魔法使いの嫁 第1話のあらすじ・ネタバレ・感想~ヒト為らざる者と人は愛し合うことができるのか?~ | VODの殿堂

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魔法使いの嫁 第1話のあらすじ・ネタバレ・感想~ヒト為らざる者と人は愛し合うことができるのか?~

   
 

タイトル:魔法使いの嫁 第1話 ーApril showers bring May flowers.ー
放送局:TOKYO MX、MBSほか
アニメーション制作:Lerche
キャスト:羽鳥チセ:種﨑敦美/エリアス:竹内良太/ルツ:内山昂輝/シルキー:遠藤綾
視聴したVOD:dアニメストア(2017年10月27日時点では閲覧可)

「魔法使いの嫁」「人外×少女」というキャッチフレーズで、話題になったコミックスが待望のアニメ化です。
オークションで500万ポンドで購入された少女チセには、それだけの価値があるー特性ーがある。
人生に絶望したチセと、人為らざる者の魔法使いエリアスは、出会うことで世界と世界の美しさを識る物語です。
コミックスもかなり繊細に描かれていて、どのストーリーも世界の残酷さ、美しさを改めて知るきっかけになるストーリー構成です。
チセとエリアスは、お互いに何かが欠けていて、それを補いながら、学びながら生きていく姿はきっと、何かを感じるきっかけになるのではと思います。

『魔法使いの嫁』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年12月2日(月)時点のものです。
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【あらすじ】

ー契約ー

契約書に『羽鳥智世』と名前を書く少女。
闇の競売会に関わる人物セスは、「後悔、しませんね?」とチセに問いかけた。
目の下にはクマ、瞳に生気がないチセは、小さな声で「はい」と答えた。

「これで契約は終了です。羽鳥智世さん。」

場所はロンドン。
契約が終了したチセは、首に鎖をかけられる。
セスは優しそうな口調で「息苦しくはないですか?」と問いかけるも、チセは何も答えなかった。

白い布がかけられたチセは、そのままどこかへ連れて行かれます。

ー人間じゃないモノー

セスに案内される中、チセはフードをかぶっている者、人間じゃない物をたくさん見る。
フードをかぶっている者たちはチセを見て、「噂には聞いていたが、初めて見るな」と値踏みする。

『人間や物の他に、人間じゃないモノがいる。いつも見ているヤツとは違う。こういうヤツもいるんだ。』

ー闇の競売会ー

オークションにかけられるチセ。

『なんでもいい。ただ帰れる場所が欲しいだけ。』

司会が「今回出品された商品の中でも、大変稀少なモノです。」という声に、観客から歓声が上がる。
チセへの値段はどんどんつり上がっていく。
そこへ黒いコートを着た人物が現れる。
フードを来た客たちは、それがこの場所にあることが珍しく、ひそひそと話しをしていた。
黒いコートの人物は、司会の困惑に耳を貸すことはなく、そのままチセの目の前に立つ。

ー500万ポンドー

チラリと見えた顔は、骨。
黒いコートの人物は、人為らざるモノだった。
それは静かに「500」とコールする。
他の客たちはどよめきます。

「決めた。僕の弟子にする。」

ステージの脇でスタッフらしく男は、「なんだ?あの不気味なの?」と怪訝そうに様子を探ります。
セスは「応接室の準備を」と言って、ステージを後にする。

ー本物ー

応接室に通された黒いコートの人物は、500万ポンドをあっさりと支払ってしまう。
チセは『私なんかにあんな金額を…この人はなんなんだろう…。』と、交わされる小切手を見つめます。
その間にも商品説明がセスから行われる。
「まさかあなたがこのセリに参加されるとは思いませんでした。しかしルールを守っていただかないと困りますよ。いきなり舞台に…。」と忠告をするが、黒いコートの人物は小言も説教もいらないといって、チセを呼びます。
反応をしないチセの目の前にたち、鎖をひき、顔を上げさせました。

「うつ向かなくていいよ。背筋を伸ばして、しっかり前を見るんだ。いいね?」

その言葉に、チセはあっけにとられながら「はい」と。
そしてそのまま控室を借りることに。
二人を見送るセスと男。
男は「化け物か?」と悪態をつきますが、セスはそれを咎めます。

