タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第83話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、上田敏也など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
会社でも家でも心が休まることがないサラリーマンの須藤。
喪黒は、須藤の心の平和を取り戻すべく、短期間のホームレス生活を勧めます。
毎日、楽しくのんびりと暮らす須藤に、喪黒は「そろそろ社会復帰をしてはどうか?」と言うのですが・・・?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第83話のあらすじです。
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あらすじ第83話 ホームレスのすすめ
僕ちゃんの牛乳
サラリーマンの須藤礼寿(すどうれいじゅ・45歳)は、朝から部長に注意をされる。
「須藤くん、君、課長だろ!ノルマが達成できていないのは君の課だけだぞ」と怒鳴る部長。
須藤は「は、どうも申し訳ありません」と頭を下げる。
夜、バーで飲んでいる須藤。
ボトルに手を伸ばし、グラスに注ぐ。
「僕ちゃんの牛乳飲んじゃうの?あなたのボトルはこっちですよぉ」と言う喪黒。
須藤が持っていたのは、隣の喪黒が飲んでいる牛乳のボトルだった。
須藤は「こりゃ失礼、私としたことが」と頭をかく。
喪黒はストローで牛乳で吸いながら「あなた、だいぶ心に隙間がおありのようですね。心が隙間だらけだから思わぬ間違いを起こすのです」と言う。
須藤は「あ、はぁ」と聞いている。
喪黒は、名刺を渡し「実は私、セールスマンです。あなたのような心に隙間がある人を、お助けするのが私の仕事です。あなたは、会社では上役からは締め上げられ、部下からは突き上げられる中間管理職の悲哀を味わってます。家では大学受験の息子さんと、家計のやりくりで苛立つ奥さんに心の休まる暇もありません。と、まぁこんなとこでしょ」と言って、牛乳を飲む。
「どうしてそんなことを?」と聞く須藤。
喪黒は「私は、まずあなたに心の平和を取り戻して差し上げたいのです」と言う。
須藤は、喪黒の顔を押し「ほっといて下さい。私は一人になりたいだけなんです」と言う。
ホームレスの仲間入り
喪黒は「今の生活を忘れ、あなた自身を解放できるところへ、お連れしましょう」と言う。
喪黒は、噴水のある公園へ須藤を連れて行く。
「ここですよ」と言う喪黒。
すると須藤の足元で汚い男が、匂いを嗅いでいる。
後ろや横にも数人集まって来る。
須藤は「この連中は?」と喪黒に聞く。
喪黒は「社会の落ちこぼれと、お思いでしょう?気持ちが優しいからこそハードな世間からドロップアウトした連中です。みんな他人のことには無関心で、それでいて心のあったか~い人たちです。ここでなら、好きなだけ一人になることが出来ます」と言う。
須藤は、ただ驚いている。
喪黒は高級なウイスキーを出し「こんばんは。一つこの人をお仲間に入れてあげて下さいなぁ。これはほんの名刺代わりです」と渡す。
匂いを嗅いでいた男が「よぉ!これは上物じゃねぇか。いいとも好きにしな。今夜は俺の寝床を貸してやるよ」と言う。
男の寝床に行くと、テレビや冷蔵庫、ソファまで揃っている。
喪黒が「どうです?全部拾って来たものです。ここで過ごせばあなたは、心身ともにリフレッシュできるはずです。しかし、あまり深入りしないで下さいね。あなたは会社でも責任のある立場なんですからね。では」と言って立ち去る。
須藤が床に寝ようとすると、男が新聞を持ってきて「これを体に巻いて寝な、結構あったかいから」と言う。
新聞をかぶると「ほんとだ、こりゃあったかい」と言って寝る須藤。
酒と映画もオッケー
須藤の会社では、部長が「須藤くんは、この忙しいときに何をしてるんだ」と怒っている。
部下が「さぁ?家にも帰ってないみたいです」と言う。
山積みの書類を見て、イライラした部長は「もう、あいつはクビだー!」と叫ぶ。
ホームレス仲間と、ゴミ箱から拾ったシケモクのタバコを吸う須藤。
「シケモクだけど、なかなかのもんですね」と、吸いながら広場に寝そべる。
「はぁー、会社の連中は今頃あくせく働いてるんだろうなぁ」と心身ともにリラックスしている。
その頃、須藤の家では受験生の息子が勉強をしているが、思うように進まずイライラしている。
妻も家計簿を見て「もう、お父さんたら、どこほっつき歩いてるのかしら」と嘆いている。
須藤は、ホームレス仲間とデパートの試食コーナーをまわって、フォアグラやウインナーを食べる。
「今夜はごちそうだな」と言う須藤。
その後、特級酒などをブレンドした酒を、映画を観ながら飲む。
映画といっても、スクリーンの裏側から観ている。
「字幕は逆だが、特等席だぜ」と言うホームレスの仲間たち。
狩猟できるんですか?
