ミステリアスな役柄から爽やか青年、グロテスクな役柄、ヤンキーなど、さまざまな役柄に挑戦し見事に演じ切っている窪田正孝さん。
アラサーとは思えない童顔で笑顔が魅力的なイケメン俳優の一人です。
途切れることなく作品に出演し続けており、凝り固まったイメージが定着しない役者さんの一人ではないでしょうか。
役柄によって表情がガラリと変わるギャップと独特の雰囲気には、「変幻自在」という言葉がぴったり。
そんな窪田正孝さんについて詳しく見ていきましょう。
窪田正孝の略歴
ガソリンスタンドで働きながら整備士を目指して工業高校に通っていた窪田さんは、母親のすすめで芸能事務所のオーディションに応募し芸能界入りします。
ご存知の通り、俳優として順調な滑り出しをし、大ブレイクを果たしましたよね。
今や見ない日はないくらいドラマや映画に出演している窪田正孝さんの芸歴を見てみましょう。
・2006年:深夜ドラマ『チェケラッチョ!!in TOKYO』で初主演し俳優デビューをする
・2008年:『ケータイ捜査官7』で主演を務め、一年間続く隠れた人気ドラマとなる
・2012年:NHK大河ドラマ『平清盛』で平重盛役に抜擢され、大河ドラマ初出演を果たす
・2014年:上半期の朝の連続テレビ小説『花子とアン』に出演して、知名度を上げる
・2015年:2014年から2015年にかけて『Nのために』『アルジャーノンに花束を』『デスノート』とドラマへの出演が続き、「2015年ブレイク俳優」に選ばれる
俳優デビューして間もないころはオーディションに落ちてばかりいたようですが、順調に俳優人生を歩んでいますよね。
『ケータイ捜査官7』で三池崇史監督に「10年後に窪田正孝を選んだ理由がわかる」と言われて主演に抜擢されたことが、役者をやっていく上でのモチベーションだったという窪田さん。
2020年2月に公開された映画『初恋』で三池監督と再びタッグを組むことになり、三池監督の言葉が立証されるに至りました。
実際は10年も待つことなく、主演や重要な役どころにとひっぱりだこの押しも押されもせぬ俳優に成長していましたが(笑)
そして、ご存知!2020年度上半期 朝の連続テレビ小説『エール』の作曲家人生を送る主人公に大抜擢されましたよね。
朝ドラ主演が決まっていた2019年9月に、『僕たちがやりました』で共演したことがきっかけでお付き合いしていた女優の水川あさみさんと結婚しています。
朝ドラの主演をするにあたって放送前に入籍しておこうと考えたのでしょう。
特に朝ドラ俳優にとってスキャンダルは命取りになりますから。
待望の窪田さん主演の朝ドラ『エール』は、2020年3月30日(月)から始まります!
朝ドラ後の情報番組『あさイチ』にも出演するでしょうし、撮影秘話など今から楽しみですね。
2020年2月には主演映画『ファンシー』も公開された窪田さん。
映画もドラマも主演尽くしで忙しい2020年になりそうですが、今後のますますの活躍が楽しみです!
