タイトル:「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第3話
放送局:TBS系列
キャスト:大平透、難波圭一など
視聴したVOD:dTV(2018年7月31日までは視聴可)
喪黒福造は、運転に向いていない浦成平一に、運転の個人教授をして差し上げますと持ち掛けます。
喪黒は、浦成に高級外車で練習をさせて、保険がかけてあるからどんなにぶつけても大丈夫だと言います。
車2台を潰したあと、酔っぱらった浦成にトラックを運転させ、スピード違反や信号無視など多大な交通違反や事故を起こさせてしまうのでした。
さて、今回はなかなか友達ができない男のお話です。
喪黒は、美しい女性を紹介するようですが、果たしてその結果は?
「笑ゥせぇるすまん【デジタルリマスター版】」第3話のあらすじです。
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あらすじ第3話 ともだち屋
観葉植物と金魚の世話
今日のお客様はサラリーマン、青井達夫、22歳。
仕事が終わり、麻雀の約束を取り付けている同僚たち。
1人が、今日はデートだからダメだと言う。
困っている同僚に「あのぉ僕でよかったら」と声をかける青井。
同僚に「あ、いいよいいよ。誰か探すから」と言われる。
青井が落ち込んでいると「仕事がないなら早く帰りなさい」と、上司に言われ残業代を稼ごうとしていると思われますます落ち込む。
アパートに帰った青井は、観葉植物や金魚の世話をする。
やかんに湯を沸かし、カップラーメンに湯を入れ、やかんを新聞の上に置く。
その新聞には“また出た深夜の痴漢”という記事が大きく載っている。
ラーメンをすすりながら、「今頃みんなは楽しくカラオケをしてるんだろなぁ、それに引きかえ、僕はなんて可哀そうなんだ。誰か僕の恋人になってくれー」と叫ぶ。
ボランティアです
「ごめんください」と入ってきたのは、喪黒福造。
喪黒は「私、セールスマンです」と名刺を渡す。
青井は「喪黒さん、何屋さんですか?」と聞く。
喪黒は「早い話がともだち屋です。高いビルが建つのに比例して孤独な人も増えております。孤独な老人、孤独な女性、孤独な青年、孤独な子供、孤独な犬、猫、杓子…。私の仕事はこういった人達に夢と希望を与えるステキなお友達を紹介することです。例えばあなたには若い女性がいいでしょうな」と言って写真を見せる。
「白木純子さん20歳、実に清楚な娘さんです」と言う喪黒。
青井は「うわぁ、まるでお見合いみたいですね」と目がハートになる。
喪黒は「ホッホッホ、私共はご紹介するだけで後は本人達の自由意志を尊重します。そのために、こんなものを用意しました」と言って、カセットテープを取り出す。
「お待たせしてごめんなさい。あら、私もそう思うわ。まぁほんと?純子嬉しいわ」とテープから女性の声が聞こえる。
喪黒は「この声に合わせて会話をして2人の気持ちが合うか確かめるのです。とりあえずこの写真と声で試験的に付き合ってみて下さい」と言う。
青井は心配そうに「あのぉ紹介料はいくらなんですか?」と聞く。
喪黒は「ともだち屋といっても、私はこれで儲けるつもりはありません。一種のボランティアですから、お金は1円も頂きません。もちろん消費税も。オッホッホ」と言って帰って行く。
観葉植物は枯れたが
翌日、青井がテープを聞きながらしゃべっている所を聞いた同僚が「青井が女と逢引きしている」と噂を流す。
それを聞いた別の同僚数人が、屋上へ覗きに行く。
人影と男と女の話声で、本当に逢引きをしていると思った同僚たち。
「お前も隅に置けないなぁ、彼女紹介してくれよ」と話しかける。
「そ、そんな人いないよ」と言って逃げる青井。
喪黒が、会社に面会に来る。
「白木純子さんはいかがです?」と聞く。
青井は「気に入りました。僕の好みにピッタリです。お願いです、彼女に会わせて下さい」と言う。
「もちろん、いいですよ。その前に彼女に手紙を書いて下さい。こんな写真も作ってみましたよ」と2人の合成写真を見せる喪黒。
「おお、純子さんと僕」と嬉しそうな青井。
青井のアパート。
観葉植物は何日もほったらかしにされ枯れている。
金魚も死んでしまったようだ。
