「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第56話のあらすじ・ネタバレ・感想~ちぃちゃんじゃなかった?~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第56話のあらすじ・ネタバレ・感想~ちぃちゃんじゃなかった?~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第56話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、吉村ようなど
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)

奥さんの尻に敷かれている、気が弱い木原志佐雄がアバンチュールを求めて温泉街にやってきます。
しかし、勇気が出ずにそのまま帰ろうとした木原志に、声をかける喪黒。
木原志は、喪黒に連れて行かれた旅館にいた、ちいちゃんという芸者に一目ぼれをしてしまいます。
果たして、木原志の運命は?

「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第56話のあらすじです。

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あらすじ第56話 温泉奇行

気晴らしに来た?

サラリーマンの木原志佐雄(きばらしさお・46歳)は、出張の帰りにふらっと温泉街に来る。
駅についたが、どっちへ行ったらいいのかわからず、佇んでいる。
「旅館をお探しですか?」といきなり声をかける喪黒。
木原志は「ええ?あなたは、旅館の客引きですか?」と聞く。

喪黒は「いいえぇ、ただの旅の者です。私も1人でこの温泉に来たのです。よろしかったら、ご一緒しませんか?」と言う。
「ええ、でも・・・。」と言う木原志。
喪黒は「あなたのことはわかってますよ。出張で近くの町まで来て、その帰りにふと1人でこの温泉街にやって来たのでしょ?」と言う。
木原志は「どうしてそれを?」と聞く。
喪黒は「オーッホッホ、私は何でもお見通しです。とにかく私についてらっしゃいな」と言って歩き出す。

喪黒は木原志を、“幻怪亭”と書かれたかなり古い旅館に案内する。
「ごめんください」と入って行く喪黒。

不気味な暗い廊下を、仲居の後に続いて歩いて行く。
“夢之間”と書かれた部屋が、木原志の部屋で「部屋は別々に取ってあるから、ゆっくりして下さい」と言う喪黒。
木原志は「ええ?こんな広い部屋を1人で?」と不安そうに聞く。
喪黒は「部屋代はご心配なく、割安にしてもらいましたから。食事まで時間がありますから、ひとっ風呂浴びましょうや」と言う。

妻そっくり

温泉に浸かった喪黒は「いやぁ、いい湯ですなぁ。たまに浮世を離れて温泉に入ると、寿命が延びるようですねぇ」と、上機嫌の喪黒。
木原志は「あなたは、一体」と言う。
「いやぁ、これは申し遅れましたが、私こういうものです。この名刺はウォータープルーフになっています」と、風呂の中から名刺を持った手を出す。
木原志は「あ、はぁ」と言って名刺を見る。
喪黒は「私は、心の寂しい方をお助けするボランティアなのです」と言う。
「それが、どうして私に?」と聞く木原志。
喪黒は「さっき、立っていたあなたの後ろ姿から、寂しさのオーラがメラメラ昇っていたからですよ。あなたは、出張の後、味気ない家に帰る虚しさに、ふと、この温泉のある駅へ降りた。一夜のアバンチュールを求めて」と話す。
木原志は、赤くなって「ち、違います。私はただ旅の疲れを取るために、温泉に浸かって行こうと思っただけですよ」と弁解する。
喪黒は「ま、それなら、そういうことにしときましょう。とにかく今夜はパァーっとやりましょうよ。芸者でも呼びますか?」と言う。
「ちょっと待って下さいよ、私は温泉情緒をですねぇ」と言いかける木原志。
喪黒は「私にお任せ下さい」と言って、温泉から上がる。

「ま、とにかく1杯やりましょ、乾杯!」と言って飲む喪黒。
木原志も「どうも、よろしく」と言って飲む。
喪黒が、パンパンと手を叩くと「はーい」と女性の声がして襖が開く。

「こんばんは」と、芸者が2人入ってくる。
木原志の前に来た芸者が「おひとつどーぞ」と酒を注いでくれる。
恥ずかしくて顔が見れない木原志は「どうも」とうつむいて酒を飲む。
「ご返杯いただけない?」と言う芸者。
木原志は、慌ててお銚子を持ち「あ、どうぞ、どうぞ」と顔を見る。

「あーーー!き、君は」と驚く木原志。
芸者の顔があまりにも妻にそっくりで、こんなところにいることがバレて妻に怒られたような気になり「すいません、すいません」と謝る木原志。
喪黒が「木原志さん、木原志さん、どうしました?」と心配する。
木原志は「あ、あの女房が・・・。」と芸者を指さす。
喪黒は「オーッホッホ、そのお姉さん、そんなに奥さんそっくりなんですか?」と聞く。
木原志は「そうなんです。もう生き写しで」と言う。

きれいなちぃちゃん

喪黒が「しかし、こんなとこまで来て奥さんそっくりな人と飲むんじゃ、しらけるでしょう?」と言う。
芸者も「そりゃそうだわね~、ちぃちゃん、こちらのお相手して差し上げて」と、もう一人の芸者を呼ぶ。

