タイトル:アイカツ!2ndシーズン 第61話 ーキラ・パタ・マジック☆ー
放送局:テレビ東京ほか
アニメーション制作:サンライズ
キャスト:星宮いちご:諸星すみれ/霧矢あおい:田所あずさ/紫吹 蘭:大橋彩香/音城セイラ:石原夏織/冴草きい:秋奈/星宮りんご:能登麻美子/星宮らいち:瀬戸麻沙美/光石織姫:松谷彼哉/ジョニー別府:保村 真
視聴VOD:dアニメストア(2018年05月21日時点で視聴可)
ドリームアカデミー所属のアイドル、風沢そらに、ティアラは「デザイナーとしてデビューしてみない?」と声をかけます。
これまでアイドルとデザイナーを兼任した人はおらず、そらは初めてのアイドル兼デザイナーという立場に思い悩みます。
第51話で少しだけ登場した風沢そらが、ようやく登場!
すでにアイドルとしての人気を確立している彼女は、デザイナーとしてどんな活躍をするのか気になりますね!
『アイカツ!』2ndシーズン配信先一覧 | |||
動画配信サービス | 配信状況 | 見放題 | 配信先 |
---|---|---|---|
U-NEXT | ![]() |
![]() |
視聴ページ |
hulu | ![]() |
![]() |
視聴ページ |
dTV | ![]() |
||
Amazonプライム・ビデオ | ![]() |
![]() |
視聴ページ |
あらすじ
【デザイナーデビュー】
今日はドリームアカデミーデザイナーコースの定期発表会。
セイラはテンションが高いきいと共に定期発表会の会場へ向かっていた。
なんでも、きいが気になっている子がいるらしく、その子がデザインした衣装を見に行くようだ。
「あ、いた!今、きいが気になっている風沢そらちゃん!」
風沢そらはアイドルコースに所属しながら、デザイナーコースでデザインの勉強もしているアイドルだ。
きいはそらが作った衣装をみるため、デザイナーコースの定期発表会へやってきたのである。
そらがデザインした衣装はどれも煌びやかで、2人は感嘆の息をついた。
「見に来てくれたんだね。」
そんな2人にそらが近寄っていき、それぞれに自己紹介をする。
そして話題は、そらが作る衣装のコンセプトについてとなった。
彼女が作るデザインは、エスニックやウエスタン、ボヘミアンなども民族衣装を大人っぽくアレンジしたものが多い。
「コンセプトはエスニックコーデ!だよね?」
「うん、そうみたい。」
きいの質問に、そらは曖昧な返事で答える。
そらは特にコンセプトを決めて衣装をデザインしているわけではなく、自由に好きなデザインを作っているだけで、コンセプトは第三者が決めているだけらしいのだ。
そんな自由なそらに、セイラときいはますます興味をもったようである。
そこへ、ティアラがやってくる。
ティアラはそらに、ある重大な知らせをするために定期発表会へやってきたようだ。
「そら、デザイナーとして自分のブランド、作っちゃおうよ!」
ティアラの言葉に、会場にいた全員が驚きの声を上げる。
「デザイナーコースでは、みんなが衣装を作る勉強をしてる。でも自分のブランドを立ち上げた生徒はまだ一人もいない。そらがその第一号になっちゃお!」
「私が…私の、ブランドを…。」
「AngelySugarとか、SwingROCKに並ぶ新しいブランド!そらならできるわよ!」
ティアラの力強い言葉に、会場にいた人たちからは祝福の声が上がるが、肝心のそらは難しい表情を浮かべていた。
しかし、すぐに笑みを浮かべて「やらせてください。」と言葉を返し、そらのデザイナーデビューが決定した。
【風沢そら】
定期発表会が終わった後、セイラときいはそらと少し話をすることに。
デザイナーとしてデビューすることを、そら自身はドキドキしているそうだが、緊張が表に出にくいようだ。
「言われてみれば、どうすればいいか悩んでると思う。」
そらが傍に置いてあった裁縫箱から何かを取り出し、話をしながら作業を始める。
「私はね、今まで作りたい服を自由に作ってきた。ほとんど趣味みたいにね。でもブランドを立ち上げたらそうはいかなくなる。」
彼女は、すでにデザイナ―としての何をしなければいけないのか理解していた。
デザイナーになるということは、デザインの発表を常に行わなくてはならないということ。
それは、例えアイディアがなくても、デザイナーの義務として行わなければならないのだ。
「それが私にできるかなって思うし…。」
そらはスッとセイラときいを見つめる。
2人のステージを見たそらは、その時に着ていたドレスがよく似合っていたことを思い出していた。
デザイナーになれば、他のブランドのデザイナーと同じく、衣装でアイドルの魅力を惹きたてる責任が生まれる。
それがはたして自分にできるのか、そらは不安になっていたのだった。
「はい、これ。お話聞いてくれたお礼。」
そらは話をしながら作っていたヘアアクセサリーを2人に差し出す。
自分が作ったアクセサリーをつけた2人を見て、「うん、似合う!」と言ったあと、そらはにっこり笑みを浮かべたのであった。
夜、きいは大好きなブレインサンダーを飲みながら頭を抱えていた。
そらの話を聞き、何か力になりたいと考えたからである。
その言葉にセイラも賛同し、寮の部屋に遊びに行ってみることに。
突然そらの部屋を訪ねた2人だったが、そらは快く部屋に招き入れる。
そらの部屋にはオウムのファームがいて、「ボヘニチワ!」と体をゆすっていた。
そらは昔、海外で生活をしていた時期があり、その時からファームと共に生活をしているそうだ。
