タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第42話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、目黒裕一など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日まで視聴可)
前回は、ユーカリの木をとても大切に育てる男のお話でした。
今回は、フクロウの生態写真を撮ることに夢中になってしまう男のお話です。
妻に文句を言われて困った男は喪黒に相談するのですが・・・?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第42話のあらすじです。
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あらすじ第42話 フクロウの目
家庭を省みない耳津
耳津邦夫(みみづくにお・32歳)は、フクロウの生態写真を撮ることが三度の飯より好きなカメラマン。
森に入ってフクロウを撮り続けて、久しぶりに家に帰る。
自宅でフクロウの写真を現像していると、妻がいきなりドアを開けて「あなた!」と怒鳴る。
耳津は「急に開けたらダメだって言ってるだろ」と暗室から出る。
妻は「ダメなのは、あなたよ。お金にならないフクロウばっかり追いかけて、私や正一がどうなってもいいの?」と泣き出す。
「どうなってもいいなんて」と弁解する耳津。
妻は「それに何よ、この変なものは?」と、床に落ちている塊を見る。
耳津は「あ~、ペリットだよ、フクロウが胃の中で消化されないものを塊にして、口から吐き出したやつだ。これを調べればフクロウの種類や巣の位置までわかるんだ。はい、これはネズミの骨」と言って塊を削って妻に見せる。
「きゃー」と逃げる妻。
耳津は再び森に入って、フクロウのイラストを描いている。
テントの外には、フクロウが来て赤外線センサーに触れると自動でシャッターが切れるカメラを仕掛けてあるのだ。
枝がかさかさ動いている。
(さぁ、来い。待ちに待った決定的瞬間)と、ワクワクして待つ耳津。
妻子のために
カシャ!
なんと、撮れたのは喪黒福造。
「いやぁ、私をフクロウと間違えるなんてねぇ、オーッホッホ」と笑う。
耳津は「なんですか、あなた!」と驚きと落胆が同時に来る。
テントで酒を飲む2人。
喪黒は「フクロウって鳥は、何とも神秘的ですなぁ」と言う。
「ええ、私はフクロウの生態写真を撮るのが生きがいなんです」と力強く話す耳津。
喪黒は「しかし、フクロウも夜中にせっせと餌を集めて雛を育てているのに、あなたも家にいる雛を養わなければいけませんよ」と言う。
「そうなんです、そのことでいつも女房に文句を言われて・・・。」と言う耳津。
喪黒は「どうでしょう、暫く森のフクロウはお休みして、都会のフクロウを撮ってみては?その写真は高く売れますよ」と持ちかける。
耳津は「都会のフクロウ?あなたは一体?」と聞く。
喪黒は名刺を渡し、「申し遅れました、私セールスマンです。ボランティアですからお金は一銭も頂きません。あなたのご家族のためになると思いますがねぇ」と言う。
喪黒は、耳津を銀座の高級料亭の庭が見える場所に案内する。
「こんな所にフクロウがいるんですか?」と疑う耳津。
料亭から、政治家らしき男たちが出て来る。
喪黒が「さぁ、来ましたよ。あの人たちを撮るのです。1人は今リベート問題の渦中にいる人物、もう1人は大企業の副社長です。どうです?都会の夜、密かに活動する彼らは、正にフクロウと言えます。同じフクロウでもこっちは、高く売れますよ」と言う。
耳津は「僕はこんなものを撮るためにカメラマンになったんじゃありません」と怒り出す。
喪黒は「この仕事でお金が入れば、森にフクロウを撮りに行くのを、奥さんも快く送り出してくれるってもんです。いい話だと思いますがねぇ」と言う。
当たっているだけに何も言い返せない耳津。
都会のフクロウを撮る
家でフクロウの写真を現像している耳津。
妻が切羽詰まった顔で「あなた、別れましょ。あなただって私よりフクロウと一緒にいる方がいいんでしょう?このままじゃ、正一は、学校にも行けなくなってしまうわ」と泣く。
