「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第5話のあらすじ・ネタバレ・感想~当たって砕けた優木~ | VODの殿堂

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「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第5話のあらすじ・ネタバレ・感想~当たって砕けた優木~

   
 

タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第5話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、松本保典など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日までは視聴可)

一見幸せそうに暮らしている磯部錦一は、毎日週刊誌のマル秘記事を見るのが楽しみでした。
それを鋭く読んだ喪黒福造は、違う人間に変身してアバンチュールを楽しんではどうか?と、持ち掛けます。
喪黒の提案を受け入れ、変装してキャバレーに入り浸る磯部。
あなたが望めば、田辺順吉として生きることも可能だと言われ、喪黒が用意したアパートに行ってみると、家族まで用意されていました。
新しい家族に溺れた磯部は、田辺順吉の人生を選んでしまいます。
そうとも知らず磯部の妻は、寂しそうに夫の帰りを待ち続けるのでした。
今回は、高層ビルの展望台に上がって、望遠鏡からあるものを見てしまう男のお話です。
一体、男は何を見たのでしょうか?

「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第5話のあらすじです。

『笑ゥせぇるすまん』配信先一覧
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Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2020年3月26日(木)時点のものです。
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あらすじ第5話 47階からの眺め

展望台

今日の主役は、優木守(うきまもる)20歳、学生。

街を歩いている優木は、何か面白いことはないかと探している。
目の前に47階建のビルがあり、「展望台へでも上がってみるか」とエレベーターに乗る。
展望台に上がってみたが、大したことないとがっかりしている優木。
すると突然、隣で望遠鏡を覗いていた男が大きな声を出して慌ててエレベーターに走って行く。
何事かと、その男が覗いていた望遠鏡を見てみると、今ここにいた男が大金が入ったカバンを持っている。

いいところでお金が切れ、望遠鏡は見えなくなる。
優木は慌ててお金を入れて、もう一度覗くが男の姿は消えていた。
「あれ?いないぞ、一体どこへ行ったんだ」と言っている優木。
「どうかしましたか?」と後ろから声をかけられ振り向くと、さっきの男が目の前にいた。
喪黒福造が「あんた、見てたのね」と言う。
優木は「あんた、そのカバンを持ち逃げする気だな?」と喪黒を指さす。

喪黒は「ウォッホッホ、失礼な。これは私のカバンです。この札束は新聞を切りそろえたものです。ちょっといたずらをやってみたのですよ。オーッホッホッホッホ」と笑う。

望遠鏡のセールスマン?

喪黒は「でも、スリルがあったでしょ?ご覧なさい。この展望台は、けた外れに高いからここから何でも丸見えなのに、みんな無防備なのです。まさか、ここから見られているとは思ってないでしょうね」と言う。

確かに、ふんどし一丁でいるおじいさんや、不法投棄をしているおばさんなど様々である。
優木が、動かしていた望遠鏡を止めて、顔を赤くする。
喪黒は「あなた、下のマンションを覗いてますね」と言う。
「いや、僕は別に」と否定する。

喪黒は「照れることありませんよ。あの子はきれいですからね。浦井ちかこ21歳、西日マンション3階の14号室です。私は毎日ここから覗いていて、親しみを覚えて調べたんです」と言う。
優木は「あなた、探偵ですか?」と聞く。
喪黒は名刺を出し「いいえ、セールスマンです。あなたはお若いのに、世の中ちっとも面白くないって顔をしている。私の仕事はあなたのような人に、人生の生きがいを呼び覚まさせるお手伝いをすることなのです」と言う。
優木は「ははーん、あんたは僕に望遠鏡を売りつける気だな。そうはさせないぞ。じゃ!」と立ち去る。

心を見透かす喪黒

優木は、西日マンションを探す。
「あの子の部屋は、あの展望台からじゃないと見えないのか」と、がっかりして帰る。

家に帰っても、浦井ちかこのことが頭から離れない優木。
翌日、また47階の展望台へ上がる。
望遠鏡を覗いているが、ブラインド越しであまりよく見えない。
突然、望遠鏡の中に喪黒が「バァ」と現れる。
喪黒は「あなた、あの浦井さんに一目ぼれしたようですな」と言う。
「ち、違いますよ、僕はただ夜景が見たくて」と弁解する優木。
喪黒は「ごまかさなくていいですよ、私が頼んで彼女の顔が見えるようにしてあげましょう。そのまま望遠鏡を覗いてて下さい」と言う。
驚きながらも望遠鏡を覗いていると、ブラインドを開けて窓側に近寄る彼女が見えた。

