タイトル:アイカツ!2ndシーズン 第67話 ーフォーチュンコンパス☆ー
放送局:テレビ東京ほか
アニメーション制作:サンライズ
キャスト:星宮いちご:諸星すみれ/霧矢あおい:田所あずさ/紫吹 蘭:大橋彩香/音城セイラ:石原夏織/冴草きい:秋奈/星宮りんご:能登麻美子/星宮らいち:瀬戸麻沙美/光石織姫:松谷彼哉/ジョニー別府:保村 真
視聴VOD:dアニメストア(2018年05月28日時点で視聴可)
リッチでゴージャスな新しい恵方巻きを作る【Yeah! Fou! 巻き】のイメージガールオーディションの話が蘭に舞い込んできます。
いつも食材に気を使っている蘭は、自分なりのレシピで恵方巻きを作ってみるのですが、「体によさそうな味がする。」と評判はイマイチでした。
リッチでゴージャスな恵方巻きを作って、確実にオーディションに合格する道を選ぶのか?
それとも蘭は自分の信念を貫き通すのか?
はたして美しき刃が選んだ道は、どちらなのでしょうか?
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あらすじ
心得
紫吹蘭には、今も守っている心得があった。
それは「料理の材料は必ず体にいいものを。」という祖母の言葉であった。
いちごとあおいの部屋に、蘭が手作りクッキーを持ってやってくる。
今度アイドルが作ったお菓子を食べるイベントが開催されるので、その練習で作ったクッキーをおすそ分けに来たのだ。
「やっぱり磯の香りが強すぎたか…。」
なんと、蘭が作ったクッキーにはわかめやヒジキ、じゃこが入っていたのである。
祖母の言葉を徹底して守っている蘭は、お菓子の材料も体にいいものを選んでいた。
「人の体っていうのは、自分が食べたもので出来ている。例えばいちごは、昨日お腹いっぱいに食べたパフェでできているんだぞ。」
それを聞いたいちごは、ペロリと自分の体を舐めてみるが、ちっとも甘くないと首をかしげており、蘭は苦笑いを浮かべてたのだった。
恵方巻きガール!
講堂に集まったスターライト学園の生徒たちは、【Yeah!Fou!巻き】のイメージガールを決めるオーディションが開催されることになったと、織姫からの発表を聞いていた。
これは次世代のリッチでゴージャスな恵方巻きを作るためのイベントで、審査でもアイドルが実際に恵方巻きを作り、審査員が試食した結果、上位2名が最終審査のファッションショーステージに立てるそうだ。
残念ながらいちごとあおいはオーディションの日に仕事が入っているため、3人の中でオーディションは蘭だけが参加することなり、さっそく特訓のためいちごの実家を訪ねることに。
いちご指導のもと、酢飯が無事に完成し、いよいよ恵方巻きの具材を決める工程に入った。
「実は恵方巻きに巻く中身にも、絶対っていう決まりはないんだって。基本的には七福神に合わせて七種類の具材を巻くことになってるみたいだけど…。」
アイカツフォンで調べながら、あおいは蘭が選んだ恵方巻きの具材を見つめる。
そこに用意されていたのは、めかぶ、ヒジキ、わかめ、じゃこというラインナップだ。
いちごは恵方巻きの具材を選ぶのは「アイカツカードのコーデみたい!」と例え、あおいも「もう少し華やかなコーデの方がいいかも。」とアドバイスするが、蘭は自分の信念を貫くことに。
完成した恵方巻きは、恵方巻きというには少々地味なルックスである。
試食したらいちも、「とっても体に良さそうな味がする。」という微妙な感想を残したのだった。
一方ドリームアカデミーでは、【Yeah!Fou!巻き】オーディションに参加するそらが恵方巻き作りをしていた。
「できた!」
そらが作った恵方巻きはとても華やかなものであるが、具材に使用されているフルーツを見てセイラは怪訝そうな顔をしていた。
しかし味は抜群だったようで、味見をしたきいは「これならオーディション、オケオケオッケ―!だね!」と太鼓判を押している。
信念と勝利
数日後、スターライト学園ではアイドルが作ったお菓子を囲むファンイベントが開催されていた。
蘭はもちろん先日作ったクッキーを用意したのだが、ファンの感想は「なんだか体に良さそうでよかったです。」と微妙なものであり、会場にいる他のアイドルが作ったお菓子と比べると、自分が作ったお菓子ではファンを楽しませることができないと痛感。
『もう少し華やかなコーデの方がいいんじゃない?』
蘭の脳裏に浮かぶのは、先日恵方巻きを作った時にあおいに言われた言葉だった。
イベント終了後、蘭はいちごとあおいに「もう一度コーチしてもらえないか?」と頼み、華やかな恵方巻きを作る決意。