代表的な出演作品
デビューして以来、さまざまな役柄を演じてきた窪田さん。
出演作品が100作を超えるほど映画やドラマに出演しているとは、驚きですよね。
そんな窪田さんの代表的な出演作品と動画配信サービスを紹介します。
『ガチバン』シリーズ(2010)
2008年から2015年まで映画とオリジナルビデオを合わせて23作品あるヤンキー同士の抗争を描いたアクション作品です。
窪田さんは2010年の『ガチバンMAX』『ガチバンMAX2』から主演を務め、
・『ガチバン アルティメット』
・『ガチバン MAXIMUM』
・『ガチバン アルティメイタム』
・『ガチバン アルティメイタム2』
・『ガチバン SUPERMAX』
・『ガチバン WORSTMAX』
・『ガチバン スプレマシー』
・『ガチバン クロニクル』
・『ガチバン ULTRAMAX』
と、2014年まで11作品の映画に出演し続けました。
窪田さんは、最強と呼ばれるヤンキー高校生の黒永勇人を演じています。
ヤンキーたちに恐れられるほど強い勇人は拳ひとつで豪快に暴れまくる姿は、まさに窪田さんのアクションの原点と言えるかもしれません。
回を重ねるごとに窪田さん演じる勇人のパワーが増していくのを感じられるのもシリーズの見どころです。
血だらけになりながらバトルする男気溢れる窪田さんに萌えること間違いなしの作品ですよ。
※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。
デスノート(2015)
大ヒット漫画『DEATH NOTE』を原作とし、実写ドラマ化した作品です。
名前を書いただけでその人物を死に至らす「デスノート」を手にした主人公の夜神月が、次々と法で裁けない犯罪者たちを裁いていき、世界的名探偵エルと頭脳戦を繰り広げる物語。
2006年に藤原竜也さんが夜神月を演じて大ヒットした映画版の認知度が高かっただけに、ドラマ化するにあたり厳しい目が向けられていました。
原作や映画版での月は秀才高校生ですが、本作ではいたって普通の大学生であり、それが窪田さんにぴったりなんです。
世間に注目され”キラ”として一部の若者によって崇拝されるようになる月が徐々に変貌していく様を、回を追うごとに気味悪く表現している窪田さん。
デスノートを手にする前の月とノートを手にし180度変わってしまった月は、まるで別人のようでした!
エルに追い詰められ、誤った正義を振りかざし次第に狂気をまとった殺人鬼となっていく月を演じる窪田さんの演技に注目です!
※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。
東京喰種 トーキョーグール(2017)
「週刊ヤングジャンプ」で掲載されていた石田スイさんの漫画を原作に、実写映画化した作品です。
人肉を食べて生きる怪人「喰種(グール)」が人間に紛れて暮らす東京を舞台に、グールと人間の闘いを描いたSFサスペンス。
窪田さんは、不慮の事故によりグールの内臓を移植された「半喰種」となってしまった大学生の金木研を演じています。
原作者の石田スイさんの希望で窪田さんにオファーが来たのだそう。
「半喰種」となり人間とグールのどちらも持ち合わせている葛藤を体現している窪田さん。
人間を食べないという強い気持ちを持ちながらも、血を前にしたときに狂って獲物を貪ろうとする狂気に満ちた表情や声は血気迫るもがあり、筆者を震え上がらせました。
そのシーンに反して、静寂な場面ではおっとりとした優しい表情に変わる変幻自在っぷり!
目の奥に悲しみと苦悩が表現されていて哀愁漂う佇まいまで、全身全霊で役になり切っている窪田さんの振り幅の大きさに驚かされる作品です。
※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。
僕たちがやりました(2017)
「週刊ヤングマガジン」で連載された金城宗幸さんの原作で荒木光さんが描いた漫画を実写ドラマ化した作品です。
仕返しといたずらで対立高校の生徒たちの命を奪ってしまったことで、人生が狂ってしまった高校生たちの青春逃亡劇と生々しい人間の本性を描いたストーリー。
窪田さんは、当時27歳でありながら違和感なく主人公である高校生の増渕トビオを演じています。
原作を知らなかった筆者は、わちゃわちゃ楽しい男子高校生のバカ騒ぎドラマだと思いきや、本気の殺人を犯してしまうというヤバイ展開にびっくりしました。
自分だけでも助かろうとする仲間割れや罪の重さからおかしくなってしまうそれぞれの様子などリアルに描かれています。
窪田さんは役を演じている期間はある種の恐怖を感じていたと、トビオの罪と向き合う疑似体験をしたと明かしています。
それだけトビオになり切っていた撮影期間だったのでしょうね。
ちょっとしたきっかけで平凡な日常が地に堕ち、ドラマの結末に向かって自らの罪に向き合うまでの窪田さんの迫真の演技に注目です!
