「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第69話のあらすじ・ネタバレ・感想~亀太郎と亀二郎~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第69話のあらすじ・ネタバレ・感想~亀太郎と亀二郎~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第69話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、桜井敏治など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)

亀が大好きな甲田亀太郎は、週末になると水族館の人気者、ウミガメの“亀二郎”に会いに行きます。
喪黒は、ガラス越しでしか亀二郎に会えない甲田に、休館日に亀二郎と直に会わせてあげると約束をします。
しかし、甲田はそのまま亀二郎を家に連れて帰ってしまい・・・?

「笑ゥせぇるすまん」第69話のあらすじです。

『笑ゥせぇるすまん』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ第69話 ガラス越しの愛

竜宮城まで

日曜日、水族館は大勢の家族連れで賑わっている。

週末はいつも水族館のウミガメ、亀二郎に会いに行く、甲田亀太郎(こうだかめたろう・32歳)。
甲田は、亀二郎がいる円柱型の水槽にずっと張り付いている。

「亀二郎、もうすぐ閉館時間だけど、また来週来るからな。元気でいろよ」と言う。
背後から喪黒が話しかける。
「もしもし、よっぽど亀がお好きなようですな。先ほどからずっとこの水槽の前にいらっしゃる」
甲田は驚いて「え?ええ」と答える。
喪黒は「実は私も亀が大好きでして」と言う。
「そうですか、こいつは亀二郎っていうんですよ」と嬉しそうに言う甲田。

閉館し、喪黒を車で送ってやる甲田。

喪黒は「すみませんねぇ、乗せて頂いて」と言う。
甲田は「いいえ、この雨ですから。それに亀好きの人に悪い人はいませんし」とニコニコする。
「それじゃ、竜宮城までお願いします」と言う喪黒。
甲田は喪黒の顔を見て、「え?アハハハハ、面白い人ですねぇ」と笑う。
喪黒は「申し遅れましたが私、こういう者です」と名刺を渡す。
甲田は名刺を見て「ココロのスキマ?なんです?」と聞く。
喪黒は「セールスマンですよ。現代人を心の病からお救いするのが、私の仕事なんです。ボランティアですからお金は一銭も頂きません」と言う。

亀さんが心の支えです

喪黒は、プログラマーをしているという甲田の家に寄って行くことに。
甲田は「私は独身ですが、あまりお金を使うこともないので、貯金をしてこの建売を買ったんです。一日中モニターの数字とにらめっこをしてるもんですから、だんだん人と話すのが煩わしくなってきて・・・。こうして亀たちと接しているのが、息抜きなんです。ずっと見ていても飽きませんし」と話す。

喪黒は「そうですなぁ、このユーモラスな顔と動作には、心が和みますなぁ。ということは、亀さんたちがあなたのココロのスキマを埋めてくれているんですね」と言う。
甲田は「ええ。それと、週末に水族館に行って亀二郎に会うのが、何よりの楽しみなんです」と言う。
「彼は、あの水族館のスターですからねぇ」と言う喪黒。
甲田は「実はあの円柱の水槽は、亀二郎があまりにも元気で他の亀を怪我させてしまうので、彼専用に作られたものなんです。でも彼は、思いっきり大海原を泳ぎたいのに、あの水槽で独りぼっちなんですよ。どんなに寂しい思いをしているか・・・。私も孤独だから、よくわかるんです」と、悲しそうな顔をする。
喪黒は「確かに甲田さんは、亀二郎くんと顔立ちまで似ていますもんねぇ」と言う。

甲田は嬉しそうに「そうでしょ?私が亀太郎で彼が亀二郎。なんだか兄弟のような気がしますよ」と話す。
「本当ですね、でも、兄弟のように親しいのに、会うときはいつも水槽のガラス越しなんて、物足りないでしょう?亀二郎くんと直に会って、話をしたいと思いませんか?」と聞く喪黒。

亀二郎と泳ぐ夢

甲田は「亀二郎と一緒に大海原を泳げたら、どんなに幸せか・・・さぞかし楽しいでしょうね」と言う。
喪黒は「よろしい、その夢叶えましょう。もちろん、ボランティアですよ」と言う

