タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第50話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、山口勝平など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
シナリオライターの須田見梨也は、部屋にこもりっぱなしのドリンク剤中毒者。
ある日、買い置きしていたドリンク剤が切れてしまい、急いで近くの自販機に買いに走るのですが、喪黒が買い占めているところでした。
何とかドリンク剤を譲ってもらい、お礼に部屋に招待して自分がドリンク剤中毒であることを打ち明けると、喪黒はある貴重なものを差し出します・・・。
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第50話のあらすじです。
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あらすじ第50話 ケーフィア
1本1万円?
シナリオライターの須田見梨也(すたみなしや・29歳)は、いつも飲んでいるドリンク剤が切れ、近くの自販機に買いに行く。
しかし、喪黒が自販機のドリンク剤を買い占めているところだった。
喪黒は「どうも失礼いたしました」と言って、紙袋にいっぱいのドリンク剤を持って帰ろうとする。
須田見が買おうとすると、すべて“売り切れ”のランプが点いている。
喪黒に「あ、ちょっと待って、そのドリンク剤2~3本譲ってくれませんか?」と言う須田見。
喪黒は「いいですよ、1本1万円ならお譲りしますが?」と言う。
須田見は「1万円?人の足元見ようって言うんですか?」と聞く。
「嫌なら結構ですよ」と行こうとする喪黒。
須田見は、泣いて「頼む~、1万円でいいから1本飲ませて~。お願いしますぅ」と倒れ込んで言う。
喪黒は「オーッホッホッホ、お好きなだけどうぞ。タダで差し上げますよ」と紙袋を置く。
「うわぁ」と感激して、1本をゴクゴク飲むと、シャキッとして元気になる須田見。
それを見た喪黒は「すごいすごい」と拍手をして喜ぶ。
健康と長寿のケーフィア
ドリンク剤のお礼に、喪黒を部屋に上げる須田見。
足の踏み場もない部屋を見て、喪黒は「おぅ、こりゃすごいですな」と驚く。
須田見は「その辺の本をどけて、座って下さい。お恥ずかしいんですが、僕はいつもドリンク剤を飲んでないとダメなんですよ。シナリオライターという仕事ですから、部屋にこもりっきりでご飯は食べなくても平気なのに、ドリンク剤がないと居ても立っても居られなくなっちゃって」と言う。
「しかし、ドリンク剤ばかりじゃ、体に悪いですよ。よろしい!ここは1つ私にお任せ下さい」と言う喪黒。
須田見が「あなた、お医者さん?」と聞く。
喪黒は、名刺を差し出し「いえぇ、私は心悩める者に働くセールスマンです。あなたを健康体の体に戻して差し上げましょう」と言う。
「とか何とか言って、変な薬売りつけるつもりじゃないんでしょうね?」と疑う須田見。
喪黒は「無理にとは申しません、その気になったら名刺の裏に書いてある場所においで下さい。では!」と言って帰る。
後日、バー“魔の巣”へやってくる須田見。
「どうも、いらっしゃい」と、須田見が来るのを待っていたような喪黒。
喪黒は「また一段とやつれましたね」と言う。
「努力はしたんですが、食欲が出なくて」と言う須田見。
喪黒は「では、これをお試し下さい」と大きな瓶を出す。
「うわぁ、何ですか?この気持ち悪いの」と嫌な顔をする須田見。
喪黒は「これは、あなたに最高のパワーを与えるケーフィアという霊薬です。世界一の長寿圏、ソ連のコーカサス地方では、古くからケーフィアの乳液を飲むことによって、健康と長寿を保ってきたのです。ヨーグルトの乳酸発酵と、酵母によるアルコール発酵を同時に行う複合型発酵飲料なのです。ソ連の発酵乳の7割がケーフィアと言われいます。ケーフィアを常飲しているコーカサスの人々は、直接血液に吸収される活力で、ガンや心臓病とは無関係で平均寿命が100歳以上だそうですよ。牛乳を定期的に与える限り永久に育ちますから、この説明書の指示に従って大切に育てて下さいね。ボランティアですからお金は一銭も頂きませんよ~」と言う。
須田見は「え?タダ?」と半信半疑で聞く。