「あれは詐欺師でも魔術師でもない。今どき珍しい、本物ですよ。」

ーフラッシュバックー

チセは黒いコートの人物について歩く。
途中商品が保管されている場所を通ると、謎の生物がチセにすり寄ってくる。
そこでオークションに参加していた者たちの「惜しいものを競り落とされてしまったな。」「あの【夜の愛し仔-スレイ・ベガ】は…。」という声を聞く。

『夜の愛し仔-スレイ・ベガ-…?』

聞きなれない言葉に首をかしげていると、前を歩く黒いコートの人物から「やっぱり見えるのかい?それ?」と、青い竜のような生物を言われていることに気が付いたチセは、過去の記憶がフラッシュバックして顔色が悪くなる。
しかし特にそれを気にした様子がない黒いコートの人物は、控室の扉を開けてチセと共に中に入る。

ーエリアス・エインズワーズー

「名前は?」と聞かれたチセは、「チセです。羽鳥チセ。」と答えます。
そして黒いコートの人物も、前にかけていた布をあげ、「僕はエリアス、エリアス・エインズワーズ。よろしくね、僕のパピィ」と名乗り伸ばされた手に、チセは恐る恐る触れる。
「君はきちんと見える持っているようだ。運がいい。」と言うエリアスの言葉に、過去のトラウマが蘇る。

「運がよかったことなんて、一度もない!!!」

力いっぱい手を払いのけるチセ。
しかしエリアスは、ゆっくりとその頭に触れ、「いつか君がよかったと思えるようにしよう。」と語りかけます。
エリアスは杖のようなものを出して、続けます。
「チセは高値で買ったのだから、無気力な人形でいてもらっては困る」
「観察しがいのあるものじゃないと」と。
言葉の数々に戸惑うチセだったが、エリアスはチセに「目を閉じて掴まって」と
言います。

ー陰にイラクサ ヒイラギの輪 十重に二十重に 蜘蛛の巣糸をかの枝に紡げー

エリアスを中心に青い発光が起こり、足元から茨が現れ、二人を包む。

ー魔法使いの弟子ー

そして次にチセが目を開けたとき、目の前にはカントリー調の可愛らしい家と緑が広がっていた。
「さすが、ひとっ飛びだ」
エリアスは「ここは自分の家で、今日から君の家になる」と言います。
チセは突然部屋の中から移動したことにパニックになります。
「ここはロンドンの西、イングランドの端っこの田舎」と答えますが、チセの疑問はなくなりません。
「それに、弟子って何の…?」と戸惑うチセ。
エリアスは質問には答えす、チセの首輪をふれるだけで消滅させてしまいます。

「君は、魔法使いの弟子になったのさ。」

「魔法使い…?」

「絶滅寸前、時代遅れの、が付くけどね。君を僕の弟子として歓迎するよ、夜の愛し仔-スレイ・ベガ-。いや、チセ。」

ーお風呂ー

真っ赤な顔で抵抗するチセと、チセの服の端を掴むエリアス。
どうやらお風呂に入るのだが、チセは一人で入れる、と抵抗し、エリアスは使い方がわからないだろう、と両者の言い分が真っ向から対立しているのだ。
しかし最後は猫の子よろしく、エリアスに全部綺麗にされてしまい、「全部見られた…」と落ち込むのであった。
エリアスが出ていったあと、『また、ゆっくりとお風呂に入れると思わなかったな。』と思考するチセ。
そしてセスに拾われた日のことを思い出す。

生きることを放棄しようとしたチセの前に現れたセス。

「もし生きることを投げ出したいなら、あなたを欲しいと思う誰かに、あなたを預けて見ますか?」

そう言われて、チセは闇のオークションの商品となったのだ。

ー隣人ー

湯船につかるチセの元に、緑色の生物が現れる。
彼らは夜の愛し仔-スレイ・ベガ-が発する匂いにつられてやってきた妖精、ー隣人ーと呼ばれるものたちだった。
隣人たちはチセを弟子にしたエリアスは、変わったことをする、と評価。
隣人にとって【夜の愛し仔-スレイ・ベガ-】は蜂蜜酒。

