アイカツ!2ndシーズン 第74話のあらすじ・ネタバレ・感想~卒業って寂しい~ | VODの殿堂

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アイカツ!2ndシーズン 第74話のあらすじ・ネタバレ・感想~卒業って寂しい~

   
 

タイトル:アイカツ!2ndシーズン 第74話 ー桜色メモリーズー
放送局:テレビ東京ほか
アニメーション制作:サンライズ
キャスト:星宮いちご:諸星すみれ/霧矢あおい:田所あずさ/紫吹 蘭:大橋彩香/音城セイラ:石原夏織/冴草きい:秋奈/星宮りんご:能登麻美子/星宮らいち:瀬戸麻沙美/光石織姫:松谷彼哉/ジョニー別府:保村 真
視聴VOD:dアニメストア(2018年06月15日時点で視聴可)

3月になり、ついにいちごたちがスターライト学園中等部を卒業する日が近づいてきました。
織姫より卒業アルバムの制作を任されたいちご、あおい、蘭は、忙しい仕事の合間を縫って3年間の思い出をアルバムにまとめていきます。
いちごたちは、集まったたくさんの写真を見つめながら思い出を語り、卒業までのわずかな時間を楽しんでいました。

しかし、そんな卒業生たちをさくらは寂しそうな顔で見つめていたのでした。

羽ばたいていく卒業生と、残される後輩の気持ちになってみてください!
2ndシーズンの中で、何度見ても涙がこぼれるストーリーです。

『アイカツ!』2ndシーズン配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年10月17日(木)時点のものです。
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あらすじ

卒業の季節

(スターライト学園にも、卒業の季節がやってきました。)

ある日、いちご、あおい、蘭は織姫に学園長室に呼ばれ、卒業アルバムの編集をやってほしいと依頼された。
もうすぐ自分たちがスターライト学園を卒業する、という事実に感慨深げになりながらも、【中身が濃くて全員の写真がバランスよく配置された、すっごく笑える卒業アルバム】を作るために行動を開始したのである。

さっそくいちごたちは、友人たちに声をかけ、3年間の写真を集め始めることに。
卒業という単語に、しんみりした雰囲気になりながらも写真を持ってくることを承諾してくれたのだ。

「という、この光景も抑えてっと!」

あおいのアイカツフォンに、また1枚スターライト学園で過ごす仲間たちの姿が記録された。

おしゃもじ

いちごとあおいの部屋に、たくさんの写真が運び込まれる。

その写真を眺めていると、あちこちにおしゃもじが映っていることに気が付いた。

それがスターライト学園に入学する時いちごが自宅から持ってきたおしゃもじで、いちごがアメリカに行っているあいだ、お守り代わりにいろんなアイドルがおしゃもじを手にしていたらしい。

「お守り代わり??」

「お弁当屋のいちごがアイドルになることを決意した時の、ご利益のあるおしゃもじだって!」

あおいの言葉に、アメリカに行っている間、だれも自分を忘れていなかったということを知って、いちごは「嬉しい!」と満面の笑みを浮かべたのであった。

それから、卒業アルバム作りが本格的にスタート。
あおい監修で、入学した時から順番に季節が巡っていく様に、そして全員の写真が平等にアルバムに載るように編集を進めていく。
その途中、激励に来たおとめとユリカがおしゃもじの映った写真を発見する。

「スターライトクイーンカップの時の写真です!」

「本当だ!懐かしいな…。」

「あ、これ蘭がおしゃもじ持ってる!」

いちごも写真の中から、おしゃもじを持った蘭を発見する。
それは、蘭が【SPICY AGEHA】のミューズになるためのオーディション前に撮影されたものだった。

「私の代わりに、おしゃもじが何でも見てたんだなぁ…。」

いちごが写真を見つめながら、しみじみと呟く。

「そういえば、このおしゃもじって今どこにあるんだろう?」

写真にたくさん写ったおしゃもじだが、現在行方が分からなくなっていることをあおいが告げ、いちご以外の人間が頭をひねるが結局誰もおしゃもじの所在を知らなかったのである。

