魔法使いの嫁 第16話のあらすじ・ネタバレ・感想~チセとアリスが本当に可愛い!~ | VODの殿堂

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魔法使いの嫁 第16話のあらすじ・ネタバレ・感想~チセとアリスが本当に可愛い!~

   
 

タイトル:魔法使いの嫁 第16話 ーGod’s mill grinds slow but sure.ー
放送局:TOKYO MX、MBSほか
アニメーション制作:Lerche
キャスト:羽鳥チセ:種﨑敦美/エリアス:竹内良太/ルツ:内山昂輝/シルキー:遠藤綾
視聴VOD:dアニメストア(2018年06月11日時点で視聴可)

妖精の国から戻ったチセの目の前に現れたのは、片方だけ鳥の翼をもった双子でした。

「「ユールの支度は終わりそう?」」

なじみのない言葉にチセは首をかしげつつも、エリアスと共にユールの支度を始めることになりました。

それから第16話ではレンフレッドの弟子、アリスが登場します!
アリスに呼び出されてロンドンに出掛けたチセは、一緒に大切な人に贈るクリスマスプレゼントを選ぶことになります。
可愛い女の子がキャッキャしている光景は、見ているだけで癒されます。

『魔法使いの嫁』配信先一覧
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Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年12月2日(月)時点のものです。
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あらすじ

ユール

「来年は秋…ちゃんと見られるかな。」

チセはすっかり雪に覆われた屋敷を見つめながら、そう呟いた。
そこへ、片方だけ鳥の翼を持つ不思議な生き物がチセの前に現れて「ユールの支度は終わりそう?」と声をかける。
ユールが何か知らないチセが返答に困っていると、背後から現れたエリアスが「ユールの支度はこれからだ。」と代わりに言葉を返す。

「お寝坊さん、ユールはすぐやってくるよ。」

「黒い女神と冥府の鹿が歩く前に。」

そういって、不思議な生き物たちは空へ飛んで行ってしまった。
彼らは冬至に現れる【ユールの双子】と呼ばれる存在らしいが、本当のことは誰にもわからないそうだ。

「さ、ユールの支度を始めよう。」

エリアスに誘われて、チセはルツもつれて森の中へ向かい、ユールに必要な植物を採取していく。
その途中、神々に遭遇するというアクシデントもあったが、無事ユールに必要なものを揃えることができたようだ。

帰宅後、さっそく採取した植物を玄関に飾ってユールの支度は完了。

「ヤドリギの下ではキスをしてもいいって風習もあるんだよ。やってみる?」

エリアスの言葉に、チセは少し意表を突かれるが、やりたそうなエリアスの表情を見て玄関先で腕を広げる。

「えっと…屈んでもらっていいですか?」

チセの願いどおりに屈んだエリアスの額に、チセはそっと唇を寄せる。
その後、エリアスも「お返し。」といってチセの頬に口を寄せた。

「どうですか?」

「う~ん…何だろう?背中かな?腰かな?むずむずする。どうして?」

そんなエリアスの心情を知ってか知らずか、チセは「さぁ…。」と言葉を返すにとどまった。

そして夜更け、ルツと共にベッドで休んでいたチセの元に、小さな来訪者がやってきたのである。

秘密のお出かけ

翌朝、チセはエリアスが来客に集中している隙に家を出た。
もちろん出かけることを知らせる書き置きを残した上である。
チセがルツを連れて出かけたのは、クリスマス直前で賑わいを見せるロンドンで、彼女を待っていたのはレンフレッドの弟子アリスだった。

「悪いな。ロンドンまで呼んじまって。」

「それでえっと…クリスマスのプレゼントだっけ。レンフレッドさんの。」

2人はレストランで食事をしつつ、今日の要件を確認する。
これまでアリスはレンフレッドにプレゼントを貰ってばかりだったので、今回こそプレゼントを贈りたいそうだ。

「お前は…何かやらないのか?あの骨頭に。」

「私…?考えてなかった…。」

アリスの言葉に、すっかりプレゼントを贈ることを失念していたチセはどんよりと落ち込んでしまう。

「なら今日は二人でプレゼント探しだな!」

アリスはニッと笑ってチセと共にロンドンの街へ繰り出していく。

しかし、あちこち見て回ったもののプレゼントに相応しい贈り物を見つけることはできなかったようだ。
2人はこれまで、誰かに贈り物をするような環境にいなかったらしく、本当に大切な人に何を贈ればいいかわからなかったのである。