「可愛い可愛い私たちの【愛し仔-ロビン-】」

もし愛し仔-ロビン-が魔法使いになるなら、彼らは喜んで力を貸す、と言って姿を消した。

ー魔法使いー

お風呂から出たチセは、どこか居心地悪そうにソファーに座る。
チセの前にはたくさんの料理があって、「とりあえず飲んだり食べたりして落ち着いてよ。」とエリアスは言う。
そして寝物語の代わりに、答えられることは答えてあげると言われたので、さっそく色々質問することに。
妖精のこと、そして本当に魔法使いなのか。
エリアスは「本当だ。」と答え、そばにある鳥かごから炎をまとった鳥を出して見せる。
「夜の愛し仔-スレイ・ベガ-はほとんどいないから、今日はとても幸運だった」というエリアス。
チセは色んな人に言われた「夜の愛し仔-スレイ・ベガ-とは何か」と問いかけた。

ー夜の愛し仔-スレイ・ベガ-ー

エリアスは少し考え込むように、「あえていうなら、女王蜂かな。」と答えます。

「君は、君たち夜の愛し仔-スレイ・ベガ-は、あらゆるものを引きつけ、捕えることができてしまうんだ。妖精や怪異をね。」
「あれらは女王蜂が見えようが見えまいが、関係なく寄る働き蜂なのさ。」

チセは見える目を持っているが、夜の愛し仔-スレイ・ベガ-の中には見えない人の方が多い。
そしてそれらは女王蜂に、幸福や不幸を運んでくる。
隣人の好意すべてが、人間にとって幸福であるとは限らないだ。
しかしエリアスは、助けを借りることができる存在がいることは、悪いわけではないと言います。
特に魔法は、隣人の力を借りることで成立しているのだ。
だからこそエリアスはチセに、「君はきっと、とてもいい魔法使いになれるよ。」と宣言します。
チセは「拒否権がないですよね」というと、エリアスは面白そうに笑います。
そして「魔法使いだって、無数にある道の一つ」と言って、チセの頭を撫でます。
エリアスはチセ【家族】だと言い、守りの石をプレゼントします。
それから銀の君と呼ばれる家事妖精を呼び、チセを部屋へ案内させます。
これまで経験したことがないことばかりで、未だに戸惑うチセは整えられたベッドで眠りにつくのでした。

ーチセを呼ぶ声ー

夢の中、チセは自分を呼ぶ声で目を覚まします。
窓の外には昼間にあった隣人、エアリアルの姿が。
エアリアルは夜の散歩へチセを連れ出します。
それを窓から見つめるエリアスは、「仕方がない子だね」と困ったようにつぶやきますが、「ま、いい授業になるかな?」と、出かける準備をします。
エアリアルに連れられて、夜の森を歩くチセ。
エアリアルはチセに、家族の話、これまでの話を聞きだします。
ふと、チセは森の奥へずいぶん来たことに気が付きます。
戻らなくては、というチセに、「あなたはもう戻らなくていいんだから」と目細めます。

ー隣人の国ー

「せっかく茨の魔法使いをだまくらかせたんだものぉ~」というエアリアル。
エアリアルは愛し仔-ロビン-を隣人の国に導かなくては、他の子に怒られると言います。
さらに人間の世界よりも、幸せがあるとチセを誘うのです。
「戻る」というチセだったが、エアリアルは逃がしません。
「待っている家族もいないのに、どこに戻るのか?」とチセを縛りつけます。
チセは「そうだね…」と言って、エアリアルの手を取ろうとする。

ーチセの決断ー

しかし後一歩で、彼女は思いとどまった。
「行けない」と言って、正気を保つために自分の腕を血が出るほど強く握りる。

「あたしは帰らなきゃ。」
「今までここにいていいって言われたことがなかった。でも、あの人は言ってくれたから。」
「おもちゃだと思ってても、飽きたら捨てられるでもいいの。」
「一度だけでも、家族だって言ってくれたから。」

