「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第72話のあらすじ・ネタバレ・感想~喪黒さんの必殺"影写しの術"~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第72話のあらすじ・ネタバレ・感想~喪黒さんの必殺“影写しの術”~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第72話(スペシャル版)
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、松岡洋子など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)

学校の友達が飼っている動物の自慢をするのを見て、動物が飼いたいと嘆くアゲル。
アゲルの家は割烹料理屋で動物は飼えないのですが、喪黒が食べ物屋でも飼えるワニをプレゼントします。
しかし、そのワニが原因で店の大得意の五利を怒らせてしまい・・・?
スペシャル版で、時間が長いです。

「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第72話のあらすじです。

『笑ゥせぇるすまん』配信先一覧
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dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ第72話 ワニオの怪奇料理

ペット自慢

柿田アゲル(12歳)は、小学生。
ガキ大将のゴリが「どうだ?みんな、ペット連れてきたか?」と言う。

女の子が「うちのリンカーン、可愛いでしょ?コンテストで2位のアメリカンショートヘアよ」と、きれいな猫を抱いている。
男の子は「うちのドルフィーは優勝だぞ。カッコいいシベリアンハスキーだろ?」と犬を自慢する。
「フン、犬は強いのが一番さ、俺のブラッシーに勝てるヤツがいたら教えてもらいたいね~」と、ブルドックを連れているゴリ。
「カキアゲ、お前んちは飼ってないのか?」と聞くゴリ。
アゲルはうつむいて「うちは・・・金魚」と小さい声で言う。
ゴリは「アハハハハ、バーカ、金魚なんて飼ってるうちに入るかよ。飼うんなら賢くて強い、このブラッシーみたいなのがいいぜ。こいつは、俺の言うことなら何でも聞く、見せてやろうか?ブラッシー!こいつを噛め!」とアゲルを指さす。
アゲルは、「うわああ、やめてよぉ」と震える。

ブラッシーが追いかけてきて必死で逃げるアゲル。
アゲルの服の裾を、噛みちぎるブラッシー。
ゴリは「ワッハッハッハッハッハ」と大笑いする。

アゲルが寂しく1人で帰っていると、ふわふわと喪黒の帽子が飛んで来てアゲルの頭にのる。

突然、アゲルの前に喪黒が現れ「私の帽子がすみません。カキアゲくん!」と言う。
アゲルは「え?どうしてそのあだ名を?」と聞く。
「柿田アゲルくん、略してカキアゲ。おじさん何でも知ってますよ~。オーッホッホッホ」と笑う。
ベンチに座って話す2人。
「君はどうして動物を飼わないんですか?動物を飼うと、その動物と気持ちが通い合ってとってもいいものですよ」と言う喪黒。
アゲルは「それが、不衛生になるからって、父さんが飼わせてくれないんだ」と寂しそうに言う。

「ここが僕の家だよ」と、アゲルが案内してくれたのは、料理屋“かきた”という店だった。

喪黒は「なるほど、料理屋じゃお父さんの言うことも無理もないですなぁ。でも、食べ物やさんでも飼っていい動物がいるはずですよ」と言う。
アゲルは、目を輝かせて「本当?」と聞く。
喪黒は「本当ですとも。よろしい、おじさんが君のために一番ピッタリな動物を探してきてあげよう」と、人差し指を立てる。
「おじさんが?おじさん、一体何者?絶対悪人の顔だよ」と疑うアゲル。
喪黒は「オーッホッホ、こりゃ参りましたねぇ。決して怪しい者じゃありません。おじさんの仕事は、君のような寂しい少年に奉仕することなんですよ。おじさんに任せておきなさい。じゃー」と言って、去っていく。

