タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第80話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、土師考也など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
いつも規則正しい生活を送っているサラリーマンの律木は、喪黒に森に連れて行かれます。
そこで、時間に縛られない自由な生活を満喫して、律木はこれまでにない充実した日々を過ごします。
ところが、都会が恋しくなった律木は・・・?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第80話のあらすじです。
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あらすじ第80話 森の生活
規則正しいだけが人生じゃない
サラリーマンの律木守(りちぎまもる・42歳)は、夜10時に寝て朝6時に起きるという規則正しい生活を送っている。
律木が、いつものように朝6時に起きて身支度を整えていると、妻が起きてきて「あなた、ごめんなさい。寝坊しちゃって」と言う。
「いいよ、朝飯抜きだ。行ってくるよ」と言って、朝刊を取って家を出る。
バス停に着くと、いつも乗るバスが発車したところだった。
時計を見て「う~、あのバスいつもより40秒も早く出るとは許せん。次のバスを待つより走った方が早いな」と走り出す律木。
駅に着いて、いつもの電車に乗ろうとしたら、突然喪黒が現れ後ろに倒れる律木。
その間に、電車は発車する。
律木は「発車まで、あと7秒あるはずなのに、クソー」と悔しがる。
喪黒が「お急ぎのところ、申し訳ありません。ついよそ見をしていたもので」と言う。
「仕方ありません、ただ毎日あの電車に乗っていたもんですから」と言う律木。
喪黒は「次の電車がすぐ来ますよ」と言う。
次の電車に一緒に乗る喪黒。
電車の中で新聞を見る律木、暫くしていつもの景色じゃないことに気づく。
「あ、いかん。この電車は奥山行きじゃないか!」と慌てる。
喪黒が「どうしたんですか?律木さん」と言う。
「え?どうして私の名前を?あなたは一体」と聞く律木。
大自然の恵み
喪黒は名刺を渡し「私こういう者です。心に隙間のある方をボランティアでお救いするのが私の仕事なんです」と言う。
律木は「心の隙間より、毎日の決められた時間に隙間ができるのが我慢できないんだ。ずっと無遅刻無欠席を続けてきたのに。早く次の駅で乗り換えて会社に行かないと」と時計を見る。
「会社ばかりが人生じゃありませんよ。有給休暇だってたっぷり残ってるんでしょう?律木さん、同じことの繰り返しの毎日、何か虚しくないですか?人生もっと楽しいことがいっぱいあるんですよ」と言う喪黒。
喪黒は、律木と“奥山中”という駅で降りる。
「まぁ騙されたと思って着いてきて下さいなぁ」と言って律木を引っ張って行く。
吊り橋を渡り、川にかかった丸木橋を越え、どんどん奥へ入っていく喪黒。
疲れてきた律木は「こんな所、山以外に何があるんです?」と怒り気味に言う。
「着きました、ここです。あなたはこの森の中でゆっくりとくつろいで俗世間の垢を落とすのです。人間性を取り戻すのに最適の場所でしょ?」と得意げに言う喪黒。
律木は「あ、木の上に家が」とツリーハウスを見て感動している。
ツリーハウスに入ると喪黒が「すぐ食事の用意をします、あなたは松茸でも取ってきて下さい。裏山に入れば松茸、シイタケ、シメジなんでも取り放題です」と言う。
律木は「なんで私がこんなことを」とブツブツ言いながら山に入る。
「おお!松茸だ!」と歓声をあげる律木、自然に生えている松茸の香りを堪能する。
小川に足をつけて「わー、これは疲れが抜けるなぁ」と気持ちよさそうな律木。
喪黒が川に付けて冷やしていたビールを出し、「はい、ビールも冷えてますよ」と渡してくれる。
「乾杯!」と言って飲むと、五臓六腑に染み渡る。
キノコや松茸、川で釣った魚を焼いて食べる2人。
「う~ん、こりゃうまい」と感動する律木。
喪黒が「山菜、松茸、魚、全て取れたてで、しかも自然の中で育まれたものですからねぇ」と言う。
律木も「確かに空気までうまい」と言う。
熊と一緒に温泉
「ん?どうしたんだ一体」と言って目がうつろになる律木。
喪黒が狸に見える。
