「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第34話のあらすじ・ネタバレ・感想~カスミちゅわぁん~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第34話のあらすじ・ネタバレ・感想~カスミちゅわぁん~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第34話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、宮内幸平など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日までは視聴可)

前回は、シングルライフを楽しんでいると自慢する男のお話でした。
男谷は、妻子に出て行かれ毎晩飲み歩き「飲んで帰っても誰にも文句を言われない」と同僚に自慢していました。
しかし、実態は家の中は荒れ放題でシンクにも洗い物があふれていました。
それを喪黒が見かねて、家政婦茂子を送り込みます。
清潔な家、温かい食事に幸せを感じながら、一度は断る男谷。
次の日、考え直した男谷は、やはり茂子にもう一度帰ってきてもらいたいと喪黒に相談します。
喪黒は承諾しますが、条件として茂子はあくまで家政婦、絶対に口説いたりしないように忠告します。
しかし、酔っぱらった男谷は茂子を口説くと、茂子の旦那が出てきてここで暮らすと言い出します。
そこへ、男谷の子供たちが「ママが出て行った」とやってきて、シングルライフどころか大所帯になってしまうのでした。
今回は、途中下車をしてぼったくりの店に入ってしまった男のお話です。
さぁ、男の運命はいかに?

「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第34話のあらすじです。

『笑ゥせぇるすまん』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ第34話 途中下車

お見通し

サラリーマンの半出押太(はんでおした、57歳)は、毎日寄り道せずにまっすぐ家に帰っている。

途中の停車駅から見えるビルの2階に、髪の長い女性が髪の毛をとかしている姿が見える。

会社が終わり「半出さん、帰りがけに一杯いかがですか?私は転勤したばかりなので、お近づきの印に」と誘ってくる同僚。
半出は「私はちょっと・・・。」と、やんわり断る。
別の同僚が「半出さんを誘ってもムダムダ、判で押したように真っ直ぐ帰る伝書鳩なんだから」と茶化す。
半出は苦笑いをして、会社を出て電車に乗る。
途中の停車駅で、また髪の毛をとかしている女性を見ている半出。

後ろから「降りるなら早くした方がいいですよ。あの子が勤めてるバーに行ってみたいと思ってるんでしょう?」と声をかける喪黒福造。
半出はびっくりして「え?とんでもない」と答える。
電車は、動き出し「発車してしまいましたね、次の駅で降りて戻りますか?」と言う喪黒。
半出は「いいえ、私は帰ります」とムキになる。
半出が電車を降りても付いてくる喪黒。

「あなたは、あの駅に止まるたびにあの女の子をじーっと見てらっしゃいますねぇ。どうして途中下車してあのバーに行かないのです?」と聞く。
半出は「あなた、あの店の客引きですか?」と怒り出す。
喪黒は「申し遅れました、私セールスマンです」と名刺を渡す。
半出は「ココロのスキマお埋めします?」と名刺を読む。
「あなたは、心の底では途中下車してあの子の店に寄りたいと思っているのでしょう?」と半出の心を見透かす喪黒。
半出は「そんなことはない」と必死で否定して帰って行く。

妻までも

夕食時、妻に「今日は、しつこい客引きに付きまとわれて往生したよ」と話す半出。
妻は「まぁ、そうですか」と言う。
半出は「僕を誘うなんて、客引きとしては失格だな」と笑う。

「でも、あなたもたまには寄り道でもしてくればいいのに」と言う妻。
半出は「冗談じゃない、僕はこの30年間寄り道なんかしたことないのに。お前も知ってるだろ」と言って、ご飯をかき込む。

次の日の帰りも、髪の毛をとかす女性を見ている半出。
「昨日は、どうも」と声をかける喪黒。
半出は驚いて「また、あなたですか」と言う。
「どうです?今日こそ途中下車してみたら。あなたはもうすぐ定年なんですよ。このまま途中下車しないときっと後悔しますよ」と迫る喪黒。
半出は「し、しかし・・・。」と汗をかく。
喪黒は「さ、今日こそ、ここで降りてあの子に会いに行くのです。今すぐ途中下車するのです。ドーーーーン」と指をさす。

電車から放り出された半出は、とりつかれたようにあの子の店を探す。

初めて見る繁華街のネオンをキョロキョロ見る半出。
やっと、あの店を見つけて入ると、たくさんの時計が壁にかかっている。

「いらっしゃい」と言ったのは金髪で髪の短い女だった。
あの女性を探してもいない、「あの、2階の」と言いかける半出。
金髪の女は「あ~2階は別のお店なの。入口は反対側よ」と言う。
半出は「そうですか、では」と帰ろうとする。
「ちょっと!入ってきて何も飲まないなんてあんまりよ。1杯だけでも飲んでって」と言う金髪女。

喪黒に助けられる

仕方なく「じゃ、じゃあ1杯だけ」と言う半出。
金髪女は「嬉しい、そんなこと言わないで、ゆっくりしてって」と半出をカウンターに座らせる。
「ビ、ビールで」と言う半出。

ガッチリした男が持ってきたのは緑色のカクテル、「これは、私からのサービスよ。乾杯しましょ。カンパーイ」と言ってグラスを合わせる。
「さぁ、グッと飲んで」と金髪女に言われ一気に飲み干す半出。
かなり度数の高いお酒のようで「キク~~」と叫んでしまう半出。
金髪女は「まぁ!いい飲みっぷりね~」と喜ぶ。
1杯で目を回し、男が出したビールが何本にも見える。
金髪女が「そういえば、2階のお店、“ぼる”っていう噂よ。そんなとこに行かないで、ここでじっくり腰を据えて飲んでよ」と言う。
半出は「いや、もう」と言って、立ち上がるが目が回ってふらふらする。

