なりたい顔ランキングで1位に輝くほどの美貌を持っている石原さとみさんは、1986年12月24日生まれで東京都出身の女優さんです。
今やその名を知らない人はいないのではないかと思うほどの人気ですが、実は“石原さとみ”は芸名で、本名は“石神国子(いしがみ くにこ)”というそうなんですよ。
芸名の由来は、“原石”をひっくり返して“石原”、聡明で美しくという意味を込めて“聡美”とし、それを平仮名に直し現在の“石原さとみ”という名前になりました。
子供のころから大きな瞳と、ぷっくりと色っぽい唇を持ち合わせていた石原さとみさんは、中学時代には2人から同時に告白されたり、屋上から愛を叫ばれたりなど、モテ伝説も多数あるようです。
今回はそんな魅力がダダ漏れ状態の石原さとみさんのデビューのきっかけや、代表作について見てみましょう。
また、2020年4月9日からスタートする主演ドラマ、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』についての最新情報もお届けします。
石原さとみの略歴が知りたい!
まずは石原さとみさんのデビューから、現在までの軌跡を辿ってみましょう。
まるでシンデレラストーリーのようなデビューから、女優として成長していく姿、そして女優業以外の仕事にも興味を持っているというアクティブな彼女の魅力を、垣間見ることができますよ。
・2002年 第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』グランプリを受賞
石原さとみさんは昔から女優に憧れていたそうですが、母親の反対があったため、将来に悩んでいました。
そんな石原さとみさんを見かねた母親が、ホリプロのスカウトキャラバン『ピュアガール2002』への応募をすすめ、オーディションに落ちたら女優の道は諦めるという約束をさせたのです。
そして最後のチャンスとなったオーディションで、なんとグランプリを受賞!
ホリプロタレントスカウトキャラバンと言えば、深田恭子さんや綾瀬はるかさんを排出した超大型オーディションで、当時の石原さとみさんや家族の方々は、まさかグランプリをとるとは思っていなかったことでしょう。
これをきっかけに家族からも夢を認められ、15歳にして本格的に女優の道を目指すことになるのです。
・2003年 映画『わたしのグランパ』で公式デビュー
実は石原さとみさんは、ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリをとる前に、映画『ホ・ギ・ラ・ラ』や『船を降りたら彼女の島』で女優デビューを果たしています。
しかし、石神国子名義での出演だったこともあるため、ホリプロ的には『わたしのグランパ』が公式デビュー作品となっているようです。
石原さとみさんはこの作品で、数々の新人賞を獲得し、華々しいデビューとなりました。
さらにドラマ『きみはペット』で連続ドラマ初出演、2004年には、NHK連続テレビ小説『てるてる家族』の主演に抜擢と、デビューから仕事が次々に舞い込んで大忙しだったそうですよ。
・2010年 ニューヨークに1ヶ月の留学
デビューから絶え間なく仕事を続けてきた石原さとみさんは、2010年の年末に1ヶ月のオフを取ることができ、一人旅行のような形でニューヨークに短期留学しています。
15歳という若さでのデビューで、そこからほとんど休みなく、大人に囲まれて仕事をしてきた彼女が、初めて自分で自分を管理しながら生活できた期間だったようです。
束縛のない自由さの中で貴重な経験ができ、自分をプロデュースする力を身につけ、ドラマ『失恋ショコラティエ』以降は自分でメイクするようになったり、帰国後も2年間英会話に通って英語の勉強に励むなど、努力する力を養ったんですね。
そして、ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』や映画『シン・ゴジラ』で流暢な英語を披露し、女優としての幅を広げました。
・2017年 24時間テレビの出演や写真集の発売などで心境の変化
夢だった月9の主演や、化粧品のCM出演などを叶え、向かうところ敵なしの女優となった石原さとみさんですが、30代になり気持ちにも変化が現れたと言います。
仕事に関してやりたいことが見つからないと悩むこともあったようですが、2017年の夏に行われた『24時間テレビ40 愛は地球を救う』に出演したことで、自分の提案したものが形になることへの喜びを知りました。
何に対しても全力で取り組む彼女だからこそ、何かを見つけた瞬間に突き進むことができる強さがあり、その精神力で再び女優業にもやりがいを見出していきます。
さらに同年、写真集『encourage』を発売し、ありのままの姿をみせてくれたのも印象的でしたね。
ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の主演に決定!