※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。
犬猿(2018)
『麦子さんと』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督のオリジナル脚本を映画化した作品です。
刑務所から出所したばかりの凶暴な兄と真面目な弟、家業を切り盛りする姉とおバカな妹と2組の兄弟姉妹の対立がエスカレートしていく様子を描いた”きょうだい”がテーマの物語。
窪田さんは、印刷会社で営業をしている弟の和成を演じています。
「犬猿」というタイトルは本作に登場する兄弟姉妹の関係性を表しており、対照的な兄弟姉妹が互いに妬みや恨みを持っているというリアルなものにスポットを当てています。
原作ものへのアプローチとは違い、オリジナル作品だから自分の感覚を大事に演じさせてもらったという窪田さん。
オーバーな芝居もなく淡々とした日常のリアリティを演じている窪田さんの何気ない自然な演技は、吉田監督のお墨付きです。
「やはり家族って大切ね」というありきたりな着地にはならず、お互い嫌いでも離れたくても一生兄弟姉妹の関係は続く…という現実的な結末。
同性の兄弟姉妹を持っている人は、あるある!と思いながらため息をつくかもしれませんね(笑)
※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。
その他の出演作品
数々のドラマや映画に出演している窪田正孝さんのおすすめ作品を集めました。
見放題配信している動画配信サービスをまとめて紹介します。
・僕たちは世界を変えることができない。(2011)
U-NEXT、Hulu
・走馬灯株式会社(2012)
Hulu
・ST 赤と白の捜査ファイル(2013)
U-NEXT、Hulu、dTV
・飛べ!ダコタ(2013)
U-NEXT
・Nのために(2014)
U-NEXT、Hulu、Amazonプライムビデオ
・映画 ST 赤と白の捜査ファイル(2015)
U-NEXT、Hulu
・永遠のぼくら sea side blue(2015)
U-NEXT、Hulu
・THE LAST COP/ラストコップ(2015)
Hulu
・臨床犯罪学者 火村英生の推理(2016)
U-NEXT、Hulu、dTV
・ヒーローマニア-生活-(2016)
U-NEXT、Hulu、Amazonプライムビデオ
・ラストコップ THE MOVIE(2017)
Hulu、dTV
・ヒトヤノトゲ~獄の棘~(2017)
U-NEXT、Hulu、Amazonプライムビデオ
・臨床犯罪学者 火村英生の推理(2019)
Hulu
デビュー当初は、尖った雰囲気を活かしたヤンキーアクションものや学生の役が多く、ドラマ『デスノート』以降は役の幅が広がり個性的な演技で活躍していますよね。
どんな役柄もそつなくこなしていますが、繊細な演技ができる窪田さんには「心に闇を抱える若者」という役柄が一番しっくりくるなと筆者は思っています。
そんな人気絶頂の窪田さんですが、「次仕事来るのかな…」と常日頃不安に思っているそう。
30を過ぎて俳優をずっと続けていくためにはどうしたらいいのか考えるようになったという窪田さん。
『ガチバン』シリーズや『東京喰種 トーキョーグール』、『臨床犯罪学者 火村英生の推理』などシリーズものへの続投が多く、そんな心配は無用に思えますが(汗)
主役だけでなくどんな役でも是非やらせてください!というスタンスでいたいという姿勢には恐れ入りますね。
そんな謙虚な窪田さんは、これからも確かな演技で着実に俳優としてのキャリアと人気を積み上げていきそうです。
朝ドラ出演後には世間の彼への期待度が上がり、ますます躍進していく窪田さんの活躍が楽しみですね!
まとめ
実は細マッチョで、脱いだらスゴイっていうのは、窪田ファンならご存知ですよね。
ドラマや映画の脱いだシーンでは、シックスパックがしっかり形成されている引き締まっていて美しい体に目が釘付けになってしまいます。
また、『僕たちがやりました』の主題歌を「DISH//と凡下高がやりました」として歌う窪田さんの歌がうますぎなんです。
意外にも声が高くて透き通るような歌声が、彼の男らしい喉ぼとけとリンクしてセクシーが止まりません(笑)
細マッチョなイケメンで歌がうまい上に、EXILEのファンで高校時代はダンス部に所属していたという窪田さん、ダンスもうまいんです。
トーク番組で披露していたんですが、ドラマや映画でもちょいちょいダンスしている窪田さんの姿が見られるので、探してみてもいいかもしれませんね。
今まで誰も演じたことのない役を演じてみたいという窪田さんですが、まさに誰も演じたことのない最新作品である『エール』、今から楽しみです!
NHK連続テレビ小説『エール』についてはこちら

ヨガインストラクターもしている連ドラ好きな2児のママです。観たいドラマは録画してCMとばして観るのがおすすめ!最近では、横浜流星くんのドラマにハマってます。
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