「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第85話のあらすじ・ネタバレ・感想~木上さん、お前もか・・・。~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第85話のあらすじ・ネタバレ・感想~木上さん、お前もか・・・。~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第85話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、内海賢二など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)

画家の木上は、ビル建設のためにケヤキを切ろうとする地主に反発します。
喪黒に協力してもらい、抗議の籠城生活を始める木上。
やがて、マスコミを味方につけて木上の絵が売れ始めるのですが・・・?

「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第85話のあらすじです。

『笑ゥせぇるすまん』配信先一覧
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dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ第85話 谷間のケヤキ

切らないでぇ

画家の木上守(きがみまもる・49歳)が、ケヤキの絵を描いていると何やら作業員が数名やって来る。
「どうかね?もうだいぶ傷んでるだろ?」
「そうすね、じゃ、日が暮れないうちに測量してしまおう」
「しかし、これだけでかい木だと切るのも大変ですねぇ」

木上は、驚いて「何?ケヤキを切るだと?」と聞く。
作業員は「ええ、ここにビルが建つんですよ」と言う。
木上は、興奮して「バカな!このケヤキは貴様らが生まれる前から、ここにずっと立ってるんだ。帰れ帰れ!」と手で追い払う。
背広を着た地主が前に来て「ここは、ワシの土地だ。どうしようとワシの勝手だろうが!」とえらそうに言う。
木上は「貴様らのような奴がいるから、自然環境がどんどん破壊されるんだ。さっさと消えろ」と言って、作業員と押し合いのケンカをする。

そこへ、喪黒が木の穴から顔だけ出し「こら!やめなさい。私を切らないで下さぁい。切らないで~。オーッホッホッホ」と笑う。
作業員と地主は「うわー」と怖がって逃げて行く。
木上も怖がって声が出ない。
喪黒が、木から降りてきて「オーッホッホ、ご覧のとおりお化けではありません」と言う。
木上は、ホッとして「あなたは?」と聞く。
「あなたと同じように、このケヤキを愛する者です」と言う喪黒。

断固、戦います

ケヤキが見える土手に座って話す2人。

木上は「ここら辺は、以前大きな森だったんです。それが最近の開発ブームで、次々と切り開かれビルが建ち、とうとうこのケヤキ1本になってしまったんです。若いときから、この辺を絵に描いてきた私ですが、いよいよそれも最後になりそうです」と話す。
喪黒は「そんな弱気でどうするんですか?あなたが守ればいいじゃないですか」と訴える。
「ええ?いや、そうしたいのは山々ですが、私にそんな力は・・・。」と弱気な木上。
喪黒は「あなたが、この木の上に住むのです。籠城して地主や町に徹底抗戦するのです」とけしかける。
木上は感動して「あなたは一体?」と聞く。
喪黒は名刺を渡し「私こういう者です。ボランティアです。ぜひ協力させて下さい」と言う。

翌日、再び地主と作業員がケヤキを見に来る。
「お化けなんて目の錯覚だ」と言う地主。
作業員が「じゃ、また邪魔が入らないうちに早いとこやっちゃいましょう」と言う。
1人の作業員が上を見て「あ!なんだあれ、誰かが住んでるみたいだ」と言う。
地主が「こらぁ!これは一体どういうことだぁ!」と下から怒鳴る。

木の上にいた木上が出てきて「来たな、地主!このケヤキだけは絶対に切らせないからな」と上から垂れ幕を下す。
垂れ幕には“大自然のケヤキを守れ!環境を破壊するビル建設、絶対反対!”と書かれている。
地主と作業員は「勝手なことは許さんぞ、さっさと降りてこい」と叫ぶ。
「死んでも降りるもんか、お前たちこそさっさと帰れ!」と、やかんに入れてある熱湯を上からかける木上。
「う~あちち、あち~」と、叫びながら逃げて行く地主と作業員たち。

夜、喪黒が食料の差し入れに来る。

「いやぁ、助かります」と、おにぎりを食べる木上。
喪黒は新聞を広げ「あなたのことが取り上げられていますよ。現在はマスコミを味方につけた者が勝つ時代ですからね」と言う。

