タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第25話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、冬馬由美など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日までは視聴可)
前回は、喪黒の勧めで空手を始めた男のお話でした。
サラリーマンの烏森喜一は、チンピラに絡まれたところを喪黒に助けられます。
護身術に空手を習ってはどうか?と喪黒に勧められ早速道場へ通う喜一。
数回習っただけで、喪黒に強くなったような気がするとか、初段も夢じゃないとおだてられて、すっかりその気になります。
1人の時に以前のチンピラに会い、習った空手でかかっていくのですが、相手はボクシングをやっていて2ヶ月の重傷を負わされるのでした。
今回は、男が嫌いだと言うキャリアウーマンのお話です。
セクハラしてくる課長が嫌だから会社を辞めると言い出しますが、喪黒がある提案を出します。
それは何でしょうか?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第25話のあらすじです。
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あらすじ第25話 男ぎらい
大事なカバンが
刈谷麻子(30歳)は、バリバリのキャリアウーマン。
会社でコピーを取っている麻子のお尻を、回転椅子ごと移動してきて「いただき」と言って触る課長。
麻子は「きゃー」と言って、反射的に肘鉄をくらわす。
椅子ごと、後ろに倒れる課長。
社内の注目の的になり慌てた課長は「刈谷くん、なんてことを」と怒鳴る。
麻子は「課長、エッチなことはやめて下さい。何度言ったらわかるんですか?もう絶対にやめて下さい」と言って自分の席に戻る。
課長は「触られるうちが花だってことがわからんのかね」という。
夜、会社の同僚と女子会をする麻子。
「麻子さん、セクハラ課長をやっつけるのも、ほどほどにしないと意地悪されるわよ」と言う同僚。
麻子は「でも、私は課長を絶対許せない」と言う。
別の同僚が「大体男なんて多少の差はあっても、みんなエッチなんだから」と言う。
麻子は水割りを飲みながら「男なんて大嫌い、不潔だわ」と言う。
その時、カウンターにいた男性客2人が「君たち、一緒に飲まない?」と声をかけてくる。
同僚は「合流しよっか」と言い出す。
「私は帰るわ」とさっさとその場を立ち去る。
その様子を、店の隅にいた喪黒が見ていた。
少しふらついて歩いている麻子の後ろから、喪黒が歩いている。
麻子の靴のヒールが、道路の溝にひっかかり川に落ちそうになる。
喪黒が助け「大丈夫ですか?」と聞く。
麻子は「きゃー痴漢!」と言って、反射的に肘鉄をくらわす。
喪黒がひょろけた拍子に、いつも持っているカバンが川に落ちてしまう。
「あ、私ったらとんでもないことを、すみません」と謝る麻子。
喪黒は「私は大丈夫ですが、身代わりに大切なカバンが落ちてしまいました」と川を覗く。
成功からの忠告
バー“魔の巣”で話す2人。
喪黒は「タッチされるということは、それだけあなたがチャーミングだということです」と言う。
麻子は「私はそれが嫌いなんです。男はいつも女性を性の対象としか見てないじゃないですか。私は今までずっと課長のセクシャルハラスメントに耐えてきたんです。でも、もう我慢できない、会社を辞めるしかないわ」と訴える。
「そこまで、思いつめてるなら、私がお助けしましょう」と名刺を差し出す喪黒。
麻子は「ココロのスキマお埋めします?」と読み上げる。
喪黒は「ボランティアですから、お金は一切いただきません。あなたはセクハラに耐えられないから、辞めるとおっしゃる。それなら、課長の方に辞めてもらったらいかがです?彼のような人はきっと他所でも同じようなことをしてるに決まってます。それを白日の下にさらせば良いのです。私にお任せ下さい」と言う。
翌朝電車の中、課長が立って新聞を読んでいると、自分のお尻を触ってくる女の手に気づく。
隣の若い女だと思った課長は「うひょひょ、お返ししなくちゃ」と女のお尻を触る。
女は「きゃー、この人痴漢よー」と大声で喚く。
課長を触っていた手は、喪黒が人形の手でいたずらしていたのだ。
喪黒はカバンを持っている。
その夜、バー“魔の巣”で会う喪黒と麻子。
喪黒が「ほう、課長は会社辞めましたか」と言う。
“サラリーマン課長、車内でチカン!”という夕刊を見て「これ喪黒さんが?」と聞く麻子。
喪黒は「そんなこと、どうでもいいじゃありませんか。これで安心して仕事に打ち込めるというものですよ」と言う。
麻子は「正直なところ、ホッとしましたわ」と言う。
乾杯をする2人。
喪黒は「ところで刈谷さん、仕事に専念できる環境が得られたんですから、女性の地位を高めるためにも、男にうつつを抜かすことなどないようお願いしますよ」と言う。
「ご心配なく、私は自立した女として仕事に生きていくつもりですから」と言う麻子。
喪黒は「オーッホッホ、そうですか。そうでないと、セクハラ課長だって浮かばれないですからねぇ」と言う。