アゲルとワニオ

アゲルが店の手伝いをして、ゴミを出しに裏口に出ると、子供のワニがいて驚く。
アゲルが店に持って入ると「うわぁー怪獣だぁ」と大騒ぎする父親。

「お父さん、落ち着いて。ワニだよ」と言うアゲル。
母親も「アゲル、危ないわよ」と言う。
アゲルは「ちゃんと猿ぐつわが、付いてるから大丈夫だよ」と言う。
「あ、水槽に入れないと死んでしまう」と言って、ワニを家の水槽に入れる。
父親が「アゲル!これは商売用の水槽だぞ。ワニなんか入れちゃいかん」と怒鳴る。
ワニは、水槽の魚を次々と食べてしまう。
ますます激怒する父親。
そこへ、客として来ていた喪黒が「まぁまぁ、そう興奮しないで。私セールスマンです」と名刺を渡す。

客に向かって「お客さん、ワニを見ながら食べる料理は乙なものだと思いませんかぁ?」と聞く喪黒。
「うんうん、いいねぇ」「ワニがいる料理屋、いいんじゃない?」と賛成する客たち。
喪黒は「猛獣登録さえ済ませれば、大丈夫ですよ。飼い方を書いた本や、えさも私が毎週届けますから」と言う。
「え?それじゃこのワニは、あなたが?」と聞く父親。
喪黒は「はい、私がアゲルくんのために連れて来ました。動物に愛情を注ぐことも社会勉強になりますよ」と言う。
アゲルは「やっぱりおじさんが持ってきてくれたの?ねぇ、お父さん、勉強も店の手伝いも頑張るから。ね!ね!」と父親を説得する。
父親は、暫く考えて「ええい、勝手にしろ!その代わり、お客さんに迷惑かけたらすぐに追い出すからな!」と言う。

「やったー!ありがとう、お父さん。おじさんも」と喪黒にもお礼を言うアゲル。

それから、ワニに“ワニオ”と名前を付けて大事に育てるアゲル。
店に来たお客にも「このワニ、僕の言うことは何でもわかるんだよ」と嬉しそうに話す。
アゲルがワニオを連れて公園に散歩に行くと、ゴリがブラッシーを連れて散歩をしているのに出くわす。

アゲルは「ワニオ、友達のゴリくんと、ブルドッグのブラッシーだよ」と言う。
ムカついたゴリは「なんでぇ、そんなにちっせーワニ、うちのブラッシーが全然強いぞ」と言う。
「でもワニは、爬虫類の中でも最強の力と、俊敏性を兼ね備えているんだ。しかも脳が発達しているから頭もいいしね。じゃ、戦わせてみる?」と言うアゲル。
ゴリは「よし!行け、ブラッシー、そのワニにお前が強いことを教えてやれ」とブラッシーをけしかける。
ブラッシーは、ワニオに噛みつくが、鋼鉄のようなワニには歯が立たずに、ゴリのところに帰って震える。
ワニオが大きく口を開けると、猿ぐつわが外れブラッシーとゴリを追いかけて行く。

必死で逃げるゴリとブラッシー、ワニオはブラッシーのしっぽをちょっと噛みちぎって止まる。
アゲルは「アハハハ、すごいぞ、ワニオ。お前は僕の最高の友達だ。これからもずっと一緒に暮らそうな」と言ってワニオを抱き上げる。

その様子を見ている喪黒は「ペットは人間のエゴで、飼い殺しにしているだけだと言う人もいますが、ペットと人間、お互いが愛と信頼で結ばれていれば、ペットもきっと幸せなんじゃないんですか。オーッホッホッホ」と笑う。

ヒヒ男登場

ゴリの父親とゴリが料理屋“かきた”に乗り込んでくる。
「どうしてくれるんだ!ブラッシーは高かったんだぞ、あんなに強かったのにすっかり怯えちまって番犬にもならん。そのワニを引き渡してもらおうか!」と言う。
アゲルの父親は「五利の旦那、本当に申し訳ありません。息子が大事にしているワニなんですが、仕方ないですね」と言う。

アゲルが出てきて「お父さん、ワニオをやっちゃダメだ。どんな目に遭わされるかわからないよ」と両手を広げて水槽を庇う。
「バッカもん、おめぇがワニを飼いたいなんて言うから、こんなことになるんだ」とアゲルをひっぱたく父親。
五利建設の車が来て、ワニオを連れて行ってしまう。
アゲルは、車を追いかけて泣くが追いつけず、その場に泣き崩れる。
そこへ、喪黒が現れ「アゲルくん、ワニのことならご心配なく。きっと私が連れ戻してあげますから」と言う。

