タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第71話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、石森達幸など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
長井安実は、会社から一ヶ月の長期休暇を与えられますが、何もすることがなく時間を持て余していました。
喪黒に相談すると「ボランティアをしてはどうか?」と持ちかけられます。
最初はあまり乗り気でなかった長井ですが・・・?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第71話のあらすじです。
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あらすじ第71話 長期休暇
何かお悩みですか
満員電車に乗っているサラリーマンの長井安実(ながいやすみ・42歳)は、浮かない顔をしている。
だんだんと時間が過ぎ、山手線の満員電車もすいてくる。
それでも座らないで立っている長井。
「あのぉ、ここ空いてますよ」と喪黒が声をかける。
長井は「いえ、私はここでいいんです」と断る。
それから暫くして「どちらへ行かれるんですか?さっきからずっと乗ってらっしゃるようですが」と再び声をかける喪黒。
驚いた長井は「余計なお世話です」と言って、止まった駅で降りる。
仕方なく、公園のベンチに座って時間を潰す長井。
その背後から「おや、奇遇ですなぁ」と喪黒が話しかける。
長井は「あなたは・・・。」と嫌そうな顔をする。
喪黒は名刺を渡し「私こういう者です。ボランティアで、心に悩みがある人たちのお相手をしています。あなたも何か悩みがあるようですが、差し支えなければ話して頂けませんか?」と言う。
はい、喜んで
「実は、私の会社では40歳以上になると、一ヶ月の長期休暇制度がありまして」と話し出す長井。
喪黒は「そりゃ、結構ですな」と言う。
ベンチの周りを、小さい子どもたちが走り回る。
長井は「それが、休みに入る前はいろいろと計画を立てていたんですが、いざ休みに入るとだんだん手持ち無沙汰になってきて・・・。一日中家でゴロゴロしてると、妻に邪険にされて、“亭主元気で留守がいい”とはよく言ったもんです」と話す。
「それで毎日、外を出歩いてるんですねぇ」と言う喪黒。
長井は「はい、毎日朝8時に家を出て電車を乗り回したり、公園でボーっとしたりして夕方6時まで時間を潰して帰るんです。こんなことをあと20日も続けるのかと思うと、変になっちゃいますよ」と嘆く。
喪黒は「よろしい、私があなたのココロの時間のスキマをお埋めしましょう」と言う。
タクシーに乗る2人。
喪黒は「長井さんにうってつけのボランティアがあるんです。オーッホッホ、決して楽しくないかもしれませんが、毎日無意味に過ごすより、はるかに有意義だと思いますよ。万一やってみて嫌ならやめても結構ですから」と言う。
マンションの前で降りて「ここの304号室です。では私はこれで」と言って、立ち去る。
長井は「ボランティアねぇ・・・。」とつぶやいて、304号室のチャイムを鳴らす。
「あのぉ、喪黒さんからの紹介の者ですが」と言う。
するときれいな女性の声で「どうぞ、入って来て下さい」と返事がある。
玄関のドアを開けると部屋の方から「どうぞこちらへ」と声がする。
部屋に入ると、若いきれいな女性がベッドで半身を起こしている。
「わざわざお越しいただき、申し訳ありません。リハビリのお手伝いをお願いしたいのですが」と話す女性。
長井は、嬉しそうに「は、はい!」と返事をする。
ボランティアは神の心
その夜、バー“魔の巣”で飲む喪黒と長井。
喪黒は「すいません、いくらあなたが時間を持て余してるとは言え、いきなりボランティアに差し向けるなんて酷でしたねぇ?」と言う。
「いえ!私は初めてボランティアをやってみて、人につくす大切さがよくわかりました。お陰で長期休暇を最高で有意義に使うことができます!」と拳を握って、力説する長井。
喪黒は「おー、そうですか。それなら暫く続けてみて下さい。ただ1つだけ忠告しておきますが、ボランティアは神の心で行う無償の行為なのです。ですから決して個人的な感情を持たないようにして下さいねぇ」と指を差して言う。
「は、はい・・・。」と言う長井。
ボランティアを続けて1週間、長井は家で日記を書く。
“毎日とても楽しみだ。彼女が一日も早く良くなることを願いながらも、いつまでも世話してあげたいという矛盾した気持ちもある・・・。”
女性の可愛らしい表情やしぐさを思い出して、うっとりする長井。
食事を運んだり、彼女が眠ったら窓を閉めたり、話し相手になったり。
それから、車椅子の彼女を外に連れ出し散歩をしたり、「カブトムシを近くで見たい」と言う彼女を抱いて、近くまで連れて行って笑い合う。