喪黒が帰ってきて、「どうです?見えたでしょ?公衆電話からあなたのファンです。ちょっとでいいので窓を開けて顔を見せて下さい」と言ったんです。若い女性というのはロマンティックな演出を好みます」と言う。

ブラインドを開けて、本を読んでいる浦井。
喪黒は「彼女もあなたを意識し始めましたよ」と言う。
優木は「でもこれじゃあ、アイドルの生写真を見て喜んでるだけだ。ばかばかしい、僕は帰る!」と、顔を赤らめながら怒って帰っていく。
喪黒は優木の後ろ姿に「オーホッホッホッホ、あなたはまた来ます、絶対に」と言う。

当たって砕けろ

昨日ああ言ったものの、彼女が気になってしょうがない優木は、今夜も展望台で望遠鏡を覗いている。
窓ガラスに『LOVE』と書かれている。

優木は赤くなり、ヘラヘラと笑う。
そこへ喪黒が来て「また来てるのね。彼女はあなたにラブコールを送っていますよ。どうです?彼女にアタックしてみては?」と勧める。
「ええ?しかし・・・。」と、しり込みをする優木。
迷っている優木に「彼女はあなたが来るのを待っています。さぁ、勇気を出して、突撃あるのみです。ドーーーーン」と指をさす喪黒。
「そうか、よーし!突撃だー。当たって砕けろ」と走り出す優木。
それを見届けた喪黒は「当たって砕けろ、結構結構」と言って公衆電話からどこかへ電話をかける。
その相手は暴力団の組長、浦井ちかこは組長の愛人だったのだ。
西日マンションの前に、黒塗りの車が3台到着する。
優木が女性に近寄ると、組の若い衆がやってきて優木は殴るけるの暴行を受ける。
その様子を望遠鏡で覗いている喪黒、「こりゃ、大変なことになってしまいましたね。可哀そうに夢を壊してしまいました」と言う。

袋叩きにされた優木は、マンションの外に放り出される。
喪黒は「やれやれ、上から見ると美しい夜景の街も、こうして歩いてみると、ただごみごみとして騒がしいだけ、あの青年も望遠鏡から見るだけで満足してればよかったのに。オーッホッホッホッホ」と言ってどこかに消える。

感想

今回も、喪黒さん相当煽ってましたね。
それで、あとから望遠鏡を覗いているだけにしとけばよかったのにって、そりゃないでしょう。

喪黒さん、公衆電話からテレカを使って電話していました。
懐かしいです、テレカもそうですけど、最近は公衆電話自体なかなか見かけなくなりましたよね。
緊急時には、なくてはならないものですが。
浦井さんの窓に書いてあった『LOVE』、喪黒さんは、なんと言ってあれを浦井さんに書かせたんでしょうか?
それは明かされてなかったんで、結構気になりました。

優木さん、セールスマンと聞いて望遠鏡を売りつけられることには警戒したのに、女性に関しては警戒を怠ってしまいました。
これ、若い男性には致し方ないことなんでしょうかね。
だからこそ、一番気をつけないといけないとこでもあると思いましたが。

喪黒さんも、結構ひまを持て余しているようで、望遠鏡を毎日覗いて、このマンションの人たちに親しみを覚えてたと言っていましたね。
人の生活を覗くのは、犯罪ですよ!喪黒さん。
なんちゃって。
次回の「笑ゥせぇるすまん」はうだつのあがらないイラストレーターのお話です。
喪黒福造のアドバイスは、どんなことでしょうか?

 

コメント

  • コメント (2)

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  1. アバター
    • にしき
    • 2019年 11月 16日

    喪黒さんの趣味全開のお話でしたねw そして典型的な陥れる回。
    お客様にとっては災難ではありましたが、結果はケガ程度。
    同じく陥れ回である「ともだち屋」に比べると実にマシなラストでした(あちらも誤解が解けて無罪になる可能性はありますが)
    今回は「お客様」は明確な不満を吐露したわけではなく、喪黒も強引に誘導した面があることから手心を加えたのでしょうか?

    今までの自分では経験できなかった憧れや告白、そしてやばい女に手を出したトラブル。
    それを若いうちに経験できたのは今後の人生の糧になるのかもしれません。その意味では喪黒さんは真っ当にボランティアを果たしたのかも??

  2. きなこっち
    • きなこっち
    • 2019年 11月 19日

    まさにその通りだと思います。

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