石原さとみさんの最新作は、2020年4月9日22時から、フジテレビ系列でスタートするドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』です。
2019年に放送されたドラマ『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』ぶりの連続ドラマの主演となるので、ぜひチェックしておきたいですね!
ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』とは?
原作は荒井ママレさんの漫画、『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』で、4月9日からフジテレビ系の木曜劇場でドラマ化が予定されています。
脚本はドラマ『グランメゾン東京』や映画『キングダム』なども手掛けた黒岩勉さん、主題歌はDREAMS COME TRUEの『YES AND NO』に決定していますよ。
日本の連ドラ史上初となる、病院薬剤師を主人公にした作品ということで、新鮮な感覚で観ることができそうですね!
石原さとみの代表作はこれだ!厳選5選
主演作はドラマの方が多い石原さとみさんですが、準主役などでもかなり印象的な役をこなしています。
今回は石原さとみさんを語る上で外せない代表作を5選に絞り、動画配信状況と合わせて紹介します。
映画『わたしのグランパ』
石原さとみさんの公式デビュー作である映画『わたしのグランパ』は、第27回モントリオール世界映画祭に出品され、最優秀アジア映画賞を受賞した作品でもあります。
監督の東陽一さんが原作の小説に惚れ込み、映像化となりました。
ストーリーは刑務所帰りの祖父、五代謙三(菅原文太)と孫娘の五代珠子(石原さとみ)との交流を描いていて、日常に降りかかる問題を二人で力を合わせて解決していく姿に心温まります。
中学生役を演じる石原さとみさんのフレッシュなかわいさは破棄力抜群で、これがデビュー作とは思えないほどの貫禄も感じます。
また、
・第13回日本映画批評家大賞新人賞
・第25回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞
・第16回日刊スポーツ映画大賞新人賞
・第46回ブルーリボン賞新人賞
・第28回報知映画賞新人賞
・第27回日本アカデミー賞優秀新人賞
と、6個の新人賞を総なめにするという華々しいデビューとなっているので、石原さとみファンなら絶対に外せない作品のひとつです。
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ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』
石原さとみは2015年、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』で念願だった月9ドラマの初主演を務めました。
本作は相原実貴さんの漫画、『5時から9時まで』が原作となっていて、英会話講師の桜庭潤子を石原さとみさん、エリート僧侶の星川高嶺を山下智久さんが演じ、美男美女のキャスティングに大変話題となりました。
英会話講師と僧侶、まったく住む世界が違う2人のようですが、ひょんなことから潤子は高嶺に求婚されてしまい、自分の夢と恋との間で起きる葛藤や、甘辛な恋模様に視聴者は釘づけで、最終回の平均視聴率は12.7%の好記録を残しています。
さらに、潤子と高嶺のキスシーンを意図的になくしたことにより、もどかしさを煽って次回を期待させる演出が見所でもありました。
この頃になると石原さとみさんの魔性の女役が板についていて、色気が溢れて溢れて鼻血もの間違いなし!