喪黒は「愛情を持って、可愛がってあげれば、必ずあなたに健康をプレゼントしてくれるはずです。ただし、世話を怠ると大変なことになりますから、気をつけて下さい。毎日大切にケーフィアを飲んでいれば、心配は要りませんよ。あなたには、健康で明るい人生が待っています、必ず。ドーーーーン」と指をさす。
健康&清潔になる
それから一ヶ月後、須田見が手掛けている企画会社の小原がやってくる。
「あれ?部屋が見違えるように、片付いてきれいになってる」と驚く小原。
「いらっしゃい」と振り返った須田見の顔色を見てまたびっくりする。
「あなた、本当に須田見さん?」と聞く。
須田見は「アハハハハハ、ケーフィアのお陰で、食欲もわいて、今じゃすっかり健康になったんですよ」と話す。
小原が「ケーフィア?」と聞く。
須田見は「ま、ちょっと世話が大変なんですけどね。へへへ。まず沸騰させた牛乳を冷まして、表面の膜を取る。きれいな容器に牛乳とケーフィアを入れて、密封して暗い所へ保存。12時間後に濾して飲むんです。大切に育ててるからどんどん増えていきますよ。おかげで僕はこんなに元気になったんです」と作りながら説明する。
小原は「須田見さん、ケーフィアもいいけど、シナリオの方はどうなってんの?」と聞く。
須田見は「ケーフィアの世話で忙しくて・・・。すみません、明日には必ず」と言う。
「絶対ですよ!」と念を押して帰る小原。
ケーフィアは大切に
机に向かって「う~、ダメだ、アイディアが出て来ない。あ~~元気すぎてじっとしているのがつらい~。お前を飲むようになってから、頭がハッキリしすぎて、シナリオが書けないじゃないかぁ。チキショー。お前のせいだ!」と、ケーフィアの瓶を次から次へと割っていく須田見。
部屋の中は、ケーフィアでぐちゃぐちゃ、残っている瓶を外に持って行って割る。
「チキショー、チキショー、ケーフィアなんて」と、瓶を割る須田見。
「元気そうですな、須田見さん」と喪黒が来る。
須田見は「喪黒さん、確かに健康にはなりました。けど、僕のような人間は、ちょっと不健康な方がいいシナリオが書けるんですよ」と、持っていた瓶を割る須田見。
喪黒は「オッホッホ、シナリオが書けないのは一時的なスランプですよ。忠告したはずですよ、ケーフィアを邪険にすると、大変なことになると」と言う。
須田見は、興奮して「既に、シナリオが書けなくて大変ですよ」と言う。
喪黒は「今ならまだ間に合うかもしれません。ケーフィアに今すぐ詫びるのです。ケーフィアに許しを請うのです。ドーーーーン」と指をさす。
部屋に来た須田見は、何もできず、ただ恐怖に顔が引きつっている。
ケーフィアが瓶からあふれ出し、部屋のもの全てを、飲み込んでいく。
須田見の悲鳴が、こだまする。
外から見ていた喪黒が「やっぱり、間に合わなかったようですな。飼い犬に手を噛まれると言いますが、他人事じゃありませんよ、あなた。邪険にしてませんか?奥さんを。オーッホッホッホ」と笑う。
感想
“ケーフィア”って聞けば聞くほど、すごく貴重なものなんですね。
須田見さんも、ドリンク剤では健康にならなかったのに、ケーフィアを飲み始めたら急に健康になりました。
コーカサスの人たちの平均寿命が、100歳を超えているなんて驚きです。
一般的なヨーグルトや、カスピ海ヨーグルトでは、数種類の微生物に対し、本場のケーフィアは100種類もあるそうです。
酵母を含んでいることも大きな特徴です。
その、生きた酵母を含んでいることが、商品化できない理由のようです。
密閉しているため、容器の中で炭酸ガスが発生してパンパンに膨張して破裂してしまうんです。
でも、どんなものか飲んでみたいですね。
喪黒さんのことですから、おそらく本場のものだと思います。(笑)
須田見さん、こんなに貴重なものを、邪険に扱ったんですからケーフィアに復讐されても仕方ないと思いますよ。
あんなに大事に育てていたのに、体もすごく健康になって顔色も輝いていたのに、そのとたん、イライラしてしまうなんて、須田見さんも可哀そうな人です。
シナリオが書けないことをすぐ何かのせいにしてしまう、よくあることですがいけませんね。
健康になったんだから近所を散歩してみるとかして、季節を肌で感じてみたら書けるかもしれないのにねぇ。
ケーフィアに感謝こそすれ、割ってしまうなんて・・・もったいない。
さて次回は、いつも卑屈になり、人にペコペコしてしまう男のお話です。
喪黒が出す提案とは、何でしょう?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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