金髪女が「どうしたの?もう酔っぱらっちまったのぉ?お客さん、お客さんたら。うふふふふ」と笑う女が、金髪女から髪の長い女性に見えたり、妻に見えたりする。

すっかり寝てしまっていた半出、金髪女が「お客さん、もう看板よ」と言う。
赤い顔で「あ?そ、それじゃ、お勘定」と言う。

男が差し出したレシートを見る半出「きゅ、9万3千円!?じょ、冗談でしょ?ビール小瓶1本しか・・・。」と言う。
男は「なんです?この勘定がインチキだと言うんですか?そんな言いがかりをつけられちゃ黙ってられませんね」と半出に迫っていく。

「そ、そんなに持ってませんよ」と言う半出。
金髪女が「それじゃ、しょうがないわねぇ、明日会社に頂きにいくわ」と言う。

「オーッホッホッホッホ、この店は暴力バーだったんですか?そうと知ってたら私も入るんじゃなかった」とカウンターの隅にいた喪黒が言う。

「喪黒さん」と半出が喪黒に近寄る。
喪黒は「半出さん、ここは私に任せて早く出て行きなさい」と言って、半出を店の外に出す。
男が「てめぇ、何しやがんだ」と凄んでくる。

喪黒は「こんなあこぎな商売はいけませんねぇ。あの人、私が入った時から寝ていて全然飲まなかったのに。ドーーーーン」と指をさす。
男は壁にぶち当たり壁にかけてある時計が一斉に落ちる。

カスミちゃんに会うどころか

半出は街を歩きながら「もう、こうなったら意地でもあの子に会わなくちゃ。えーっと、反対側だから、ここだ」と店のドアを開けようとするが鍵がかかっている。
ガチャガチャしていると、中から開いて「もう、お店おしまいよ」と中年のおばさんが出てくる。
「すみません、窓から見える髪の長い女の人に会わせて下さい」と言う半出。

中年女は「髪の長い?あ~カスミちゃんならもう帰ったわ、明日また来てちょうだい」と言ってドアを閉める。
「はぁ・・・。」と、諦めて通りに出ると喪黒が待っていた。
「どうしました?あの子に会えましたか?」と聞く。
半出は「あ、あなたにそそのかされて途中下車して、ひどい目に遭いましたよ」と言う。
喪黒は「おやおや、すっかり私のせいにして。私はあなたの心の中にあった途中下車したいという強い願いをお手伝いしただけなのに」と言う。
判出は「これ以上僕に付きまとわないで下さい、もう絶対に途中下車しませんから」と言って帰る。
「終電出てしまいましたよ。タクシーでも拾いなさい」とアドバイスする喪黒。
午前2時、半出はタクシー乗り場の行列に並ぶ。
タクシーに乗ったのは朝方の3時半。
寝てしまった半出に「お客さん、この先はどう行くんですか?」と聞く運転手。
「あ、そこの角曲がったとこだから」と言う半出。
角を曲がって「ここですか?」と言う運転手。
半出は「今、金持ってくるから待ってて」と言ってタクシーを降りると・・・。

家がない!
「あれ?そ、そんな、どうなってるんだ?」とキョロキョロする。
運転手が降りてきて「お客さん、タクシー代お願いしますよ」と言う。
「それどころじゃない。家が消えたんだ、僕の家がないんだ」と言って頭を抱える半出。
運転手が「そんなこと言って、タクシー代踏み倒そうたってそうはいきませんよ。ちょっと交番まで行きましょう」とタクシーに押し込んで走り去る。

それを見ていた喪黒は「やっぱりあの人は、途中下車なんてしなかった方が良かったようですね~。電車でも汽車でも、人間もレールから外れると何が起こるかわかりませんからねぇ。オーッホッホッホッホ」と歩いて行く。

感想

半出押太さんも、ものすごく気の毒な人です。
真面目に働いていたのに、ただ、途中の停車駅から見える髪の長い女性を見るのだけが楽しみだったのに・・・。
それさえも許されないなんて。(笑)
半ば無理やり「ドーーン」されて途中下車して入った店が、ぼったくりバー。
これには、責任を感じたのか、さすがの喪黒さんも助けてくれました。
そこだけは、喪黒さんカッコよかったけど。
そもそも、半出さんの言う通り途中下車さえしていなければ、ぼったくりバーに入ることもなければ、家を失うこともなかったと思うんですけど、どうでしょう?
それとも、あの奥さん「たまには寄り道してきたらいいのに」みたいなこと言ってましたから、判で押したように同じ時間に帰ってくるご主人に、嫌気が差していたのかなぁ?
それで、計画的に半出さんが出勤したあとに家を壊して土地を売って、そのお金でマンションでも買って一人暮らしを満喫しているのかもしれませんね。
長い年月をかけて計画していたら、一日で出来てしまうのかも?
結局、カスミさんの声を聞くことさえ出来なかったですね。
本当にあの窓から見えていた女性は、実在するのでしょうか?
喪黒さんのことだから、人形を置いていたのかもしれないですね。
さて次回は、なかなか東大に合格しないと悩んでいる予備校生のお話です。
運気を呼ぼうと占ってもらうのですが・・・?

 

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