タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第37話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、塩沢兼人など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日までは視聴可)
前回は、売り上げがなかなか伸びずに悩んでいたタクシー運転手のお話でした。
大井卓司は、近距離のお客ばかりで「もっと稼いで来い」と、上司に怒られる日々が続いていました。
そんな時、喪黒がお客として乗ってきて、悩みを打ち明けると“張子の虎”を渡されます。
喪黒は「これを運転席の近くに置くと必ず売り上げが伸びる、ただし絶対に乗車拒否をしてはいけない」と言います。
“張子の虎”を飾ると、とたんに長距離のお客が増え売り上げを伸ばすことができ、上司にも褒めらる大井。
もっと稼いでやろうと焦り「近くの病院まで乗せてほしい」と言う妊婦さんを乗車拒否し、喪黒との約束を破った大井は「ドーーン」をされて、どぶに落ちてしまいます。
大雨の中、足を骨折して立ち上がれない大井は必死でタクシーを呼ぶのですが、どぶに落ちてどろどろの大井を見て、止まってくれるタクシーは1台もなかったのでした。
今回は、気が弱くてなかなか1軍に上がれないプロ野球選手のお話です。
果たして1軍に上がれるのでしょうか?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第37話のあらすじです。
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あらすじ第37話 ブルペンエース
能見野さんのファンです
能見野新造(のみのしんぞう・25歳)は、プロ野球2軍のピッチャー。
2軍の試合で、今日もフォアボールを連発し、相手チームを満塁にしてしまう。
能見野の投球を見ていたコーチと監督は「また、能見野のヤロウ悪い癖を出しやがって。いくらブルペンで素晴らしい投球をしても、一線でストライクが入らなきゃ使いもんにならん」とブツブツ言っている。
次もフォアボールで、押し出しで1点取られ、その次にホームランを打たれる。
監督は「挙句にあんな棒球投げやがって!ピッチャー交代!」と叫ぶ。
焼き鳥屋で、酒を飲んでいる能見野。
「このままじゃ、俺も今年いっぱいでクビだな、くそっ」と言いながら酒をあおるように飲む。
そこへ「いい飲みっぷりですねぇ」と喪黒が近づく。
「誰です?」と聞く能見野。
喪黒は「あなたのファンです。今日、球場であなたのピッチングを見させて頂きましたよ」と言う。
能見野は「そうですか、何ともお恥ずかしい限りです」と頭をかく。
「いいえ、あなたの速くて重い球、1軍でも十分通用しますよ。お近づきの印にもう一軒いかがです?」と言う喪黒。
バー“魔の巣”へ来た喪黒と能見野。
能見野は「ブルペンで投げている時はいいんですが、いざ試合になると全然ストライクが入らないんです。全く自分でも情けないですよ」と言って水割りを一気に飲む。
喪黒が能見野のグラスに手で蓋をして「それで毎日やけ酒とは、本当に情けないですなぁ」と言う。
酒にシールを
カチンときた能見野は「なにぃ?」と、立ち上がる。
喪黒は「おやおや、お酒が入るとマウンドとは打って変わって度胸がいいですねぇ」と言う。
能見野は「う・・・、あなた一体何なんです?僕をからかってるんですか?」と悔しがる。
喪黒は「これは申し遅れました、私セールスマンです。どうやらあなたのノーコン病は、技術的なものより精神的なもの、あなたのような心に悩みのある方をお助けするのが、私の仕事なのです」と名刺を渡して説明する。
「あ、はぁ・・・。」とやる気のない返事をする能見野。
更に喪黒は「ボランティアですから、一切お金は頂きません。どうか私にお任せ下さい」と迫る。
翌日球場で、能見野に「どうぞ、お使い下さい」と、両側のつばが広い野球帽を渡す喪黒。
能見野は「これは?」と聞く。
喪黒は「あなたのために作った特製の帽子です。これをかぶれば、周りを気にせず集中して投げられますよ」と言う。
「しかし、そう簡単にノーコンが治るものでしょうか?」と帽子を見る能見野。
喪黒は「信じることです、この帽子はあなたの変身のためのお守りなのです。マウンド上でもブルペンだと思えばいいのです。この帽子をかぶれば、必ず素晴らしい投球ができるでしょう。ただし、1つだけ約束して下さい。晴れて1軍のマウンドに上がるまで、お酒は一切口にしないこと!」と言う喪黒。
能見野は「禁酒ですか?」と聞く。
「1軍とお酒、どっち取りますか?」とおちょくったように聞く喪黒。
能見野は「そ、そりゃあ・・・でも、酒は僕の唯一の楽しみなんです」と言う。
喪黒はカバンからバツのシールを出し「あなたの大好きなお酒をやめろと言うのは、私だってつらいのです。このシールを、あなたの部屋にあるお酒に張り付けて下さい。いいですね、能見野さん、この帽子をかぶり、お酒をやめれば必ず1軍で投げられます。ドーーーーン」と指をさす。
禁酒と帽子のおかげ?
