タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第53話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、阪脩など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
73歳の会社社長、出雲若志は、人から顔は50代に見えると言われ、それを自慢しています。
しかし、肉体の衰えはどんなに鍛えても、どうにもならず悩みます。
喪黒に相談すると、魔法の鉄アレイを渡され、これで鍛えた出雲は再び若さを取り戻すのですが・・・?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第53話のあらすじです。
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あらすじ第53話 老顔若体
見栄を張る出雲
会社社長の出雲若志(いづもわかし・73歳)は、同年代の老人とゴルフコースを回る。
「いやぁ、お見事でした。私ら、ついて行くのがやっとです」
「ご迷惑おかけしましたな」
とそれぞれ気にしている。
出雲は「いや、こちらこそ。あと、ハーフくらい行けば調子が出て来るんですがね」と言う。
老人たちは「え?あと、9ホールもですか?」と驚く。
「ええ、僕はいつもあとワンハーフやることにしてるんですよ」と、素振りをして見せる出雲。
老人は口を揃えて言う。
「わしらには、ついて行く体力がありませんよ。出雲さんはお見かけだけでなく、本当にお若いですな」
「とてもわしらと、同年代とは思えませんな。どう見ても50代ですよ」
出雲は得意げに「いやいや、よく言われます」と言って、二の腕を見せる。
更衣室で、椅子に座り込む出雲。
「はぁ、疲れた。ほんとにあとハーフなんて回ってたら、ぶっ倒れてるよ」とため息をつく。
その時、後ろから「お疲れですか?」と喪黒が来る。
びっくりした出雲は「なんだね?君は!」と聞く。
喪黒は「オッホッホ、失礼しました。私セールスマンです」と名刺を渡す。
出雲は「セールスマンが私に何を売りつけるつもりかね?」と聞く。
「お見受けしたところ、あなたのココロの中はスキマだらけのようですな」と言う喪黒。
出雲は「余計なお世話だ、君に用などない」と言うが、体はよろけてしまう。
喪黒が支え、「おっと危ない、膝が笑ってますよ。笑う膝には“喪黒シップ”」と出雲の膝にシップを貼る。
「今日のところは失礼致します。が、近いうちにまたお会いしましょ。オーッホッホッホ」と立ち去る。
本音を打ち明ける
家に帰った出雲は風呂に入り、自分の体を鏡で見て愕然とする。
「醜い・・・顔の若さとは裏腹にどんどん70代の老人の体になっていく」とつぶやく。
さっきの老人たちに“なんだ、やっぱり無理してたのか”と言われるところを想像して、「くそっ、ウエイトトレーニングを倍にするぞ」と1人で意気込む。
出雲は、ジムに通い、無理なトレーニングをして左腕の筋を痛めてしまう。
痛い左腕をおさえてジムを出ると、喪黒に会う。
「おや、奇遇ですね。お疲れのようですな、その辺で一休みしませんか?」と声をかける喪黒。
バー“魔の巣”へ行く。
喪黒が「ほう、73ですか。どう見ても50代にしか見えませんが」と言う。
出雲は真面目な顔で「見かけは、50過ぎてからずっと変わらないんです。同年代の者が、年を取っていくのにと考えると内心得意でした。ところが最近、体力が急激に衰えてきたんです。顔がいくら若くても、体は紛れもなく70歳の老人ですよ」と腕をさする。
喪黒は「それで、鍛えるためにジム通いですか?」と聞く。
「ええ、でもちょっと運動しただけで筋を痛めてしまいました。漢方や鍼やケーフィアも、この老化現象を止めることはできません。毎日、風呂に入るたびに、自分の裸を見て絶望的になるんですよ。若い頃の体を取り戻したい・・・。はぁ~」とうなだれる出雲。
喪黒は「わかりました。あなたの体に若さを蘇らせてあげましょう。さぁ、これをどうぞ」と、喪黒の顔が付いた鉄アレイを差し出す。
自分の体に恋をする
出雲は「何です?ただの鉄アレイじゃないですか。冗談はやめて下さい」と言う。
「“マッスルマッスル、私の体ムキムキになぁれ”と、念じながら朝夕13回ずつこれを振るのです」とやってみせる喪黒。
出雲は「はぁ?バカバカしい」と苦笑する。
喪黒は「“マッスルマッスル、私の体ムキムキになぁれ”と念じるのです!ドーーーーン」と指をさす。
それから、喪黒に言われた通り「マッスルマッスル、私の体ムキムキになぁれ」と言いながら鉄アレイを振る出雲。
その様子を外から見ている喪黒。
老人たちと、ゴルフのコースを回る出雲は、前にも増して若々しくなっている。
