タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第16話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、桜井敏治など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日までは視聴可)
前回は、結婚するなら絶対3Kじゃないと嫌だと言い張る女性のお話でした。
妻成耐子は、遊びで付き合っていた男にプロポーズされますが、3Kにこだわり断ります。
喪黒に相談すると、南の島での集団お見合い、“マリンDEデート”という企画を紹介され、早速参加する耐子。
すると“たかお”という、まさに3Kの男を発見、喪黒による裏からの協力もあり、“たかお”にプロポーズされます。
気分は盛り上がり、耐子とたかおは南の島で愛の一夜を過ごします。
その後、耐子が“魔の巣”に行くと、喪黒が裏ビデオ“マリン島の初夜”と題されたものを見ています。
耐子が覗いてみると、たかおと耐子の初夜の様子が映っているものでした。
たかおは、初めからそれが目的で参加していたのです。
さて、今回は散髪屋なのに人の髭を剃るのが怖くてしょうがない男のお話です。
喪黒のアドバイスで、剃れるようになるといいんですが?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第16話のあらすじです。
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あらすじ第16話 切る
なんで床屋になった?
理容店に勤める出無野風太(22歳)は、カミソリで人の髭を剃るのが怖くてたまらない。
今日も店主のおやじに怒られながら、風船で髭を剃る練習をしている。
「さぁ、早くやってみろ風太」と睨んでいる。
風太は震える手で、客の顔に見立てた風船にカミソリを入れる。
ほんのちょっと剃っただけで、風船は割れてしまう。
「このバカたれ!理容学校で何を習ってたんだ。カミソリの刃を起こしたらダメだって言ってんだろ。風船だからいいが、これがお客さんだったら大変だぞ」と怒鳴る。
風太は「すいません」と謝る。
先輩の男は「これじゃ、物騒でカミソリ持たせられませんよ」と言う。
店主は「カミソリが持てない床屋なんて、笑うセールスマンのいないギミアブレイクみたいなもんか。おめぇは風船だから本気になれねぇんだよ。今度の客に本番でやってみろ」と言う。
風太は「ええ?ちょっと待って下さいよ。おやじさん!」と言うが、聞く耳持たない。
先輩の男は「今度来る客も災難だな、イヒヒヒ」と笑う。
その時、ドアが開いて「オーッホッホッホッホ、お客です」と喪黒が入って来る。
店主は「い、いらっしゃい」と緊張している。
喪黒は「どうしたんですか?バカに静かですねぇ」と言う。
店主は「え?い、いやぁ別に、あ、ではさっそく」とハサミを持つ。
喪黒は「あ、頭はいいです。顔を剃って下さい」と言う。
風太は、奥で震えている。
店主が「風太、出番だぞ」と言いに行く。
風太は「ええ?で、でも」と怖がっている。
店主は「うだうだ言わずに、さっさとやれ!」と怒鳴る。
傷だらけの脛
喪黒は目隠しをされているが、なかなか始めないので「どうかしたんですか?早く剃って下さい」と言う。
横から小声で「風太、しっかりしろ」と声をかける店主。
風太は「は、はい」と返事をして大汗をかく。
それでも、必死で顔にカミソリをあて、ジョリジョリ・・・。
ボトッ!
鼻らしきものが、落ちる。
風太は「ヒィィ、鼻もいじゃった」と嘆く。
他の従業員が「きゃ~」「早く救急車!」と、騒ぎ出す。
喪黒が「ウォーッホッホ、どうしました?」と顔を拭きながら聞く。
店主が「あ、鼻ついてるぞ」と叫ぶ。
喪黒が落ちた鼻を拾い、「あ、これ?ゴム製の鼻ですよ。ちょっとした冗談ですよ」と言う。
風太が、へなへなと座り込む。
店主は「あんたは冗談のつもりでも、こいつはカミソリが大の苦手なんで、大ショックだったんです」と文句を言う。
喪黒は「ほぉ~、それじゃ私は、練習台にされたわけですか?」と言う。
店主は困って「いや、それは・・・。」と口ごもる。
喪黒は「オッホッホ、でも、ちょっとやり過ぎたようですな」と言って風太の相談にのることに。
理容店の2階で、風太と話す喪黒。
名刺を渡し「私は、こういう者です」と言う。
風太は「さっきは、すみませんでした。俺、カミソリ持つのが怖いんですよ。カミソリ持って、お客さんの髭を剃ってると今にもブスッとやりそうな気がして」と言って自分の脛を見せる。
風太の脛は、傷だらけだった。
「おお」と見入る喪黒。
風太は「俺たちは髭剃りの練習に、自分の脛を剃るんです。起こしても、ねかしすぎてもいけないとわかってるんですが、気が付いたら血が出てるんです」と話す。
喪黒は素直に「これがお客さんの顔だったら、困りますね。私も危なかった」と汗を拭く。
風太は「田舎の両親は、俺が一人前の床屋になるのを楽しみに待ってるのに」と泣き出す。
喪黒は「そんなんじゃ、床屋どころか何をやるのも無理ですよ。もっと自信を持ちなさい。さもないとお客は安心して、無防備な喉笛をカミソリの下にさらすことは出来ませんよ」と言う。
タバコのおかげ
喪黒は「私がいい薬をあげましょう」とカバンから、タバコを取り出す。