言い寄る男
麻子は、課長に昇進する。
「じゃ、お宅の社長さんによろしく言って下さい」と、取引先の男に言う麻子。
男は「いやぁ、刈谷さんに代わって商談がテキパキ運んで大助かりです」と言う。
麻子は「当たり前のことをしているだけです。仕事をする上でゴルフだの料亭だののお付き合いは無駄ですもの」と言う。
男は「オフィスでビジネストークもいいですが、たまにはブランチでも如何ですか?今日のお昼ご一緒させて下さい」と言う。
麻子は「そうね、それくらいなら」とOKする。
オープンカフェで昼食をとる麻子と取引先の男。
男は「欧米のビジネスマンは、こうやって盛んに取引相手とコミニュケーションを取るらしいですよ」と言う。
麻子も「たまには、こういうのもいいわね」と楽しそうに笑う。
男は「刈谷さんって、とてもチャーミングです。一度仕事以外で会っていただけませんか?」と聞く。
「え?で、でも・・・。」と顔を赤くする麻子。
男は「息抜きしましょうよ。実は前から観たいと思ってた舞台があるんです」と言う。
近くで新聞を見ているふりをして、様子を窺う喪黒の姿が・・・。
モスクワバレエ団の舞台を見たあと、バーで飲んでいる2人。
「とっても素敵な公演だったわ」と言う麻子。
男は「ええ、普段見られないモスクワアカデミーが生み出したトップクラスのバレエが見られてよかったです」と言う。
2人は、夜の公園を散歩してベンチに座り満月を見ている。
あれほど言ったのに
麻子は、満月が喪黒の顔に見えて“男にうつつを抜かすことのないように”と言われたことを思い出す。
ハッとする麻子に気がつき「麻子さん、どうしたんですか?」と聞く。
麻子は「いえ、別に」と誤魔化す。
「あんな月、隠れてしまえばいいのに、明るすぎる」と言う男。
麻子は「面白いこと言うのね」と茶化す。
男は、真剣な顔つきで「冗談ではありません」と言う。
「私・・・。」と、顔をそむける麻子。
男は「麻子さん」と言って、抱きしめる。
車で送ってもらって車の中でキスをする。
マンションに入り、エレベーターの中で男との甘いキスの余韻に浸っている麻子。
エレベーターを降りようとすると、喪黒福造が乗ってくる。
悲鳴をあげる麻子。
喪黒は「あなたは、私との約束を破りましたね。会社を辞めた課長のためにも、あなたは恋などしてはいけません。あなたは男性などに、心を奪われず自立した女性として生きていくべきなのです。ドーーーーン」と指をさす。
翌日、1人残業をしていた麻子。
腕時計を見て「いっけない、待ち合わせに遅れちゃうわ」と言って、会社を出ようとする。
すると、喪黒の幻影が見え「いけません、恋などしてはいけません」と言う。
それを、無視して駅に向かう。
ホームにいる麻子を見つけた、取引先の男。
「あ、いたいた麻子さんだ。よぉし、脅かしてやれ」と後ろから近づく。
麻子は、何となく殺気を感じる。
「わっ!」と肩に手を置く男。
麻子は、「きゃー」と言って、いつもの癖で肘鉄をくらわす。
男は「うわーーっ」と、後ろにひょろけていき、ホームから転落する。
そこへ、快速電車が入ってきてはねられる。
たちまち人だかりができるホーム。
アナウンスが流れる。
「只今、当駅構内で人身事故が発生いたしました。現在上下線とも不通になっております」
その横を、澄まして歩いていく喪黒。
「当分彼女にはセクハラどころか、だぁれも男は寄り付かないでしょうなぁ。オーッホッホッホッホ」
感想
セクハラ問題で、市長や大臣が辞任する今じゃ、考えられない時代ですね。
どれだけ女性を甘く見ているのか、全くひどい話です。
会社の忘年会でも、チークダンスやデュエットを強要する上司もいるんでしょうね。
セクハラ、パワハラという言葉がなかった時代とはいえ、喪黒さんも今回はひどいんじゃないんですか?と思いました。
麻子さんは、まだはっきりと発言できる人だからいいですけど、言えない人の方が断然多いんです。
課長は、辞めて当然の人間でしょう。
それなのに、課長が辞めたんだから、あなたは恋をしてはいけないとは・・・。
いやはや、こっちが「ドーーーン」したいくらいですよ。
麻子さんが言い寄ったわけじゃないし、男性が積極的にきてました。
それに麻子さんも、ちょっと喪黒さんを思い出して躊躇していたところもありましたしね。
取引先の男は、電車にはねられてどうなったのか、はっきりしたことはわかりませんが、本当にお気のどくです。
ホームで人を驚かすという行為も、ちょっと考えれば危ないとわかりそうなものですよね。
次回は、家に帰りたくない男のお話です。
帰宅拒否症の男は、帰りにファミレスに寄ったり本屋に寄ったりしているようです。
喪黒さんの提案は何でしょうか?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
麻子:取引先の男を誤って殺してしまう。課長:喪黒により痴漢するよう仕向けられて逮捕、社会的に破滅した挙句会社をクビにされる。取引先の男:麻子に脅かそうとした際突き飛ばされ列車に轢かれ死亡。
珍しく話に登場するメインの人々全員を完全な破滅に追い込むという鬼畜な喪黒さん
カイサさん、コメントありがとうございます。
ですね、私もそう思います。