老人が「おー、すごい!まるでジャンボみたいですな」と驚く。
「ハッハッハ、トレーニングをして体を鍛えましたからね。いくつになっても肉体改造に挑戦する、それが若さを保つ秘訣ですよ」と二の腕を見せる出雲。
老人は「は~、とてもついて行けん」と呆れる。
出雲は「体が若返ると、精神も若返る。私はこれから年齢に逆走してどんどん若返りますよぉ。ハッハッハッハ」と笑いながら走って行く。
ゴルフコースの中に、喪黒が立っていて「いかがですか?マッスルアレイの効果のほどは」と聞く。
出雲は「喪黒さん、いやぁ、体の筋肉がぐんぐん戻ってきましたよ。毎日朝夕、トレーニングを欠かしたことはありません。あれを見て下さい」と自分が飛ばしたボールを指さす。
「おお、すごいパワーですな。しかし、ほどほどにして下さいね。あのマッスルムキムキ運動は、自然に逆らっているんですから」と教える喪黒。
出雲は「こんなに効果があるのにどうして?」と聞く。
喪黒は「体が若いとどうしても無理をしがちです。ゴルフくらいなら構いませんが、例えば若い女の子と恋をして、いっぺんに精力を失うと、大変なことになりますから気をつけて下さいね」と忠告する。
「ハッハッハ、私は女なんかより自分の体に魅力を感じてますからね~。恋なら自分の体にしますよ」と、笑って去っていく。
それからも出雲は、一生懸命トレーニングに励む。
筋肉を誇示したい出雲
キャバクラで「まぁ、出雲さん、また若返ってみたいね」と言われ上機嫌の出雲。
「“みたい”じゃないさ、本当に若返ったんだ。触ってみろ」と腕をホステスの目の前に持っていく。
ホステスは「すっごーい、固くてはじかれそう」と出雲の筋肉を触る。
出雲は「フッフ、全身鍛え上げたのさ」と言う。
ホステスは「でも、全身って言っても73でしょ?さすがにアッチの方は・・・うふ」と笑う。
出雲は「ん?冗談じゃない、まだまだイケるぞ。今夜試してみるか?」とにやける。
ホステスが「まぁ、出雲さんったらぁ、うふ」と嬉しそうに言う。
店の隅にいた喪黒が聞いている。
出雲は、ホステスとホテルに行って関係を持ってしまう。
出雲が浴室で鏡を見ていると「約束を破りましたね」と喪黒が来る。
出雲はびっくりして「も、喪黒さん」と震える。
「あれほど私が言ったのに、若い子と恋などして何があっても知りませんよぉ」と言う喪黒。
出雲は「出て行け」と、喪黒を部屋の外に放り出す。
「これは、恋なんかじゃない、ただの遊びだ」とつぶやいて、シャワーを浴びる出雲。
「私は、心も顔も若さにあふれている。この私に見合う体は、美しさの結晶なんだ。こんなに美しい体を誇示せずにいられるもんか。アッハッハッハ」と笑う。
その排水溝に、出雲の髪の毛がどんどん流れていく。
ホステスがきて「出雲さん、私も入っていい?」と声をかける。
出雲は「ああ、いいよ」と返事をする。
ホステスは戸を開けると、「あ・・・きゃー」と悲鳴をあげる。
「どうしたんじゃ?いったい」と言う出雲の顔は、髪や歯が抜け落ち、お爺さんどころか、ミイラのような顔になっていた。
喪黒は「若く逞しい肉体への憧れはわからないじゃありません。しかし、肉体が若返った分、顔にしわ寄せが・・・いえ、顔がしわしわになるとは、怖いですね~。オーッホッホッホ」と夜の街に消える。
感想
誰でも年は取りたくないものです。
でも、ここまでやるのは、ちょっとやりすぎですね。
男性がアンチエイジングにハマるのは、ナルシストだからでしょうか?
自分の容姿に自信があるというか、容姿も含めて自分が大好き人間ですね。
73歳までに築き上げた物に誇りを持ってるんでしょう。
出雲さんは、会社の社長だから、お金も持ってるだろうし、幸せな人生を送ってきたからこそ、今の人生を少しでも長く生きたいと思っているのではないのかなと思います。
喪黒さんの魔法の道具で、せっかく若くムキムキの体を手に入れたのに、なぜほどほどに出来ないんでしょうね。
喪黒さんに、あんなに警告されたのに、人間という生き物は欲深いもので、現状に満足できないところが哀れに思います。
しかし、喪黒さんのカバンの中にはいったいどんな物が入っているのか?
ドラえもんのポケットみたいです。
それに、喪黒さんは、いろんな所に出没します。
今回は、ゴルフのコースに、ポツンと立っていたり、出雲さんがホステスと入ったホテルの中にもいました。
どこでもドア的なものを、持ってるのかもしれないですね。(笑)
でも、いきなり鏡に映ったりしたら、ビックリしすぎて心臓に悪いですね。
次回は、会社で寝泊まりしている男のお話です。
さて、その理由とは?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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