タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第46話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、村松康雄など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
前回は、苦手だったカラオケにハマってしまう男のお話でした。
今回は、東京から地方に単身赴任してきた男のお話です。
都会から来たと言う理由だけで、誰にも相手にされない男に喪黒はあるアドバイスをするのですが?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第46話のあらすじです。
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あらすじ第46話 単身赴任
浮いている丹見
サラリーマンの丹見一人(たんみかずひと・46歳)は、東京から地方の営業所に単身赴任中。
朝、部屋の黒電話が3回鳴る。
「ハハハ、女房だな」と言って丹見もすぐにダイヤルを回して3回鳴らして切る。
妻の写真を見て「おはよう、竹子。こうすれば、通話料なしでお互いの無事を確認できるからなぁ」と言う。
丹見は「それにしても、いつまでこんな田舎町に単身赴任してなきゃならんのだ?」と窓から見える汽車を見ながら言う。
丹見が歩いて会社に行く途中、喪黒が丹見を見ている。
会社では、丹見の部下が訛り言葉で話をしている。
「おめぇ、昨日カラオケば行って、やたらモテたんだと?」
「だみだぁ、そのあと、すし屋に誘って食い逃げされたわ」
「そいつは、とんだ災難だったなぁ」
そこへ「おはよう」と、丹見が入ってくる。
部下たちは、慌てて自分の席に戻って仕事をする。
丹見が「賑やかだったけど、何か面白いことでもあったのかい?」と聞く。
部下の1人が、真面目な顔で「いえ」とだけ答える。
お茶を入れてきた事務員に「君、今日は特にキレイだねぇ。何かいいことでもあったのかい?」と、丹見が声をかける。
事務員は「そうですかぁ」と笑っている。
トイレに行く途中、事務員たちの話声が聞こえる。
「所長ったら、今日私のことキレイだなんて言うのよ」
「やぁだぁ、単身赴任でそろそろ飢えてるんだぁ」
「東京もんは、手が早いっていうから気をつけんと」
何だか虚しくなる丹見、帰りに部下を飲みに誘うがあっさり断られる。
つゆ子と出会う
丹見は、1人で焼き鳥屋に入る。
そこへ喪黒が来て「1人酒とは、寂しいですなぁ。見たところ東京の方とお見受けしますが、ご出張ですか?それとも単身赴任、一緒に飲む相手もいないのですか?」と聞く。
丹見は「はぁ、何とか溶け込もうと部下を誘ったりしたのですが、誰も打ち解けてくれないんです。東京から来たというだけで、煙たいんでしょうか?」と言う。
その時、焼き鳥の煙が来て喪黒は「ここは、本当に煙たいですな。場所変えましょう」と店を出る。
喪黒の後をついて行きながら、(東京での夜は、同僚とビアガーデンに行ったり、麻雀をしたり楽しかったなぁ)と思い出す丹見。
喪黒が「申し遅れましたが、私セールスマンです。あなたのような孤独な心を満たすのが、私の仕事なんです。あなたにピッタリのいい店をご紹介しましょ」と言う。
“つゆちゃん”という飲み屋に連れて来た喪黒。
しかし、店の中は満員「あら、喪黒さん、いらっしゃい」と女性が言う。
喪黒が「東京から来たお客さんを連れて来ましたよ、つゆちゃん」と言う。
「まぁ、こちらへどうぞ」と、カウンターの中に席を作ってくれる。
「狭いけど我慢してくれます?つゆ子と申します。今後ともよろしくお願いします」と言うつゆ子。
「つゆちゃん、酒!」と他のお客に呼ばれ、向こうに行くつゆ子。
喪黒は「どうです?なかなかいい子でしょ?じゃ、丹見さんとつゆちゃんのステキな出会いに乾杯!」と言って丹見と乾杯をする。
喪黒に背中を押される
次の日、丹見は会社帰りにさっそくつゆ子の店に行く。
ビールを注文してつゆ子が働いているところを、見つめている丹見。
翌朝、妻からの3回コールの電話に気が付かず、幸せそうに寝ている。
それから、丹見は毎日つゆ子の店に通う。
雨の日、後から来たお客が「なんだ、また満員か。雨の日にせっかく来たのに」と言っている。
「ごめんなさい」と言うつゆ子。
丹見は「つゆちゃん、僕そろそろ帰るから」と新しい客に席を譲る。
「あ、でも・・・すみません、丹見さん」と謝るつゆ子。
店を出ると、喪黒がいて「丹見さん、まだ帰るのは早いんじゃないんですか?」と聞く。
