魔法使いの嫁 第15話のあらすじ・ネタバレ・感想~病は気から!でも荒療治すぎる…~ | VODの殿堂

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魔法使いの嫁 第15話のあらすじ・ネタバレ・感想~病は気から!でも荒療治すぎる…~

   
 

タイトル:魔法使いの嫁 第15話 ーThere is no place like home.ー
放送局:TOKYO MX、MBSほか
アニメーション制作:Lerche
キャスト:羽鳥チセ:種﨑敦美/エリアス:竹内良太/ルツ:内山昂輝/シルキー:遠藤綾
視聴VOD:dアニメストア(2018年04月23日時点で視聴可)

度重なる無理と、行き過ぎた魔力の行使によって、チセの体は死に瀕していました。
血を吐き、倒れ込んだチセを支えるエリアスは、オベロンの言葉に従い、妖精の国へ向かうことにします。
そこは、以前エリアスが足を踏み入れてはいけないと、チセに言い聞かせた場所でした。

第14話でチセが血を吐いて、驚きましたね。
あんなに血を吐いて大丈夫なのか?と心配になってしまいましたが、エリアスは無事にチセを救うことができるのでしょうか?

『魔法使いの嫁』配信先一覧
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※配信状況は2019年12月2日(月)時点のものです。
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あらすじ

【留守を頼む】

大量の血に動揺したまま、チセの体は崩れ落ちる。
支えるエリアスの傍らで、オベロンがやれやれといった様子で口を開く。

「指輪の縛りが持たなかったみたいだな~。この子達【夜の愛し仔(スレイ・ベガ)】は、どんどん脆くなっていく。」

チセが倒れた影響は、ルツにも表れる。
オベロンは苦しそうに血を吐くルツの前にしゃがみ込み、「影の中にお入り。」と指示を出す。
それから、チセを抱きしめて動くことができないエリアスに、強烈なビンタをかました。

「ほら、呆けてる場合か茨の子!」

オベロンは時の流れが早い人の世界よりも、妖精の世界のほうが急速に死に向かっているチセにはいいだろうと語り、2人を妖精の国へ向かうように声をかける。

「シルキー、少し留守にするよ。家を頼む。」

外の騒ぎに気が付き出てきたシルキーに、エリアスはそう言い残してオベロンについて妖精の国の入り口に向かって歩き始めた。

【妖精の国へ】

エリアスは以前、チセが入ることを拒んだ妖精の国の入り口へ。

「今度は僕が連れて行くなんて、おかしな話だね。」

そう言いつつも、エリアスの足に迷いはなく、そのまま妖精の国へ足を進める。
その道中、彼は妖精たちから「成り損ない。」「半端のヒドイ匂いだ。」などという言葉をかけられ続けた。
しかし、それらに一切関心を示さず、けれどチセに触れようとした者だけを排除しつつ、真っ直ぐ進み続けた。

「そうカッカするなよ~。大丈夫、最近来たいい医者がいるんだ。ちょっと珍しい変わり種がね~。」

【医者】

「っ…!?」

目と首、そして体中が包帯だらけになったチセがベットから飛び起きる。

「まだ起きてはダメ。目の包帯を外すわね。」

真っ暗だったチセの視界がクリアになり、目の前に現れたのは白衣を着た妖精だった。

チセが今いる場所は、妖精の国の1つである【蟻塚】と呼ばれる場所である。
白衣を着た妖精は、チセに何故倒れたかを説明。
チセの体は、作られ過ぎた魔力に耐えることができず、体から血を吹いて倒れてしまったのである。
現在は手首につけられたまじない紐で進行を抑えている状態で、完全に元通りの体になったわけではないそうだ。

「はじめまして、チセ。私はシャノン。人間の子供と取り換えられて、人間に育てられた妖精。【妖精の取替え子ーチェンジリングー】よ」

シャノンと名乗った妖精は、にこやかな笑みを浮かべてチセと握手を交わした。

その頃、エリアスはティターニアに面会していた。
エリアスは自分たちを迎え入れてくれたこと、そしてチセに治療を施してくれたことに感謝の言葉を告げる。

「子が危ない目に遭ったなら、手を貸すのは当然だわ。」

ティターニアはエリアスの傍に降り立ち、血濡れになった上着に触れ、「こちらで暮らすべきではなくて?」と言葉をかけた。

一方チセは、大きな蟻の背中に乗ってシャノンと共に移動。
その道中、蟻塚はシャノンの病院で、多くの妖精が治療を受けていると説明を受ける。

「あの…エリアスはどこに…?」

チセがおずおずと尋ねたところ、シャノンは「呼べば来る所にいる。」と答える。
その後、「夫と意思疎通はちゃんと取れている?」と尋ね返されるのだが、チセはそれにちゃんと答えることができなかった。

