タイトル:アイカツ!2ndシーズン 第81話 ービビビッ☆パートナーー
放送局:テレビ東京ほか
アニメーション制作:サンライズ
キャスト:星宮いちご:諸星すみれ/霧矢あおい:田所あずさ/紫吹 蘭:大橋彩香/音城セイラ:石原夏織/冴草きい:秋奈/星宮りんご:能登麻美子/星宮らいち:瀬戸麻沙美/光石織姫:松谷彼哉/ジョニー別府:保村 真
視聴VOD:dアニメストア(2018年06月25日時点で視聴可)
パートナーズカップ直前、アイドルたちは特訓に励む日々を過ごしていたのですが、その中の1組、いちごとセイラは「なぜ美月さんは、みくるさんをパートナーに選んだんだろう?」という疑問を持つようになりました。
一度気になりはじめると、気になって気になって仕方がない2人は、直接聞いてみようということで美月とみくるの事務所に突撃することしたのです。
トップアイドル神崎美月、そして新人アイドル夏樹みくるは、一見、月とスッポンのような関係に見えます。
しかし2人の出会いはまさに運命で、ビビッと感じたそうなのです。
はたして、2人はどのように出会い、WMを結成することに決めたのか明らかになります。
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あらすじ
伝説のアイドル
パートナーズカップが目前に迫り、いちごたちは互いの学校を行き来しながら、自分たちらしいステージを行うための特訓をスタート。
そんな中で、スターライト学園にティアラが訪ねてきた。
要件は、やはりパートナーズカップで台風の目となるWMのことである。
「今のWMはデビューステージを完璧に決めて、最高にホットなテンションでありながら、フレッシュさを持ち合わせていて…。」
「ユニットを組んですぐの、最高に熱い時期よね。」
そう言いながら、2人はマスカレイドの像を見上げる。
「伝説のユニット、マスカレイド。やっぱり織姫学園長…いえ、ヒメさんの最高のパートナーはミヤさんですか?」
「そう…永遠にね。いつも一緒にいなくても、ミヤが何を思って生きているか、なんとなくわかる。」
その言葉を聞いたティアラは、パートナーズカップでも「マスカレイドのようなユニットが誕生してほしい。」とイベント開催に向けた思いを口にする。
そしてその可能性は十分にあり、マスカレイドに一番近いユニットこそ、神崎美月と夏樹みくるのWMなのだ。
ペア
パートナーズカップは世間の注目度も高く、アイカツ新聞を作っているらいちとノエルもそれぞれ自分の推しユニットを応援しているようだ。
「そういえば、僕たちは僕たちでアイドル大好きペアだよね。」
らいちの言葉に、ノエルも「そういえばそうだよね!」とノエルも同意。
さっそくらいちは、それを踏まえた応援のメッセージをあおいときいに送ることに。
【パートナーズカップ、がんばってください。僕たちも、アイドル大好きペアとして全力で応援します。】
その応援メッセージと微笑ましいメールを見たあおいは、【なんか最近、ノエルちゃんと仲いいね♪】というメッセージを返したのだが、大好きなあおいの言葉にらいちはひどく落ち込んでしまったのであった。
選んだ理由
ドリームアカデミーでレッスンを続けるいちごとセイラは、WMはどんな特訓をしているのか気になり始めていた。
そもそもセイラは美月の事もよく知らないため、WMは2人でいる時どんな話をしているのか、どういった経緯でユニットを組むことになったのか気になっていたのである。
「美月さん…どんな理由でみくるさんをパートナーに選んだのかな?」
セイラの疑問を聞いて、いちごもWMのことを詳しく知りたくなってきた様子。
「もちろんみくるさんが素敵だからだろうけど…なんかビビッときちゃったのかなって!」
「ビビッときちゃったんだろうな!」
2人は「どんなビビビッなのか気になる!」と互いに言いはじめ、答えを知るために美月の事務所【MOONLIGHT OFFICE】を尋ねてみることに。
いちごたちはアポも取らずに突然訪ねて行ったが、美月は「2人が出会ったときに、どうビビビッときたか知りたくて。」と語る2人を快く招き入れてくれた。
「あの…やっぱり美月さんは、みくるさんと会って、気が合ったからパートナーになったんですか?」
いちごに質問に美月は「そうだよ。」と答え、初めてみくると会った日のことを話し始めた。
「あれは、まだ私がスターライト学園にいた頃…。」
その日、美月はあるライブで着る衣装に悩んでいた時、フラワーアレンジメントを配達にきたみくるが現れ、煌びやかなアイカツカードを見て「素敵!」と言葉を出したのだ。
「そう…素敵なの…。どれも私を輝かせてくれる。」
美月が選んだ衣装もすばらしいものであったが、それはこれまで見たことある神崎美月でしかなく、お客さんはもっと新しい神崎美月を見たいのではないかと悩んでいたのだ。