「喪黒さん、いや、満員なんで新しい客に席を譲らないと」と言う丹見。
喪黒は「そんな、心にもないことを。本当はつゆちゃんを独占したいと思ってるんでしょう?」と言う。
「え?そ、そんなこと」と汗をかいて歩き出す。
喪黒は、後ろからついて行きながら「つゆちゃんは、明るく振るまってますが、天涯孤独の寂しい身の上なのです。あなたの優しさで包んであげれば、きっと喜びますよ」と言う。
「何言ってるんですか、私は」と言いかける丹見。
喪黒は「男と女の心の触れ合いなんてタイミングですよ、あなたは、単身赴任で寂しい思いをしています。あなたとつゆちゃんは、寂しい者同士。心を慰め合うべきです、絶対に!ドーーーーン」と指をさす。
つゆちゃんって意外と
閉店時間で暖簾を片付けに外に出るつゆ子。
丹見は「つゆちゃん」と声をかける。
つゆ子は「丹見さん、そんなに濡れて。さ、入って」と言う。
「でも、もう看板だろ?」と聞く丹見。
「さっきは失礼しちゃったし、ちょっと寄ってって下さい。遠慮しないで、ね!」と、優しい笑顔を向けるつゆ子。
カウンターに並んで座る。
「ありがとう、つゆちゃん」と言う丹見。
つゆ子は「いいんです、はぁ~今日は久しぶりに飲んじゃった~」と赤い顔のつゆ子。
「今日のつゆちゃんは、一段とキレイだよ」と言う丹見。
つゆ子は「ほんとぉ?丹見さん」と色っぽい目で丹見を見る。
相合傘で店を出る2人。
丹見によりかかって「丹見さんって優しい人ね、あったかくて何でもお話できるもの」と言うつゆ子。
丹見は「そうかい?それは僕も君と同じように孤独だからだよ」と言う。
つゆ子は「今夜、丹見さんのマンションに寄ってもいいかしら?」と聞く。
「ええ?そんな・・・僕は1人暮らしだし」と迷う丹見。
つゆ子は「もっと丹見さんとお話がしたいの」と丹見にもたれかかる。
「つゆちゃん」と、つゆ子を抱きしめる丹見。
丹見のマンションで、一夜を共にする2人。
丹見の部屋の、灯りが消えるのを見ている喪黒。
翌朝丹見は、まだ寝ているつゆ子に「ゆっくり寝てなさい、僕は会社があるから出かけるよ」と言って部屋を出る。
マンションを出たところで、「あなた」と妻に出くわす。
「うわぁ!お前どうして?」と驚く丹見。
丹見の妻は「この頃、電話が鳴らないから心配して来てみたのよ」と言う。
丹見は「ああ、ここのところ忙しかったもんだから」と必死で言い訳をする。
「それじゃあ洗濯物とか、たまってるんでしょ?留守の間に片付けとくから、いってらっしゃい」と言って、スタスタと部屋に向かう妻。
丹見は「いやぁ、その、待ってくれ、ちょっと待って」と、必死で追いかける。
丹見の部屋から「まぁ!あなた、これはどういうことなんですか?ちゃんと説明して頂だい!」と言う妻の声が聞こえる。
それを聞いた喪黒は「何やら修羅場の予感がしますなぁ。おおこわぁ!しかしあんなステキな子と楽しい夢を見られたんですから、単身赴任ってのもまんざら悪いもんでもありませんな。オーッホッホッホ」と笑う。
感想
今回も、喪黒さんにしてやられた主人公です。
この物語で“女”での失敗?というのは、どうしても避けて通れない道ですね。
つゆ子さんは、飲み屋を1人で切り盛りして、誘惑もたくさんあるはずなのに、なぜ丹見さんみたいなおっさんを選んだのか?
丹見さんは、雨の日に後から来たお客さんに席を譲りました。
本当は、ずーっとつゆ子さんを見ていたかったはずなのに・・・。
たぶん、つゆ子さんが困ってるのを、さっと行動に移して助けたことがつゆ子さんの心を動かしたんだと思うんです。
つゆ子さんは、天涯孤独だと言ってましたから、ご両親もいないってことですよね。
だから、年の離れた男性にあこがれるというか、ふっと肩の力が抜ける安心感があったのでしょう。
しかも、自分のことを気遣ってくれる優しさも持ち合わせている。
そういう理由から、深い関係になるのに時間がかからなかったのかなと思います。
丹見さんの奥さんは、マンションでつゆ子さんを発見しても、そこまで興奮してなかった感じでした。
ですから、離婚には至ってないんじゃないのかなと推測します。
頭の良さそうな人だから、定年後に離婚して慰謝料がっぽりもらうってのはあり得そうですが。
さて次回は、妻子に煙たがられている男のお話です。
そんなに悪い人には見えないんですがなぜでしょうか?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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