タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第6話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、 平野義和など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日までは視聴可)
優木守は、何か面白いことを探して高層ビルの展望台に上がります。
そこから見えるマンションに住む、浦井ちかこに一目ぼれをしてしまいます。
喪黒福造に「あの子はあなたを意識しているようだ。アタックしてきなさい」とそそのかされます。
しかし、浦井ちかこは組長の愛人だったのです。
喪黒の言った通りに、浦井の家を訪ねるのを見届けた喪黒は、すぐさま組長に電話をかけます。
優木は、組員に袋叩きにされ、マンションから放り出されるのでした。
さて、今回はヒーローに憧れているイラストレーターのお話です。
憧れてはいるものの勇気が出ない男の運命はいかに?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第6話のあらすじです。
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あらすじ第6話 勇気は損気
僕じゃないです
熊井勇は24歳のイラストレーター。
熊井が夜道を歩いていると、女性の悲鳴が聞こえる。
駆けつけてみると、若い女性が酔っ払いの男にからまれていた。
熊井は自分が女性を助けて、ヒーローとして新聞に載る想像をする。
よし、行くぞ!と気合を入れて行こうとした時、喪黒福造が酔っ払いの男に「ちょっとお尋ねしますが」と話しかける。
酔っ払いが喪黒に気を取られている間に、女性は酔っ払いの股間を蹴り逃げて行く。
酔っ払いは「お前のおかげで逃げちゃったじゃないか」と喪黒に怒る。
喪黒は「私でよければ、代わりにチューしましょうか?」と迫っていく。
酔っ払いは「ひぇ~」と、悲鳴をあげて逃げて行く。
熊井は、「早く捕まえないと逃げてしまいますよ」と言う。
「ほっときましょう」と言う喪黒。
そこへさっきの女性が、お巡りさんを連れて戻ってくる。
女性は、熊井を指さし「犯人はあの男です」と言う。
「ええ?冗談じゃない」と、熊井と喪黒は逃げる。
セールスポイント
熊井のアパートに逃げてきた2人。
喪黒は「あの女の人、気が動転して犯人の顔なんて覚えてなかったんですねぇ。ウォホッホ、ところであなたは絵を描いてらっしゃるんですか?」と壁の絵を見て聞く。
熊井は「ええ、主に雑誌のイラストを描いてます」と答える。
「それじゃあ、お忙しいでしょう?」と聞く喪黒。
熊井は「それが・・・。」と暗い顔になり、編集長にもっと華やかになれと言われたことを打ち明ける。
喪黒は「なるほど、私セールスの仕事をしております。セールスマンは物を売るより自分を売り込めと言われます。私のセールスポイントは、このチャーミングな笑顔です、ウォホッホ。その編集長はあなたの絵は気に入ってますが、イラストを描くあなた自身にセールスポイントが欠けていると言いたいんでしょう」と言う。
熊井は落胆して「そんなこと言われても」とつぶやく。
喪黒は「よろしい、私にお任せを」と言って、その日は帰る。
現実の英雄に
翌日、喪黒が持ってきたのは、派手なカツラにサングラス、奇抜な衣装。
身に着けた熊井は「無理ですこんな恰好できません」と言う。
喪黒は「何言ってるんです?この格好でちょっと一回りしてきて下さい」と言う。
家から追い出された熊井は、恥ずかしいと思いながらも外を歩く。
公園に差し掛かった時、人相の悪いチンピラに声をかけられる。
「タレントやってるのかい?おこづかいちょうだいよ。5~6千円でいいから」とからまれる。
熊井は一瞬自分がチンピラを倒して、武勇伝として新聞に載る想像をする。
チンピラに「貸すのか貸さないのか?」とすごまれる。
「お金持ってないんです」と言う熊井は、チンピラに殴られて帰ってくる。
「僕にはこんな恰好無理です。僕はひっそりと絵だけ描いていられればいいんです」とふてくされる。
喪黒は「嘘はいけませんよ。あなたは本当は有名になって人に騒がれたいと思ってるんでしょ?人を助けたり泥棒を捕まえて、新聞に載っているのを想像してますよね?ドーーーーン」と指をさす。