英語講師の役ということもあり、これまでに培った英語力も存分に発揮されています。
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映画『シン・ゴジラ』
石原さとみさんの英語力が存分に発揮された作品といえば、映画『シン・ゴジラ』でしょう。
興行収入82.5億円を記録し、第40回日本アカデミー賞では最優秀作品賞をはじめ、数々の賞を総なめにした2016年の大ヒット映画です。
ただこの年は、『君の名は。』が公開された年でもあり、本来ならもっと話題になっても良い作品だったのに、少し残念でしたね。
石原さとみさんは、アメリカ合衆国大統領の特使、カヨコ・アン・パタースンという役で、英語と日本語を駆使するバイリンガルを見事に演じ切っていました。
これまでのゴジラ作品とは全く異なり、政治要素が強く常に緊迫感のあるストーリーにハラハラが止まらない中、石原さとみさんが映像に華を添えていましたね。
CMなどでも使われていた、石原さとみさんの「ゴジィーラ」というネイティブな発音も、いまだに耳に残っています。
主演の内閣官房副長官を演じる長谷川博己さん、その友人で内閣総理大臣補佐官役の竹野内豊さん、さらに亡くなってしまった大杉漣さんなど、そうそうたるメンバーで固めた作品でもあるので、まだ観ていないという方はぜひ1度観てみてください。
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ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール』
2016年に放送されたドラマ、『地味にスゴイ! 校閲ガール』では、主役の河野悦子を演じた石原さとみさんのメイクやファッションが大変話題となりました。
悦子はファッション誌“Lassy”の編集部で仕事をすることが夢で、自分も日々ファッションセンスを磨いていましたが出版社の面接に6回も落ちます。
悦子はそれでもあきらめないポジティブな性格で、それが功を奏したのか、7回目の就活でやっと採用にこぎつけるのですが、配属されたのは出版社の中でも地味でファッションとは無縁な校閲部でした。
校閲とは文章の間違いや不備を見つける部署で、悦子はそこでも夢を諦めず、仕事に真っ向から向き合っていくのです。
宮木あや子さんの小説が原作で、このドラマをきっかけに校閲という仕事が世間に広く知られ、地味に人気の職種にもなりました。
悦子が毎週見せてくれる個性的かつハイセンスなファッションは放送のたび話題となり、菅田将暉さん演じる覆面作家、折原幸人との恋愛模様も見逃せない展開だと、人気のドラマでした!
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ドラマ『アンナチュラル』
ヒットメーカーの野木亜紀子さん脚本、主題歌はロングヒットを記録した米津玄師さんの『Lemon』、そして主演は石原さとみさんということで、大ヒットの予感しかしなかったドラマ『アンナチュラル』。
その予想通り、最終回の視聴率は13.3%を記録し、2018年のギャラクシー賞やコンフィデンスアワード・ドラマ賞など数々の賞を獲得しました。
ドラマの舞台となるのは不自然死を扱う日本に新設された死因究明専門機関、“UDIラボ”で、ここの執刀医である主人公の三澄ミコトを演じたのが石原さとみさんです。
医療ミスや偽装殺人などで死亡してしまった人々の、本当の死因に迫りながら、死とは何か、生とは何かを考えさせられる法医学ミステリーです。
細かな伏線が張りめぐらされ、クオリティーの高いストーリー展開が魅力の作品ですが、なんと原作はなく、野木亜紀子さんのオリジナル作品というのだから驚きです。
石原さとみさんの飾らないありのままの演技が、ミコトのチャーミングな一面と心の底に抱える闇とをうまく表現していて、1話からドはまりすること間違いなしな作品となっています。
また、映画『シン・ゴジラ』で共演した、市川実日子さんとの掛け合いも見ものです。
その他の作品5選
紹介した代表作5選以外にも、石原さとみさんの魅力が存分に堪能できる作品はまだまだあります!
今回は動画配信サービスで観ることができるものをさらに5選集めてみましたので、気になるものをチェックしてみてください。
・ドラマ『パズル』 鮎川美沙子 役
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・映画『貞子3D』 鮎川茜 役
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・映画『幕末高校生』 川辺未香子 役
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・映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』 ハンジ 役
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・ドラマ『高嶺の花』 月島もも 役
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まとめ
“世界で最も美しい顔100人”に、2013〜2017年から5年連続でランクインした石原さとみさんは、30歳を超えてもますます美貌に磨きをかけ、演技の幅も広がって大女優への道をひた走っていましたね。
清純派女優としてのデビューでしたが、魔性の女を見事に演じ切ったことでステップアップに成功し、本当に自己プロデュース力のすごさを感じさせます。
4月クールから始まる『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』では、今までのように派手な衣装やメイクはないでしょうが、その中でどのように存在感を出してくるのかも見どころとなりそうですね。
歳を重ねるほどに色気が止まらない石原さとみさんから、今後も目が離せません!
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ドラマも映画も、魔法のドアです。楽しいとき、悲しいとき、現実世界からちょっとだけ抜け出したいそんなときに、いつだって私を連れ出してくれたエンターテインメントでした。気分に合わせたドラマや映画をご紹介できる案内人として、あなたに寄り添う素敵な情報をお届けします!
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