「あたしとチセは仲間だな。」

「仲間…?」

アリスの言葉に、チセの瞳が大きく見開かれる。

「魔法か魔術かの違いはあるけど、お互い師匠について勉強して生きてる。だから仲間。」

「そっか…そうだね。」

「おや、エインズワースさんの旦那のとこの、娘さんじゃありませんか。」

「ヘーゼルさん…どうも。」

チセに話しかけてきたのは、荷物運びをしているセントールのヘーゼルだ。

「チセ。何と話してんだ?」

「え?」

アリスの言葉にチセは困惑した表情を浮かべる。
その反応に、セントールはアリスをまじまじと観察したあと、蹄を慣らし地面に青い火花を散らした。

「魔術師は魔法使いと違って、目晦ましをかけた俺達みてぇな者には気付かねぇんでさぁ。」

そう説明しながらヘーゼルが目くらましを解除。
すると、アリスにもヘーゼルの姿が認識できるようになったのだが、突然現れた大男の姿に「うお!」と驚きの声を上げてしまった。

その後、ヘーゼルは何故チセがロンドンにいるかを尋ねたようで、クリスマスプレゼント選びに頭を抱えている2人にいいアイディアを授けた。

「その人が使っているところを想像できるものはどうです?その人の事をよーく思い出して、しっくりくるものを考えるんでさぁ。」

ヘーゼルはそういって、荷物運びを続けるために去って行った。

「普段使いしてるものか…。」

2人は再び市街を散策しながら、プレゼントになりそうなものを探す。

「あ、ちょっと思いついたかも。」

「ずりー!教えろー!」

「マネはダメだよ。」

普通の女の子と変わらず、楽しそうに街を散策する2人。
しかし、それを邪魔する者たちは路地裏から現れた。

「お、アリスじゃねぇか。」

ガラの悪そうな男たちの姿を見て、アリスはチセを連れてその場を立ち去ろうとする。

「なんだよ、昔みてぇに遊ぼうぜ。」

「薬はもうやんねぇ。」

アリスは男の手を払いのけて先に進もうとするが、男は「おい!」と声を荒げてアリスの肩を掴んだ。
あまりにしつこい男の様子に、アリスは振り返りながら急所に蹴り、額に頭突きを食らわせて男を地に伏した。

「てめぇ!!」

背後にいた男たちは、アリスの反撃に動揺しつつナイフを取り出して威嚇するが、チセの陰から出てきたルツに威嚇され泡を吹いて倒れてしまった。
2人はその隙に猛ダッシュでその場を後にする。

「ごめんな…。昔の残りカスってやつ…。」

男たちから逃げた2人は、川辺にあるベンチに座って話を始める。

「アリスさん、薬っておいしいの?」

「…うまくねぇよ!あたしには合わない。」

チセの的外れな質問に、アリスはおかしそうに笑っていた。

「あー…こんな話おもしろくねぇな。やめやめ。」

アリスはそういって話題を変えようとしたが、チセは穏やかな表情で「聞きたい。」と話の続きを促す。
その言葉に、アリスは一度顔を下に向けたあと、ゆっくり自分の過去について話始めた。
「…先生は…クソ親に薬仕込まれて、売人やるしか生きる道がなかったあたしを、拾ってくれたんだ。」

アリスの過去

ある雨の日。
体も服もボロボロのアリスが、路地裏で雨にうたれていた時、レンフレッドが現れた。
彼は何も言わず、威嚇するアリスに液体が入った試験管を向けると、目の前でそれが綺麗な結晶に変化したのである。

「お前、このままずっとここにいたいか?」

その問いに、アリスは即座に「やだ!」と答え、そのままレンフレッドに連れられていったのだ。
その後、アリスは薬による禁断症状に耐えながら、レンフレッドとの生活をスタートするのだが、まだその頃は人間を信じることができず、レンフレッドに対しても常に警戒心を抱いて生きていた。

しかし、それが変わる出来事が起こった。
幼いアリスは、レンフレッドの書斎で不思議な本を開き、おぞましい化け物を呼び出してしまったのである。

一つ目の化け物はにやりと笑って、アリスに襲い掛かってきた。

それから身を挺してアリスを庇ったのが、レンフレッドだった。
化け物が消えた後、レンフレッドは振り返り「中は開くなと言っただろう!!」と拳骨を一発。
その痛みに涙目になりながら、アリスがみたレンフレッドの顔は血に染まっていた。

「いや…私も悪かった。きちんと指示すればよかったな。」

「どうして…怪我…顔が!!」

指示を守らず本を開いたのは自分で、助けてくれた恩を忘れて、怪我までさせてしまったのに、自分に向かって謝罪の言葉を口にするレンフレッドにアリスは動揺を隠せなかった。