熊井は「どうしてそれを?」と聞く。
喪黒は「私たちセールスマンは、相手の潜在的欲望を見抜くくらいでないと一人前とは言えんのですよ・・・と、言いたいところですが、実はこの新聞の切り抜きが貼られたスクラップを見てしまいまして。あなたは、その武勇伝の主人公に自分を当てはめているのでしょう?」と言う。
熊井はスクラップを取り上げ「これは僕の唯一の趣味なんだ」といじける。
喪黒は「熊井さん、あなたはいつも勇気がなくて傍観していたはずです。今度は、一か八か勇気を出して戦ってみなさい。そうしないと、いつまでも現実の英雄にはなれませんよ」と言う。
勇気を出した結果が
熊井は、喪黒にもらった奇抜な衣装で編集長のところへ行く。
編集長は「なかなかいいが、これで派手に何か事件でも解決すれば『異色のイラストレーター、熊井勇の特集』が組めるんだがなぁ」と言う。
熊井は「事件、事件、事件はないか?」と鼻息荒く、何でもいいから事件を解決しようとしていた。
その時、「ドロボー」と悲鳴が聞こえ、刃物を持った男がこちらに逃げてくる。
一瞬、自分が泥棒を捕まえて新聞に載る想像をして、ニヤつく熊井。
喪黒と編集長に言われた言葉に押され、勇気を出して泥棒に立ち向かって行く熊井。
熊井が入院している病院。
医者から話を聞いている編集長。
「命に別状はありませんが、右腕を深く傷つけられているので治ってもおそらく絵は描けないでしょう」と言う医者。
「そうですか、気の毒に」と言う編集長。
病室の熊井は、新聞に自分が武勇伝として載ったと思っている。
しかし、“少年が投げたボールが見事命中、逃げようとして巻き添えくったイラストレーター不運”と載っていた。
その新聞をくしゃくしゃにして捨てる喪黒。
「残念ですな、せっかくこれからイラストレーターとして売り出そうとしていたのに・・・。ま、新人のイラストレーターはどんどん出てきます。彼1人いなくなったってどうってことありませんがね。オーホッホッホッホ」と笑いながら去っていく。
感想
喪黒さん、自分が勇気を出せと言ったのにそのお言葉は・・・。
まだ右手だけで済んでよかったと思わないと、ですね。
下手したら、死んでいたかもしれないですからね。
勇気を出せと言われても、時と場合を考えないと。
刃物を持ってる相手に向かって行くのは、無謀としか言いようがありませんよね。
そこは、警察に任せる方がよかったと思います。
野球少年がボールを投げて、捕まえたみたいです。
誰でもヒーローには憧れるものですよ。
私だって若いころは、ちょっとばかり憧れておりました。
かといって、スクラップを作ったりはしてないですし、そんな空想ばかりはしてませんが。
「勇気は損気」って言葉は、あるんでしょうか?
「短気は損気」ってのはよく聞きますよね。
短気を起こせば、自分が損をするって意味だと思いますが、誰しも経験はあるでしょうね。
たとえば、家族でご飯を食べに行こうとしていた時に、ちょっと気に入らないことがあって拗ねたら、自分だけご飯を食べ損ねたとか。
会社で、ちょっと嫌なことがあって早退したり、はたまた「辞めてやる」と口走ってしまって結局辞めざるを得なくなったとか。
後者は致命的となり、死活問題ですから気を付けたいですね。
さて、次回は仕事がつらい、怠けたい、と思っている男のお話です。
喪黒のアドバイスを受けた結果は、どうなったでしょうか?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
実はゲーム版のグッドエンドでは最初から破滅を狙ってたらしいです
カイサさん、コメントありがとうございます。
情報ありがとうございます。
この回も煽り回ですが、喪黒が再起不能や死ぬような目に合わせるように誘導したわけではないのですよね。
元からあった英雄願望を刺激して、結果は右腕を使えなくなるという最悪の一歩手前という展開になりましたが。
かと言って喪黒に非がないわけではもちろんなく、それどころか今回は彼の欲望を一切叶えていないわけですから
喪黒さん大失敗という話でもありますね。
彼の希望は有名になって注目を浴びたいというものであり、決してそのきっかけの提供だけで終わっていい話ではありませんから・・・
その意味では作品のコンセプトに反する駄作とも言えます。
なるほど。
コメントありがとうございました。