カードキャプターさくら『クロウカード編』第44話のあらすじ・ネタバレ・感想~核心に迫ってきましたよ~ | VODの殿堂

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カードキャプターさくら『クロウカード編』第44話のあらすじ・ネタバレ・感想~核心に迫ってきましたよ~

   
 

弓道大会に出場する雪兎を応援するため、さくらは知世、小狼と一緒に応援へ出掛けることにします。
普段は留守番をしていることが多いケルベロスも一緒です。
ケルベロス曰く、「最後が近いからさくらと一緒にいたい。」とのこと。
さくらはクロウカード集めが終わりに近づいていることを知るのでした。

弓道大会では、雪兎が大活躍。
さくらと小狼は顔を真っ赤にしながら雪兎を応援します。
一方ケルベロスはさくらたちから離れ、ある人物と対面することになります。

物語もいよいよ佳境!
全52枚のクロウカードのうち、残されたカードはあと1枚。
しかしその前に、ケルベロスがあの人物に大接近します。
はたしてあの人は敵か!味方か!?

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あらすじ

【夢】

(観月先生…。)

(もう一人いる…誰…?)

(…クロウカードが…。)

(あなた…誰…?)

さくらの夢はそこで途切れた。
部屋の中に、目覚まし時計の音が響き渡っている。
さくらは目覚ましを止めようと手を伸ばすが、間違ってベッドサイドに飾ってあるぬいぐるみを手に取ってしまった。

「目覚ましはこっちや。二度寝せえへんように、自分で机の上においたやないか。」

机の上にある目覚まし時計を止めたケルベロスは、さくらの寝相の悪さに呆れた様子。
さくらはぬいぐるみを飾り直してベッドを抜け出す。

「このぬいぐるみ…わいが目覚める前からあるやっちゃなぁ…。」

ベッドサイドにいつも飾られているぬいぐるみは、ケルベロスが起きる1週間ほど前に、知世から誕生日プレゼントとして貰った物だった。

「私なんだって。」

「なるほど…よう似とる。」

ぬいぐるみを改めて観察したケルベロスは、おかしなことに気が付いた。

「わいが目覚める前にもろた人形が、なんでこんな服着てんねん。」

「私がカードキャプターになる前から、いつか絶対自分が作った服を着てもらおうと思ってたんだって。だからまずお人形に…っ!!」

「似てる…いつも見る夢…。」

さくらは人形が着用している服と、夢の衣装が似ていることに気が付いた。
そして今朝新たに加わった情報をケルベロスに報告する。

「羽の生えた人が出てきた!」

さくらの言葉を聞いたケルベロスの眉間にシワがよる。

「綺麗な紫がかった銀色の髪の…。その夢の中で、私が着てた服、これとよく似てる。」

さくらは改めて人形をジッと見つめるが、時間が迫っていたこともあり、夢のことを頭の隅に追いやって1階へ降りて行った。
さくらの部屋に残されたケルベロスは、引き出しに仕舞われたクロウカードの本を取り出す。

「ユエ…。」

【終わりは近い】

慌ただしく1階へ降りたさくらはそのままキッチンへ。
今日、雪兎が星條高校の代表として、弓道大会へ出場するのだ。
その大会は高校生だけではなく、一般の大人たちも参加する大きな大会らしい。
さくらは雪兎にお弁当を持って応援に行くと約束をしているのだ。
お弁当が完成したころ、来客を知らせるチャイムが鳴る。
さくらの家を訪ねてきたのは、知世と小狼である。
2人も一緒に、雪兎を応援するために出掛けるのだ。

「ちょうどお弁当もできたとこなんだ。」

さくらはお弁当を持ってくるため、一度家の中へ入るのだが、玄関に置いてあったバッグからケルベロスが飛びだしてきた。

「ぶわぁぁぁっ!!」

「ほえぇぇぇ!!」

なんとケルベロスは自分だけ除け者にされないように、さくらのバッグの中に潜んでいたのだ。
叫び声を聞いた藤隆がやってきたので、さくらは無理やりケルベロスをバックに収納し、たくさんのお弁当を持って出かけることに。

