖父のように慕う息子に困惑してしまいます。
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第94話のあらすじです。
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あらすじ第94話 シルバーバンク
テレビに出たい
サラリーマンの加手井延満(かていのぶみつ・34歳)は、テレビで素人のビデオコンテストがあることを知る。
しかも賞金が100万円で、妻も「太郎のビデオを送ってみたら?」と言う。
加手井が「太郎は可愛いからなぁ、これがきっかけで子役スターになるかもしれないぞ」と乗り気になる。
太郎も嬉しそうに笑う。
しかし、テーマが「おじいさんと一緒」だと聞き、「こりゃダメだ」とがっかりする。
太郎が「パパ、僕テレビに出たい!」と言い出す。
「そんなこと言ったって無理だよ」とたしなめる。
それでも、駄々をこねる太郎を見て「あなた何とかならないの?」と言う妻。
その様子を、外から見ている喪黒。
帰りの電車で、おじいさんに席を譲る加手井。
おじいさんを見ながら(そういえば、親父には何もしてやれなかったな。せめて孫の顔ぐらい見せてやりたかったな)と思う。
シルバーバンクからの派遣
加手井が電車を降りてエスカレーターに乗っていると、いきなり喪黒が声をかけてくる。
「見てましたよ。お年寄りに席を譲るとは、本当に感心な方ですねぇ。久しぶりに感動させてもらいましたよ」と言う。
加手井は「そ、そうですか。最近死んだ親父のことを思い出して、お年寄りを見ると無関心でいられないんですよ」と話す。
喪黒は「ほぉ、そりゃまたどうして?」と聞く。
加手井は「あなたは一体?」と言う。
「申し遅れましたが、私こういう者です」と名刺を渡す喪黒。
バー“魔の巣”に来た2人。
喪黒は話を聞き「ほぉ、ビデオコンテストで100万円の賞金ですか」と言う。
「ええ、それで親父が生きていたらなぁと、思ったんですよ」と言う加手井。
喪黒は「もしよろしかったら、あなたの家庭にピッタリのご老人を紹介しましょうか?」と持ちかける。
「え?あなたが?」と驚く加手井。
喪黒は「私はボランティア活動を通じて、シルバーバンクに関係してるんです。第一線からは引退してますが、まだまだお元気なお年寄りが登録されてますよ。もちろん、お金は一切頂きません」と説明する。
加手井は「へぇ~」と感心している。
喪黒は「必ずご満足頂ける方を派遣しますから、楽しみに待ってて下さい」と言う。
次の日曜日、「喪黒さんから伺って参りました。大久保彦左衛門と申します」と、シルバーバンクからおじいさんがやって来る。
加手井は「どうも、せっかくのお休みの日にすみません」と言う。
「いやいや、私のような老人は毎日がお休みですから。おぉこの坊ちゃんですか、私の孫になるのは。可愛いねぇ。こんにちは、坊やは何をして遊ぶのが好きかな?」と言う大久保。
太郎は「電車ごっこ!」と元気に答える。
太郎くんは悪くない
大久保と太郎が、遊んでいるところをビデオに撮る。
大久保が、昔のチャンバラごっこを教えているところや、近くの公園で遊んでいるところなど、本当の祖父と孫のような映像が撮れる。
バー“魔の巣”で「あなたの作品、テレビで拝見しましたよ」と言う喪黒。
加手井は「いやぁ、お恥ずかしい。金賞どころか佳作で入選するのがやっとでした。しかし、いい方を紹介してくれました。大久保さんもあれからちょくちょく来てくれて、太郎がすっかりなついてしまいましてねぇ」と言う。
喪黒は「それはいけませんなぁ。大久保さんとのお付き合いは、ビデオ撮影のためだけと割り切った方がいいですよ。太郎さんと大久保さんは、あくまでも他人なんですから」と言う。
「あ、はぁ」と返事をする加手井。
家に帰ると、大久保の靴がある。
「こんな時間までいるのか?」と妻に聞く。
妻は「太郎が泊まっていけってきかないのよ」と言う。
加手井は、大久保に「今後は、節度あるお付き合いをお願いしたいんです。申し訳ありませんが、今日のところはお引き取り下さい」と話す。
大久保は「おっしゃる通りですな。わかりました、それでは失礼します」と立ち上がる。
すると、太郎が起きてきて「おじいちゃん、帰ったらダメ。おじいちゃんが帰るなら僕も行く」と大久保に抱きつく。
加手井が「太郎、やめなさい」と無理に引き離そうとする。
「ヤダ、パパなんて大嫌い」と泣く。
そう言われると、何も言えなくなる加手井。
え~?冗談でしょ?