ただ、それで本当にいいのか迷ってもいた。
自分の信念を曲げてまで、オーディションに勝ちに行く選択肢が正しいのか蘭にはわからなくなってしまっていたのである。
後日、蘭はいちごとあおいと一緒に仕事で山を訪れていた。
「うん…やっぱりオーディションに合格するためには、華やかな恵方巻きで挑むべきなんだ。」
そう結論を出した時、蘭は自分がいつの間にか2人とはぐれてしまったことに気が付く。
大声でいちごとあおいの名前を呼んでみたものの返事はなく、代わりに現れたのはドリームアカデミーのそらで、2人は川の近くで少し話をすることにしたのである。
「そっか…あんたもYeah!Fou!巻きオーディションに。」
「森の木々や風やこだまたちから恵方巻き作りのひらめきを貰おうと思ったんだけど…迷子になっちゃった。」
そらはそう言って、二コリと笑いかける。
「私も考え事しながら歩いてたら、迷っちゃって…。」
そう言った後、蘭のお腹がキュウと鳴り、照れくさそうに笑う蘭に、そらはあるものを用意し始めた。
それは山の幸だけで作った恵方巻きだった。
そらから恵方巻きを受け取った蘭は、今まで見たことがない恵方巻きに困惑した様子。
「恵方巻きは自由な巻物、正解なんてない。だからこそ、自分が本当に信じるコーデを貫くしかない。」
その言葉に蘭は何かが吹っ切れたようで、ぱくりと恵方巻きを食べて「おいしい!」と声を上げる。
それから、蘭とそらはいちごたちによって発見され、無事に山から救出されたのである。
オーディション当日
【Yeah!Fou!巻き】オーディション当日。
蘭は、第一審査、第二審査を突破し、オリジナルの恵方巻きを作る第三審査に進んでいた。
恵方巻きを作りながら、蘭はかつて自分に料理を教えてくれた祖母のことを思い出す。
『味も大事。見た目も大事。でも一番大切なのは、どんな思いを込めるか、どんな気持ちで作るか、どれが一番の調味料。』
(ああ…だよな、おばあちゃん!)
蘭は自分の信念を貫き通す事を選んだ。
見た目は地味な恵方巻きが完成したが、試食した審査員の評価は上々であった。
食べる人の健康をとことん追求した恵方巻きに、審査員たちはおばあちゃんの優しさを感じ取った様子。
自分の信念を貫き通した結果、最終審査に進んだのは蘭と、ドリームアカデミーのそらであった。
「ありがとう。」
蘭は最終審査に共に進んだそらにお礼を告げる。
山でそらに出会ってなければ、自分の信念を貫き通すことはできなかったからである。
「あなたらしさを出せたのは、あなたの力。2人でファッションショーのステージに立てるのが楽しみ。」
2人は揃ってフィッティングルームへ。
そらはオリエンタルリブラコーデ、蘭はキングレオコーデを着てステージに上がる。
歌うのは【Kira・pata・shining】である。
星座アピールもバッチリ決め、オーディションの結果、2人とも【Yeah!Fou!巻き】のイメージガールに選ばれたのであった。
感想
恵方巻きって、決まってルールがない物って知ってましたか?
もともとは関西の限られた地域で行われていた風習だったのですが、大手コンビニチェーンが目をつけて、今では恵方巻きを知らない人はいないくらい有名になった風習ですよね。
私も毎年作る時に悩むのですが、恵方巻きの具ってまさにアイカツカードのコーデと同じで、センスがものをいう食べ物だと思います。
お店で売っているもののように、綺麗で美しい見た目に作るのは本当に難しいことです(笑)
さて、2ndシーズンから見た人は、紫吹蘭のこだわりにちょっと驚いたと思います。
私も初めて第67話を見たときは、驚きました。
蘭は【SPICY AGEHA】がよく似合う、派手でカッコイイ女の子です。
それなのに健康志向ってギャップがすごくて、最初は似合わないと思いました。
けれど、芸能人は体一つで頑張る仕事ですから、健康に美容にいいものを好んで食べるのはプロ意識が高い蘭だからこそだと、アニメを見ているとすごく理解できるようになりました。
でも正直、蘭が作った恵方巻きも、そらが最初に作ったフルーツの恵方巻きも食べたくありません。
私はやっぱり、リッチでもゴージャスでも次世代でもない、普通の恵方巻きが一番おいしいと思います(笑)

小学生と幼児のママ。常に娘のコスネタを模索中。育児のストレスはアニメ鑑賞と妄想でリカバリー中。今のブームは型月&刀剣乱舞。
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