初心忘るべからず

ケヤキの周りにマスコミや見物人が集まり、お祭り騒ぎになっている。
木上はカメラを向けられ、Vサインをする。

記者が「木上さん、今のお気持ちを聞かせて下さい」と問いかける。
木上は「私はこの土地で生まれました。昔はきれいな川と緑がいっぱいでした。それが今はこの有り様です。ここに私が描き続けてきた私の絵があります。この絵と今の風景を見比べて下さい」と力説する。
木上の絵画作品展に、多くの人が訪れるようになり、絵も売れ始める。
テレビのワイドショーでも木上のことが取り上げられ、一躍“時の人”になる木上。
特上のウナギを注文したりビールを飲んだりして「ここに来て絵が売れて、こんな贅沢ができると思わなかった」と言っている。
そこへいきなり喪黒が「木上さん、お元気ですか」と入って来る。
木上は「喪黒さん、いきなりどうしたんですか?」と聞く。

喪黒は「木上さん、ご忠告しておきますが、ちょっと有名になったからといって、初心を忘れてはいけませんよぉ」と言う。
「もちろんです、私はこのケヤキを守るために、最後まで戦う覚悟は変わりません」と言う。
新聞に“ケヤキが天然記念物に指定される動きがある”と出る。
それを見た木上は「いいぞ、天然記念物に指定されたら切られることはない」と喜ぶ。

痛い痛い

そこへ、「ごめんください」とクレーン車に乗って、上がって来る地主。
地主は「今日は、お願いに参りました。この木を切ることを承知して下さったら、先生が一生楽に暮らせるよう面倒を見させてもらいたいんです」と手をすり合わせる。
「何?私を買収しに来たのか!断固、拒否する」と後ろを向く木上。

地主は「いえいえ、先生のような優れた芸術家がこんなことに関わっていては、日本の損失です。先生には悠々と絵を描いて頂きたいのです。その代わり、このケヤキは新しく建てるビルの壁画として、その姿を残すようにします。もちろん先生の筆で。先生の名もケヤキもビルと共に永遠に残るのです。いかがでしょう?」と、持ちかける。

木上はちょっと悩んで「考えさせてくれ」と言う。

その夜、雨が降ってくる。
ケヤキの上にいる木上の頭上にも雨が降り注ぐ。
「私も、少々疲れた。命あるものは短く、芸術は永遠だ。お前は私の絵の中で永遠に生き続けるのだ。悪く思わんでくれ」と木に語りかける。
木から降りる木上。
そこに喪黒が来る。
「木上さん、あなたの心変わりは許せません。あなたは、ケヤキと一心同体になり最後まで気を守るべきです。ドーーーーン」と指をさす。

地主が「じゃ、始めてもらおうか」と言う。
チェーンソーを持った作業員がケヤキを切り始める。
木上は、喪黒の仕打ちで、ケヤキと一体化している。

「助けてくれ~、俺を切らないでくれ~!ぎゃぁーーー」と悲鳴を上げるが、チェーンソーの音でかき消され、誰も気づかない。

それを見ている喪黒は「環境開発と自然保護のバランスは、地球規模の問題ですが、それに欲が絡むから非常に厄介です。全く人間ってのは、よくよく欲張りで救いようのない生き物なんですなぁ。オーッホッホッホ」と笑う。

感想

最後は、可哀そうな木上さんでした。
木と一心同体ですから、切られて死んでしまったんでしょうか。
このオチは、悲惨というか子どもに見せたら、トラウマになりそうです。(笑)
でも、木と一体化した木上さんが、行方不明になったことは問題視されていないようですが、そこんとこはどうなったんでしょうね。
ビルに、木上さんの筆でケヤキの絵を残すと約束した地主さん、木上さんがいなくなったらその約束も守らないと思います。
せめてそこだけは、喪黒さんの手で何とかしてあげてほしいですね。
喪黒さんが、最初に木のお化けと称して木の中に入っていました。
そのときから、このオチを暗示していたのかなぁと思ったりしました。
木上さんは、ビル開発に反対ですが、開けていくことに賛成する人もたくさんいると思います。
都会は、ちょっとでも緑を残したいと思うのかもしれませんが、田舎はどうでしょう。
「新しくあの土地にショッピングセンターができるんだって」と聞くと、どんな店が入るんだろうとワクワクしたりするものです。(爆)
有名な店が入ると知ると、やっぱり嬉しくなるんですよね。
都会は緑もそうですが、粋なおばちゃんがいる下町や、煙は出るけど美味しい焼き鳥屋がある路地裏なんかの光景は残したいものだと思います。
さて次回は、骨とう品屋で喪黒にある鏡をプレゼントされる女のお話です。
鏡を見るたびにきれいになっていく女ですが・・・?

 

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