「ああ、構わない。でもよかった。折角元気になったのに、傷なんて作るものじゃない。」

平然とそんな言葉を告げるレンフレッドの手当をするため、アリスは腕を引いて書斎を出る。

「ごめん…。」

レンフレッドの顔にガーゼを当てながら、アリスは謝罪の言葉を口にした。

「次はちゃんとする…守り手として…あんたのこと守る…。」

その言葉にレンフレッドは柔らかな笑みを浮かべて、アリスの肩にソッと手を置いた。

「次は頼んだぞ。」

仲間

「思い出したらしんどくなってきた。」

そう言いながら、アリスは照れくさそうに頬を赤らめている。
反対にチセは顔を俯かせ、なんと言えばいいのか、必死に言葉を探していた。

「チセがどうこう考える必要ねーよ。手前が幸せか不幸か考えるなんて、手前で決めるさ。聞いてくれてありがとな。」

夕刻、それぞれプレゼントを購入した2人は駅にいた。

「そういえばお前達の所、使い鳥が行ってないか?小さいやつ。」

しかし使い鳥を見ていないチセは、首をかしげるだけだ。
その行動ですべて察したアリスは、「なんでもない。」と言葉を濁す。

「じゃあまた手紙書くよ。ギリギリまでありがとうな。」

「ううん、私もありがとう。」

「お互い、うまくいくといいな!」

アリスは手に持ったプレゼントを少し持ち上げて笑い、駅から去って行った。

『よかったな、仲間ができて。』

「お兄さんから見て合格?」

『悪いヤツじゃないな。』

その時、小さな男の子がぶつかってきた。
少しやんちゃな男の子のようで、お姉さんらしき女の子が後を追っていた。

「ごめんなさい!」

チセに謝る女の子に、返答の代わりに笑みを浮かべ、チセとルツは家に戻って行った。

プレゼント

「おかえり、チセ。」

玄関を開けると、そこにはエリアスは待ち構えていた。

「ロンドンまで何が欲しくて行ってきたんだ?レンフレッドの弟子とも会って。」

「み…見てたんですか!?」

黙って出て行ったチセに、エリアスは監視をつけていたようだ。

「俺がいた。あまり怒るな、エリアス。」

怒り心頭なエリアスを見て、ルツがチセを庇うために言葉を発する。

「怒る…?怒ってるの僕は?」

「たぶん…。」

エリアスは、自分が怒っているということに驚いていた様子だ。

「ごめんなさい、これを買いに。」

チセはスッとロンドンで購入したプレゼントをエリアスに差し出す。

「まだ1日早いですけど、メリークリスマス。」

しかしエリアスは微動だにしない。

「…エリアス??」

「あ、そうか。くれると思わなかった。」

(あげようと思ってなかった。…ごめんなさい、エリアス。)

チセがエリアスのプレゼントとして用意したのは、ループタイだった。
いつも同じものをつけているため、落ち着くのかと思い用意したそうだ。

「ありがとう、チセ。」

チセからもらった贈り物は気に入ったようで、エリアスは穏やかな声で感謝の気持ちを告げた。

「じゃあ、チセにも。アンジェリカ達にしか作った事無かったんだけど、チセにもと思って。」

エリアスが用意したのは、手作りの大きなテディベアだった。
昔、幼いアンジェリカに請われてからずっと作り続けている物だが、チセにあげた物が一番よくできたと自画自賛である。

「ちょっとした仕掛けもあるよ。あと、あれもみんな君へのプレゼント。アンジェリカやサイモン、リンデルからも届いてる。」

「本当なら、贈り物は当日開けるものだから、これは明日ね。」

「はい…。」

その暖かな空気に、チセは顔を綻ばせる。

「先に夕食にしよう。お説教は後でね。」

そう言いながらエリアスは席を立つ。

「言ってくれたらついて行ったし、色々買い物もできたのに…。」

しかしエリアスの提案は、チセにはっきりと拒絶された。

「それはちょっと…。」

「女の子同士の…秘密の話があったので。」

動き

「おや…?哀れな子がおるなぁ…。」

感想

女の子同士のお買いもの回でした!
原作を読んだ時、アリスが男なのか女なのかわからなかったんですけど、ここまで来ると本当に可愛い女の子だなって実感できますね。

師とする物が人間か、そうでない者か。
魔術師なのか、魔法使いなのか。
違いの多い2人ですが、どちらもはぐれ者で寂しい人生を歩んできました。

だからこそ救ってくれた人を大切に想う気持ちが共通した仲間ってことなのでしょう。
買い物をしている2人は本当に可愛いです。
アリスの過去を聞いた後、寄り添う2人に泣きそうになりました。
もっと2人が接するシーンを増やしてほしいと思うのですが、そこは魔法使いと魔術師のしがらみとか、師匠どおしが仲が悪いとかいろいろあって、あまり会えないんですよね。
原理は違うかもしれないけど、魔法使いでも魔術師でも仲良くすればいいのにな。

さて、次回はふたたび愉快犯が登場!
アリスと別れた後、チセにぶつかった姉弟が灰の目の魔の手にかかります。
これまで登場したサブキャラと違い、今後の物語に大きく関係するキャラクターなので必見ですよ!
特にお姉ちゃんの方は、魔法使いの嫁の結末に関係する重要人物になりますから、2人の出会いは特に見逃さないでほしいです。

 

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