「あ、美月さん。」

そんな時、蘭が写真の中からおしゃもじを持った美月の写真を発見する。

それはいちごたちが中等部2年の夏、【STAR ANIS】のサマーツア―で撮影された写真である。
美月はおしゃもじに「明日が晴れますように。」と祈りをささげていたそうだ。

「卒業アルバム…いつか見てほしいな。」

蘭の言葉に、その場にいた全員が大きく頷く。
尊敬する先輩に見てもらうためにも、まずます気合を入れて卒業アルバムの制作をすることを決意するいちごたちを、ドアにつけられた窓からさくらが複雑な表情で見つめていた。

羽ばたくということ

忙しい仕事の合間を縫って、いちごたちは卒業アルバム作りを続けていた。
何度も何度も写真を入れ替えながら、素敵な卒業アルバムを作ろうと頑張る3人の元にかえでとしおんが差し入れを持ってやってくる。
2人は膨大な写真を整理する3人にねぎらい言葉をかけるが、いちごは「卒業してもずっとアルバム作りをやっていたい!」と口にするほどアルバム作りを楽しんでいるようだ。

「でも…本当に卒業なんだよね。全員が全員、高等部にいくわけじゃないだろうし、会えなくなっちゃう子もいるんだなぁ…って。」

「それにもっと仕事が忙しくなって、会いにくくなるかもしれないし。」

しおんの言葉に、あおいが続く。
スターライト学園には高等部があるけれど、今ある生活と同じ生活を送れるわけではなかった。

「やっぱり、今の生活とはお別れなのよね。」

しおんの感慨深い言葉に、いちごたちの表情も寂しげなものに変わる。

「お別れ…。」

「みんな…それぞれに自分の道を見つけた3年間だったのかな…。」

整理整頓された写真の束を見つめながら、いちごがそう呟くと「みんな、いい顔してる。」と、かえでが同意。

「そうだよね。素敵な中学生活だった!」

それから、編集が終わったアルバムを持って、いちごたちは学園長室へ。
その途中、さくら主導で後輩たちが送る言葉を練習している姿を目撃した。

卒業式

そして、いよいよ卒業式の日を迎え、会場には卒業生の家族がたくさん来校していた。

『只今より、スターライト学園中等部の本年度卒業式を執り行います。それでは在校生から卒業する先輩への送る言葉です。』

そんなアナウンスを聞きながら、いちごたちは心配そうな顔でステージを見つめている。

「卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。」

ステージに立った後輩を代表して、さくらが最初に言葉を発する。
それから後輩たちが一人ずつ、練習した通りに贈る言葉を告げていくのだが、さくらの番でそれは止まってしまう。

「先輩方が卒業してしまうのは…寂しいです。」

さくらの瞳は涙で輝きをまし、溢れ出るそれをこぼさないように、さくらはギュッと手を握り占めた。

「先輩方が残してくださった輝ける勇気…そして、希望を…、胸に…っ。」

しかし、大好きな先輩が卒業してしまう寂しさを堪えることができず、さくらの瞳からボロボロと涙が溢れてしまった。
そんなさくらを共にたった同級生も、先輩たちも祈るような気持ちで応援していた。

「頑張れ…さくらちゃん。」

そんないちごを始めとした先輩たちの気持ちが届いたのか、さくらは涙を振り払って続きを口にする。

「先輩たちのように、輝き続けてまいります!!」

「ですから、どうか私達の事はご心配なさらず、キラキラ未来に向かって…っ、羽ばたいて、くだ…っ。」

しかし、それでも涙は止まることなくあふれ続け、最後の言葉を告げられなくなってしまったのだが、隣に立った同級生たちが、「ください。」と言葉を繋げたのである。
そんな同級生たちの優しさが、さくらの涙を吹き飛ばした。