一週間後、大久保の態度が大きくなってくる。
晩酌の用意をさせたり、おつまみにも文句を言いだしたり、うなぎの特上を取らせたり、どんどんエスカレートしていく。
(今日こそ、太郎が何と言おうと、家には出入りしないように言おう)と、思いながら家路を急ぐ加手井。
「もしもし」と喪黒が声をかける。
加手井は「喪黒さん、大久保さんですが、すっかり我が家に居着いてしまって困ってるんです」と言う。
喪黒は「だから、あれほど私が忠告したでしょう」と言う。
「しかし、太郎が言うことを聞かなくて」と言い訳をする加手井。
喪黒は「残念ですが、もう手遅れです。ドーーーーン」と指をさす。
同時刻、太郎の部屋で晩酌をしていた大久保がいきなり倒れる。
「おじいちゃん、死んだふりしてもダメだよ。ねぇ、おじいちゃん・・・おじいちゃん!」と太郎が呼ぶ。
加手井の妻が救急車を呼ぶ。
一命を取り留めた大久保は、寝たきりになり加手井が世話をしている。
加手井は「お前も手伝えよ」と妻に泣き言を言う。
妻は「いやよ、私は朝早いんだからあなたがやってよ。会社も休んで面倒みて下さいね」と言う。
「そんなバカな・・・なんで俺がこんなことしなくちゃいけないんだよぉ」と泣きながら大久保のオムツを替える加手井。
その様子を外から見ている喪黒は「人と人の付き合いというのは、難しいもんですなぁ。浅くちゃ物足りない、深けりゃ煩わしい。しかし、袖すり合うも多生の縁、一生面倒みてやって下さいねぇ。オーッホッホッホ」と笑って歩いて行く。
感想
何という結末でしょう。
これは、大変ですよ。
大久保さんに、家族はいないんでしょうか?
いないからシルバーバンクに登録していたんでしょうかね。
だとしたら、頭のいいおじいさんかもわかりませんね。
家族でもなかなか大変なのに、他人のご老人を世話する羽目になるとは。
最高に気の毒に思います。(笑)
そもそも、ビデオコンテストの賞金100万円に目がくらんだのがいけないんです。
おじいさんはいないんだから、今回は諦めて次回にかけたらよかったのに。
確か、「世にも奇妙な物語」で、これに似ている話があった気がします。
嘘の家族に、乗っ取られるって感じの、それも怖い話でした。
タダより高いものはないと言いますが、喪黒さんの「お金は一切頂きません」ってセリフの怖さを痛感するお話でした。
私も、何でももらうのは大好きなのですが、なるべくお返しをしています。
加手井さんは、奥さんもお父さんがいなくて、太郎くんは「おじいちゃん」という存在がものすごく珍しかったんですね。
それで、あんなになついたんでしょう。
絶対怒らないし、優しい大久保さんに「泊まっていってほしい」と言うほど
なついてしまって・・・でも、こればっかりは太郎くんを責められないですよね。
大久保さんも、太郎くんを味方につけたもんだから調子に乗りすぎて晩酌をしてました。
お酒飲みすぎて倒れたんじゃないんでしょうか?
おつまみも、カロリーの高いものを、要求してたんだと思うんです。
だとしたら、倒れたのは自業自得ってもんですよね。
次回は、家が狭くなってきたため喪黒の提案で過疎地に家を借りる男のお話です。
自分は東京のマンションから通勤し、週末だけ帰るというのですが、どうなるのでしょうか?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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