耳津は「ちょっと待てよ、実は新しい写真の仕事が見つかったんだ。結構割のいい仕事だから頑張るから、やり直そう」と妻の肩を抱く。
妻は「信じていいのね?わかったわ」と言う。
バー“魔の巣”で、都会のフクロウを撮る話を受けたいと申し出る耳津。
喪黒は「そうですか、よく決心されましたね。森のフクロウを撮る技術があれば、都会のフクロウを撮るなんて簡単なことです」と言う。
耳津は「気は進みませんが、妻子のためにやるんです。嫌になったらすぐやめますから」と言う。
次の日から、有名人のスキャンダルや犯罪の現場などのスクープを撮る耳津。
ある朝、スキャンダル写真を撮っていると芸能人の目がフクロウになり、自分を追いかけて来る夢を見る。
「うわぁー」と、悲鳴を上げて起きる耳津。
妻が「あなた、大丈夫?」と聞く。
「いや、ちょっと変な夢を見たんだ」と、冷や汗をかいている耳津。
妻は「疲れてるのよ、最近ずっとお仕事が忙しかったから。コーヒーでも淹れるわね」と言う。
そして、ついに
久しぶりに森へフクロウの写真を撮りに来た耳津。
フクロウが飛んでいる写真を撮ってテントに戻ると、喪黒がいて「こんばんは」と言う。
「喪黒さん」と驚く耳津。
喪黒は「耳津さん、私はあなたのために“よかれ”と思ってしたことが、逆にあなたの心に隙間を作ってしまったようですなぁ?」と心配をする。
耳津は「収入は以前と比較にならないくらいになって、妻は大喜びですよ。でも逆に、私の心はますます虚しくなって・・・。」と話す。
「それでいたたまれなくなって、何日も帰らないのですか?」と聞く喪黒。
「はぁ~」と大きなため息をつく耳津。
喪黒は「あなたはもう都会のフクロウを追うのは、やめなさい。家も世間も捨てるのです」と言い出す。
「そ、そんな無茶な」と一瞬ビビる耳津。
喪黒は「このまま、都会のフクロウを撮り続ければ、不安定なあなたの精神はめちゃめちゃになってしまいますよ。耳津さん、あなたはフクロウのように生きなければならないのです。ドーーーーン」と指をさす。
何日も帰って来ない耳津を心配した妻が森を探す。
「あなた~、あなた~、お願い、いやな仕事なら辞めてもいいから。帰ってきて~」と叫びながら歩く。
妻の足元に何かが落ちて来る。
「ペリット?」と言って木を見上げると、耳津が髭や毛が生え半分フクロウのようになって木の枝に止まっている。
「あなた・・・。」と、その場にへたへたと座り込む妻。
喪黒は「さようなら、耳津さん。あなたは今が一番幸せなんでしょうねぇ。そう私だって時々、喪黒フクロウになりたくなりますもの。オーッホッホッホッホ」と笑う。
感想
耳津邦夫さん、最後は半分フクロウになってしまいました。(笑)
以前のナマケモノみたいになった佐保さんの話に少し似ています。
佐保さんは、精神病院の鉄格子の中でしたからお気の毒でした。
でも、こちらは大自然の中で生きれるんですから、まだいい方ですね。
しかも、大好きなフクロウと朝から晩までずーっと一緒にいられますから、ある意味ハッピーエンドと言えるかもしれません。
奥さんは、半分フクロウと化した夫を見て、かなりショックを受けていたようですが。
フクロウたちも、半分フクロウになった耳津さんに心を許して、本来なら見せないフクロウの秘密の行動を見せてくれるかもしれません。
それを写真に撮って販売したら世界初で、めちゃめちゃ売れそうです。
フクロウ博士になってノーベル賞をもらったり、将来楽しみですね。
その頃には、息子も大きくなっているだろうから、家族で森に移り住んで息子が耳津さんの研究を受け継ぐとか?
耳津さんは、ただフクロウと一緒にいられたら幸せだから、そんなことは望んでないと言われたらそれまでだけど。
あ、喪黒さんが、最後に喪黒フクロウになりたい時があると言っていましたから、喪黒さんに遊びにきてもらうっていう手もありますね。
次回は、人から若い若いと言われて、その気になってしまう男のお話です。
現状で満足できなくなった男の行動とは?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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