「これを吸ってごらんなさい。あなたの不安はなくなり、自信がついてくるはずです」と言う。
風太は「俺、タバコ吸えないんです」と言う。
「これは、ただのタバコじゃありません。薬用タバコなのです」と言ってタバコを渡し火をつけてやる喪黒。
ちょっとむせる風太に喪黒は「もっとゆっくり吸って下さい。どうです?不安や恐れが薄らいできたでしょ?あなたはもう大丈夫、カミソリなんて怖くない、怖くない、怖くない~、ドーーーーン」と指をさす。
店に出る風太は「おやじさん、もう大丈夫です。俺に髭剃りやらせて下さい」と頼む。
「本当に大丈夫か?」と聞く店主。
お客が「おいおい、大丈夫かってどういう意味だ?」と心配する。
しかし、風太は鮮やかな手つきで、無事髭剃りをやってのける。
お客が「やぁ、お前さん若いのにカミソリのあたりが実に鮮やかだね」と褒める。
風太は「そうだ、喪黒さんにお礼を言ってこなきゃ」と2階へ行く。
タバコと置き手紙があり、“薬用タバコをあるだけ置いていきます。このタバコを吸わなくてもカミソリが震えないよう、頑張って自信をつけて下さい”と書いてあった。
風太は「これだけあれば、当分は大丈夫だ。ありがとう喪黒さん」と言う。
翌日、理容店は大忙し。
先輩の男が「この忙しいのに、風太のやつ何してんだ」と2階へ行く。
風太は、タバコを吸っている。
「やい風太、お前だけサボってタバコ吸ってていいのかよ」と怒る先輩。
風太は「あ、す、すいません」とタバコの火を消す。
先輩は「俺にも吸わせろ」とタバコを取ろうとする。
「あ、ダメです。これだけはダメなんです」とタバコを隠す。
最初の1本だけ?
閉店後、店主が掃除をしている風太に「風太、お前もやっと一人前になったな。明日は月曜だ、ゆっくり骨休みしときな」と言ってくれる。
風太は「は、はい」と嬉しそうに言う。
洗い物をしている同僚の女の子に「きみちゃん、俺がやるよ」と言う。
「大丈夫よ、もうすぐ終わるから」と答えるきみちゃん。
もう1人の同僚が「3人で飲みに行かない?」と誘ってくる。
飲めないからと断る風太だが、きみちゃんが「たまにはいいじゃない、風太さんのお祝いしましょ」と言ってくれて行くことなる。
やきとりの店に来た風太たち。
誘った同僚は寝てしまい、きみちゃんが「風太さん、一生懸命貯金して少しでも早く私たちのお店が持てるように頑張ろうね」と言う。
風太は顔を赤くして「きみちゃん、俺、頑張るよ」と答える。
それを、店の隅にいる喪黒が聞いている。
翌日、先輩が「おい風太、俺の顔あたってくれないか?これからデートなんだ」と言う。
風太は「うん」と言って、タバコを探す。
しかし、箱の中は空っぽ。
「は!タバコがない」と驚く。
先輩が「あ、お前のタバコね、そういや昨夜麻雀やってて、切らしちゃってさ、今度返すからいいか~ってなって、みんなで吸っちゃったんだ。悪かったな。ほらよ!」とタバコを1箱投げる。
風太は「あれがなきゃダメなんだ、あれがなきゃ・・・。」と震えながらもカミソリを持つ。
バーバーチェアに座った先輩は「おい、震えてるぞ。大丈夫か」とおびえる。
風太は、震えながらカミソリを先輩の喉に当てる・・・。
次の瞬間、血が飛ぶ。
「ぎゃ~~~」
先輩の悲鳴が、近所中に響く。
その悲鳴を、外で聞いている喪黒。
喪黒は「やっぱりやりましたか。あのタバコ、最初の1本以外は普通のタバコでしたからね。しかし、カミソリで喉笛を剃られる瞬間のスリル、ゾクゾクしてたまりませんな~。オーッホッホッホッホ」と笑って歩いて行く。
感想
すごく流行っている理容店です。
従業員も店主を除いて4人もいます。
昔は理容店って、中学を卒業した人が住み込みで働いていました。
この風太さんと先輩もそうだったんでしょう。
カミソリを持つのが、恐くてたまらなかった風太さん、喪黒さんのおかげで自信が持てたと喜んでいたのに。
なんで、そんなに大事なタバコ、隠しておかなかったのか。
普通なら、肌身離さず持っとこうと思うんじゃない?と思いますよね。
でも先輩も、こっちが聞くまで何も言わないなんて、ずるいです。
先輩の顔、ドラえもんのスネ夫系のずる賢い顔ですね。
先輩はどうなったのか気になりますが、私は怪我で済んだと思っています。
そうでないと「ぎゃ~」という悲鳴は出せないと思うんです。
風太さんは、一見ジャイアンに似てるけど、性格はのび太ですね。
みんなに大事なタバコの話をするのは、やっぱり嫌だったのかな。
「まだ、そんなのに頼らないと髭も剃れないか!」と言われそうですもんね。
それはやっぱり、風太といえどもプライドが許さなかったんでしょう。
風太さんにも、しずかちゃんみたいな、きみちゃんという将来の話ができるガールフレンドがいるのにびっくりしました。
マージャンをしていた人の中に、バー“魔の巣”のマスターがいました。
このアニメ、ところどころにそういう隠れミッキー的な要素があって、それを見つけるのも楽しいです。
次回は、電車の中で痴漢に間違われたおじいさんが、喪黒さんに助けられるというお話です。
喪黒さんが、そう簡単に人を助けるはずがないと思うのですが、一体どういうことなんでしょうか?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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