アゲルは泣きながら「おじさん、きっと、きっとだよ!」と言う。
喪黒は「男と男の約束です。お任せ下さい」と言う。

五利の家では、小さい水槽に閉じ込められたワニオを見ながら、五利が「さぁて、このワニどうするかな」と言っている。
ゴリは「たっぷりイジメて、憂さを晴らしてやる」と言う。
すると、水槽のワニオが目を開けてゴリたちを睨み「イーッヒッヒ」と笑う。
ワニオは「明日になったら、俺を料理屋に返した方がいいぜ。さもないとお前たちをかじってやる」と言う。
ゴリ親子は「わーー、ワニがしゃべったーー」と逃げて行く。

そこへ、雪男か原始人を思わせるような五利の弟ヒヒ男が15年ぶりに帰ってくる。
妻と息子に「わしの弟だ。変わり者で世界を飛び回っているんだ」と紹介する五利。
ヒヒ男にワニを見せると「ワニの肉は最高にうまい、このワニは中でも一番うまいカイマン種だ。舌がとろけるうまさだぜ」と言う。
まだワニを見て怯えているブラッシー。
ゴリが「ブラッシーをこんなにされて、ワニの肉を食ったくらいじゃ気が晴れないよ」と言う。
五利が「そうだ、いい考えがある」とほくそ笑む。

出た!喪黒の必殺技

定休日の料理屋“かきた”にゴリがやって来る。
「あのワニ、今夜料理して食べることにしたんだ。カイマン種で一番うまい種類なんだって。そこで親父さんに料理人として来てほしいんだ」と言うゴリ。
アゲルの父親は「冗談じゃない、あっしの包丁はワニを料理するためにあるんじゃない」と断る。

そこへ、ヒヒ男が来て「自分は五利の弟だ。断ったらここの常連客を、来させなくしてやる。兄貴はここの大得意でこの町の実力者だ。意味はわかるね?」と脅す。
アゲルの父親は恐れをなして「今夜、お宅へ伺います」と言ってしまう。
ゴリは「じゃ、親父さん、今夜頼んだよ」と言って帰って行く。
「お父さん、どうして?」と泣きながら訴えるアゲル。
父親は「アゲル、生き抜くってのはつらいもんだ」と目をつぶる。
アゲルは「うわーー」と泣きながら、外へ飛び出して行く。

喪黒が現れ「アゲルくん、少し落ち着いて下さい」と言う。
「おじさんの言うことなんか聞くもんか!ワニオは帰って来るどころか、食べられることになったんだぞ」と怒るアゲル。
喪黒は「私の計算違いでした。まさか、あんな猛烈な助っ人が現れるとは。でも今度こそお任せ下さい。必ずワニオくんを取り戻してあげますからね」と言う。
「だまれ!大人なんか信用できない。みんな嫌いだー」と、走って行くアゲル。

五利家の庭にいるワニオに近づく喪黒。

「ワニオくん、こうなったらあなただけが頼りです。よろしくお願いしますよ。必殺“影写しの術”!ドーーーーン」と、ワニオの眉間に指をさす。
ワニオの目が開く。
ワニオが箱から飛び出そうとしたところを、ヒヒ男が捕まえる。

ゴリの母親が「ワニ革のハンドバッグを作るんですから、皮には傷をつけないようにしてざます」と注意する。
ゴリは「ええ?剥製にしようと思ったのに」と言う。
ゴリの父親は「わしのベルトも作ってくれるんだろうな?」と聞く。

ヒヒ男がワニオをまな板にくくりつける。
アゲルの父親に「さっさと始めろ」と言う五利。
すぐそばに、煮えたぎった大きな釜が用意されている。
アゲルの父親は包丁を持つ手が震え「私はやっぱり・・・。」と躊躇する。
五利が「どうした?魚だと思って早くしろ!」と怒鳴る。
アゲルの父親が「はい」と目をつぶって包丁を振り上げる。
そのとき「オーッホッホッホ」と、ワニオから笑い声が聞こえたかと思うとワニオがどんどん大きくなっていく。