「っ…卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!」

さくらの懸命な姿に、彼女をよく知るいちごたちは笑顔のまま大粒の涙をこぼし続けた。
それから、卒業生代表としておとめが後輩たちに向かって言葉を贈る。

「私たち卒業生は、スターライト学園中等部でのかけがえのない思い出を胸に、今日ここから巣立ちます。」

卒業生が一斉に立ち上がり、ステージを背に向ける。

「みんなで、うーんっと高く羽ばたいて行こう!」

そしていよいよ、スターライト学園卒業ステージが幕を上げた。
ステージに上がるのは、在校生代表のさくらと、卒業生代表のおとめである。
2人が着るのはスクールドレス、歌うのは【オリジナルスター】だ。

在校生代表、つまり成績優秀者であるさくらは、スターライトクイーンであるおとめに負けず劣らずの歌とダンスを披露するが、踊っている途中で感極まってしまいダンスが止まってしまった。

しかし卒業式のように泣きだすことはせず、涙を振り切って笑顔を見せる。
その視線の先には、まるでさくらにエールを送るように踊り出した生徒たちの姿があったからだ。

さくらはその後、おとめと共にスペシャルアピールもバッチリ決め、卒業ステージを盛り上げることができたのである。

おしゃもじの行方

卒業ステージを終え、会場の外で涙するさくらにいちごたちが声をかける。
すると振り返ったさくらの手に、あのおしゃもじが握られていた。

なんとおしゃもじは、巡り巡って今はさくらの手の中にあったのである。
さくらはおしゃもじと共に、いちごたちのアイカツを受け継ぐことを約束。

「でも…でも…先輩方にもうあまりお会いできないかと思うと…。」

さくらは再び大粒の涙を流して泣き始めてしまう。
そんなさくらを見て、あおいと蘭が困ったような表情を浮かべながら、ある事実を告げた。

「高等部って、中等部のすぐ裏だから。」

「もう100歩でついちゃうよ!」

「100歩はムリでしょ?」

そう言いながら笑い合う3人に、悲しみにくれたさくらの顔にも笑顔が宿った。

いちごたちは今日、スターライト学園中等部を卒業する。

しかし彼女たちのアイカツは、まだまだ熱く輝き続けるのであった。

感想

第74話は何度見ても同じシーンで涙がこぼれます。
さくらが涙ながらに先輩に言葉を告げるシーンと、涙が溢れて踊れなくなったさくらに生徒たちが一緒に踊るという方法でエールを送るシーンです。
1stシーズンから見ていると、アイカツのCGライブは本当に進化していて、観客席にいる生徒たちがさくらと一緒に踊るシーンは1stシーズンだとできなかったと思います。
さらにCGライブで流れた【オリジナルスター】は本当にアイカツを象徴する曲で、「卒業ステージで流すなんてずるい!!」って思いつつ、毎回泣きながら見ています(笑)

今回、先輩を見送ったさくらは、1stシーズンで先輩のいちごからスターライト学園やアイドルについて学び、おとめが結成した自主ユニット【ぽわぽわプリリン】と、のちに3つのユニットで結成された【STAR ANIS】に、唯一1年生で参加しています。
スターライト学園を去った美月とも、卒業していく先輩たちとも結びつきが深かったさくらの気持ちを考えると、残される者の寂しさと、それでも笑顔で先輩を見送りたいという複雑な感情が伝わってきて、もう涙なくしては第74話を視聴することができません。
とはいえ、いちごたちはスターライト学園を去るわけではなく、高等部に進級するだけです。
学び舎もそのままですから、さくらとの交流はほんの少し減ってしまうというオチで涙もかわいてしまいました(笑)

さて、次回は短いオフシーズンに突入です。
いちごたちは1stシーズンで行くことができなかった温泉旅行に出かけ、他のアイドルたちもオフを楽しんでいるのですが、その先々でシークレットライブの情報を入手することになります。
はたして、いったい誰のシークレットライブなんでしょう?
気になります!!

 

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