ブルペンで、素晴らしい投球をする能見野。
「こりゃいいな、周りの余計なものが目に入らない分、集中できる」とナイスピッチングを続ける。
見ていた監督が「相変わらずブルペンでは絶好調だな」と言う。
コーチが「特に今日はすごい球を投げてます」と答える。
監督が「よし!能見野!明日の先発はお前だ。ラストチャンスだぞ」と大声で言う。
能見野は「はい!」と力強く返事をする。
帰り「今日は気分いいから一杯やってくか」と居酒屋に入りかけて、喪黒の顔を思い出してやめる能見野。
寝る前にも、酒に手が伸びるがバツのシールを見て、ウーロン茶で我慢をする。
試合当日、調子がよく、次々とバッターを三振に打ち取っていく能見野。
監督も驚き「どうなってんだ能見野のヤツ、今日はブルペンと変わらないピッチングじゃないか」とベンチで話している。
相手チームに点を与えず、完封勝利を収める。
監督は能見野と握手をしながら「ナイスピッチング、これでお前のこと自信を持って1軍に推薦できるぞ」と言う。
「ありがとうございます」と嬉しそうな能見野。
監督は「次の試合には、1軍の監督とオーナーにも来てもらうから、今日のピッチングを忘れるなよ」と言う。
能見野は「はい、頑張ります!」と返事をする。
帰り、居酒屋の前を通るが、首を横に振って入らない能見野。
行きつけのスナックのホステスが能見野を見つけ「能見野さぁ~ん、最近ごぶさたじゃない?今日の試合、勝ったんでしょ?お祝いしましょうよ」と誘う。
「いやぁ、悪いけど、失礼するよ」と言って走り去る。
喪黒が能見野を呼び止める。
「あ、喪黒さん、お陰様で明日1軍昇格のテスト登板なんです」と言う能見野。
喪黒は「それはよかった、あなたがちゃんと約束を守ったからですよ」とほめる。
能見野は「ありがとうございます、ここまで来たんですから何としても1軍に上がってみせますよ」と話す。
喪黒は「では、今夜はぐっすり寝て明日の試合に備えて下さい」と言う。
その夜、なかなか寝付けない能見野は(早く寝ないと明日の試合に響いてしまう)と考えれば考えるほど眠れなくなる。
能見野の目は自然と酒にいく。
飲んだらダメだ
能見野は「一口だけ飲めば眠れる、一口だけ・・・。」と言いながらウイスキーの瓶を見つめて鼻息が荒くなる。
能見野が起きると、すっかり陽はのぼっていた。
床に、空のウイスキーの瓶が転がっている。
「何時だ?ええっ!?もう11時?こりゃまずい」と立ち上がろうとするが、頭が割れるように痛い。
「う、う、二日酔いだ・・・とにかく、急がなくちゃ」と言ってカバンを持って出かけるが、喪黒から渡された帽子を忘れていることに気づかない。
球場では、オーナー、1軍、2軍それぞれの監督が能見野の話をしている。
「今日先発の能見野は、1軍入りに最短距離の投手です」と話す2軍監督。
1軍監督が「何でも150キロの球を投げるとか?」と聞く。
オーナーも「おお、それは楽しみですな」と期待する。
そこへ「すみません、遅くなりました」と入ってくる能見野。
2軍コーチが「何やってるんだ!早くブルペンで肩を作るんだ」と怒鳴る。
「はい」と返事して、更衣室で帽子を探すが、ない!
「お守りの帽子が・・・ない、あれがないと、あれがないと・・・。」と真っ青になる。
試合が始まり、ボールが続く能見野。
(二日酔いでこんな状態じゃダメだ、あの帽子だけが頼りだったのに)と苦しそうに肩で息をしている。
フォアボールが続き、ランナー1塁2塁。
オーナーが「何だか聞いていた話と違うようだが」と言う。
1軍監督が「なぁに緊張しているだけでしょう」と言う。
続くバッターもフォアボールで、満塁。
2軍監督が「何やってるんだ!自信持って投げろ!」と怒鳴る。
能見野は(そんなこと言ったって)と考えているとバッターやキャッチャーが二重に見えてくる。
それでも、思いっきり投げると大暴投で、オーナーめがけて飛んでいく。
バックネットを突き破り、危うくオーナーに当たりそうになる。
オーナーは「何が1軍間近だ!あんなノーコンは、クビだぁ!」と叫んで帰ってしまう。
それを聞いた能見野は(あ~1軍が・・・1軍が・・・。)と、その場に崩れ落ちて泣く。
それを見ていた喪黒は「やれやれ、せっかくのチャンスを目の前にして、酒の誘惑に負けてしまうとは。しょせん、能見野・・・いや蚤の心臓では厳しいこの世界では通用しないようですな~。オーッホッホッホッホ」と球場を後にする。
感想
大事な1軍昇格をかけた試合を明日に控えて、眠れないからと言ってそこでお酒を飲んだらダメでしょう。
いくら何でも、ダメすぎる能見野さんですね。
私でも、そこは我慢できると思います。(笑)
どんなに美味しいと有名なスイーツが目の前にあっても、これまでの自分の夢がかなう寸前に食べたりしませんよ。
そこは、意思が弱すぎましたね。
こんなんじゃ、何をやってもダメでしょう。
酒断ちをした方が、いいんじゃないんですか?と思ってしまいますね。
これは立派なアルコール依存症だと思うんですが。
おそらく能見野さんは、高校生のときに甲子園で活躍したんでしょう。
高校のときには、お酒など飲みませんから、すごく調子がよくて大活躍だったんでしょうね。
それで、スカウトされてプロの世界に入ったまではよかったけど、20歳を過ぎてお酒を飲み始めてからおかしくなってしまって、2軍でぐずぐずとくすぶっていたんだと思うんです。
もっと早く、病院へ行って断酒とかの対策をとっていれば、1軍への道も開けていたのにね。
“後悔先に立たず”ですね。
これからも一生この日のことを、後悔し続けることでしょう。
さて次回は、妻子の写真を持ち歩いている男のお話です。
何か思い入れでもあるんでしょうか?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
YouTubeに投稿されたゲーム版のこの話で約束守って酒を飲まないと眠れなくて試合に遅刻してしまいクビにされその後球団マスコットとして一軍グラウンドに立つという皮肉なオチになっています
カイサさん、情報ありがとうございます。