「シャノーン!!」

「シャナハン!?」

病院の外に出てすぐの茂みから、獣の体をした妖精が飛び出してくる。
彼はシャノンの夫、シャナハンと言って、彼女の代わりに妖精の国で育てられた元人間である。
シャノンは夫と別れた後、チセに自分達のことを話してくれた。

シャノンとシャナハンは、取り違えられたまま半世紀も異なる世界で生き続けた。
そのせいで、シャナハンはただの人間だったはずが、人間ではない別のモノに変わってしまったそうだ。
一方シャノンは、自分を人間だと思い、人間の世界で生きていた。
医者となり、病院に勤務していたのだが、周囲の人に気味悪がられて居心地の悪さを感じ始めた時、シャナハンがシャノンを妖精の国に連れてきたのである。

「気味悪がられる…?」

「あまりに老いないと、怖がられるものよ。」

そんな話をしていると、いつの間にか目的地に到着していた。
そこは大きな樹の根が張った池である。

「ここの水は傷によく効くの。とりあえず、表面だけでも塞がなければ。」

シャノンはチセを抱き上げ、服を着たまま池の中にザブザブと進んでいった。
池の真ん中ほどに降ろされたチセが傷口を水につけると、包帯からジワリと血が流れ出てくる。

「私も妖精だから、無条件に【夜の愛し仔(スレイ・ベガ)】に惹かれてしまうの。だけど…。」

チセがシャノンの方に視線を向けると、その白い手が間近に迫っていた。

「私、あなたが大嫌いだわ。」

シャノンの手はチセの首に絡みつき、そのまま池の中に沈められてしまう。

【答え】

その頃、エリアスはティターニアに、「チセのことを考えると、人の世は毒にしかならない」と諭されていた。
しかしその問いに、エリアスは「人間の心を知りたいと思っている。」と返す。

「君達はいつも僕の事をどこかで憐れんだり、あざ笑っているだろう。僕はそれを望んでない。」

エリアスは、ティターニアの誘いをはっきり拒絶。

「僕を恐れるのは人間たちだけど…僕を受け入れたのも、いつだって人間だった。」

一方、シャノンによって池に沈められたチセは、最初こそ「どうして…。」と抵抗をしていたが、池の中で母の幻影を見たせいもあり、あっさりと抵抗をやめてしまった。

『だから、俯かなくていいよ。』

チセの首に絡みついたシャノンの手が、あの日の鎖に変わる。

『背筋を伸ばして、しっかりと前を見るんだ。』

死を受け入れたチセの脳裏に、エリアスの言葉が走った。

「僕はあの子に、人間のまま生きてほしい。」

チセの手が、池の中から飛びだしてくる。
そして自分の首を絞め続けていたシャノンの白衣を掴み、彼女の体を逆に池に沈める。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…っ!」

「…できるじゃない。」

シャノンはチセを殺そうとしたわけではなく、生かそうとしていたのだ。
生きたいと思えば、死の節からも生還できる。
そんな強い心を持つ可能性が、顕著に表れるのは妖精たちが住まう世界である。

「だけどあなたは死ぬ程の血を流したのに、そんな気持ちが欠片もなかった。だから、あなたの傷は塞がらない。でもあなたは…今、抵抗したでしょ?」

シャノンはチセの肩に手を乗せる。

「私は医者だから、あなたがどんなに生きたくなくても、あなたを生かす。生きてほしいから。」

シャノンはそのままチセの腕を持ち、ゆっくりと包帯を外す。

「ああ…塞がったわね。傷。」

それはチセがハッキリと【生きたい】と思った気持ちの証明でもあった。

【シルキーの話】

家の留守を任されたシルキーは、誰もいない部屋の掃除を続けていた。
しかし人がいない家は汚れず、あっという間に彼女の仕事はなくなってしまう。
シルキーは早くチセ達に帰ってきてほしくて、玄関のドアに小さな鈴を吊るす。
そうすることで、真っ先にチセ達を出迎えることができると考えたからだ。

