タイトル:アイカツ!2ndシーズン 第73話 ーハッピィ☆アイドルフェス 2nd Day!ー
放送局:テレビ東京ほか
アニメーション制作:サンライズ
キャスト:星宮いちご:諸星すみれ/霧矢あおい:田所あずさ/紫吹 蘭:大橋彩香/音城セイラ:石原夏織/冴草きい:秋奈/星宮りんご:能登麻美子/星宮らいち:瀬戸麻沙美/光石織姫:松谷彼哉/ジョニー別府:保村 真
視聴VOD:dアニメストア(2018年06月15日時点で視聴可)
【スタードリームフェスティバル&カーニバル】の2日目がスタートするのですが、あるハプニングが発生していました。
なんと、スターライトクイーンであるおとめのステージがタイムテーブルに載っていなかったのです。
ステージの予定を組んだおとめ曰く、「すっかり忘れていた。」とのことでした。
仲間たちはおとめをなんとかステージに上げようと奔走しますが、会場中を走りまわるおとめをなかなか捕まえることができません。
はたして、おとめはスターライトクイーンとして【スタードリームフェスティバル&カーニバル】のステージに上がることができるのでしょうか?
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あらすじ
ハプニング
「おとめの出番がないってどういこと!?」
らいちからもたらされた情報で、おとめの出番がないことを知ったいちごたちはおとめ御殿に詰めかけるが、肝心のおとめはニコニコと笑みを浮かべるだけだった。
「おとめ、これ自分で作ったんだろう?」
蘭の質問に、おとめは困ったように眉をへの字に寄せ理由を説明する。
「みんなのステージの事で頭がいっぱいで、うっかり自分の出番入れるの忘れちゃいました!」
しかしおとめは自分がステージに立てなくても、完璧なタイムテーブルを作ることができたと満足していた。
準備はすでに終了しており、「今さらタイムテーブルを変更できません。」とはっきりと告げたのである。
だが、仲間たちはおとめもステージに上がってほしいと考えており、なんとかタイムテーブルを変更できないかと頭をひねる。
「ぽわプリのステージにして、3人でステージに立つのもアリだと思う。」
「そうですわね!」
ぽわぽわプリリンのメンバーである、しおんとさくらが言うと、おとめがそれに待ったをかける。
「だめなのです。これはおとめがフェスティバルを盛り上げるために考えた【完璧なタイムテーブル】なのです。変えちゃだめなのです。」
「だけど…スターライトクイーンがステージに立たないなんて…。」
「そうなのです!おとめはスターライトクイーン!スターライト学園の女王様なのです。」
あおいの言葉に、よくわからない演説を始めたおとめに一同はぽかんを口を開ける。
「これは女王様が決めた、女王様のタイムテーブル。みんなおとめ女王様の言うことをちゃんと聞いてくださいね!」
結局、いちごたちの説得もむなしく、おとめはタイムテーブルの変更を認めなかったのだ。
しかし、スターライトクイーンであるおとめのステージを見たいと考えた一同は、明日協力しておとめをステージに上げようと決意したのであった。
スタードリームフェスティバル&カーニバル2日目
前日のドリームアカデミーと同様に、スターライト学園に大勢のお客とテレビ局のカメラマン、ドリームアカデミーのアイドルたちが訪れ、フェスは盛り上がりを見せている。
おとめはスターライトクイーンとして、アナウンサーのインタビューに答えたり、ステージやイベントで使う道具を運んだりと、学園中を走り回っていた。
一方、スターライト学園を訪れたセイラ達はユリカのステージを見た後、学園の歴代トップアイドルの銅像が飾られた部屋を訪れる。
そんな4人に、織姫、ティアラ、そしてジョニー別府が声をかける。
「みんな、よく来てくれたわね。」
そう声をかけた織姫に4人は挨拶をした後、それぞれフェスの感想を口にする姿から、スターライト学園のフェスを満喫している様子が伺える。
そんな4人に、ジョニー別府は「大きな問題が起きている。」と肩をガックリ落として告げたのだった。
事情を知った4人は、おとめを探すユリカたちの元を尋ねることに。
ユリカたちは空いた時間におとめを捜索しているそうだが、一カ所に留まらず、会場中を走り回っているおとめをなかなか捕まえることができないらしい。
「私達も探す。」
そう言い始めたのは、意外なことにそらだった。