甲田は「嬉しいな、ぜひお願いします。それじゃ、朝まで亀の話で盛り上がりましょうか」と言って、喪黒のグラスに酒を注ぐ。

深夜まで喪黒と飲んでいた甲田は、亀二郎と大海原を一緒に泳ぐ夢を見る。
「おはようございます!昨夜はごちそうさま。明日は水族館の休館日です。亀二郎くんと直に会える、またとないチャンスですよ」と、モニターに喪黒の映像が映る。
「なんだこれ?CD‐ROMに記録されてる映像か」とモニターの近くに寄る。

モニターの喪黒は「オーッホッホ、明日、水族館の北側で待っていて下さい。なお、この映像は自動的に消滅する。なんちゃって」と言って、消える喪黒。
CDから煙が出る。

もうすぐ一緒に

翌日、喪黒に言われた通り、水族館の北側で待っている甲田。
「喪黒さんあんなこと言ってたけど、こりゃ待ちぼうけかなぁ?はぁ」と、ため息をつく。

ふと、砂浜を見ると、亀二郎がこちらに向かって一生懸命這ってくる。
甲田の目が輝き「亀二郎!」と走って行く。
「亀二郎、直にこうして会うのは初めてだなぁ、硬い甲羅、澄んだ瞳、亀二郎!」と亀二郎に寄り添う甲田。

亀二郎も甲田を見つめて、うなずく。
その頃、水族館では「大変だー、亀がいなくなったぞ!」と、トレーナーや飼育員が総出で周辺を探している。

その間を、走り抜ける甲田の車。

甲田は、亀二郎を連れて帰ってきて家の水槽に入れている。
「やぁ、調子はどうだい?えさもお前のために奮発したよ」と言って、酒を飲んでいる。
亀二郎を見ながら「こうして毎日お前といられるなんて、俺は幸せ者だ。ヒック」と酒に酔っている。
その時、喪黒がモニターに映り「甲田さん、私は、あなたが亀二郎くんと直に会いたいと言うから、一時的に借りただけですよ。それなのに、亀二郎くんを連れて帰ってしまうなんて、水族館は大騒ぎですよ」と言う。

甲田は、震えながら「私は、亀二郎に触れたらもう離れられなくなって」と泣く。
「そんな狭い水槽では、死んでしまいますよ。早く水族館に返さないと」と言う喪黒。
甲田は「嫌だ、亀二郎を返すなんて。私はもう一日だって亀二郎と離れないぞ」と言う。
喪黒は「そうですか、そこまで言うなら仕方ありません。亀二郎くんと、いつも一緒にいられるようにして差し上げましょう。ドーーーーン」と指をさす。

円柱の水槽に戻った亀二郎。
その水槽に張り付いている亀太郎。

「亀二郎、もうすぐだ。もう少ししたらお前とずっと一緒に暮らせそうだよ」と言う甲田の顔は、ほとんど亀になっている。
手に、水かきがつき背中に甲羅ができかけている。

それを見ている喪黒は「甲田さんの場合、亀になることが一番幸せなんですね~。ガラスを超えて、2人はもうすぐ結ばれることでしょう。水に入って、水入らず。オーッホッホッホ」と笑う。

感想

完全な亀になりつつある亀太郎さんです。
亀二郎が大好きで、離れたくないって言う亀太郎さんですから、これもハッピーエンドと言っていいんでしょうかね?
人間として孤独に生きるより、大好きな亀二郎と一緒に暮らす方が、亀二郎も孤独から解放されるというものです。
亀太郎さん、亀二郎を家に連れて帰って来たとき、お酒に酔っていました。
なんでか、ちょっと意味がわからなかったんですが、やっぱり、大それたことをしてしまったと思って、酒を飲まずにいられなかったのかな?と思いました。
こうなったら喪黒さんの口癖の“善は急げ”で一日も早く、心身ともに亀になって亀二郎くんの水槽に一緒に入ってあげてほしいですね。
名前も、そのまま亀太郎で大丈夫だし水族館も喜んでくれるでしょう。
でも、ウミガメって本当に可愛いですよね。
私の地域では、ちょうど今の時期、ウミガメの産卵のニュースが時たまあります。
ウミガメが産卵のために上陸すると、監視員の人たちが無事に産卵ができるように見守っているようです。
ウミガメの赤ちゃんが、無事に大人のウミガメになるのは1000匹に1匹だそうで、生き抜いていくのは、本当に過酷な道のりなんですね。
さて次回は、いったん酒を飲みだしたら、何軒かはしごしないと気が済まないという男のお話です。
さすがの喪黒さんも、付き合いきれなかったようですが・・・?

 

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