弓道場へ向かう電車に乗車中、ケルベロスがバッグの中から顔を出す。
どうやらバッグの中は息苦しいらしい。

「やっぱりお家で待ってたほうがよかったんじゃない?お弁当だったらいつでも作ってあげたのに…。」

さくらの言葉にケルベロスは反論。
どうやらお弁当だけが一緒に来た理由ではないそうだ。

「…なるべく、さくらと一緒におりたいんや。…そろそろ最後やからな。」

クロウカード集めに終わりが見えたことに、さくらと知世は歓喜。
しかしケルベロスの表情は優れなかった。

(ユエ…そろそろお前に会うことになりそうやな…。)

【弓道大会】

大量のお弁当を抱えた小狼と、さくら、知世は弓道大会が行われる会場に到着。
会場では弓道着姿の雪兎が笑顔で3人を出迎えていた。
雪兎は朝早くから応援に来てくれた3人にお礼を言って、弓道場に戻っていく。
いよいよ大会がスタート。

雪兎が放った矢は、的の真ん中を貫く。
さくらたちは雪兎の勝利を確信し、歓声を上げていたのだが、次の射手を見て目を見開く。

「観月先生…。」

観月が放った矢も、的のほぼ中心を貫いた。
決勝戦は、雪兎と観月で争われることとなる。

決勝戦では双方譲らぬ展開を見せる。
確実に的を撃ちぬいて行く2人を見て、さくらはどちらを応援していいか迷ってしまう。
最終的に、観月が最後の矢を外して敗北するのだが、矢を射ったあと一瞬バッグの中から様子を伺っていたケルベロスの方に視線を向けたのである。

「先生、最後の矢を射る時、何かに気付いたような…。」

小狼の言葉に、さくらと知世は首を傾げる。
ケルベロスは、観月から視線を反らすことなく、ジッとその姿を見つめていた。

弓道大会が終わり、さくらは雪兎と一緒にお弁当を食べることに。
飲み物用のコップを出すためバッグを開けると、ケルベロスの姿が消えてしまっていた。

(どこいっちゃったのよ~…ケロちゃん!!)