「おとめちゃん、今日のために一生懸命だったんでしょう?昨日だって…。」
マリアは昨日、おとめが【完璧なタイムテーブル】が完成したと喜んでいたおとめのことを告げる。
もちろん、おとめが誰よりもスターライトアイドルフェスを盛り上げようとしていたことは、ユリカたちにも伝わっていた。
「私の、かえでイリュージョンまぐろ解体ライブに使うまぐろを仕入れてくれたり…。」
「私の、ヴァンパイアロックナイトで使う完熟トマトを収穫してくれたり…。」
「私のためには、さくらと一緒にお花見しましょうのために、高い崖の上にあるお花を収穫してきてくださったり…。」
「私の一人芝居、スターライト殺人事件、名探偵しおん大活躍の大道具を作ってくれたり…。」
他にも、フェスのラストを飾るいちごたちのステージの演出を手掛けたり、フェスを盛り上げるため、おとめは日々奔走していたのである。
その話を聞き、きいにある疑問が浮かぶ。
タイムテーブルがすでに決まっていても、ぽわぽわプリリンでステージに上がればいいのではないか、ということだ。
「ファンの人達から、私達ひとりひとりのステージを見てみたいというお声を、たくさんいただいたのです。」
「せっかくのフェスティバルだから、いつもとは違うことをやってみようっておとめが言ったの。」
ここまでの話を聞いたセイラは、「有栖川おとめがここまで頑張るのは、スターライトクイーンだからか?」と尋ねる。
「はい。今回のフェスを行うにあたって、おとめ様は思い出されたのです。」
そう語り始めたのは、その時を共に過ごしたさくらだった。
おとめが思い出したのは、1年前に行われた【STAR ANIS】のサマーツア―の日々のこと。
ツアーの真っ最中、台風によってスタジアムが停電し、アイカツシステムが使えないと言うトラブルに見舞われたのだが、当時のスターライトクイーンである神崎美月はメンバーの特技を生かした演出で観客を沸かせ、ステージを最高に盛り上げたのである。
おとめは、そんな観月の後を継いだスターライトクイーン。
だからこそ、美月のようにみんなを導いてフェスティバルを盛り上げたいと頑張っているのだ。
「おとめが張り切る理由がもう一つ。」
「私達はもうすぐ中等部を卒業するから。」
「そう、さくら以外は私達みんな、スターライト学園中等部をgraduate!卒業!」
おとめはスターライト学園で過ごした3年間の総仕上げとして、フェスティバルを盛り上げて成功させたいのだ。
しかしおとめの気持ちがわかるからこそ、仲間たちはおとめにも中等部の総仕上げともいえるステージに立ってほしかったのである。
「行こう!おとめを探しに!」
仲間たちは控え室を飛び出し、おとめを探しに出かけて行った。
完璧なステージとは
仲間たちは連絡を取り合い、おとめを探して学園中を走り回るが、おとめの姿は一向に掴めなかった。
時期に夕方になり、スターライト学園を訪れているファンの中におとめの名前がタイムテーブルに載っていないことに気が付く者たちが出てきて会場は騒然としている。
残されたステージの数もわずかで、いちごたちの表情にも焦りが浮かんでいた。
そんな時、おとめを探して学園中を走るいちごたちは、初めておとめに出会った噴水に辿りついていた。
「ここだったね。初めておとめちゃんに会ったの。」
初めて会ったとき、おとめは噴水に現れた虹を捕まえようとして落ちたところをいちごたちに発見されたのだ。
「おとめちゃん…。」
いつまでたっても見つからないおとめを想い、感傷にふけっている3人の耳におとめの声が聞こえてくる。
おとめはメガフォン片手に、しおんのステージの宣伝をしながら歩いていたのだ。
「いたー!!」
いちごたちはおとめに駆け寄り、「おとめちゃんも出よう。」と手を握り、ともにステージに上がろうと声をかける。
「それはだめだと言ったじゃないですか。タイムテーブルどおりに進めるのです。」
いつものホワホワとした口調ではなく、おとめはハッキリとステージに上がることを拒絶。
おとめがタイムテーブルにこだわる理由、それは観客だけではなく、大好きなスターライト学園の人たちに楽しんでもらいたいという一心からだった。
「じゃあわざと自分の出番入れなかったの?」
あおいの質問に、おとめがメガフォンで軽く自分の頭を叩きながら「それはうっかり忘れちゃっただけです。」と答える。
「いちごたんたちのステージは完璧なのです。今さらおとめが入ったら壊れちゃうのです。」