青井は、『純子さん、あなたに僕の全てを知ってもらいたいのです』と手紙の文を考える。
その後ろのテレビで「新宿西口の公園で痴漢が多発している」というニュースが流れる。
青井は会社で、いつになく報告書が良くできていると上司に褒められる。
喪黒が作った合成写真を、同僚に見られ「美人だなぁ、お前なかなかやるじゃないか」と言われ、鼻高々の青井。
純子さんの正体
青井は、帰り道も明るくハツラツとしている。
「俺はもう、孤独じゃないぞー」と叫ぶ。
家に帰ると白木純子からの手紙を見つける。
手紙には『火曜日、夜9時新宿西口公園で待ってます』と書かれていた。
青井は「やった、やったー」と喜ぶ。
観葉植物はすっかり枯れ果て、金魚も悪臭を放ってきている。
花束を持って約束の場所に行く青井。
カップルだらけの公園を「純子さん本当に来てくれるかなぁ」と心配しながら歩いて行く。
「青井さん」と声をかけられ、純子さんの隣に座る青井。
青井は「あ、あの、純子さん、僕、青井です。初めまして」と緊張しながら言う。
紙袋が置いてあり、純子さんは「これ、プレゼントです。受け取って下さい」と言う。
青井は、紙袋を取り「これ、僕に?じゃ、純子さんにお花を」と花を渡そうとする。
純子さんは、反対側に倒れてしまう。
青井が起こすと、人形だった。
「なんだこれは!」と驚く青井。
植え込みの陰から「フフフフ」とリモコンを操作する喪黒。
すると人形は「キャー助けてー、誰かー」と叫ぶ。
カップルたちが「なんだ?痴漢か?」と騒ぎ出す。
青井は「違いますよ」と言って紙袋を持って逃げようとする。
カップルたちに、取り押さえられボコボコにやられる青井。
紙袋から女性の下着が出てきて、言い逃れが出来ない状況。
青井は、警察に捕まる。
喪黒は人形を回収し、「これで彼は世間の注目を浴びて、孤独な寂しい生活とおさらばできるでしょう。オーッホッホッホッホ」と去って行く。
感想
青井さん、せっかく彼女が出来たと思って大喜びだったのに、刑務所行きになってしまいました。
お気の毒に…。
こんなことなら、一人でもアパートで観葉植物と金魚を大事にしてひっそり暮らしていた方がよかったかも。
でも、昭和がいっぱい出て来て懐かしいですね(笑)
金魚鉢も昭和な感じ。
昭和と言えども、高いビルが建ち始めていた頃なんですね。
老人も男も女も、孤独な人が増えていると喪黒さんが言っていました。
カセットテープの機械も、すごく古い気がします。
私もカセットデッキは持っていましたが、ここに出てくる機械はその前の形でしょうか。
見た事はありますが。
あと、“逢引き”って言葉も“古っ”って感じですね。
逢引きというと、不倫を匂わせるように思うんですが、この頃はデートを逢引きと言ってたんですね。
“デート”自体、最近では使わないようですが。
公園にいた、たくさんの“カップル”とあえて書きましたが、本当は“アベック”と書きたかったです。(これもふるっ)
青井さん、一瞬だけでも楽しい思いが出来てよかったんでしょうか?
出所したら、今度こそは自力で恋人を作って幸せになれるといいですね。
次回は、一見幸せな普通の生活をしている男の本性を暴くというお話です。
本性を暴かれた男は、一体どうなるのでしょうか?

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
この回は、漫画版では最初の話だったでしょうか?
原作では「お客様」の望みを叶えることなく、ただ陥れて「これが私の趣味なのです・・・」と去っていくわけですが
この時には喪黒腹蔵は特別な力を持ってもいない、ただの悪趣味な怪人という立ち位置だったからでしょうね。
アニメでは何らかの「喪黒らしさ」が表現されると思っていましたが、こちらでも理不尽なスタンスは変わりませんでした。
まあ、初めから陥れるつもりで「お客様」に近づくパターンも多いのですが、今回の場合は「お友達を紹介」という約束すら果たしていないわけで
無理やり「孤独は解消されたでしょ?」というようなオチも無理やりだな、という感はありましたねえ・・・
『デジタルリマスター版』では、3話目に登場しました。
人形を持ってくるあたり、喪黒さんは最初から騙すつもり満々だったようで、ほんとに青井さんはお気の毒でした。