逃げ出す大人たち。
残ったのはワニオとヒヒ男、突然雨が降って来る。

「ヒヒ男よ、俺を料理できるかどうか試してみろ。オーッホッホッホ」と笑うワニオの影は喪黒そのもの。

ヒヒ男は、包丁を持ってワニオにかかって行くが、刃こぼれする包丁。

ワニオはしっぽで、ヒヒ男を煮えたぎっている釜に投げ込む。
「うぎゃーー」と悲鳴をあげるヒヒ男。
門のところにアゲルが来ている。
「アゲル」と言って近づくワニオ。

「あ、ワニオ、お前料理されなかったんだね?」と聞くアゲル。
ワニオは「オーッホッホ、俺が料理してやったのさ」と笑う。
「よかったー、一緒に帰ろう」と言うアゲル。
「ああ」と言うワニオ。
喪黒は「人間は、日ごろ平気で肉や魚をパクパク食べてます。たまには、食べられる方の身になってみたらどうなんでしょう?オーッホッホッホ」と笑って歩いて行く。

感想

今回は100パーセント、子ども向けのお話でした。
喪黒さん、子どもには最後まで優しかったですね。
以前にも“ユスリの落とし穴”の回で、女子高生には甘かった喪黒さんですが、あのときは頬を染めて純情な喪黒さんでした。(笑)
今回は小学生のアゲルくんという男の子でしたから、頬を染めることはありませんでしたが、最初から最後まで心配し、且つ面倒をみるという頼りになるおじさんでした。
大きくなったワニオは、小ゴジラみたいで怖かったです。
最後、アゲルくんのとこにも目が光ったまま行って、しゃべっていたけどアゲルくんは怖くなかったんでしょうかね。
子どもだから、そこは大丈夫だったんでしょう、きっと。
アゲルくんの家に帰るときには、元の大きさに戻ってるといいんですけど。
あ~年がいくと、細かいところまで気にしてしまうからダメですね。

今回は、誰に「ドーーン」をするのかと思っていたら、ワニオにしました。
それと、初めて喪黒さんの必殺技をかけるところが見えましたね。
やっぱり喪黒さんは、普通じゃなかった。
どこかで修行を積んだ、忍者のような必殺技が出せるんです。
ところで、ヒヒ男さんってどうなったんでしょう。
ワニオが料理してやったと言ってたから、料理して食べられたとか?
ここも子どもなら、サラッと流すんでしょうから、年寄りも気にしないようにします。(爆)
次回は、部屋の掃除ができないキャリアウーマンのお話です。
部屋が汚くて彼氏も呼べない彼女に、家政婦を紹介する喪黒ですが・・・?

 

コメント

  • コメント (2)

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  1. アバター
    • にしき
    • 2019年 11月 15日

    昔のアニメが懐かしくなり、こちらを見つけました。リアルタイムで見てましたが、喪黒福蔵が珍しく人助けに尽力する話で印象に残っていましたねえ。
    子供心に、喪黒は酷い奴だけど、誘惑を乗り越え約束を果たそうとする「お客様」には責任を持って望みを叶えようとする一面もあるのかな?と
    考えてましたねえ・・・助けようという申し出を断られた時は、喪黒さん何気に大ショックだったかもしれませんねw

    ただ、人間一人を食い殺してしまったワニが、その後無罪放免というわけにはいかず、結局はワニオは殺処分されるのでは?という思いを当時は
    抱いていたわけですが、作者さんの感想を見て「影写しが解除されれば元の大きさに戻り、人間一人を食い殺すなど不可能」となり、喪黒さんの
    その後のフォロー次第ではそのままワニを飼い続けることができるかもしれないのかな?と思い至りました(複数人の感想を知るのは大事ですね)

    その後の少年が、喪黒との約束通り「最後まで面倒を見る」という約束を果たしきることを願うばかりです。

  2. きなこっち
    • きなこっち
    • 2019年 11月 19日

    そうですよね。
    アゲルくんなら、ワニオを最後まで一生懸命お世話してかわいがったと思います。

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