そう言って、一緒にステージに上がることができない、と告げるおとめに、いちごが一歩歩み寄る。
「私ね、昨日のセイラちゃんたちのステージを見て思ったんだ。ひとりひとりの音が重なって、強くなって、素敵だったよね。」
「私達の音も重ねてみようよ!」
「絶対強くなる!」
いちごの言葉に、あおいと蘭も続く。
そしてダメ押しとばかりに、あおいは手に持っていたアイカツフォンの画面をおとめに見せる。
そこにはおとめのステージを待ち望むファンの気持ちが溢れていた。
「さっき言ったろ?このフェス、お客様にも私達にも楽しんでほしいって。」
「私、おとめちゃんが一緒の方が楽しい!」
「私も!」
大勢のファン、そして目の前にいるいちごたちの言葉を聞いて、ようやくおとめもステージに上がる決意を固めたようで、笑顔で大きく「はい!」と頷いたのである。
ハッピークレッシェンド
4人はフィッティングルームの前に立ち、それぞれのスクールドレスをセット。
歌うのはセイラ達と同じ【ハッピークレッシェンド】だ。
突然4人でステージに上がることになったものの、ずっとアイカツを共にしてきた絆のおかげでステージは大成功で幕を下ろした。
そして2日間開催された【スタードリームフェスティバル&カーニバル】もいよいよ閉幕を迎え、いよいよどちらがより盛り上がったのか結果発表が行われる。
「集計結果が出た模様です。」
「なんと!わずかな差でスターライト学園の勝利だ!!」
これまで引き分けという結果ばかりだった対決に、ようやく決着がついた瞬間であった。
制服がちがっても
閉幕の花火を見つめながら、その場にいた一同は終わりを迎える寂しさを感じていた。
「まだまだ続けたいって感じ。」
「じゃあもう少し楽しんじゃう?」
あおいの言葉にいちごは何か閃いたようで、隣に立つセイラの元へ向かう。
「セイラちゃん。ハッピークレッシェンド、歌詞にあったよね。制服が違っても、きっと気持ちは一緒!」
「ああ!ユニット名はどうする?」
「あれしかないよ!」
「「ドリームスター!!」」
新しい風
「新しい風が、アイドル界に吹き始めたわね。」
「はい、これから風を起こしていくのはあの子たちと、そして…。」
ステージの遙か後方から、美月が8人のステージを見つめていた。
「私と、私の送り出すアイドルを待っていて。」
感想
【スタードリームフェスティバル&カーニバル】が終わり、これでスターライト学園VSドリームアカデミーというストーリーに一旦ピリオドが打たれます。
このフェスティバルで歌われた【ハッピークレッシェンド】という曲は、スターライト学園とドリームアカデミー、双方の生徒目線で書かれた歌詞が特徴で、子供たちにも大人気の曲でした。
歌詞の中に「制服が違っても、きっと気持ちは一緒。」という歌詞があるのですが、これからの物語はスターライト学園とかドリームアカデミーという立場は関係なく、大きな壁に立ち向かっていくお話になります。
さて、今回の【スタードリームフェスティバル&カーニバル】では、おとめが一生懸命ステージを盛り上げようとしていましたね。
本編にもありましたが、おとめはあの神崎美月の後を継いでスターライトクイーンになりました。
スターライトクイーンは、中等部で最も力のあるアイドルが君臨するものであり、美月は中等部1年からずっとスターライトクイーンの座を他に譲ることはなかったのです。
そんな偉大な先輩の後を継げるのは、星宮いちごを除いて有栖川おとめしかいなかったと思います。
おとめ以外のキャラクターでは、【神崎美月の次】というプレッシャーに勝てなかったと思うからです。
天真爛漫なおとめでも、今回は少々シリアスな口調で話をするくらいですから、やはり神崎美月は重い存在なのでしょう。
そんな神崎美月が、今後活動を開始します。
本格的な活動は第75話からになりますが、スターライト学園がドリームアカデミーが協力して立ち向かわなければいけない強敵になること間違いなしです!
今後の展開はますます気になるところですが、次回は卒業式のお話です。
スターライト学園中等部を羽ばたいていくいちごたち、残されるさくらの姿に、毎回涙がぼろぼろ溢れてきます。
次回はハンカチを持って、あらすじを書きますのでお楽しみに!

小学生と幼児のママ。常に娘のコスネタを模索中。育児のストレスはアニメ鑑賞と妄想でリカバリー中。今のブームは型月&刀剣乱舞。
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