喪黒が嬉しそうに「おやぁ、天狗笑い茸が混ざっていたようですな。これを食べると幻覚が見えるそうです。オーッホッホ、大丈夫、弱い毒性ですから10分もすれば治りますよ」と言う。
夜、天然の温泉に入る2人。
喪黒が「気分はいかがです?」と聞く。
律木は「いやぁ、もうすっかり落ち着きましたよ。しかし、世の中にはこんなに素晴らしい所があったんですね」と満点の星を見上げる。
温泉に鹿やキツネ、猿の親子、熊が入って来る。
驚いた律木は「こ、これは・・・。」と固まる。
落ち着いている喪黒は「ここでは生きとし生ける者が、全て大自然の恩恵を共に分かち合っているのです」と説明する。
感動した律木は「目から鱗が落ちるとは、このことですねぇ」と言う。
喪黒は「気に入って頂ければ私も満足です」と言う。
数日後、喪黒は帰ることになり「律木さんさえ良ければ、いつまでもここにいて結構ですよ」と言う。
律木は「ええ、もう暫くここで暮らしてみますよ」と言う。
喪黒は「それでは失礼いたします。時々食料の補充に参りますので」と言って帰って行く。
律木は、魚釣りをしたり山菜を取って、疲れたらハンモックで寝る。
“今まで私は、いかにつまらない人生を過ごしていたのか。東京には空はないと智恵子は言った。ここは空どころか、星だらけだ”
♪うさぎ追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢は今もめぐりて忘れがたきふるさと♪
やはりずっとは無理です
喪黒が2週間ぶりに訪れる。
「律木さん、食料持って来ましたよ」と、ツリーハウスに入る。
最初の頃とは違い、随分やつれた律木が力なくベッドに横たわっている。
「あ、喪黒さん」と近寄る。
「おやぁ、どうなさったんです?」と聞く喪黒。
「喪黒さん、お願いです。私を家に、会社に帰らせて下さい」と懇願する。
喪黒は「おやおや、私はてっきりここでの生活を満喫してるとばっかり」と驚く。
律木は「ええ、初めの1週間くらいは夢のような毎日だったんですが、暫くしたらどうしても家や会社に戻りたくなったんです。会社人間として生きてきた、私のサガなんです。私はやはり薄汚れた俗社会でしか生きられないんです」と話す。
「あんな町でも懐かしくなるもんなんですねぇ」と言う喪黒。
律木は、立ち上がって「お願いします、私を帰らせて下さい」と頼む。
喪黒は「仕方ありませんなぁ。しかし、ここでの楽しい生活は一生忘れられませんよ」と念を押す。
「構いません」と力強く言う律木。
喪黒は「わかりました。それでは、都会へお帰りなさい。ドーーーーン」と指をさす。
願った通り、ごみごみした都会で律木の日常が戻って来る。
しかし、以前のように時間を気にすることなく、夜はキャバクラで遊び、時々“天狗笑い茸”をかじって大自然の夜を思い出す律木であった。
その様子を見ていた喪黒は「おやおや、時間に縛られていた以前とは180度転換した生活ぶりですなぁ。しかし、考えてみると森の生活も都会の生活も、キツネや狸に囲まれた同じ世界なのかもしれませんね~。オーッホッホッホ」と笑う。
感想
やっぱり、人間は一人では生きられないってことですね。
そりゃ、1週間も2週間も一人で山の中なんて、頭がおかしくなりそうです。
動物は、話し相手になってくれませんもんね。
律木さん、喪黒さんの策略にかかったその日の始まりから、仕掛けられていたみたいですよ。
奥さんが寝坊して朝ごはん抜き。
これは、森での山菜やきのこを美味しく食べるために空腹にさせていたんだと思います。(笑)
そして、わざとぶつかって、いつもの電車に乗せなかったですね。
おかげで時間を忘れて、生き方そのものを見直すことが出来たわけです。
幻覚として喪黒さんが狸に見えたみたいですけど、あれが本当の姿だったりして・・・なんて思っちゃいました。
でも、喪黒狸可愛かったですね。
熊と一緒に温泉ってのは、怖いですね~。
動物たちは、みんな穏やかなものわかりの良さそうな顔してましたが、野生ですからねぇ。
そして、無事都会に帰って来れた律木さん、キャバクラで遊んだりしてましたが、最初の時間にきっちりしすぎていた時よりこっちが普通に見えました。
だから、これはハッピーエンドだと思うんですがどうでしょうか。
次回は、古い漫画本を集めるのが趣味だという男のお話です。
喪黒は、男にある依頼をするのですが・・・?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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