楽しくてどんどん筆が進む長井、時間を忘れて書いていると「あなた!何してるの?こんな時間まで」と妻が来る。
慌てて日記を隠し「あぁ、いや、ちょっと書き物をね」と言う長井。
妻は「明日も8時に出かけるんでしょ?」と聞く。
長井は「う、うん、おじいさんが僕を頼りにして待っているからね」と言う。
妻は「随分ご熱心だこと」と皮肉を言う。
「いやぁ、30年後の自分だと思うと他人事じゃないしねぇ・・・えへへ」と、頭をかいて苦しい弁解をする。
妻は「ふぅん、もしかして髪の長いおじいさんじゃないの?あなたの服に長い髪の毛がついてたわよ」と言う。
「そ、それは電車の中でついたんだよ」と必死で言う長井。
その様子を外から見ている喪黒。
次の日、長井は赤いバラの花束を持って、マンションの304号室を訪れる。
しかし、いくらチャイムを鳴らしても応答がない。
ドアを叩いて「長井です、どうしたんですか?」と声をかけても返事がない。
いつの間に
仕方なく、バラの花束を持ち帰って妻に渡す長井。
「何よ!こんな花!」と、妻は激怒して花束を机に叩きつける。
「どうせ、よその女にやるつもりで買って断られたんでしょ?」と怒る。
長井は「違うよ、本当にお前のために買ったものだよ」と言う。
妻は「ごまかしてもダメよ、これは何?」と長井の日記を出して読み上げる。
「“今日は彼女の髪を洗ってやる。すっかり安心して、私に体を預けている彼女はまるで天使のようだ”、何よ!いい年して、この変態!」と日記を投げつける。
いたたまれず家を飛び出し、バー“魔の巣”へ行って事情を話す長井。
喪黒は「だから言ったでしょ、ボランティアに個人的な感情を持ってはいけないと。心配入りませんよ、家に帰りにくかったら例の304号室へ行けばいいじゃないですか」と言う。
長井は「ええでも、さっき行ったら閉まってたんです」と言う。
「大丈夫、今なら開いてますよ。ただし、何度も言いますが、ボランティアは神の心で奉仕する無償の行為だということを忘れちゃいけませんよ」と諭す喪黒。
長井は「ええ!わかってますとも」と力強く返事をする。
喪黒は「では、残りの休暇を有意義にお過ごし下さい。オーッホッホッホ」と笑う。
304号室へ来た長井、鍵が開いていてホッとする。
部屋に入ると、薄暗くてよく見えないが女性は眠っているようだ。
「ごめんごめん、寝てたか・・・。今日から泊まり込みでお世話させて頂きますよ」と言う長井。
「よっこらしょっと」と、ベッドで体を起こしたのは、よぼよぼのお爺さんだった。
「はぁ!?」と仰天する長井。
お爺さんは、痰つぼに痰を吐き「いやぁ、よう来て下さった。これからは、わしを30年後の自分だと思って、よろしく面倒みて下されや。イーッシッシッシ」と歯が抜けた口で笑う。
ベッドの脇には、入れ歯や尿瓶などが置いてある。
長井は「そんなぁ・・・。」と、持って来た果物かごを落とす。
その様子を外から見ている喪黒は「ボランティアで社会に貢献するというのは、見上げた心がけですなぁ。相手が老人であれ、美人であれ、神の心で奉仕するというのは、本当に尊いことですなぁ。オーッホッホッホ」と笑う。
感想
こういう結末は、笑えて大好きです。
痛い目にあったわけでもなく、損したわけでもない、すごく面白いですね。
定番の鬼嫁も出てきました。
こういうジャイアン風の鬼嫁って、あまりにも多すぎて声も同じ人みたいです。
実写版ができるとしたら、同じ女優さんでまかなえそうです。(笑)
ボランティアで、下心がある人っているんでしょうか?
そう考えると、ボランティアを頼むのも善し悪しですね。
長井さんは、そこまでの下心はなかったようですが。
でも、女性のお世話を、男性ボランティアにお願いするのも変ですよね。
ここはやっぱり、女性にお願いするべきでしょう。
喪黒さんのことだから、わざときれいな女性のお世話をさせたんでしょうけど。
いい思いをさせておいて、ドーーーンと地獄に落とすのが定番ですから。
でも、指を差しての忠告はありましたが、今回、特に「ドーーン」はなかったようです。
そこは、ボランティアという無償の奉仕をしたからでしょうかね。
「ドーーン」がなかった分、オチもそれほど厳しくなかったのかもしれませんね。
ボランティアで、一番すごいと思うのはごみを拾ったり、汚い所の掃除をしたりというのが一番大変だと思います。
直接人に関わる仕事じゃない分、お礼とかも直に聞けないし感謝されないことを出来る人って本当にすごいと思います。
次回は、スペシャル版、家が割烹料理屋で動物を飼えないと嘆く少年のお話です。
そんな少年に、喪黒はある動物をプレゼントするのですが・・・?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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