雪兎がいるため、大きな声で探すことができないさくらは途方にくれてしまった。

【ケルベロスと観月】

「こんにちわ。」

誰もいない縁側に、観月の凛とした声が響く。

「さすがに気づいたか。」

縁側の奥からケルベロスが姿を現し、観月の前に向かう。

「その姿で会うのは初めてね。」

観月は以前、ケルベロスと小狼が入れ替わっていた時のことを暗に伝える。

「ものすごい魔力を感じる…それも、月の力を。」

その言葉に、観月は微笑みで答える。

「クロウ・リードはワイと対で作ったもう一人のクロウカードの守護者。ユエ、中国語で月のことや。」

ケルベロスが観月と話をしている頃、さくらは雪兎たちから離れ、ケルベロスのことを探して走り回っていた。

「さくらになんか言うたか?」

「いいえ。」

「最後の審判のことは?」

「知ってる。けど、それも言ってないわ。」

観月にはやらなければいけない役目があり、それはもうすぐ明らかになるそうだ。

「ワイはさくらやったらなんとかできるって信じとる。」

「私もよ。」

2人の話が終わった頃、ケルベロスを探していたさくらが姿を見せる。
さくらは観月とケルベロスが会って話をしていたことに、顔色を悪くするのだった。

【偶然と必然】

観月と雪兎も一緒に、弓道大会が行われた会場からの帰り道。
その途中、先ほど観月と一緒にいたケルベロスを注意する言葉をかける。

「鞄から出るからだよ。」

「その前から、あの姉ちゃんワイに気づいとった。」

「やっぱりすごい魔力の持ち主だ。なのにお前はあの先生を見ると…。」

小狼はキッとさくらを睨み付ける。
そして5人が会場の外に出たところで、さくらは大きな着ぐるみにぶつかってしまう。
中身はアルバイトをしていた桃矢である。

「お兄ちゃん…本当にどこででもバイトしてるんだね…。」

「でもすごい偶然だね。こんなところで会うなんて。」

「本当ですね。」

さくらと雪兎の会話を、桃矢がジッと見つめている。

「…お兄ちゃん?」

桃矢の視線を感じたさくらが振り返った。

「…世の中には偶然なんてねえよ。」

「あるのは必然だけね。」

その後、桃矢は着ぐるみを着直してアルバイトに戻っていく。
残された一同も帰路に着こうとするが、かぶっていた帽子をさくらが忘れてしまったので、来た道を戻ることに。

(さっきお兄ちゃんが言ってたこと、どういう意味なんだろう。それに観月先生も…。)

さくらの背後では、観月と雪兎が話をしている。
雪兎は観月が最後の矢を射るとき、様子がおかしかったことを気にしていたのだ。

「ちょっと視線を感じてね。…月城君、あなた…っ!!」

観月が言葉を続けようとした時、クロウカードの気配を察知。

「ケロちゃん…この気配…。」

「あぁ…クロウカードや。それもこの強い気配は…っ。」

さくらたちがいた境内に強い地震が発生。
それはクロウカードが引き起こしたものだった。

「来るぞ!!」

ついに最後のクロウカードとの戦いが始まった。

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感想

いよいよクライマックス!
ということで、ついにさくらの予知夢にも進展が見られましたね。
これまで瞳のアップだけの存在でしたが、羽が生えていて、紫がかった銀髪の人物だという情報を入手しました。
観月先生とは別の誰かが、この先待ち受けていることがわかります。
ケルベロスは仕切りにクロウカードの本を出しては、ユエの名前を呼んでいることから、銀髪の正体はユエであることがわかりますね。
ユエについては、次回小狼の口から紹介されますので、またその時にお話ししようと思います。

そして夢に関連して、ずっと気になっていたベッドサイドの人形についても触れられました。
夢と似たデザインの服を着た人形は、知世からの誕生日プレゼントでした。
ケルベロスは「カードキャプターになる前から、このような衣装を着ているのはおかしい。」と言いましたが、よくよく考えてみると、カードキャプターであることが知世にバレてすぐ、つまり第2話【影】の時点でさくら用のバトルコスチュームが大量に用意されていましたから、知世はカードキャプターであろうがなかろうが、さくらにバトルコスチュームを着せるつもりだったのでしょう。
とはいえ、あれだけの衣装をこっそり作っている知世の姿を改めて想像してみると、狂気すら感じてしまうのは私だけでしょうか?

最後に、ようやく観月とケルベロスが対面を果たしました。
やはり観月はケルベロスの存在に気が付いていましたね。
桃矢ですらさくらが何をしているか気が付いていたのですから、観月が気が付いていない方がおかしいですよね。
この2人の会話のキーポイントは、【ユエ】と【最後の審判】です。
クロウカードを集めなければ、この世に災いが起こるとは言ってましたが、【最後の審判】とはいったい何をするのでしょうか?
その辺はあまり語られませんでしたが、さくらには試練が待ち受けていることに違いはありません。
そして、さくらは気づいていませんでしたが、観月が着ているスーツ!
夢と全く同じデザインのスーツを着用しています。
つまりこのお話の夜、あの夢の出来事がさくらを待ち受けているのです。

世の中には偶然はなく、必然しかないのです。
クロウカードが出現した場所に、さくら・小狼・知世・ケルベロス・観月・雪兎・桃矢がいることも、すべては必然。
手に汗握る展開とはまさにこのことですね!
その前に、さくらは最後のクロウカードと対峙しなければいけません。
最後の1枚を無事に封印し、さくらに待ち受ける試練を固唾を飲んで見守ります。

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