「そこで、ある人と出会ったのがデザイナーになろうと思ったきっかけなんだ。」
そらがまだ5歳の頃、彼女はモロッコで生活をしていた。
そこでボヘミアンのミミという女性に出会ったことがきっかけで、デザイナーという道を歩み始めたのである。
ミミは路肩で手作りのアクセサリーを販売しており、そらはミミにアクセサリーなどの作り方を学んだそうだ。
ある日、そらはミミにアクセサリーの作り方を習いながら、「何故世界を旅することを止めてしまったの?」と問いかける。
するとミミは困ったような、悲しみに耐えるような表情を浮かべて答えた。
「少し怖くなったんだ。新しい扉を開くのが。」
それからしばらくして、メキメキと上達していくそらに、「すごいね。」とミミが言葉をかける。
「すごいのはミミさんだよ。私が作ってるのは、ミミさんが頑張ってるの見て、いいなぁって思ったからだよ。」
「あれ見てから私、魔法にかかったみたいなんだもん!」
その言葉に、ミミはハッとしたような表情を浮かべる。
そらは完成したアクセサリーを、ミミの頭につけて笑いかける。
「魔法か…アクセサリーも衣装も、おしゃれって魔法なのかもしれない。新しい自分になりたいときに、元気をくれる魔法。」
「私もなりたい自分になれる??」
「そらのままで、居続けられればきっとなれるわ。」
ミミのハッキリとした言葉に、「どうしてわかるの?」とそらは首をかしげる。
「今のあなたに、元気を貰ったから。」
そらはミミと出会えたからこそ、デザイナーという夢を持つことができた。
しかし、ミミはある日突然いなくなってしまったらしい。
彼女が宿泊していたホテルには、「そらちゃんのおかげで、私にももっと何かが出来るって思えたの。」と感謝の言葉を残した手紙と、アクセサリーが残されたいた。
そのアクセサリーは、今もそらの髪を飾っていた。
「きっと…ミミさんは自由なボヘミアンとして、今も自由に世界を回っているんじゃないかと思う。」
「綺麗だったんだね。そらちゃんがミミさんにあげたアクセサリー。」
そらの昔話を聞いたきいは、そう言葉を発する。
「そのアクセがミミさんにオシャレの魔法をかけて、ミミさんは新しい自分になりたいって思ったんだよ。」
「だから世界に旅立ったんだな。」
きいとセイラの言葉で、そらの中にずっとあった「何故いなくなってしまったんだろう?」という疑問がスッと溶けていく。
「ブランドだって、そらちゃんのままで居続けて、自由に作れば上手くいくよ。そらちゃんの衣装で元気になる人、絶対いる!ミミさんみたいに!」
きいの言葉がそらの背中を押した。
そらはしっかり頷いて、ブランド発表会に向けて走りだしたのである。
「いつか、もしも自分のブランドを作る時にはボヘミアンって名前のブランドにしようって考えてた。」
「そうなんだ!」
「私がデザイナーになったのは、あのボヘミアンのミミさんとの出会いがきっかけだから。」
(でも、私らしく居続けることが大事なら…。)
そらは自室の窓を開け、澄み渡る青空を見上げる。
(私が自由に飛び回れる、私色の空。私色のブランドにしよう。)
(Bohemian Sky)
【お披露目ライブ】
いよいよブランドのお披露目ライブの日がやってきた。
そらの手には、【Bohemian Sky】の星座ドレス、オリエンタルリブラコーデが握られている。
(私のブランド。私のステージで魔法をかけてあげる!)
そらはフィッティングルームに駆け出し、ステージの上に上がった。
歌うのは【Kira pata shining】である。
てんびん座の星座アピールもばっちり決め、そらのステージは大成功のまま幕を閉じた。
ステージを終えたそらは、一人学校近くの海が見える場所へ向かう。
(誰かを元気にできたかな?私のBohemian Sky)
感想
第51話に登場してから、全く出番がなかった風沢そらがようやく登場!
ドリームアカデミーのメインキャラクターは、残すところ姫里マリアだけになりました。
私はドリームアカデミーのアイドルの中で、風沢そらが一番好きです。
今回登場した星座ドレス、オリエンタルリブラコーデもセクシーで可愛いですし、ステージで歌った「Kira pata shining」も、まさに風沢そらのための曲って感じで、聞いているといつの間にか鼻歌で歌っているくらい癖になりますよ。
さてアイカツの世界では、【芸能人はカードが命】と言われるくらい、アイカツカードは大切なものです。
今回のストーリーでそらがデザイナーとなり、デザイナーになる心得が紹介されました。
アイカツは色んな夢を追いかけるきっかけと、その夢をかなえる大変さを教えてくれます。
アイカツは本当に子どもと一緒に観てほしいアニメです。
夢と希望と、それに向かっていく大変さがわかるだけではなく、アイカツには妬みとか恨みといった負の感情がないところが素敵なんです!
アイドルが競うということは、どうしても負の感情が溢れるシーンが多いイメージですが、アイカツにはそんなアイドルはいません!
アイカツの世界にいるアイドルは、みんなライバルで、仲間ですから、絆を大切にする素晴らしさを学べると思います。
これからも沢山のアイドルが登場しますが、どのアイドルもキラキラと輝いていますので、ぜひあらすじを読みながら、推しアイドルを見つけてくれたら嬉しいですね。

小学生と幼児のママ。常に娘のコスネタを模索中。育児のストレスはアニメ鑑賞と妄想でリカバリー中。今のブームは型月&刀剣乱舞。
この記事へのコメントはありません。