ちぃちゃんは、若くてとてもきれいな芸者だった。
「ちぃちゃんは、ここの売れっ子ナンバー1なんですよ」と言う妻似の芸者。

ちぃちゃんに、お酌をしてもらって飲む酒は格別だった。
「君もどうかね?」とお銚子を持つ木原志。
ちぃちゃんは「じゃ、これで」とコップで受ける。
なかなかいい飲みっぷりのちぃちゃん。
木原志も気持ちよくなり、コップで飲む。
すっかり、酔いつぶれた木原志、目覚めると自分の部屋にいた。
喪黒が1人ビールを飲んでいる。
「あ、あの、ちぃちゃんは?」と聞く木原志。

喪黒が「あの若い芸者さんですか?あの子はあなたと飲み明かすと張り切っていたのに、あなたが酔いつぶれたので、帰りましたよ」と言う。
「はぁー」とため息をついて、残念がる木原志。
喪黒は「でもあの子、あなたのことが気に入ったらしく、とても残念がってましたよ」と言う。

喪黒の勧め

木原志は「私も飲み明かしたかった。お恥ずかしい話ですが私、女房以外の女性を知らないんです。先ほどあなたが言ったように、アバンチュールを求めてこの温泉に来たんです。でも、やっぱり何も起きませんでした」と寂しそうに言う。
喪黒は「木原志さん、そんなことちっとも恥ずかしいことじゃありませんよ。男なら当然のことです。諦めちゃいけません。私にお任せ下さい。あなたの長い間の望みを叶えて差し上げましょう。ここへ来たのも、何かのご縁、私があなたのために、一夜の花を咲かせましょう。ドーーーーン」と指をさす。

木原志が部屋で寝ていると、静かに襖が開く。

「おじ様、私飲みに来ちゃった」と、ちぃちゃんが入ってくる。
木原志は「ちぃちゃん!」と嬉しそうに言う。
ちぃちゃんは「うふふ、今夜は一晩中、お相手してあげるわ」と言う。
木原志は「それは嬉しいけど、もうお酒がないよ」と言う。
「あらぁ、こんなにあるじゃない」と言うちぃちゃん。
いつの間にか、木原志の布団の周りに、酒やビールがたくさん置いてある。

「じゃ、かんぱーい」とコップ酒を飲む、木原志とちぃちゃん。
どれくらい飲んだのか、気がつくとすっかり夜は明けている。
「お目覚めですか?」と声がする方を見ると、ちぃちゃんが後ろを向いて座っている。
木原志は「ちぃちゃん!昨夜のことは夢じゃなかったんだね?」と言う。
「私は、ちぃちゃんと違いますよ」とさっきより声が低くなる。

振り返ると、妻そっくりの芸者が、昨夜のちぃちゃんと同じ服を着ている。
「き、君は!」と、驚く木原志。
芸者は「昨夜はありがとうございました。一晩の花代として、10万円頂きます」と言う。
青くなる木原志。

喪黒は「温泉に行くとつい飲みすぎて、羽目を外し己を見失いがちですねぇ。でも長年のアバンチュールの夢が叶ったんですから、10万円ぐらいのお金はどうってことありませんよね~。オーッホッホッホ」と笑う。

感想

木原志さんは、長年奥さんの尻に敷かれ、言いたいことも言えずに我慢してきたみたいです。
だから出張のときはここぞとばかりに、ちょっとした隙間があれば羽目を外したいと考えていたんですね。
今回も、温泉街に寄ってしまいました。
怖い奥さんもいないし、こんなときに遊ばないと、いつ遊ぶんだって感じでしょうか。
ですから、温泉街に寄った時点で木原志さんの浮気心は、メラメラと燃えていたということです。
これだけで、奥さんにバレたらとんでもないことなんです。
それを覚悟の上で、せっかく寄ったのに1人でほっといたら、勇気が出ずにまた何事もなく帰った木原志さんだったでしょうから、喪黒さんがお節介をしてしまったんですね。
喪黒さんのことですから、わざと木原志さんの奥さんに似ている芸者さんがいる旅館を選んだんでしょう。
だから、夜中にちぃちゃんが入ってきて、木原志さんに少しの間楽しい思いをさせて、実は、妻を連想させる芸者さんだったということにしたのではないでしょうか?
そうすれば、木原志さんのショックも倍増ですからね。
ちぃちゃんは、本当に木原志さんの部屋にきたのかということですが、おそらく来てないでしょうね。
最初の酒に、幻覚症状を起こさせるような薬でも混ぜていて、妻に似た芸者さんがちぃちゃんに見えるようにしたのではないかと思います。
いずれにせよ、10万円で済んだのは、ラッキーな方ですよね。
次回は、イージードライバーの浦成さんの再登場です。
浦成さん、無事に免許は取れたようなんですが・・・?

 

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