ー警告ー

チセの肩をそっと抱く手。

「僕のパピィは、もうきちんと自分の巣を覚えたみたいだね。」

エリアスの登場に驚くチセと隣人たち。
エアリアルは何故この場所が分かった、と牙をむくが、チセが首から下げたペンダントは居場所を探知することができるものだった。
エリアスは低い声で「失せろ。今回は見逃してやる。次はサラマンドラの餌だ。」と警告。
エアリアルは「半端者に私たちの愛し仔-ロビン-を守れるかしら!!」と言って、仲間と共に隣人の国へ撤退する。
隣人は最後に「答えはいつでも変えていいからね?チーセ」という言葉を残す。

ー帰ろうー

隣人が去ったと、チセはエリアスの声に肩をすくめる。
しかしエリアスはチセの頭をポンと撫で、「これでいい経験になっただろう?」と優しく言います。
そして彼らは甘い言葉で誘惑してくる厄介なモノだと教えます。
チセは素直に謝り、エリアスも最初に教えておくべきだった、と謝罪します。

「それが君にとっての、僕の役目なんだから。」
「君はもう僕の弟子なんだから、頼りなさいね。」

エリアスの腕に抱かれたチセは、温かいけれど、なんだかこわばっていることを察知します。
が、すぐにエリアスに抱えられてしまう。

「こうやって帰ろう。僕らの家に。」

ー魔法使いの嫁ー

チセを抱えたまま歩くエリアスは、「帰ったらその手を手当てしないとね。未来の僕の奥さんに傷が残っちゃ大変だ。」と言います。
チセはそれに「はぁ…」と生返事をするが、「奥さん」という単語に、誰が誰の?、と問いかけます。
エリアスは「言ってなかったっけ?君を買ったのは、もちろん弟子にするつもりでもあるけど、」と言葉を切り。

「僕は、君を僕のお嫁さんにするつもりでもあるんだ。」

感想

1話なので、あらすじでも紹介しないことがたくさんありました。
しかし原作の流れを全く変更せず、印象的なシーンのカット割りにも注意してくれたアニメーション会社には脱帽です。
物語の主人公、チセは、夜の愛し仔-スレイ・ベガ-という特性のせいで、これまで辛い思いをしてきました。
両親は無く、親戚中をたらい回しにされ、自殺をするときに、セスに拾われる。
個人的にセスが諏訪部さんで、最高にハッピーでした。
セスは闇のオークションのスタッフですが、決して悪い人ではありません。
競売人ですから、もちろんシビアな面はありますが、なかなか人情に熱い人なのかなぁって最近の原作を読んでいて思うような人なので、諏訪部さんなのがうれしいです。
さて人外かける少女という物語ですが、これまでも人外と人の恋愛ものはありましたが、まさかの骨(笑)
しかしストーリーがすごく繊細です。
まるでガラス細工のような繊細な物語なんですが、アニメ化でもその触れたら壊れそうで、壊れない強さが残っているのが本当に嬉しいです。
チセはこれから、魔法使いの弟子として、魔法使いの未来の嫁として、エリアスを通じて世界の美しさを知っていきます。
しかし世界を知るのは、なにもチセだけではありません。
エリアスも、最後のシーンであるように、チセにどのように接すればいいかわかっていないのです。
人として欠落した少女チセと、人でもない隣人でもない魔法使いエリアスは、お互いを通じて、これからいろんなことを学んでいきます。
それは幸せでもあるし、辛い事でもある。
二人は今後どのような成長を遂げるのか。
そしてまだまだ隠された夜の愛し仔-スレイ・ベガ-の秘密など。
魔法使いの嫁はまだまだおもしろくなりますし、感動するお話がどのように表現されるのか、今後の展開に期待ですね。
ちなみに1話のサブタイトル「April showers bring May flowers.」は、四月の雨は五月の花を咲かせると訳します。
これはことわざで、「辛いことのあとには、きっと幸せなことがある」という意味があります。
外国のことわざなので、日本語に訳すときに解釈違いはあるとは思いますが、いいことわざですよね。
さて次回は、エリアスの古い知人が登場します。
魔法使いの弟子として、色々な人に出会い、色々なモノに触れるチセの反応に期待です。

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