「じゃあ見せちゃおうかな!みくるのミラクル!」
そう言ってアイカツカードのコーデを始めたみくるだが、すぐに月影が止めに入る。
しかしそんな月影を止めたのは、美月だった。
「見せて、ミラクル。」
「OK!」
「これとこれとこれで、見たことがない神崎美月にへーんしん!」
「みんな見たいんじゃないかな?そういう美月ちゃんを。ってか見たいのは私か!」
美月はみくるのコーデにきらめきを感じ、その日のライブはみくるが決めたコーデで出演したのである。
その後、美月はみくるを舞台そでに連れて行く、美月の登場を心待ちにする観客の姿を見せた。
「うわ~…ステージ前ってマジ緊張するんだろうね。」
「そうね…。何度経験しても緊張するわ。」
しかしそれは、「観客の期待に応えたいと考えているからこそだ。」とみくるは告げる。
美月のように大勢の人を喜ばせたことはないが、彼女はプロのガーデニストとしてお客の期待に答えられているか不安になることがあるそうだ。
「そんな時こそ、お客さんのことをよく見ようって考えてるんだ。」
「よく見る…。」
「お客さんをよく見て、どんなお花を欲しがっているのか、よーく考えるんだ。お客さんには心から笑ってほしいじゃん。」
その言葉に、美月は見失いかけていた大事なものを思い出したそうだ。
観客は何を期待してくれてるのか、美月はいつの間にか見失いそうになっていたのである。
そして、その言葉のおかげで、美月はライブを心から楽しむことができたそうだ。
その出来事があって、美月は新しい扉を開くきっかけをくれたみくるにパートナーを申し込んだ。
もちろん影響されたのは美月だけではなく、みくるもであった。
みくるはいつも一対一でお客さんに向き合っていたが、美月は一人で大勢に向き合い、笑顔を届けようとする姿勢に感銘を受けたのである。
「私もあんな風になりたいって。そんな美月といっしょに頑張れるなんて最高すぎる!」
その話を聞いたいちごとセイラは、美月とみくるは目指している方向性が同じで、よく似てると感じたようだ。
「ってか、同じ根っこをもってる生き物って感じ?」
パートナーズカップ
美月の事務所を出た後、いちごとセイラは日が落ちた暗い道を並んで歩いて行く。
「明日はあの人相手に頑張るんだね…。」
「正直、自信なくなった。」
互いが尊敬しあい、同じ場所をめざし、キラキラ輝くWMの二人を見て、いちごとセイラは自信喪失気味であった。
しかし。
「きっと言いたいことは同じだね!」
「うん!」
「じゃあそれは、本番直前に!」
「そうだな!」
そして夜が明け、いよいよパートナーズカップの幕が開ける。
トップバッターは神崎美月と夏樹みくるのWM。
2人は並んでフィッティングルームの前に立ち、アイカツカードをセット。
ステージで歌う曲は、【笑顔のSuncatcher】だ。
デビューステージに続き、圧巻のステージを披露したWMに後に続くアイドルたちは胸に不安を宿していた。
「あれ以上輝けるのか…。」
それはセイラも同じで、いつもの強気な発言がなりを潜めていた。
「輝きたい!」
いちごの言葉に背中を押され、セイラも「そうだな、輝こう!」と強い口調で同意。
2人は歓声が鳴りやまないステージを、いつまでも見つめていた。
感想
1stシーズン、2ndシーズンを通して、神崎美月と対等な人はいなかったと思います。
織姫学園長やジョニー別府など、目上の人はたくさんいましたが、その人たちも美月に対して一歩引いた対応をしていたように感じます。
「神崎美月なら大丈夫。」
そのせいで、美月は働き過ぎた結果体調を崩し、大事なステージ直前で意識を失ったこともあります。(1stシリーズ第47話)
美月はトップアイドルとして走り続けるうちに、【神崎美月】という型に押し込められてしまったのかもしれません。
だからこそ、彼女は自分に向かってくる星宮いちごと、物おじせず対等に語りかける夏樹みくるという存在に強く惹かれたんだと思います。
みくるは美月より2か月お姉さんですし、すでに仕事をしていること、アイドルの世界にさほど詳しくなかったからできたことかもしれません。
そんな2人の強烈な出会いを知り、いちごたちは自信を無くしつつありました。
けれど、いちごは美月に挑戦することが好きで、そんないちごにセイラは引っ張られていきます。
ここまでの流れを見ると、やはり2つのユニットには共通点が多いと感じませんか?
根っこが似ている2人がユニットを組み、トップに向かって駆けあがっていく。
その過程がすごく面白いので、まずは次回ユニットカップを楽しみましょう!

小学生と幼児のママ。常に娘のコスネタを模索中。育児のストレスはアニメ鑑賞と妄想でリカバリー中。今のブームは型月&刀剣乱舞。
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