高層ビルの最上階から下を見ながら「あくせく働く都会の人間どもは何とも滑稽だな。はぁ、無責任なその日暮らしの人生が、こんなに素晴らしいとは」と今の幸せを噛みしめる須藤。
その時、喪黒が来て「須藤さん、お元気ですか?どうです、そろそろ社会復帰しましょうか?」と言う。
須藤は「いえ、帰りません。私はもう責任のない世界の住人なんです」と言う。
「家族はどうするんです?」と聞く喪黒。
須藤は「・・・でも、今さら帰っても、元の生活なんてできませんよ」とうつむく。
喪黒は「困りましたねぇ。こうなったらもう、行きつくところまで行くしかありませんなぁ。ドーーーーン」と指をさす。
須藤の家、息子は勉強しているがえんぴつが折れ、「僕はもうダメだ~」と嘆いている。
妻は、真っ赤な家計簿を見て「あ~どうしたらいいの?」と泣いている。
そこへ、須藤が現れ、ほほ笑んで手を差し伸べる。
暫くして、須藤の家に、“売約済み”の張り紙が貼られる。
どこかの無人島、須藤の妻が「みんなぁ、ご飯よ~」と呼ぶ。
「キャッホー」と顔色がよくなった息子が、犬と走って来る。
須藤は、ターザンのように「オ~オ~」とやってくる。
敷物の上には、魚や肉、木の実などが並んでいる。
「うわー、いただきまぁす」「おなかペコペコだよ」と嬉しそうに座る。
妻は「毎日が楽しくてしょうがないわぁ」と言う。
息子も「もう受験なんか、しなくっていいんだもんね」と笑う。
須藤が「ところで母さん、家を売ったお金どうしようか?」と相談する。
「そうねぇ・・・?」と考える妻。
息子が「もういらないんじゃない?」と言う。
須藤が「尻でも拭くか」と言う。
妻が「いいわねぇ」と言って、みんなで笑う。
その近くの木に“須藤”の表札がかかっている。
その様子を、アヒルボートに乗った喪黒が見ている。
「こんな厳しい世の中ですから、誰もが現実から解放されたいと思っているのです。何しろ、何々と何とやらは三日やったらやめられないと言いますからねぇ。みなさんもいかがですか?オーッホッホッホ」と笑って、アヒルボートを漕いで行く。
感想
無人島で暮らすようになって、奥さんも息子もすっかり顔色が良くなりました。
須藤さんも幸せそうだし、本当にハッピーエンドですね。
家を売ったお金は、やっぱり今後のために取っておいた方がいいと思うんですが、こう思うのは余計なお世話かな、やっぱり。
須藤さん、奥さんと息子をほったらかしにして、ホームレスになっていたときは、無責任野郎だと思っていましたが、最後はみんなで幸せになってよかったと思います。
あのまま、奥さんと息子をほっておいたら、“心中”なんてことにもなり兼ねない状況でしたもんね。
無人島で暮らすのって想像以上に大変だと思うんですが、須藤さんってそんなに野性的なタイプでもなさそうなのに動物の肉とか狩猟してさばいたりできるんでしょうか。(爆)
それができたら、大したもんだと思います。
ストレスフリーな生活というのは、シンプルな方がいいと言います。
無人島で暮らすということは最低限のものしかないということですからストレスは溜まりにくいでしょう。
物が多ければ多いほど、選択しなければならないストレスから始まりますからね。
あ、でもしつこいようですが、やっぱりお金は今後息子が一人になったときのために置いとく方がいいと思いますね。(笑)
次回は、念願の車を買ったものの、駐車場がないため困っている男のお話です。
違法駐車をしているため、移動ばかりしている男に喪黒がある駐車場を世話してやるのですが?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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