しかし待てど暮らせど、チセ達は帰ってこない。
リビングのソファーに座り込んだシルキーは、己の過去に思いを馳せる。

ボロボロの身なりをした彼女は、崩れ落ちた屋敷の前で呆然と佇んでいる。

彼女はかつて【泣き女ーバンシーー】と呼ばれていた。
憑いていた家族を失い、泣くこともできず、悲しげな表情であちこち彷徨い歩いていたのだ。

「こんなところで【泣き女ーバンシーー】が何をしている?お前の家族はどうした?」

声をかけたのは、スプリガンだった。
彼女はようやく見つけた誰かに、縋りつく。

「私…は…もっと…みんなの…傍に、いたい…。」

スプリガンは泣くこともできない彼女を、ある場所へ連れて行く。

「あの家ならどうだ?あそこの家は信心深い。古いしきたりをよく守る、悪くない家だ。」

彼は新しい家を紹介したのである。
そして、血はいつか途絶えても、家が崩れても、人が生きる限り明かりが灯る、と彼女を諭した。

「お前を照らす明かりがもうないのならば、今度はお前が明かりを守ればいい。」

「ああ…銀の花のような姿だ。泡のように消えるよりも、ずっといい。」

姿を変えた彼女は、スプリガンにお礼を告げようとするが、スプリガンは「小さき者を守るのが、我々の役目。」と言って、感謝の言葉は受け取らない。
そこで彼女は、言葉の代わりに額にキスを送った。

「ではな、【泣き女ーバンシーー】。いや、【銀の君ーシルキーー】。」

【ただいま】

容態が回復したチセは、エリアスに抱えられたまま妖精の国の外へ。
すると、チセの記憶では夏真っ盛りだった景色が、雪景色に変わっていたのである。

「言ってなかったっけ?あちらとこちらでは時間の流れが違うからズレるんだよ。」

3人は急いでシルキーが待つ家へ。
シルキーはドアにつけた鈴の音、そしてチセとエリアスの声を聞き目を見開く。

「あ、シルキー。帰るのが遅…っ。」

「遅くなってごめんね。もう冬になったなんて私も驚いて…。」

チセはそっとシルキーに手を回す。
シルキーは待ち焦がれた人たちが、元気に帰ってきてくれたことに笑みを浮かべる。

「ただいま。」

感想

前回が衝撃なラストで、原作を知らない人は驚いたのではないでしょうか?
私は、もし目の前で人が吐血したら、パニックになってしまい救急車も呼べない気がします(笑)

チセが倒れてしまった理由は、無理をし過ぎて体が弱っていたことと、魔力を作りすぎてしまったことが影響していました。
もともと【夜の愛し仔(スレイ・ベガ)】の体は弱く、日常的に作られる魔力の負荷にも耐えることができません。
そこでエリアスは、魔力を生み出す力を抑制する指輪をチセに授けました。
しかし、チセはたくさんの魔力を使いすぎ、足りなくなった魔力をどんどん生産してしまったせいで、指輪の縛りが解けてしまいます。
加えて不眠不休の作業で、体はボロボロでしたから、魔力の負荷に耐えきれなかった体から血が流れてしまうのも当然だったのです。

第15話で最も重要なのは、シャノンの言葉です。
彼女は最初、チセが大嫌いだからという理由で、チセの体を池に沈めました。
しかし本当は、死に直面したチセに「生きたい!」と思ってほしいという気持ちが隠されていました。

強い気持ちがあれば、死すら克服できる。
まさに病は気から、ということですね。
確かにいつまでも「治らない。」って思う人よりも、「治る!治す!」って思う人のほうが回復が早いって聞きますから、シャノンはチセに医者としてそう考えてほしかったのでしょう。
生きる意志のない患者を治すことほど、辛い作業はないと思いますね。

いろいろ吹っ切れたような気がしていましたが、チセにとってやはり【母に首を絞められた】というトラウマはまだまだ解消されそうにありません。
それでも、少しずつ少しずつ、いろんな人に出会って変わっていけるといいな、と親のような気持ちで見つめてしまう第15話でした。

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